歯を磨いているのに歯周病になるのはなぜ?:その2

2019年10月14日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。
台風19号で被害の遭われた方に対してお見舞いを申し上げます。
またご家族を亡くされた方にお悔やみを申し上げます。
今日のテーマは、『歯を磨いているのに歯周病になるのはなぜ?:その2』になります。
このところ様々な仕事が重なりなブログのアップが遅れていました。
本日は前回の続きです。
今回のテーマである
歯を磨いているのに歯周病になるのはなぜ?
といことに対して、
前回は、スリランカの研究を解説しました。
前回のブログは以下をご覧下さい。
9月23日歯周病ブログ:歯を磨いているのに歯周病になるのはなぜ?
この中で侵襲性歯周炎(しんしゅうせい ししゅうえん)という歯周病について解説しました。
侵襲性歯周炎は、悪性度の高い歯周病細菌が感染することで
歯周病が比較的若い段階から進行してしまう病気です。
それではこうした悪性度の高い歯周病細菌に感染してしまっていることは、
どのように判断することができるのでしょうか?
通常、侵襲性歯周炎の診断は、
1. レントゲンによる骨吸収
2. 歯周ポケット検査
等により判断することが多いですが、
これらの検査は、一般的な歯周病検査であり、
歯周病の進行程度を判断するには非常に有効な検査ですが、
歯周病細菌自体を調べているわけではありませんので、
どのような細菌に感染しているのかを判断することはできません。
そのため、歯周病細菌の遺伝子を調べることで
どのような細菌による感染が起こっているのかがわかります。
その検査がリアルタイムPCR法です。
リアルタイムPCR法は、歯周病細菌遺伝子検査です。

現時点で歯周病に最も影響が大きい細菌は以下の5菌種であることが分かっています。
A.a.菌( Aggregatibacter actinomycetemcomitans )、
P.g.菌( Prophyromonas gingivalis )、
T.f.菌( Tannerella forsythensis )、
T.d.菌( Treponema denticola )、
P.i.菌( Prevotwlla intermedia )
です。
特にP.g.菌は、悪性度の高い歯周病細菌の代表です。
こうした検査を行うことで
歯周病のリスク判断ができます。
「歯を磨いているのに歯周病が進行してしまっている」
「年々歯がダメになっている」
というような方は、
リアルタイムPCR法を行ってみてはいかがでしょうか?
次回も本日の続きを解説します。

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