歯周病専門医サイトブログ

カテゴリー: その他の記事一覧
2019年6月3日

噛みしめ・くいしばりを防ぐために TCH(上下の歯の接触癖):その3最終回

2019年 6月 3日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマも前回の続きで『噛みしめ・くいしばりを防ぐために TCH(上下の歯の接触癖):その3』になります。

まず復習からです。
T C Hは、
Tooth Contacting Habit)
の略で 日本語では、歯列接触癖と言います。

本来 
食事をする時(咀嚼時)、
飲み込む時(嚥下時)、
会話
等では上下の歯は触れますが、
それ以外の時には、歯は触れないのが理想的な状態です。

通常 
正面を向き、
唇を閉じた状態では、
上下の歯は触れず、
少し隙間があります。

この状態を「安静位」(あんせいい)と言います。

しかし、何もしない状態でも歯が触れている方がいらっしゃいます。

結構多いですよ。

本を読んだり、
パソコン 等
下を向く動作が多い方では、
上下顎の歯が自然に接触する機会が多くあります。

他にも
スポーツ、
車の運転、
料理、
洗髪、
「黙って集中して作業する行為」や
趣味に没頭する時 
等でも歯を接触させる機会があります。

さらに 緊張状態が続く方では、日常から歯を接触させる行為が続くことがあります。

例え 強く噛んでいなくても 上下顎の歯が触れると 口を閉じる筋肉(閉口筋)は働きます。

上下顎の歯が触れている間は、筋肉が働き続けるのです。
こうした歯の接触時間が長くなれば、なるほど筋肉は疲労してきます。

また、口を閉じる筋肉(閉口筋)が働くと、顎の関節は上方に押さえつけられるので、関節の血流循環が悪くなります。

このことを例えると 正座を長時間すると足がしびれることと同じようなことが起こっているのです。

ここまでは、1回と2回で解説した内容です。

本日はTCHの改善方法について解説します。

T C Hの治療(改善方法)として、
認知行動療法を応用したリマインダー法が有効とされています。
(TCHを行っているが確認する合図を設定する方法)

以下が具体的な方法です。

まず、
ポストイット や
シール
のような貼付ける印(10枚程度)を用意します。

この印を普段よく目にする場所に貼っておきます。

例えば、
携帯電話 とか 
トイレの扉 とか 
パソコン とか 
冷蔵庫 とか
どこでもいいです。

そして、その印(ポストイット や シール 等)を見た時のみ
歯を接触させていることを自覚します。(TCHの自覚)

そして、その際にわざと一瞬ですが 歯を強く接触させてみます。(食いしばる)

この時、
肩に力をいれて
肩を挙げて
食いしばる仕草も一緒に行った方が良いでしょう。

歯を接触させた後
すぐに力を抜き
歯の接触を止めます。

肩の力も一瞬でぬき脱力させます。
わざと噛みしめるのは一瞬です。

こうした行為を付けた目印を見るたびに行います。  

これだけです。

臨床研究では、こうした認知行動療法を応用したリマインダー法を行うことで、
数ヶ月から半年程度で多くの方でTCHが軽減してくるようです。

この方法は、
医院に行かなくてもご自身でできること、
治療費もかからないことが大きな利点です。

是非実施してみて下さい。


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年5月27日

噛みしめ・くいしばりを防ぐために TCH(上下の歯の接触癖):その2

2019年 5月27日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『噛みしめ・くいしばりを防ぐために TCH(上下の歯の接触癖):その2』になります。

前回の続きです。

前回のブログでは、TCHとは、どのようなことか?
という話をしました。

食いしばり や 歯ぎしり 等 のことを専門用語で「ブラキシズム」と言います。

T C H も ブラキシズムの一種ですが、
食いしばりとの大きな違いは、
噛む力の大きさ(強さ)と自覚の有無です。

最大咬合力の約70〜80%の力で噛む(食いしばる)と
「噛んでいる」と自覚します。

つまり「グッと強く噛むと噛んでいる感覚があります」

当然ですが

通常 自覚のある 食いしばり の場合には、自覚した時点で噛むことを止めます。

また、筋肉自体も疲労するために、あまり長時間におよぶことはありません。

それに対してT C H は、
単に歯が接触するだけですので、噛む力の大きさ(強さ)は弱いです。

弱い力のために、自覚することが非常に少ないのです。

弱い力でも長時間作用すると顎関節部 や 歯 に問題が起こります。

こうした長時間の弱い力の方で問題が起こっている方が多いことが分かっています。

次回のブログでは、
このTCHの治し方について解説します。

お楽しみに!


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年5月20日

噛みしめ・くいしばりを防ぐために TCH(上下の歯の接触癖)

2019年 5月20日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『噛みしめ・くいしばりを防ぐために TCH(上下の歯の接触癖)』になります。

上下顎の歯が接触する時間は、1日の中で20分以下と言われています。

通常 上下顎の歯が接触するのは、
物を噛む時(咀嚼:そしゃく)と
飲み込む時(嚥下:えんげ) 、
会話時 等 に
瞬間的に触れるだけなのです。

それ以外の時間帯では、
上下顎の歯が触れることは基本的にありません。

しかし、
上記以外でも上下顎の歯が接触することがある場合があります。

その一つが 噛みしめ歯ぎしり 等の習癖です。

また、
本を読んだり、
パソコン 等 下を向く動作が多い方では、
上下顎の歯が自然に接触する機会が多くあります。

他にも
スポーツ、
車の運転、
料理、
洗髪、
「黙って集中して作業する行為」や
趣味に没頭する時 
等でも歯を接触させる機会があります。

さらに 緊張状態が続く方では、
日常から歯を接触させる行為が続くことがあります。

上下顎の歯が触れない状態を「安静位」と言います。

本来 咀嚼時、嚥下時、会話 等で上下顎が瞬間的に触れる以外には、
この「安静位」を保つことが重要です。

つまり
普通に唇を閉じると
上下の歯は触れないのが通常です。

「みなさん 正面を真っ直ぐに見て 唇を閉じて下さい」

「上下の歯は触れていますか?」

「それとも歯は離れていますか?」

離れていることが正常です。

唇を閉じた状態で
上下の歯が触れている方は問題があるのです。

こうした方は、以下で説明する
TCHの可能性が高いです。

例え 強く噛んでいなくても 
上下顎の歯が触れると 口を閉じる筋肉(閉口筋)は働きます。

上下顎の歯が触れている間は、筋肉が働き続けるのです。

こうした歯の接触時間が長くなれば、なるほど筋肉は疲労してきます。

また、口を閉じる筋肉(閉口筋)が働くと、
顎の関節は上方に押さえつけられるので、関節の血流循環が悪くなります。
(顎関節症の原因の一つになる)

このことを例えると 
正座を長時間すると足がしびれることと同じようなことが起こっているのです。

こうした無意識中の歯の接触を
T C H (Tooth Contacting Habit):歯列接触癖」と言います。

これは、東京医科歯科大学の木野先生らのグループが発表したことです。

東京医科歯科大学の顎関節治療部は、
顎関節症で悩む患者さんが年間2.000人以上来院する世界でも有数の顎関節治療医療機関であり、
長年の臨床研究から 多くの顎関節症状のある方にT C Hの改善治療を行った結果、
非常に高い効果があったことが実証されています。

また、T C Hが生じると
顎関節部に問題が起こるだけでなく、
歯は摩耗(歯がすり減る)し、
知覚過敏症が起こったり、
歯自体にダメージが加わりダメ(咬合性外傷)になったり、
神経のない歯では折れる(歯根破折)ことが起こりやすくなります。

次回もTCHの続きを解説します。

お楽しみに!


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年5月13日

フロス 歯間ブラシの効果は絶大だ!

2019年 5月13日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

久しぶりの歯周病ブログです。

このところあまりにも忙しくブログがアップできませんでした。

本日のテーマは、歯間ブラシ と フロスです。

みなさん 歯間ブラシ や フロス は使っていますか?

20代まではフロスの使用が必須ですし、

30代移行になると
歯と歯の間の隙間が大きくなってくる人がいらっしゃいます。

このようになってくると歯間ブラシが必要になってきます。

以下は、日本人 と 米国人の口腔清掃についてのデータです。

みなさん歯磨きをしない人はいないと思います。

1日何回歯磨きをしていますか?

日本人の76%1日2回歯磨きをしているそうです。

米国人も76%1日2回歯磨きをしています。

だいたい同じです。

それではフロスを使用している人はどれくらいいるのでしょうか?

日本人は30%がフロスを使用しています。

米国人は72%もフロスを使っています。

非常に大きな差です。

それではフロスはどれほど清掃効果があるのでしょうか?

以下の図をご覧ください。

歯と歯の間の汚れ(歯垢)がどれだけ取れるのか?
というデータです。

歯ブラシだけの使用では汚れは58%しか取れませんが、

歯ブラシ と フロスの両方を使用すると
その効果は86%にも上昇します。

さらに歯ブラシ と 歯間ブラシの両方を使うと
その効果は、95%にも上昇します。

フロス、歯間ブラシの効果は非常に大きいのです。

「毎日歯を磨いているから大丈夫」と
思っていても
実は、磨けけていない部分が多いのです。

今日から毎日フロス、歯間ブラシを使ってみてはいかがでしょうか。


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年3月25日

歯磨き剤について学ぼう:10回目 知覚過敏予防 

2019年 3月 25日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:10回目 知覚過敏予防 』になります。

だいぶこのシリーズも長くなりました。
本日も前回の続きで知覚過敏(ちかくかびん)です。

「知覚過敏症」とは、
歯の表面の「エナメル質」の内側にある
「象牙質」が露出してしまうことで
一過性の痛みを生じることです。
(上記以外でも知覚過敏が起こることもあります。詳細は今後このブログで解説します)

ここまでに3回に分けて知覚過敏について解説してきました。
過去の知覚過敏については過去のブログをご覧下さい。

知覚過敏は、本来 歯の表面にある白い部分のエナメル質の内側にある象牙質が露出することでしみたり 等の一過性(一時的)な痛みを生じます。

この本来 エナメル質の内側にあり、見えない象牙質が露出して見えてくることとして
歯肉退縮があることを過去3回に分けてブログで解説しました。

そして歯肉が退縮する原因には以下のようであることを解説しました。

歯肉が退縮する原因
1.歯ぎしり
2.過度な歯磨きの圧力
3.歯周病
4.加齢

さて本日は、知覚過敏を起こす他の原因について解説します。

知覚過敏の原因
1.歯肉退縮(歯周病、歯ぎしり、過度な歯磨きの圧力、加齢 等)
2.破折、亀裂
3.治療した歯の詰め物等の隙間
4.ホワイトニング

1番目については、前回までに解説してきました。
本日はまず3番目の治療した歯の詰め物等の隙間が原因の知覚過敏について解説します。

虫歯 等の治療で歯に詰め物 や 被せ物を行うことがあります。

当然こうした被せ物は、接着剤でつけるのですが、
詰め物と歯が全く隙間がないわけではありません。

わずかな隙間は必ずできてしまいます。

どんなに精巧に作成された詰め物 や 被せ物であっても僅かには、
隙間はあります。

この隙間は数ミクロンから数十ミクロンです。
1ミクロンは、1ミリの1/1000です。

数ミクロンから数十ミクロンなんて通常は目で見える程ではありません。

詰め物 や 被せ物には、この僅かな隙間が必ずあります。

そして、金属製の詰め物の場合、セメントと言う材料で
この隙間を埋めてくっつけます。

金属製の詰め物 や 被せ物と
削った歯との隙間が0(全くない)ということはありえないことです。

金属製の詰め物 や 被せ物 と 歯の隙間が全くなければ
詰め物 や 被せ物は入らないですからね。

もちろん隙間が全くなければ
セメントも入らないですしね。

この隙間ですが、
金属製の詰め物 や 被せ物 の場合、
先ほども説明いたしましたが、
セメントが入り埋めます。

しかし、このセメントですが、
やはり期間の経過とともに劣化します。

以下は、金属製の詰め物の使用耐久年数の研究報告です。

簡単に言えば、
金属製の詰め物 や 被せ物 が何年くらい保つのかと言う報告です。

被せ物の種類によっても違いますが、
5年〜7年で金属製の詰め物 や 被せ物 は
取れたり、
虫歯になったりして
作り変えることになるのです。

その原因の一つがここまで説明してきました
金属と歯の隙間です。

隙間が全く存在しないということはありません。

金属と歯の隙間を埋めるのがセメントです。

しかし、このセメントは劣化とともに崩壊し、
溶け出してしまいます。

セメントが溶け出すと
当然のことながら隙間ができてしまいます。

虫歯細菌の大きさは約1ミクロン程度です。
歯と金属との隙間は数ミクロンから数十ミクロンですから
虫歯菌にとっては、歯と金属との隙間は非常に大きなものです。

この隙間から細菌が入り込み虫歯になります。

今回のテーマは、虫歯の話ではなく、
知覚過敏です。

歯と金属との隙間があることで
この隙間からの刺激で冷たい等の症状が起こることがあります。

これが知覚過敏の原因である
治療した歯の詰め物等の隙間ということになるのです。

知覚過敏の原因
1.歯肉退縮(歯周病、歯ぎしり、過度な歯磨きの圧力、加齢 等)
2.破折、亀裂
3.治療した歯の詰め物等の隙間
4.ホワイトニング

もう一つの知覚過敏の原因の説明をします。

ホワイトニングによる知覚過敏です。

今までホワイトニングを行った方の中には、
知覚過敏が起こった方も多くいらっしゃると思います。

歯科医院で行う歯を白くする薬を使用したホワイトニングでは、
時々ホワイトニング後にしみることが起こります。

もし、ホワイトニング中に知覚過敏が生じた場合には、
すぐにホワイトニングを中断し、
歯科医師による適切な処置を受けることが必要です。

またホワイトニングによる知覚過敏は気になるが、
どうしても歯を白くしたいという方は、
歯科医院で行うオフィスホワイトニングではなく、
ご自宅で行うホームホワイトニングに変更することも一つの方法です。

これは、オフィスホワイトニングで使用する薬剤の濃度は高く(強く)、
ホームホワイトニングの方が濃度が低い(弱い)ので
ホームホワイトニングの方がしみる可能性が低くなります。

ホワイトニングを受けられている方でしみるのが気になる方は、
歯科医院でご相談下さい。

次回は、知覚過敏の実際の対応(治療、歯磨剤)について解説します。
知覚過敏の最終回です。


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年3月18日

歯磨き剤について学ぼう:9回目 知覚過敏予防 

2019年 3月18日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:9回目 知覚過敏予防 』になります。

さて今日も知覚過敏の話です。

知覚過敏の話も今日で3回目です。

本日の知覚過敏を初めてご覧になる方は、
是非過去の2回をご覧下さい。

過去の2回では、
知覚過敏は、本来 歯の表面にある白い部分のエナメル質の内側にある象牙質が露出することで
しみたり 等の一過性(一時的)な痛みを生じることです。

この本来 エナメル質の内側にあり、見えない象牙質が露出して見えてくることとして
歯肉退縮があることを前回のブログで解説しました。

そして歯肉が退縮する原因には以下のように様々あります。

歯肉が退縮する原因
1.歯ぎしり
2.過度な歯磨きの圧力
3.歯周病
4.加齢
等により歯肉が退縮します。

前回のブログでは、この中で歯周病が原因で歯肉が退縮することを解説しました。

前回と同じ内容になりますが、
歯周病による歯肉退縮について再度おさらいをしましょう。

以下は健康な状態です。
骨はこの位置まであります。

以下は軽度の歯周病です。
歯周病は歯周病最近による感染症です。
歯周病細菌が歯と歯肉の境目から侵入します。
この歯と歯肉の境目を歯周ポケットと言います。
歯周ポケットに存在する歯周病細菌によって
歯の根を支えている骨が吸収していきます。

以下は中程度歯周病です。
骨がどんどんと溶けていきます。

以下は、重度歯周病です。
骨はさらに溶けていきます。
そして末期なると歯がグラグラとしていきます。

こうしたように骨吸収が起こると
歯肉も退縮してしまいます。

結果的に象牙質が露出し、見えてくるのです。

知覚過敏の1回目でも解説しましたように
象牙質には、象牙細管という
細い管が無数に存在しています。

この象牙細管は、歯髄(神経)に向かって伸びています。

そのため、露出した象牙質に刺激が加わると
刺激は象牙細管を伝って
歯髄(神経)が痛みを生じるのです。

これが歯周病が原因で歯肉が退縮することで起こる知覚過敏です。

次に噛み合わせが原因によって知覚過敏が起こることについて解説します。
以下の話は、知覚過敏の1回目でもアップした内容ですが、
おさらいの意味も含めて再度解説します。

先にも解説しましたように
下の図で象牙質にある緑色の線が象牙細管です。
象牙細管が神経につながっていることが分かるかと思います。

歯ぎしり や 食いしばりを起こすと
歯(エナメル質)が削れるだけでなく、
エナメル質象牙質の境目(つなぎ目)に亀裂が入ります。
エナメル質
象牙質
の違いについては、1回目に詳細を解説しましたのでそちらをご覧下さい。

エナメル質象牙質は全く違う組織です。
硬さも違いますし、構造も違います。
そのため、歯ぎしり や 食いしばりを起こすと
その境目に亀裂が生じてしまいます。

例えて言うと
地震があった時に
家の外壁が崩れるようなものです。

壁にタイルが貼ってあれば、
そのタイルとタイルに亀裂が入ったり、
タイルが崩れてしまうようなことです。


この亀裂が大きくなるとボロボロっと欠けて取れてしまいます。


結果的に象牙質が見えてしまい、
象牙細管も露出してしまいます。

これが、噛み合わせによる知覚過敏です。

それ以外にも歯肉が退縮する原因には、
過度な歯磨きの圧力があります。

強いブラッシング圧により歯肉にダメージが加わると
歯肉が退縮してしまいます。

頑張って歯磨きをされている方には、
このような歯肉退縮による知覚過敏が起こることが多いです。

知覚過敏を解決するためには、ブラッシングによる強い圧力を改善しないといけません。

しかし、この歯磨きによる強さ(圧力)の調整って難しいんですよね。

ブラッシングの強さを軽減する一つの方法として、
歯ブラシの持ち方があります。

以下のように歯ブラシをしっかりと持つとどうしても力が入ってしまいます。

そこで歯ブラシを軽く持つことがいいです。
以下のように指2本で持てば過度な力(強い力)を入れることは難しいです。
そのため、歯や歯肉へ加わる力も軽減できます。

次に歯肉が退縮する原因として
どうしても多少は起こってしますのが、年齢による問題です。

毎日毎日歯磨きを行いまいますので
多少なりとも歯肉にはダメージが加わってしまいます。
結果的に先の説明のように歯肉にダメージが加わって歯肉退縮が起こってしまいます。

また重度歯周病ではないが、
年齢とともに 多少なりとも歯周病が進行してくることはあります。

高齢になれば、全く歯周病に問題がないという人の方が少ないです。

歯周病の進行とともに骨吸収が起こると
歯肉退縮が起こります。

また歯ぎしり や 食いしばりはご本人が自覚していなくても
多くの方は就寝時に歯ぎしり や 食いしばりをしています。

就寝時の歯ぎしり や 食いしばりだけでなく、
起きている時の噛み締めがある方の方が多いです。

毎日毎日食事をとり、
歯ぎしり や 食いしばりがあったり
するわけですから
それが何十年も続けば、当然のことですが、
歯自体も劣化します。

歯肉も退縮すれば、
歯に亀裂も起こります。

当然といえば 当然です。

例えば、靴を毎日履いているとします。
同じ靴を毎日です。
おそらくそんな長い年月使用しなくても
多分、ダメになってしまいますよね。

靴がダメになっていなくても
靴底はすり減りますよね。

歯だって同じです。

年齢とともに必ず劣化します。

その劣化が
歯肉退縮であったり、
歯の亀裂であったりします。

このように知覚過敏が起こる歯肉退縮には様々な原因があるのです。

今日も話が長くなりすぎましたのでこれで終わります。

次回もまた知覚過敏の続きを解説します。


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年3月11日

歯磨き剤について学ぼう:8回目 知覚過敏予防 

2018年 3月11日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:8回目 知覚過敏予防 』になります。

本日は前回の続きで
「知覚過敏症」(ちかくかびんしょう)の2回目です。

前回のブログをご覧になっていない方は、
是非前回のブログもご覧になって下さいね。

前回のブログでは、
エナメル質 と 象牙質について解説しました。

また知覚過敏が起こる原因の一つとして
噛み合わせ や 食いしばり 等の噛み合わせについても解説しました。

本日のブログでは、歯肉の退縮による知覚過敏について解説します。

前回のブログでも解説しましたように
本来「象牙質」は、「エナメル質」の中(内側)にあるため、
外には見えない(露出していない)のです。

しかし、歯肉が退縮するなどで
「象牙質」が見えてしまうことで知覚過敏が起こるのです。
下の図は、正常な状態です。

歯肉が退縮すると象牙質が露出します。
緑色の点線が本来の歯肉の位置です。

前回のブログをご覧になっていただいた方は、もうお分りだと思いますが、
露出した象牙質には、
象牙細管が見えています。
この象牙細管は、神経につながっています。

だから歯肉が退縮するとしみちゃうんですよね。

歯肉が退縮する原因にはいくつかあります。

一つ目は歯周病です。

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。

感染が進行すると
歯を支えている骨が吸収します。

骨が溶けちゃうんです。

以下の図は、このブログでもよくアップする図です。
歯周病による骨吸収をご理解いただくのに役立ちますから

歯周病は、歯と歯肉の境目に汚れが付着することから始まります。
歯と歯肉の隙間(すきま)を歯周ポケットと言います。
汚れの中にある歯周病細菌が歯周ポケットの中で増えていきます。

この歯周病細菌の影響で骨が溶けるのです。

さらに歯周病が進行すると骨はどんどんと溶けていきます。
そのうち歯がグラグラとしてしまいます。

骨の吸収と共に歯肉も下がっていきます。

そして、知覚過敏が起こるのです。

健康な方と
歯周病の方を写真で比較してみましょう。

以下は健康な状態です。

以下は、歯周病の方です。
歯肉が退縮しているのが分かるかと思います。

歯肉がこれだけ退縮すると
知覚過敏になる可能性が高まります。

ちょっと話が長くなったので本日はこれで終了です。

次回も知覚過敏の続きです。

次回はいよいよ知覚過敏の治療法について解説します。

お楽しみに!


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年3月4日

歯磨き剤について学ぼう:7回目 知覚過敏予防 

2018年 3月 4日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:7回目 知覚過敏予防 』になります。

だいぶ この歯磨剤シリーズも長くなってきました。

本日は「知覚過敏症」(ちかくかびんしょう)について解説します。

今日は、ちょっと難しい話しからスタートします。

そもそも「知覚過敏症」とはどのような病気なのでしょうか?

正式名称は「象牙質知覚過敏症」と言います。

なぜ「知覚過敏症」の前に
「象牙質」という言葉が入るのかは、
この後の解説を見ると分かります。

「象牙質」を理解すると
なぜしみるのか?
ということが分かります。

「知覚過敏症」とは、
歯の表面の「エナメル質」の内側にある
「象牙質」が露出してしまうことで
一過性の痛みを生じることです。
(上記以外でも知覚過敏が起こることもあります。詳細は今後このブログで解説します)

ちょっと難しい言い方ですね。

最初に歯の構造を簡単に説明します。
これを理解すると「知覚過敏症」が分かりやすくなります。

「エナメル質」とは、歯の一番表層を覆っている白い部分です。
歯として見える部分です。

この「エナメル質」は非常に硬いです。
人間の身体の中で最も硬い組織です。
毎日食べ物を噛む面ですので当然硬くないといけませんよね。

「エナメル質」は硬いですが、非常に薄いです。

エナメル質の厚みは約2〜3ミリ程度です。

そのため、毎日噛むこと や 歯ぎしり、食いしばり 等で擦り減ってしまいます。

歯ぎしり 等の噛み合わせで歯が擦り減った3症例を見ていきましょう。

歯の噛む面が磨り減ったため、茶色っぽく見えます。
これは「エナメル質」が磨り減ったため、
その内側にある「象牙質」が見えてきた状態です。
この「象牙質」については、「エナメル質」の後で解説します。

次の写真も歯が磨り減った状態です。

右側のみを拡大してみたのが次の写真です。

もう1症例見てみましょう。

右側を拡大してみたのが次の写真です。
歯が平らに磨り減ってきており、
茶色っぽい象牙質が見えてきています。
この歯が磨り減っていくことが知覚過敏につながっていきます。
覚えておいて下さい。

さて話を戻します。
「エナメル質」は99%が無機質(ハイドロキシアパタイト)でできており、
生きた細胞はありません。
そのため、一度失ったエナメル質は再生することはありません。

エナメル質の内部にあるのが「象牙質」です。

「象牙質」は、エナメル質と比較すると柔らかく、
70%が無機質(ハイドロキシアパタイト)で、
20%が有機質(コラーゲン や タンパク質)で、
10%が水分です。

この「象牙質」には
数千本の「象牙細管」という細い管が存在します。

「象牙細管」は、歯の中心の「神経」に向かって伸びています。

「象牙細管」の直径は非常に細く0.8〜2.2μm(マイクロメートル)です。
分かりにくい単位ですね。

「象牙細管」の太さは、約0.001ミリというものすごく細い管です。

「象牙質」には、この細い管(象牙細管)が無数にあって、
神経に向かって伸びているのです。

それでは、少しエナメル質 と 象牙質がご理解いただけたと思いますので
先ほどの 歯ぎしり や 食いしばり 等の噛み合わせによって
知覚過敏症が生じることについて解説しましょう。

知覚過敏の原因には本当に多くの原因がありますが、
歯ぎしり や 食いしばり 等の噛み合わせによって
歯肉が退縮することで起こる知覚過敏はその一つです。

まず歯の構造です。
先に解説しましたようにエナメル質の内側にあるのが象牙質
です。

下の図で象牙質にある緑色の線が象牙細管です。
象牙細管が神経につながっていることが分かるかと思います。

歯ぎしり や 食いしばりを起こすと
歯(エナメル質)が削れるだけでなく、

エナメル質象牙質の境目(つなぎ目)に亀裂が入ります。

この亀裂が大きくなるとボロボロっと欠けて取れてしまいます。

結果的に象牙質が見えてしまい、
象牙細管も露出してしまいます。

結果的に歯がしみるのです。

こうしたタイプは、しみることの治療だけでなく、
噛み合わせの負担軽減の治療も必要になってきます。

本日のブログはここまでです。

次回も知覚過敏の続きです。

お楽しみに!


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年2月11日

歯磨き剤について学ぼう:4回目 虫歯予防(フッ素 編)

2019年 2月11日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:4回目 虫歯予防(フッ素 編)』になります。

このシリーズも4回目になりました。

前回の続きでフッ素です。

それでは、フッ素入りの歯磨剤を使用すれば
絶対に虫歯にならないのかというと
そんなことはありません。

フッ素は、確かに虫歯予防効果はあります。
しかし、フッ素を使用すれば100%虫歯にならないのかというと
そうではないのです。

虫歯になってしまう原因には、様々な要因があり、
歯磨きは非常に重要ではありますが、歯磨きだけで必ず虫歯予防ができるわけではありません。

そうしたことも考えながら虫歯予防について考えていきましょう。

以下は以前にも解説した内容ですが、
虫歯を理解するためにとても重要なことですので2回目のブログを見られた方も再度ご覧になって下さい。

始めに 「虫歯発生メカニズムについて説明しましょう。
糖質を食べることで虫歯菌が「酸」を出します。
糖質の代表的なのがケーキとかの甘いものです。

通常口腔内は「弱酸性」状態です。
しかし、糖質を食べることで虫歯菌が糖を代謝する過程で「酸」を出すわけです。

これにより口腔内は酸性に傾きます。

食べてから約3分で急激に酸性になっていきます。

そして、「酸」により歯のエナメル質の中にある
「リン」 や 「カルシウム」 が外に溶け出します。

これを 「脱灰(だっかい)」と言います。

「虫歯」のことです。

しかし、人の身体にはとてもすごい働きがあります。
この脱灰(虫歯)した状態を治す働きです。

この時に重要な働きをするのが「唾液」です。

唾液( 重炭酸イオン)は「酸を中和」して 洗い流し、
溶け出した「リン」 や 「カルシウム」を戻す働きをします。
これを「再石灰化(さいせっかいか)」と言います。
初期虫歯を治す力です。

「フッ素」は、虫歯予防効果が高いものです。
しかし、「フッ素」を使用したら必ず虫歯にならないということではありません。

ここからも2回目のブログでも解説した内容ですが、
虫歯を予防するために非常に重要なことですので再度解説します。

脱灰(だっかい)のメカニズムでも解説しましたように
食事後約3分で脱灰(初期虫歯)するのですから…

再石灰化(溶け出したカルシウム や リンを歯に戻す作用)したとしても
食事をするたびに脱灰します。

こうしたことを繰り返すことで虫歯が進行するのです。

つまり間食が多い人は、脱灰の回数が多いわけですから
虫歯になる頻度が多いということです。

食生活習慣を改善しないと
いくら歯磨きを頑張っても虫歯予防にはなりません。

例えば、甘い(砂糖入りの)コーヒー や ジュース お菓子などを取っている人は、虫歯になる行為が多いわけですから
虫歯予防を考えれば、間食はダメですよね。

最後に当院でお勧めしているフッ素について解説しましょう。
歯磨き剤で有名なライオンの「チェックアップジェル」です。

フッ素濃度は1450ppmです。
日本で使用できる最大級濃度です。
WHO(世界保健機構)によると1.000ppm以上歯磨剤において、
500ppm濃度が高くなる毎に6%ムシ歯予防効果が高くなると報告されてます。*
*Fluorides and Oral Health”. WHO Expert Committee on oral health status and fluoride use. WHO Technical Report Series No.846, Geneva, 1994, p.26-33. 

使用方法です。
チェックアップジェルをつけて歯磨き後歯磨き剤を吐き出す。
大さじ1杯の水少量で1回だけゆすぐ
多くの水を使用したり 何回もゆすぐと フッ素が流れてしまいます。

例えば、手に傷があったとします。
傷薬(軟膏)を手に塗ります。
その後手を洗ってしまったら軟膏は取れてしまいますよね。
フッ素も同じです。
フッ素歯磨剤で磨いた後に「うがい」をしてしまうと
フッ素は流れてしまいます。
「うがい」をしない
もしくは
少量の水で1回だけ「ゆすぐ」ことが重要です。

本日はフッ素について解説しました。

次回は新しい虫歯予防成分の「ナノ粒子ハイドロキシアパタイト」について解説します。
本日(4回目)と前回(3回目)のフッ素 や
前々回(2回目)の 再石灰化促進効果の高い「MIペースト」とは全く違う製品です。

お楽しみに!


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

2019年2月4日

歯磨き剤について学ぼう:3回目 虫歯予防(フッ素 編)

2019年 2月4日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:3回目 虫歯予防(フッ素 編)』になります。

このシリーズも今日で3回目です。

虫歯で困っている方で
前回のブログをご覧になっていない方は是非見て下さい。
歯磨き剤について学ぼう:2回目 虫歯予防(再石灰化促進 編)

本日は虫歯予防の基本中の基本の「フッ素」について学んでいきましょう。

虫歯予防の歯磨剤には、様々な成分があり、虫歯に対してどこをターゲットして使用するかも大きく違います。

本日は虫歯予防として最も一般的である「フッ素」について解説します。
フッ素は日本で販売されているほとんどの歯磨剤に含まれています。

それはフッ素が虫歯予防に効果が高いということが分かっているからです。

始めに「フッ素」の効果について解説します。

フッ素の効果
ポイント1:再石灰化促進
    食事後 虫歯菌が糖質を代謝する過程で「酸」を出します。
    酸性、アルカリ性の「酸」です。
    食後 約3分で「酸」によって歯の成分である
    カルシウム や リン が溶け出します。 
    これを脱灰(だっかい)と言います。
    歯の成分が溶け出してしまうわけですから歯に穴があくようなもので
    す。 
    脱灰とは、初期虫歯のことです。

    次に再石灰化ですが、
    酸によって歯から溶け出したカルシウム や リン が
    再度歯に戻ることを再石灰化(さいせっかいか)と言います。
    歯あいた穴が元に戻るようなことです。
    人間ってすごいですよね。
    フッ素はこの再石灰化を促進するのです。

ポイント2:歯質強化
    再石灰化の際に「フッ素イオン」もいっしょに歯に取り込むことがで
    きると、歯質は「フルオロアパタイト」という硬く強い結晶構造を作
    り、酸に溶けにくい歯にします。

ポイント3:虫歯菌の酸産生を抑制
    フッ素により虫歯菌の働きが弱められ、酸が作られるのを抑えます。

次にフッ素について少し解説していきます。

フッ素ってなに?
フッ素は土壌のミネラル成分の一つです。

河川には0.1〜0.2ppm、海水には約1.3ppmのフッ素イオンが存在します。

この単位はどの程度なのかはわかりにくいかと思いますが、
日本で使用されているフッ素入り歯磨き剤には最高で1500ppm入っています。

海産物 や 農作物にもフッ素が含まれています。
緑茶には0.1〜0.7ppm、
海藻には2.3〜14.3ppm、
ジャガイモには0.8〜2.8ppm、
牛肉には2ppm
含まれています。

次にフッ素ってどのようにして使用され始めたのでしょうか?
フッ素の歴史について解説します。

フッ素の歴史
1901年アメリカ・コロラド州の小さな町の住民の歯に
茶色の斑点が多く出ていることが発見されました。
また、その町の住民には虫歯が少ないことを発見されました。                            
なぜ虫歯が少ないのかを調査した結果、
その町の水源には高濃度のフッ素が含まれていることが判明しました。                    
このことから多くの研究者によって
歯に茶色の斑点を発生させない程度に低濃度のフッ素を使用すれば、
虫歯予防になるということがわかってきました。

次に フッ素ってどれほど効果があるのか?について解説します。
フッ素の効果
フッ素の効果は使用する年齢によって異なります。

日本の研究において、中学生までフッ素「うがい」を続けた子は、
大人になっても虫歯が60%少ないという報告がされています。

大人では、
根面虫歯(歯肉が下がって歯根が露出した部分に起こるむし歯)に
フッ素を使用することで20〜30%の予防効果があるという報告がされています。
最も効果的なのは、
乳歯生後6ヶ月から3歳半頃まで、
永久歯4歳頃から中学3年生頃に使用することです。

次にフッ素はどのようにして使用したら効果的なのか?を解説します。

1.経口的にフッ素を摂取する全身的応用
水道水へのフッ素使用です。
世界的には約60カ国(約3億6千万人)で行われていますが、日本では実施されていません。
また、食塩へのフッ素添加 や フッ素の錠剤がありますが、これも日本では使用できません。

2.局所的応用
a.フッ素洗口
フッ素洗口液(5〜10cc*)を口に含んで、約1分間ブクブクうがいをして吐きだします。
上手にうがいができない子供は使用できません。
*小さじ1杯が約5ccです。
日本ではドラックストアーでは販売していませんので歯科医院で購入されて下さい。

b.フッ素塗布
歯科医院でフッ素を塗布します。
塗布後は、20〜30分程度は飲食 や うがい は禁止です。
虫歯のリスクによっても違いますが、子供の場合、1年に3〜4回、
虫歯のリスクの高い子供はもう少し頻度を多くした方がいいでしょう。

c.フッ素入り歯磨剤
ご家庭で可能なことと、コストが一番抑えられるため、多くの人で使用しやすいです。
ただし、正しい使用方法でないと効果が低いです。
ただ単に磨いてブクブクとゆすいでしまいと効果は低いです。

以下が虫歯予防効果がある順番です。
1番:水道水のフッ素量適正化
2番:フッ素洗口
3番:フッ素の歯面塗布
4番:フッ素入り歯磨剤

フッ素入り歯磨剤って一番効果が少ないんですね。

次にフッ素って害はないのか?について解説します。
フッ素の害
例えば、フッ素による洗口による害ですが、
体重20kgのお子さんでは急性中毒量は40mgとされています。
フッ素洗口一回分7ccのフッ素量は1.6mgですので、
うがい液を全部飲み込んでしまっても問題ありません。

だいぶ長くなりましたが、
本日はこれで終了です。

次回もフッ素の続きです。

具体的なお勧めフッ素と使用方法等についてです。
お楽しみに!


クリックでの応援よろしくお願い致します

ワンランク上の歯科衛生士になる為のスキルアップセミナー”ペリオ編”

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

最近の投稿
カテゴリ
アーカイブ

PAGE TOP