歯周病専門医サイトブログ

2019年2月の記事一覧
2019年2月25日

歯磨き剤について学ぼう:6回目 歯周病予防(SP-Tジェル編)

2019年 2月25日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯磨き剤について学ぼう:6回目 歯周病予防(SP-Tジェル編)』
になります。

前回まで虫歯予防の歯磨剤について解説していきましたが、
本日は、歯周病に効果のある歯磨剤の話をします。

まず歯周病とは、どのような病気であるのかを簡単に解説します。

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。
歯周病は誰にでも口腔内に存在します。

しかし、
歯周病細菌の種類 や 
細菌のタイプ
細菌の量
によって歯周病の進行程度は大きく変わります。

歯を磨かなくても歯周病に全くならない人もいらっしゃいます。
これは歯周病細菌の質が良いかです。

歯周病細菌の中には、
悪性度の非常に高い細菌もいれば、
悪性度の低い細菌もいます。

歯周病細菌が全て悪いということではありません。

そのため、菌の質によっては、汚れがいっぱい付いていても問題を起こさないこともあります。
約10%程度の人はこのようなタイプです。

逆に悪性度の非常に高い歯周病細菌を持っている人もいらっしゃいます。
このタイプの人は、頑張って磨いていても歯周病が進行してしまうことがあります。
約10%はこのタイプです。

そして残りの80%の人は、
歯を磨かないと歯周病になりやすいタイプで、
頑張って磨くことで歯周病になりにくいタイプです。

食べかす自体が歯周病を起こすわけではありません。
あくまで歯周病は、歯周病細菌によるものです。

しかし、汚れ(食べかす)は、歯周病細菌の餌(エサ)になりますので
汚れがついていれば、歯周病が進行してしまう確率は圧倒的に高くなります。

そのため、
「歯磨きを頑張って行いましょう!」ということになるのです。

今回の話は、歯周病に効果のある歯磨剤ですが、
根本的なことは、汚れがどれだけ取れるのか?
ということが最も重要です。

食後の汚れが十分に取れなければ
どんな歯磨剤を使用してもダメです。

それを基本として歯周病に効果のある歯磨剤について解説して行きます。

歯周病になると歯肉は腫れることが多いです。
以下の3症例は、重度歯周病の患者様で、
歯肉が腫れている状態です。
専門的には、「浮腫性歯肉」と言います。

誰が見ても明らかに腫れているのがわかる状態です。
歯周病だということがわかりやすいですね。
歯磨きを行うと出血します。
患者様ご自身も問題を自覚されやすいタイプです。

しかし、歯肉がさほど腫れないタイプの歯周病もあります。

例えば喫煙者は、歯周病が進行しても腫れないことが多いです。
こうした歯肉のタイプを専門的には「線維性歯肉」と言います。
以下のような口腔内です。

見た目はさほど炎症がないようですが、
歯周病は進行しています。

歯磨きによる出血もさほど起こらないため、
患者様ご自身も分かりにくいです。

さて本題です。
本日ご紹介する歯周病に効果のある歯磨剤は
歯磨き剤で有名な ライオンの「SP-Tジェル」です。

ただし、ここで勘違いされてはいけないのが
歯周病に効果のある歯磨剤といってもこの歯磨きを使用すれば歯周病が治るということではありません。

この「SP-Tジェル」は、炎症を抑えたりする効果はあります。

しかし、歯周病を治すものではありません。

進行した歯周病は、歯周病治療なしでは治ることはありません。

あくまで予防効果です。

以下は、「SP-Tジェル」の効能です。

歯肉の炎症や出血を抑える成分が多く含まれているのが特徴です。

次に歯周病が進行すると歯肉が退縮することが多いです。
歯周病が進行すると歯を支えている骨が吸収します。

骨が吸収すると歯肉も退縮するのです。

特に最初に紹介した「浮腫性歯肉」の場合、
歯周病治療を行うことで劇的に歯肉の炎症は治ります。

しかし、欠点として
治療後歯肉の退縮が起こります。

この歯肉の退縮が起こった場合、
本来歯肉の中にあった根(歯根)が露出して見えることがあります。

以下の症例は重度歯周病の方で、
タイプは「浮腫性歯肉」です。

こうしたタイプの歯肉は治療後に歯肉が退縮してきます。
以下は治療前 と 治療後です。

歯肉が退縮するということは
他の言い方をすれば
「歯肉の炎症が治まった」とも言えます。

この場合、露出した根(歯根)部分は虫歯になりやすくなります。
そこで「SP-Tジェル」は、
虫歯予防効果の高いフッ素が高濃度で配合されています。

また露出した歯根は柔らかく削れやすいです。
根が削れると知覚過敏が起こりやすくなったりします。
そのため、研磨剤が無配合であることが良いです。

こうした歯周病に効果の高い成分が配合されているのが
「SP-Tジェル」です。

当医院でも取り扱っています。
待合室にありますのでご希望の方はご購入されて下さい。

以下は、重度歯周病の方(浮腫性歯肉)の治療前、治療後です。

次回も歯磨剤の続きです。

お楽しみに!


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2019年2月18日

歯磨き剤について学ぼう:5回目 虫歯予防(ナノ粒子ハイドロキシアパタイト編)

2019年 2月18日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯磨き剤について学ぼう:5回目 虫歯予防(ナノ粒子ハイドロキシアパタイト編)』
になります。

このシリーズの2回目は、「再石灰化促進ジェル:IMペースト」について
3回目と4回目では、「虫歯予防の定番フッ素:チェックアップジェル」について解説しました。

本日は同じ虫歯予防でも上記とは違う方法での対策を解説します。

ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトによる虫歯予防です。

ほとんど方は、
「ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト」
という言葉を初めて聞かれると思います。

本日ご紹介する製品はオーラルケアから発売されている
「アパガードリナメル ホームケアペースト」です。

歯の表面(エナメル質)には 目に見えないミクロの傷がついています。
歯はツルツルではないのです。
原因は 毎日の食事 や 強い力での歯みがきです。

毎日毎日噛むわけですから歯は損傷を受けて劣化します。

例えば、硬いセメント製のブロックを毎日、毎日ハンマーで叩いていれば、
そのうち亀裂が入ったりする感じがしますよね。

叩く強さによってはブロックが割れたりしますよね。

歯も同じです。

噛む力が長期的に及ぶことで、次第に歯には亀裂が生じます。
場合によって歯が欠けることもあります。

この亀裂にステイン(色素沈着) や プラーク(汚れ)は付着しやすいのです。

この歯面の傷は、年齢とともに大きくなります。

その結果、傷に色素(ステイン)が沈着して歯が黄色っぽくなってしまいます。

年齢とともに歯が黄色っぽく着色してくる原因の一つです。

ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト(mHAP)は、
傷ついた歯の表面を修復し 歯にミネラルを補給して表面をなめらかにします。

歯面をツルツルにすることで ステイン や プラークがつきにくくなるのです。

まず「ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト」の
「ナノ粒子」って
どのような粒子なのでしょうか?

「ナノ」は、10億分の1という単位です。
10-9倍(0.000 000 001倍)です。

難しいことは置いておき、非常に小さいということです。

「ハイドロキシアパタイト」ですが、
人間の骨の60%、
歯のエナメル質(歯の表面の白い部分)の97%、
象牙質(エナメル質の内側にある少し黄色っぽい歯の部分)の70%が
ハイドロキシアパタイトからできています。

ハイドロキシアパタイトは、歯の成分なんですね。

アパガードに含まれるハイドロキシアパタイトは、人工のものです。

つまり「ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト」は、
「とても小さい歯の成分」ということです。

それではアパガード リナメルの虫歯予防について図解します。

ポイント1
ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト(mHAP)は プラ―クのもととなる
虫歯菌(ミュ―タンス菌)を吸着する性質があります。
虫歯菌を吸着するってすごい働きですよね。

ポイント2
ナノレベルでミクロの傷を埋めることで歯がなめらかになり
プラーク や 着色汚れをつきにくくします。

先にも説明しましたように「ナノ粒子」は、
非常に小さい粒子ですから
傷の中に入り込めるんです。

傷がなくなることで、歯の表面がツルツルになります。

ツルツルになれば汚れがつきにくくなります。

汚れが付きにくくなれば、虫歯になりにくくなります。

「アパガードリナメル ホームケアペースト」は、
超微粒子 ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト(mHAP)を2倍配合*しています。
 *アパガード最上位品

ここで虫歯の成り立ちについて解説します。

これは、このシリーズでも何回も説明した内容ですが、
虫歯になぜなってしまうのか?
ということをご理解いただく上でも重要なことですので
再度解説します。

虫歯菌が糖質を代謝する過程で「酸」を出します。
酸性、アルカリ性の「酸」です。

食後 約3分で「酸」によって歯の成分である
カルシウムリン が溶け出します。 
これを脱灰(だっかい)と言います。

歯の成分が溶け出してしまうわけですから歯に穴があくようなものです。 
脱灰とは、初期虫歯のことです。

次に再石灰化ですが、
酸によって歯から溶け出したカルシウムリン
再度歯に戻ることを再石灰化(さいせっかいか)と言います。
歯あいた穴が元に戻るようなことです。

ここから再度「ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト」に戻ります。

ポイント3
「ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト」は、
エナメル質から溶けだしたミネラル(カルシウム/リン)を補給し再石灰化します。

最後にアパガードリナメルの使用方法です。

ステップ1
1回目のブラッシング
ブラッシングにより汚れが取り除かれるとともに
虫歯菌がナノ粒子ハイドロキシアパタイトに吸着します。

この時「水でゆすがない」ことが重要です。

唾液を出す程度です。

ステップ2
2回目のブラッシング
このステップのブラッシングで
「ナノ粒子ハイドロキシアパタイト」によって傷を埋めます。

またミネラル(カルシウム リン)を補給し、再石灰化を促進します。

ステップ3
この後できる限り水でゆすがないことが大きなポイントです。

アパガードリナメル トリートメントペーストは本当にいいものです。
使用し続けると歯がツルツルになります。

是非お試しして下さい。

このシリーズで解説している歯磨剤は、
当医院でも販売しています。

次回も歯磨剤の話です。

次回は、歯周病に効果のある歯磨剤について解説します。

歯周病の方にはご覧になっていただきたい内容です。

次回もお楽しみに!


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2019年2月11日

歯磨き剤について学ぼう:4回目 虫歯予防(フッ素 編)

2019年 2月11日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:4回目 虫歯予防(フッ素 編)』になります。

このシリーズも4回目になりました。

前回の続きでフッ素です。

それでは、フッ素入りの歯磨剤を使用すれば
絶対に虫歯にならないのかというと
そんなことはありません。

フッ素は、確かに虫歯予防効果はあります。
しかし、フッ素を使用すれば100%虫歯にならないのかというと
そうではないのです。

虫歯になってしまう原因には、様々な要因があり、
歯磨きは非常に重要ではありますが、歯磨きだけで必ず虫歯予防ができるわけではありません。

そうしたことも考えながら虫歯予防について考えていきましょう。

以下は以前にも解説した内容ですが、
虫歯を理解するためにとても重要なことですので2回目のブログを見られた方も再度ご覧になって下さい。

始めに 「虫歯発生メカニズムについて説明しましょう。
糖質を食べることで虫歯菌が「酸」を出します。
糖質の代表的なのがケーキとかの甘いものです。

通常口腔内は「弱酸性」状態です。
しかし、糖質を食べることで虫歯菌が糖を代謝する過程で「酸」を出すわけです。

これにより口腔内は酸性に傾きます。

食べてから約3分で急激に酸性になっていきます。

そして、「酸」により歯のエナメル質の中にある
「リン」 や 「カルシウム」 が外に溶け出します。

これを 「脱灰(だっかい)」と言います。

「虫歯」のことです。

しかし、人の身体にはとてもすごい働きがあります。
この脱灰(虫歯)した状態を治す働きです。

この時に重要な働きをするのが「唾液」です。

唾液( 重炭酸イオン)は「酸を中和」して 洗い流し、
溶け出した「リン」 や 「カルシウム」を戻す働きをします。
これを「再石灰化(さいせっかいか)」と言います。
初期虫歯を治す力です。

「フッ素」は、虫歯予防効果が高いものです。
しかし、「フッ素」を使用したら必ず虫歯にならないということではありません。

ここからも2回目のブログでも解説した内容ですが、
虫歯を予防するために非常に重要なことですので再度解説します。

脱灰(だっかい)のメカニズムでも解説しましたように
食事後約3分で脱灰(初期虫歯)するのですから…

再石灰化(溶け出したカルシウム や リンを歯に戻す作用)したとしても
食事をするたびに脱灰します。

こうしたことを繰り返すことで虫歯が進行するのです。

つまり間食が多い人は、脱灰の回数が多いわけですから
虫歯になる頻度が多いということです。

食生活習慣を改善しないと
いくら歯磨きを頑張っても虫歯予防にはなりません。

例えば、甘い(砂糖入りの)コーヒー や ジュース お菓子などを取っている人は、虫歯になる行為が多いわけですから
虫歯予防を考えれば、間食はダメですよね。

最後に当院でお勧めしているフッ素について解説しましょう。
歯磨き剤で有名なライオンの「チェックアップジェル」です。

フッ素濃度は1450ppmです。
日本で使用できる最大級濃度です。
WHO(世界保健機構)によると1.000ppm以上歯磨剤において、
500ppm濃度が高くなる毎に6%ムシ歯予防効果が高くなると報告されてます。*
*Fluorides and Oral Health”. WHO Expert Committee on oral health status and fluoride use. WHO Technical Report Series No.846, Geneva, 1994, p.26-33. 

使用方法です。
チェックアップジェルをつけて歯磨き後歯磨き剤を吐き出す。
大さじ1杯の水少量で1回だけゆすぐ
多くの水を使用したり 何回もゆすぐと フッ素が流れてしまいます。

例えば、手に傷があったとします。
傷薬(軟膏)を手に塗ります。
その後手を洗ってしまったら軟膏は取れてしまいますよね。
フッ素も同じです。
フッ素歯磨剤で磨いた後に「うがい」をしてしまうと
フッ素は流れてしまいます。
「うがい」をしない
もしくは
少量の水で1回だけ「ゆすぐ」ことが重要です。

本日はフッ素について解説しました。

次回は新しい虫歯予防成分の「ナノ粒子ハイドロキシアパタイト」について解説します。
本日(4回目)と前回(3回目)のフッ素 や
前々回(2回目)の 再石灰化促進効果の高い「MIペースト」とは全く違う製品です。

お楽しみに!


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2019年2月4日

歯磨き剤について学ぼう:3回目 虫歯予防(フッ素 編)

2019年 2月4日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:3回目 虫歯予防(フッ素 編)』になります。

このシリーズも今日で3回目です。

虫歯で困っている方で
前回のブログをご覧になっていない方は是非見て下さい。
歯磨き剤について学ぼう:2回目 虫歯予防(再石灰化促進 編)

本日は虫歯予防の基本中の基本の「フッ素」について学んでいきましょう。

虫歯予防の歯磨剤には、様々な成分があり、虫歯に対してどこをターゲットして使用するかも大きく違います。

本日は虫歯予防として最も一般的である「フッ素」について解説します。
フッ素は日本で販売されているほとんどの歯磨剤に含まれています。

それはフッ素が虫歯予防に効果が高いということが分かっているからです。

始めに「フッ素」の効果について解説します。

フッ素の効果
ポイント1:再石灰化促進
    食事後 虫歯菌が糖質を代謝する過程で「酸」を出します。
    酸性、アルカリ性の「酸」です。
    食後 約3分で「酸」によって歯の成分である
    カルシウム や リン が溶け出します。 
    これを脱灰(だっかい)と言います。
    歯の成分が溶け出してしまうわけですから歯に穴があくようなもので
    す。 
    脱灰とは、初期虫歯のことです。

    次に再石灰化ですが、
    酸によって歯から溶け出したカルシウム や リン が
    再度歯に戻ることを再石灰化(さいせっかいか)と言います。
    歯あいた穴が元に戻るようなことです。
    人間ってすごいですよね。
    フッ素はこの再石灰化を促進するのです。

ポイント2:歯質強化
    再石灰化の際に「フッ素イオン」もいっしょに歯に取り込むことがで
    きると、歯質は「フルオロアパタイト」という硬く強い結晶構造を作
    り、酸に溶けにくい歯にします。

ポイント3:虫歯菌の酸産生を抑制
    フッ素により虫歯菌の働きが弱められ、酸が作られるのを抑えます。

次にフッ素について少し解説していきます。

フッ素ってなに?
フッ素は土壌のミネラル成分の一つです。

河川には0.1〜0.2ppm、海水には約1.3ppmのフッ素イオンが存在します。

この単位はどの程度なのかはわかりにくいかと思いますが、
日本で使用されているフッ素入り歯磨き剤には最高で1500ppm入っています。

海産物 や 農作物にもフッ素が含まれています。
緑茶には0.1〜0.7ppm、
海藻には2.3〜14.3ppm、
ジャガイモには0.8〜2.8ppm、
牛肉には2ppm
含まれています。

次にフッ素ってどのようにして使用され始めたのでしょうか?
フッ素の歴史について解説します。

フッ素の歴史
1901年アメリカ・コロラド州の小さな町の住民の歯に
茶色の斑点が多く出ていることが発見されました。
また、その町の住民には虫歯が少ないことを発見されました。                            
なぜ虫歯が少ないのかを調査した結果、
その町の水源には高濃度のフッ素が含まれていることが判明しました。                    
このことから多くの研究者によって
歯に茶色の斑点を発生させない程度に低濃度のフッ素を使用すれば、
虫歯予防になるということがわかってきました。

次に フッ素ってどれほど効果があるのか?について解説します。
フッ素の効果
フッ素の効果は使用する年齢によって異なります。

日本の研究において、中学生までフッ素「うがい」を続けた子は、
大人になっても虫歯が60%少ないという報告がされています。

大人では、
根面虫歯(歯肉が下がって歯根が露出した部分に起こるむし歯)に
フッ素を使用することで20〜30%の予防効果があるという報告がされています。
最も効果的なのは、
乳歯生後6ヶ月から3歳半頃まで、
永久歯4歳頃から中学3年生頃に使用することです。

次にフッ素はどのようにして使用したら効果的なのか?を解説します。

1.経口的にフッ素を摂取する全身的応用
水道水へのフッ素使用です。
世界的には約60カ国(約3億6千万人)で行われていますが、日本では実施されていません。
また、食塩へのフッ素添加 や フッ素の錠剤がありますが、これも日本では使用できません。

2.局所的応用
a.フッ素洗口
フッ素洗口液(5〜10cc*)を口に含んで、約1分間ブクブクうがいをして吐きだします。
上手にうがいができない子供は使用できません。
*小さじ1杯が約5ccです。
日本ではドラックストアーでは販売していませんので歯科医院で購入されて下さい。

b.フッ素塗布
歯科医院でフッ素を塗布します。
塗布後は、20〜30分程度は飲食 や うがい は禁止です。
虫歯のリスクによっても違いますが、子供の場合、1年に3〜4回、
虫歯のリスクの高い子供はもう少し頻度を多くした方がいいでしょう。

c.フッ素入り歯磨剤
ご家庭で可能なことと、コストが一番抑えられるため、多くの人で使用しやすいです。
ただし、正しい使用方法でないと効果が低いです。
ただ単に磨いてブクブクとゆすいでしまいと効果は低いです。

以下が虫歯予防効果がある順番です。
1番:水道水のフッ素量適正化
2番:フッ素洗口
3番:フッ素の歯面塗布
4番:フッ素入り歯磨剤

フッ素入り歯磨剤って一番効果が少ないんですね。

次にフッ素って害はないのか?について解説します。
フッ素の害
例えば、フッ素による洗口による害ですが、
体重20kgのお子さんでは急性中毒量は40mgとされています。
フッ素洗口一回分7ccのフッ素量は1.6mgですので、
うがい液を全部飲み込んでしまっても問題ありません。

だいぶ長くなりましたが、
本日はこれで終了です。

次回もフッ素の続きです。

具体的なお勧めフッ素と使用方法等についてです。
お楽しみに!


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