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2014年5月12日

なぜ 金属の詰め物は 取れるのか?:虫歯治療で行う 金属治療 の問題点!:その2

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今日のテーマは、『なぜ 金属の詰め物は 取れるのか?:虫歯治療で行う 金属治療 の問題点!:その2』になります。


前回から始まったこのテーマですが、
前回のブログを読まれていない方は、是非 その1のブログをご覧になって下さい。

なぜ 金属の詰め物は 取れるのか?:虫歯治療で行う 金属治療 の問題点!:その1


本日は前回の続きからです。

以下では、金属製の詰め物の脱落過程の一つを図説します。
図1は歯の基本的な構造で
図2は虫歯になった状態です。
むし歯になっている部分を削りとることで、感染をこれ以上進まないようにします。
スライド1



図3は、虫歯を取り除き、詰め物を装着するための穴を削った状態です。
穴に金属製の詰め物を行うため、便宜上 下図のような四角い形に削ることが
必要になるのです。
従来の金属製の詰め物の治療は、セメントという材料を歯と金属の隙間に介在させて外れないようにする必要性がセメントは接着力がないので、詰め物が外れないようにするためには歯を「はめ込み型」に削る必要がありました。
図4は、型を取り、後日 削った穴に
金属の詰め物を装着している状態です。
スライド1



図5は、金属製の詰め物をセメントでつけたところです。
(合着:従来の治療方法)
この治療法は、金属製の詰め物をセメントという泥のようなもので動かないように固めた状態です。
金属製の詰め物の周囲のオレンジ色が歯 と 金属 の隙間に詰めたセメントとお考え下さい。
金属と歯では構造、性質とにも大きく違うため、さまざまな問題が起こります。
その一つが「熱膨張係数の違い」です。
スライド1



金属は熱膨張係数が大きいので、膨張 収縮を繰り返します。
図7、図8
スライド1



図 9:金属が 膨張 収縮を繰り返すことでセメントが崩壊し、
    セメントが溶け出し、隙間ができる。
   (セメントが砕けて、口腔内に流失する)
図10:隙間に ばい菌(虫歯菌)が入り込む。
スライド1



図11 詰め物の中ではばい菌が増え、虫歯になってしまう。
    金属製の詰め物の下では虫歯菌が増殖する。
図12 ついに 詰め物が取れてしまう。
スライド1



本日のブログはこれで終了です。
次回もこの続きになります。




このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。


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2014年5月1日

なぜ 金属の詰め物は 取れるのか? /虫歯治療で行う 金属治療 の問題点!

このブログは、歯周病に関するブログです。
このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
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ちょっとアップ時期が3日遅れましたが、
本日時間ができたので、書きたいと思います。


始めに休診案内です。
以下を休診とさせていただきます。
• 5月 1日(木) 
• 5月 3日(土) 
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今日から新しいテーマになります。
『虫歯治療で行う 金属治療 の問題点!』になります。
歯周病とはまったく違う話になるのですが、
面白い内容になると思いますので、是非ご覧になって下さい。
何回かに分けてアップします。

なぜ 金属の詰め物は 取れるのか?という話です。

金属の詰め物が 取れたり、 
金属の詰め物を行っている歯が欠けてしまったり
という経験がある方は、非常に多いのではないでしょうか?

また、金属製の詰め物が取れた時に
「中で大きく虫歯になっていた」
「神経を取ることになるまで虫歯が進行していた」
という経験をされたことがある方も 多くいらっしゃるかと思います。

一度虫歯の治療を行った歯が 再度虫歯になることを
「2次カリエス」と言います。

実際の2次カリエスについて見てみましょう!

以下の写真では、
金属製の詰め物を行っている歯が欠けたり、
歯と金属製の詰め物の境目から黒くなっており、
明らかに内部で虫歯が進行していることを疑わせる状態が分かります。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

なぜ金属製の詰め物の下(中)で
虫歯が進行(2次カリエス)してしまったのでしょうか?

こうした原因 および 金属治療の問題点について解説したいと思います。
スライド1


まず金属製の詰め物の問題点について解説していきます。

もちろん 金属性の虫歯治療には利点もあります。
保険が適応される、
材料自体の強度が強い
等 の良い点もあります。

しかし、金属製の詰め物の治療は、過去の治療であり、
問題点があるのも事実です。
金属製治療で最も問題として大きいのが、
詰め物の脱離(取れてしまうこと)です。

始めに記載した
「金属性の詰め物が取れる」
「取れた詰め物の中で虫歯が進行している」
といったことは
一度治療を行った歯が 再度治療が必要になるだけでなく、
さらに歯を削る量が増えたり、
神経を取ることになったりする可能性もあります。

虫歯治療は、虫歯になった感染部分を取り除き、
削った穴を 歯以外の修復材料(金属製)で埋めることです。
当然のことながら 削った歯は再生しませんので…

そのため、
削った穴を埋めた修復材料が取れてしまったりすることは
当然のことながら 良いことではありません。

現在の歯科医学では、一度虫歯になった歯を治療する方法で
絶対(100%)に再度虫歯にならないという治療法はありません。

そのため、現時点で可能なかぎり再度虫歯(2次カリエス)にならない
ようにするための治療が大切になります。

そのためには、今まで行われてきた金属性の詰め物の問題点について
きちんと理解していくことが必要になります。

もちろん 再度虫歯にならないためには、治療方法だけでなく、
患者様自身の食生活、口腔清掃管理 等
患者様ご自身で改善しなければいけないことも多くあります。

また 歯並び 被せ物の精度 改善しなければならない問題もあります。


次回は、金属製の素材を使用した 虫歯治療の問題点についてもう少し詳しく解説していきます。




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2014年4月21日

最新歯周病治療PDT:その4

始めに休診案内です。
以下を休診とさせていただきます。
• 4月28日(月) 
• 4月29日(火) 
• 5月 1日(木) 
• 5月 3日(土) 
• 5月 4日(日) 
• 5月 5日(月) 
• 5月 6日(火) 


今日のテーマは、『最新歯周病治療PDT:その4』になります。

本日は、PDTの4回目です。

PDTは 医科領域ではすでに 臨床に多く応用されています。

例えば、早期の肺ガンにも行われています。

そのメカニズムは、
まず 癌細胞に集まる光活性剤を静脈注射します。

次に 気管支内に内視鏡ファイバー挿入し 癌病巣部に光を照射すると、
癌細胞が消滅するというものです。

この早期の肺ガンに対するPDTは保険適応されています。

また、皮膚科領域では ニキビ治療に応用されています。
アクネ菌の殺菌に高い効果がある治療となっています。

歯周病領域では、2000年入り多くの研究報告がされています。
多くの研究によりPDTを使用すると
歯周病細菌の減少が認められることが明らかになっています。

今までの1回〜3回のPDTブログでも解説してきましたように
PDT治療は、抗生剤を使用した歯周病治療に比較して 耐性菌のリスクがなく、
副作用といった問題もほとんどないため、生体にとって非常に優しい治療と言えます。

しかし、まだまだ分かっていない部分もあります。
先にも説明しましたように PDTを歯周病治療に応用することにより
歯周病細菌は確実に減少します。
しかし、1回のPDTで歯周病細菌が完全になくなるわけではありません。

1回より2回繰り返した方がより効果が高いという報告もあります。

また、歯周ポケット が非常に深い場合には、その最深部にまで的確にバイオジェル(光活性剤)を届かすことが難しい場合もあります。
このようなテクニカル的な問題も今後課題となっていくでしょう。

また、進行した歯周病の場合、単にPDTを行っただけで歯周病が治るわけではありません。
あくまで今まで行われてきた通常の歯周病治療(ルートプレーニング 等) と併用することにより効果を発揮するのです。

歯科の場合、こうした画期的な治療法が臨床に応用されると
その使用方法や適応症をきちんと把握していない歯科医師が使用することにより
効果があらわれないこともでてきます。

また、患者様ご自身がインターネット等で情報を集める際に
「PDTを使用すれば、簡単に歯周病が治る!」
といった誤った知識となることもあります。

インターネットは情報を集めるには非常に便利なツールですが、
誤った情報 や 理解不足により 大きな誤解を生むことがあります。
正しい知識を得ることが最も重要であるのです。

また他の欠点として
現在 歯科領域ではこのPDTは保険が適応されていません。
そのため、自費診療となります。

当医院でのPDTの治療費は
1歯 2.160円(1回分:消費税込)となっております。


次回の歯周病ブログは、4月28日(月)にアップ予定です。

新しい内容でお伝えします。




このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
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2014年4月14日

最新歯周病治療:PDT その3

今日のテーマは、『最新歯周病治療:PDT その3』になります。

始めに休診案内です。
以下を休診とさせていただきます。
• 4月28日(月) 
• 4月29日(火) 
• 5月 1日(木) 
• 5月 3日(土) 
• 5月 4日(日) 
• 5月 5日(月) 
• 5月 6日(火)

さて本日は、前回の続きで
PDT
適応症 および 治療のポイントについて解説します。


   PDTの適応症 および 治療のポイント

1.歯周病治療と併用すると有効!
  歯周病の治療と併用して行うことにより効果があります。
  あくまで歯周病に対してPDT単独で使用するのではなく、
  PDTに歯周ポケット内部の感染物質(歯石 等)を超音波スケーラー等で
  除去(クリーニング)してからPDTを行い、PDT終了後には必ず破壊された歯周病細菌
  および 毒素を洗浄することが必要です。

2.メインテナンス(定期検査)で使用すると有効!
  PDTによって ある程度の期間 歯周病細菌の再発を抑えることが可能とな
  りますので、メインテナンスにおいて歯周ポケットの再発した部位に使用
  することにより維持安定を得ることができます。
  どれくらいPDTの効果が持続するかということは、
  さざざまな条件により大きく変わりますが、約1〜2ヶ月は維持可能となります。
  つまり、重度歯周病の方 や 再発率の高い人は、
  メインテナンスの度に行うと効果が高いということになります。
  PDTを行えば、一生歯周病細菌がいなくなるということではありません。

3.再発しやすい歯周病には有効!
  歯周病は歯周病細菌よる感染症です。
  そのため、もともと歯周病細菌が多い方は 再発率が高くなります。
  歯周病が再発しやすい方にはPDTは最適と言えます。

4.歯周病治療における菌血症の防止に有効!
  歯科治療における菌血症とは、
  汚れ(細菌)が歯周病治療(抜歯 等の他の歯科治療でも起こります)
  を行うことにより、身体の中(血管内)に細菌侵入することを言います。 
  歯周ポケット 内部(歯肉の内部)には当然のことですが、血管が存在
  します。
  特に歯周病で歯肉が腫れている方は出血が起こっていることが多いため、
  歯周ポケット 内部に存在する汚れ(歯石)と血管が触れているこ
  とになります。
  他の言い方をすれば、汚れ(歯周病細菌)が血管に触れている状態と
  いってもいいでしょう。
  こうした汚れ(細菌)が一時的に血管内部に侵入することを菌血症
  言います。
  特に 歯周病治療 等の歯科治療を行うとこうした菌血症が起こることが
  報告されています。
  歯周病治療の基本的な治療であるルートプレーニング では、
  報告に差はありますが、8〜79%の確立で菌血症が生じると報告されています。
  事実ルートプレーニング を行った後(6分後)に採血して調べると血液中から
  歯周病細菌が発見されることが報告されています。
  PDTルートプレーニング 前に行うことにより、
  歯周病細菌の減少をはかることが可能となるため、菌血症のリスクを減少できます。


d. 細菌性心内膜炎、大動脈弁膜症、チアノーゼ性先天性心疾患、人工弁、
 シャント術実施患者…の方に有効!

  上記のような方は、歯周病治療を行う上で最もリスクが高い患者様と言えます。
  上記の疾患等を 有する患者様は、歯周病治療において菌血症を起こす可能性が高いため、
  PDTは有効と言えます。

5.インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)に有効!
  インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病のような状態 にはなります。
  このことをインプラント周囲炎 と言います。
  インプラント周囲炎 はインプラントがダメになる原因として最も高いことです。
  メインテナンス(定期検査) の際にPDTを使用し、細菌の減少を行うことも有効ですし、もしインプラント周囲炎 になってしまった場合にも効果が高い治療と言えます。





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2014年4月7日

最新歯周病治療:PDT :その2

このブログが始まって以来 毎週(だいたい月曜日)にアップしていましたが、
今年の4月から休診日に毎週 大学で講義 等を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週(月曜日)にアップしたいと考えております。


本日 他のブログ(口臭外来ブログ )でも書いたのですが、
昨日は、私(院長)は休ませていただき、
オールセラミックの接着セミナーに参加してきました。

始めに この話について書きます。

今後接着について詳細に書くことがでてきますので、
お知らせという意味も含めて紹介させて下さい。

接着というのは、
セラミック等の被せ物 や 詰め物を歯にくっつけるということです。

こうしたした話をすると
口腔内に金属製の詰め物 被せ物がある方は、
こうした物を接着してあると思われますが、
実は 金属製の詰め物 や 被せ物 は、厳密に言えば接着しているという治療ではないのです。

歯(特に象牙質という歯の内部の部分)に、
金属やセラミックをくっつけるという行為は、非常に難しいことであり、
結構くっつかないのです。

金属製の被せ物 や 詰め物が取れた経験がある方も多くいらっしゃると思います。

そして、取れた後の歯を見ると
中で大きく虫歯になっていた
という経験をお持ちの方も多くいらっしゃるかと思います。

以前から使用されている歯科治療で汎用されている金属は、
歯と接着されているわけではなく、
歯の溝(ザラザラした部分)と金属の溝(ザラザラした部分)に
セメントという固まる材料を挟み込み、
固定しているにすぎません。

大雑把に言えば、
外壁のブロックのようなものです。
家の庭 と 道路 等の境界となる 遮断する壁です。
昔は、グレーの長方形のブロックを積み重ねて作製された壁が多かったですよね。
長方形のブロック と ブロックは、セメントというもので固定されていますよね。

口腔内にある金属製の詰め物 や 被せ物(ブリッジも同様)も同じような方法です。

家の庭にある外壁のブロックが
固まるセメントを介在して、
動かなくなることと同じようなことです。

口腔内の場合、毎日 噛む力が歯に繰り返し起こります。
こうした噛む力の負担や、
詰めた金属の熱膨張、
食後の口腔内の酸の影響、
等で
接着されたセメントが崩壊していきます。
崩壊したセメントは砕け、溶け出していきます。

もし、家の庭等にある外壁のブロックを固定してあるセメントが
崩壊(砕けた)場合、どうなりますか?

壁が壊れますよね。

これと同じようなことが口腔内に起こっているのです。

そのため、一度つけた金属製の詰め物 や 被せ物が、
なにも問題なく一生保つのではなく、
取れたり(脱落したり)、
詰め物の隙間(セメントの崩壊)から細菌が侵入し、虫歯になったりします。

現代の歯科治療は、以前のそうしたセメントを使用した治療とは大きく変わってきています。

レジンセメントという非常に固い物で
歯と強固に接着させることが可能になってきているのです。

こうした接着については、日々進化しており、
日本の接着研究は、世界的にも先進国といってもいいでしょう。

しかし、まだまだ完璧ではなく、
日々進化している学問であることは事実です。

私自身は、歯周病が専門として日々診療しており、
20年以上前にいた大学では、
現在のような接着についての講義を習ったこともありませんでしたので、
接着の知識については、日々ざまざまなところで学ぶしかありません。

そのため、いくつかの研究グループに所属し、
知識を得るため、勉強しています。

それでも進化の途中の接着は、
昨年の常識が
今年変わることもあり、
日々知識を得ていかないと遅れてしまう学問です。

昨日は、接着の最先端の知識と臨床を行っている
風間龍之輔先生 の講義と実習に行ってきました。

このテーマ(接着)については、
今後 他のページになるかと思いますが、
詳細に解説致します。
おそらく5〜6月頃に新ページとしてアップする予定です。


今日のテーマは、『最新歯周病治療:PDT :その2』になります。

ルートプレーニング 等の歯周病治療により歯石 等の感染物質を取り除く際に歯周病細菌 歯周ポケット内部 に散らばって残ってしまうことがあります。
もちろん始めの細菌の数によってもこうしたことには差があります。
ルートプレーニング については、前回のブログで動画を含めて解説しましたが、
ルートプレーニング を大雑把に説明すると
「耳かき」を行っているようなものです。
耳の穴の中にある汚れ(垢)を機械的に取り除くのが「耳かき」です。
歯周病の治療であるルートプレーニング も同様です。
ルートプレーニング を行うことにより歯石(汚れ)は結構取れますが、全て(100%)取れるわけではありません。
砕かれた歯石の削片 や 目で見えない細菌 等は 残る可能性があります。
大量の細菌が残ると それが元になり、歯周病が再発することがあります。

また、重度歯周病 の場合、歯周ポケット 内部には、大量の歯周病細菌 が生息しています。
この細菌が腫れや、出血の原因となっているだけでなく、骨が吸収 を起こします。

歯周病細菌 を減らすことが歯周病を治す第一歩なのです。

それでは 実際の使用方法について解説します。
詳細はその後で説明します。

まず、歯周ポケット 内部にバイオジェル(光活性剤)を入れます。
次に歯周ポケット 内部に光エネルギーを約1分間照射します。
大まかな流れはこれで終了です。
非常に簡単な治療です。

図で見てみましょう!
スライド1


痛みはありませんし、非常に短時間で行えます。

それでは、詳細の話しになります。
ちょっと難しい話しになりますが…
まず、使用するバイオジェルですが、0.01%のメチレン-ブルー色素を含む中性リン酸緩衝液で、
この色素は、歯周病細菌(グラム陰性菌 および グラム陽性菌 の細胞壁を構成するリポポリサッカライド、糖脂質の脂質)に得意的に結合します。

簡単に言えば、歯周ポケット 内部にバイオジェルを入れると歯周病細菌と結合(くっつく)ということです。

このバイオジェルは光感受性物質と言い、
光を吸着すると 化学反応が起こり活性酸素を発生させることができます。

この時に使用する光エネルギーは、「Periowave」という装置を使用します。
「Periowave」は、670nmの波長で 220mWの低出力光エネルギーです。
発熱を起こすこともないため、痛みを感じることはありません。

光エネルギー(Periowave)を照射することにより、色素(バイオジェル)が結合した歯周病細菌は破壊されます。
このバイオジェル(色素)は、人間の身体の細胞には結合しません。

また、光が照射される1〜2ミリが有効範囲であるため、その効果は限局的です。
そのため、ピンポイントでバイオジェル(色素)を塗布し、光を照射することが必要です。

以下は、「Periowave」という光エネルギーを照射する装置です。
非常に小さいものです。
スライド2



これでだいぶPDTについて分かってきたと思います。
次回はさらにこの続きの解説です。
今回のPDTは、再アップ内容になっています。





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2014年3月31日

新しい歯周病治療 PDT 1回目

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前回までのブログでは、
内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療
として、内服薬による歯周病治療について解説してきました。

内服薬による歯周病治療には、
利点もあるが、欠点もあることも解説しました。

今日のテーマは、『新しい歯周病治療 PDT 1回目』です。

内服薬による歯周病治療の欠点を補う治療法と言えます。

このテーマは、以前にも紹介したことがある内容ですが、
問い合わせが多いテーマですので、
解説したいと思います。

PDTとは、
Photo Dynamic Therapy(フォトダイナミックセラピー)の略で、
日本語では光線力学療法と言います。

それではこのPDTは、今までの歯周病治療 となにが違うのでしょうか?

まず歯周病とはなにか?(どのような病気か?)
という話しからしたいと思います。

歯周病は、歯周病細菌による感染症 です。
歯と歯肉の境目(歯周ポケット )に汚れ(食べかす)等が入り込み
感染を起こします。
kensa_05

そのため、歯周病の基本的な治療として、歯周ポケット 内部に溜まっている汚れ(歯石 等)を取り除く治療を行います。
この治療をスケーリング ルートプレーニング(SRP) と言います。
ご存知の方も多いかと思いますが、このルートプレーニング が分かると この後のPDTがが理解しやすくなりやすくなりますので
ご存知ない方はご覧になって下さい。
pmtc3

ルートプレーニングの図


模型で歯周ポケット検査を行っている動画


模型を使用してルートプレーニングを行っている動画

このルートプレーニング は、歯周病の基本中の基本です。

歯周ポケットが6ミリ程度であれば、ほとんどがこのルートプレーニング で治ることが多いです。

ルートプレーニング という治療法を大雑把に説明すれば、
耳かき と同じような行為です。
つまり、耳の中に溜まっている 汚れ(耳垢)を機械的に取り除くのが耳かきです。

ルートプレーニング 歯周ポケット という歯と歯肉の隙間に入ってしまった 汚れ(歯石 等)を機械的に取り除く治療法です。
現在の歯周病治療では、これ以上確実な治療法はありません。
前回まで説明してきた 内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療は、このルートプレーニング と併用することにより、効果を発揮するのです。
単に飲み薬(抗菌薬)を使用するだけでは治りません。

このルートプレーニング という治療法は、長い年月行われている治療であり、
歯周病を治す最も確実的な治療法であることは間違いのないことです。
(歯周病の中程度までであれば、ルートプレーニング のみで完治する可能性が高い治療法です)
また、ルートプレーニング で治らないような重度歯周病の場合には、 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 という治療法も行われてきました。

しかし、これらの治療法には欠点もあります。
ルートプレーニング 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 により歯周ポケット 内部の歯石を取り除くことは可能ですが、歯石 等の感染物質を取り除く際に歯周病細菌 歯周ポケット 内部に散らばって残ってしまうことがあります。
もちろん始めの細菌の数によってもこうしたことには差があります。
大量の細菌が残ると それが元になり、歯周病が再発することがあります。

実際に 侵襲性(急速破壊性)歯周炎 と言われる重度歯周病の場合には、
感染している細菌の数が多く、ルートプレーニング だけで全ての歯周病細菌を取り除くことは難しいのです。

PDT(フォトダイナミックセラピー)は、今までの歯周病治療とはまったく考え方が違う治療法です。

PDTは、光によって活性化する薬品(光活性剤)を
歯周病ポケット内部に注入し
光を照射することによって、
この薬品を活性化して除菌する方法です。

PDT単独で行う場合には、
麻酔を行う必要性がありませんし、
1歯 約1分で終了(除菌)可能です。
(後で記載しますが、基本的にPDTは単独で行う治療法ではなく、ルートプレーニングと併用することで効果がある補助的治療法です)

ちなみに 重度歯周病の場合、先程のルートプレーニング を行うと
約1時間(当医院では、通常 1回の処置で 約7歯分を行います)かかります。
もちろん麻酔が必要です。

前回までの内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療と違い、
抗生剤を服用しないため、耐性菌のリスクが少ないため、生体に優しい治療法と言えます。

PDT(フォトダイナミックセラピー)の具体的な治療方法や
どのような仕組みで除菌されるのかや
欠点等を解説したいと思います。
また適応症例についても解説します。





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2014年3月24日

内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療:その6

このブログは、歯周病に関するブログです。
このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。

今日のテーマは、『内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療:その6』になります。


まず、今までのまとめです。
何度も 見られている方にとっては重複する内容ですが、
再確認としてご覧になって下さい。

内科的歯周病治療とは、
通常の歯周病治療と並行して 歯周病細菌に対して効果のある薬(抗菌薬)を併用することにより、歯周病を治そうとする治療法です。(抗菌療法)

内科的歯周病治療(抗菌療法)は、通常の歯周病治療と比較して多くの研究論文で その効果が実証されています。

ここで重要なポイントは、
歯周病治療と並行して抗菌薬を服用することです。

単に抗菌薬を服用するを飲めば、歯周病が治るものではありません。
歯周病治療を行うことが前提です。

また、適応症をきちんと守ることが重要です。
なんでも かんでも 抗菌薬を服用すれば良いということではありません。
効果がある方もいれば、
効果がない(低い)方もいらっしゃいます。

内科的歯周病治療(抗菌療法)の適応症は、
通常の歯周病治療では治らないタイプの難治性歯周炎患者(広汎型重度歯周炎、広汎型侵襲性歯周炎) や
治療抵抗性患者 です。
通常の歯周病治療で十分治る範囲であれば、(抗菌療法)を行ってはいけません。

また、免疫力が低下している易感染性歯周病患者(重度糖尿病 患者様 等)、
虚血性心疾患患者 、
細菌性心内膜炎、
大動脈弁膜症、
チアノーゼ性先天性心疾患、
人工弁、
シャント術実施患者…の方
も適応症です。

通常の歯周病治療で十分治るようなケースであった場合には、
抗菌療法を行ってはいけません。

内科的歯周病治療(抗菌療法)には欠点もあるからです。

むやみに内科的歯周病治療(抗菌療法)を行うと
効果がないだけでなく、
薬剤耐性 が起こることがあったり、
(薬剤耐性とは、薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは 効きにくくなる現象のこと)
菌交代現象が起こる可能性があります。
(菌交代現象とは、抗生剤の長期投与等により正常細菌が減少し、通常では存在しない細菌や少数しか存在しない細菌が異常に増殖する現象のこと。)

また、口腔清掃(歯磨き)が十分に行えない患者様に対して、
内科的歯周病治療(抗菌療法)を行っても効果はありません。

歯周病は感染症 です。

この感染原因が口腔内清掃不良(歯磨きが適切にできていない)なのです。

いくらルートプレーニング
内科的歯周病治療(抗菌療法)を行っても
歯磨きが十分に行えていない方の場合には、再感染を次々に起こしますので、
効果が低いのです。

そのため、徹底して口腔清掃(歯磨き)が行えることが 歯周病治療の前提になります。

私は、患者様に 歯周病の話しを行う時には、以下のように説明することがあります。

「歯周病は生活習慣病です。」
「糖尿病 や 高血圧 と同様です。」
「糖尿病 や 高血圧 の治療を行う場合、単に薬を飲めば治るということではありません。」
「食生活 や 運動、睡眠、ストレスのない生活、禁煙…等 生活習慣を見直さないと改善しないことと同じです。」

「歯周病もまったく同じです。」
「当然のことながら 食生活 や 運動、睡眠、ストレスのない生活、禁煙…等 生活習慣が重要です。」
「生活習慣の中でも 歯磨きが非常に重要になってきます。」
「歯周病になる方は 基本的に歯磨きが十分に行えない方です。」
「そのため、歯周病になるのです。」

それでも 多くの方は、
「ある程度は歯磨きはできている!」
と考えられています。

しかし、現実的に歯磨きが十分にできていないから 歯周病になったのです。
「えー歯磨きは毎日行っているのに…」
この考え方がダメなのです。
今までと同じ生活習慣であれば、歯周病が治ることはありません。
徹底した生活習慣の改善(歯磨きを中心とした)が重要なのです。

この生活習慣の改善を行わないで 内科的歯周病治療(抗菌療法)を行っても効果はありません。

さて、6回に分けて解説してきました内科的歯周病治療(抗菌療法)ですが、適応症さえきちんと守れば、効果の高い治療であることは多くの研究により科学的根拠のある治療として証明されています。

しかし、ネットの中では
「飲み薬で歯周病が治る!」
というような誤解を招くような表現で掲載されているサイトが多く見られます。

正しい情報を知っておかないと
効果がないだけでなく、耐性菌の出現 等の問題が生じてしまいます。

次回からのテーマになりますが、
現在の歯周病治療は、さらに新しいステップに以降しています。
これは、バイオテクノロジー治療と言われる方法です。

耐性菌 等の問題が起こりやすい抗菌薬を使用することもありません。

歯周病細菌のみをターゲットに死滅させるシステムが世界的に注目されています。

この治療法は、光殺菌システムと言われる治療法です。

詳細は、次回のブログで解説しますが、
歯周ポケット内部 に存在する歯周病細菌の細胞のみに吸着する液体を使用し、
歯周病細菌そのものを直接殺菌する治療法です。
抗菌薬 治療時間が短いこと(1歯で約1分)、
痛みを伴うことがないこと
等があり、現在最も注目されている歯周病治療となっています。




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2014年3月17日

内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療:その5

このブログは、歯周病に関するブログです。
このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。



今日のテーマは、『内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療その5』になります。

このシリーズでは毎回始めに今までの内容を振り返っているのですが、
同様に過去のブログ内容を簡単に振り返ってみましょう!

内科的歯周病治療とは、通常の歯周病治療と並行して 歯周病細菌に対して効果のある薬(抗菌薬)を併用することにより、歯周病を治そうとする治療法です。(抗菌療法)
内科的歯周病治療(抗菌療法)は、通常の歯周病治療と比較して多くの研究論文で その効果が実証されています。

しかし、適切な時期に 適切な処方が行われないと 効果がないだけでなく、
薬剤耐性 が起こることがあったり、
(薬剤耐性とは、薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは 効きにくくなる現象のこと)
菌交代現象が起こる可能性があります。
(菌交代現象とは、抗生剤の長期投与等により正常細菌が減少し、通常では存在しない細菌や少数しか存在しない細菌が異常に増殖する現象のこと。)

内科的歯周病治療(抗菌療法)の適応症は、
通常の歯周病治療では治らないタイプの難治性歯周炎患者(広汎型重度歯周炎、広汎型侵襲性歯周炎) や 治療抵抗性患者 です。
通常の歯周病治療で十分治る範囲であれば、(抗菌療法)を行ってはいけません。
また、免疫力が低下している易感染性歯周病患者(重度糖尿病 患者様 等)、虚血性心疾患患者 ,
細菌性心内膜炎、大動脈弁膜症、チアノーゼ性先天性心疾患、人工弁、シャント術実施患者…の方
も適応症です。

ここまでが今までのまとめになります。

本日は、抗菌薬の服用は、どの時期から開始したら良いのか?
ということを解説したいと思います。

(抗菌療法)とは、歯周病治療 と並行して
歯周病細菌に効く抗生物質を一定期間服用する治療法です。

ただ、抗菌薬(抗生物質)を飲めば、歯周病が治るというものではありません。

難治性歯周炎に対して、歯周病治療 と並行して(抗菌療法)を行うことは、多くの研究論文でその効果が実証されています。
(抗菌療法)は、科学的根拠の高い治療と言えます。
しかし、どの時期に抗生物質を服用すれば、ベストであるかの研究論文は、効果を研究した論文と比較して少ないのが現状です。

現時点で推奨される(抗菌療法)の時期(タイミング)は、
歯周病初期治療(スケーリング ルートプレーニング) と同時 もしくは
歯周病初期治療(スケーリング ルートプレーニング) 直後となっています。

(抗菌療法)の目的は、
歯周病初期治療(スケーリング ルートプレーニング) では完全に除去できない 歯周病細菌や
歯周ポケット 内部に拡散した歯周病細菌叢を変えて臨床的改善をはかることです。

そのため、歯周病初期治療(スケーリング ルートプレーニング) と同時 もしくは
歯周病初期治療(スケーリング ルートプレーニング) 直後に(抗菌療法)が行われるのです。

参考研究論文
 Berglundh T et al . J Clin Periodontol.1998;25:354-62.
 Guerrero A et al . J Clin Periodontol.2005;32:1096-107.
 Ehmke B et al . J Periodontol.2005;76:749-59
 Rooney J et al . J Clin Periodontol.2002;29:342-50
 Winkel EG et al . J Clin Periodontol.1999;26:461-8

ただし、(抗菌療法)には、重要なポイントがあります。
ポイント1:口腔清掃が良好であること!
      簡単に言えば、歯磨きが適切にできていることが重要です。
      歯磨きが十分に行えていない患者様に(抗菌療法)を行っても効果は期待できません。

ポイント2歯周病治療 を短期間で終了させること!
      これは大きなポイントです。
      理想的には歯周病初期治療( ルートプレーニング) を1週間以内に終了させることです。
      日本の歯科医療では、これがなかなか難しいのが現状です。
      一般的に日本の保険診療で行われている歯周病初期治療(ルートプレーニング) は、
      1回に30分程度の時間をかけて3〜5歯程度を行うため、
      1週間に1回程度の治療間隔であれば、
      約6〜7回(欠損がなく28歯全てが存在している方の場合)かかることになります。
      こうした治療方法ではあまり推奨されません。
      できるかぎり、短期間に行うことが有効です。
      できれば、1回の治療範囲を10歯以上にし、
      1〜2回の短期間に終了させることが有効なのです。

次に どの程度の期間 抗菌薬(抗生物質)を飲めば良いのかという
期間的な解説です。
これは、非常に難しい話しなのです。
その理由として、さまざまな状況より変わってくるからです。
抗菌薬(抗生剤)の種類、
投与量、
感染に関与している細菌の種類、
歯周病の病状の程度
等により変わってくるからです。
効果と副作用を十分に考えて、服用(投与)期間を考えることが重要なのです。
一般的には、3日から7日が目安になります。
以下は各抗生剤による研究論文から得られた投与期間です。(一部のみ)

アモキシリン 7日間
  参考研究論文
  Rooney J et al .J Clin Periodontol.2002;29:342-50
 
アモキシリンとメトロニタゾールの混合 7〜14日間
  参考研究論文
  Guerrero A et al.J Clin Periodontol.2005;32(10):1096-107

アジスロマイシン 3〜5日間
  参考研究論文
  Haffajee AD et al.J Clin Periodontol.2007;34(3):243-53

日本では、薬剤認可の問題等があり、アジスロマイシンが使用されることが多いようです。


次回も抗菌療法の続きです。





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2014年3月10日

内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療:その4

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

お知らせ
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
現在4つのブログを毎週アップしていますが、
忙しくなるため、ブログの更新が不規則になると思います。
各ブログを毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。


当医院予約に関するお知らせ
現在 当医院の予約は非常に混み合っています。
特に 院長の予約はかなり混み合っております。
ご予約の際には、できるかぎりお早めにご連絡いただければと思います。
また、院長の診察をご希望の際には、
予約時に「院長希望」とご指示下さい。


それでは本日の内容になります。
今日のテーマは、『内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療:その4』になります。

今回のテーマの1回目にも説明しましたが、
この内容は以前にもアップした話になります。

「薬を飲めば歯周病は治るのですか?」
というご質問は本当に多く聞かれます。

インターネットでも
「飲み薬で歯周病は治ります!」
というような表示がされることを見かけます。

これは本当のことなのでしょうか?

答えとしては、
本当の部分も多少ありますが、
間違っているとことも多くあります。

なにが事実で
なにが誤っているのか?
ということを解説するのが今回のテーマなのです。


はじめて このシリーズを見られる方のために
前回 と 同様に 過去のブログ内容を簡単に振り返ってみましょう!

内科的歯周病治療とは、
通常の歯周病治療と並行して 歯周病細菌に対して効果のある薬(抗菌薬)を併用することにより、
歯周病を治そうとする治療法です。(抗菌療法)

内科的歯周病治療(抗菌療法)は、
通常の歯周病治療と比較して多くの研究論文で その効果が実証されています。

しかし、適切な時期に 適切な処方が行われないと 効果がないだけでなく、
薬剤耐性 が起こることがあったり、
(薬剤耐性とは、薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは 効きにくくなる現象のこと)
菌交代現象が起こる可能性があります。
(菌交代現象とは、抗生剤の長期投与等により正常細菌が減少し、通常では存在しない細菌や少数しか存在しない細菌が異常に増殖する現象のこと。)


そでは、どのような症例に対して内科的歯周病治療(抗菌療法)は効果があるのでしょうか?

通常の歯周病治療に内科的歯周病治療(抗菌療法)を併用すると 歯周病に効果があることが多くの研究により明らかになっています。
 参照文献: 
     Haffajee AD etal Ann Periodontol.2003;8(1):115-81.Review. 
     Herrera D etal J Clin Periodontol.2002;29(Suppl 3):136-59;dis-cussion 160-2.Review

通常の歯周病治療とは、
スケーリング や ルートプレーニング と言われる治療のことです。

以下は模型を使用してルートプレーニング を行っているところです。


通常の歯周病治療と内科的歯周病治療(抗菌療法)を併用する理由として、
歯周病は感染症 であることから、通常の歯周病治療では反応が悪い症例に対して応用されてきました。

ここで重要なポイントが通常の歯周病治療では反応が悪い症例ということです。
先に説明しました通常の歯周病治療(ルートプレーニング )で治るような症例には、使用しないということです。

あくまで 通常の歯周病治療では治らない(反応が悪い)ようなケースに対して使用する治療です。

通常の歯周病治療で十分治る範囲の歯周病であった場合には、内科的歯周病治療(抗菌療法)を行ってはいけません。

また、内科的歯周病治療(抗菌療法)はあくまでも 歯周病治療 と併用して使用することが必須です。

薬を飲めば、歯周病が治るわけではありません。

インターネット等で
「歯周病は薬で治る!」
というような 過大広告を見ることがあります。

簡単な治療は、治療を受ける患者様にとっては 非常に魅力的な方法です。
しかし、魔法のような治療はありません。

もちろん 内科的歯周病治療(抗菌療法)は、
科学的にきちんとした根拠がある治療であり、
その適応症さえ きちんと守れば、歯周病を効果的に治すことが可能な方法です。

しかし、そうした適応症をきちんと守らないために、治療を受けられた患者様に不利益を生じることがあります。

これは、治療を行う歯科医師側にも問題があるのです。

例えば、本当は十分 通常の歯周病治療 で十分 治る範囲の歯周病であったとします。

しかし、歯科医師の勧めるままに 内科的歯周病治療(抗菌療法)が行われるケースがあるとします。(宣伝広告として 抗菌療法を全面に勧めている歯科医師がいるのも事実です)

もちろん 通常の歯周病治療 も行われることが前提です。

結果的に言えば、歯周病は治ります。
治療を受けた患者様は、
「歯周病が治った!」と感じますし、 抗菌療法が効果があったと感じるかもしれません。

しかし、もともと通常の歯周病治療 で十分治る範囲であったのですから
抗菌療法に意味があったわけではありません。

抗菌療法の最大の欠点は、何度も説明していますが、
薬剤耐性 が起こったり、
菌交代現象が起こる可能性があるからです。

*薬剤耐性とは、薬剤に対して抵抗性を持ち、
 これらの薬剤が効かない、あるいは 効きにくくなる現象のこと

*菌交代現象とは、抗生剤の長期投与等により正常細菌が減少し、
 通常では存在しない細菌や少数しか存在しない細菌が異常に増殖する現象のこと。


内科的歯周病治療(抗菌療法)の適応症は、
難治性歯周炎患者(広汎型重度歯周炎、広汎型侵襲性歯周炎) や 治療抵抗性患者 です。

また、免疫力が低下している
易感染性歯周病患者(重度糖尿病 患者様 等)、
虚血性心疾患患者 ,
細菌性心内膜炎、
大動脈弁膜症、
チアノーゼ性先天性心疾患、
人工弁、シャント術実施患者…の方
も適応症と言えます。


次回も「飲み薬による歯周病治療」についての続きになります。


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2014年3月3日

内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療:その3

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療:その3』になります。

今回のテーマの1回目にも説明しましたが、
この内容は以前にもアップした話になります。

飲み薬による歯周病治療は、本当によく患者様から質問される内容であり、
非常に誤解の多いことであるのです。
そのため、正しい情報をご理解いただきたいと思い、
今日も解説します。


まず、前回と同様に過去2回のブログ内容を簡単に振り返ってみましょう!

内科的歯周病治療とは、通常の歯周病治療と並行して 歯周病細菌に対して効果のある薬(抗菌薬)を併用することにより、歯周病を治そうとする治療法です。(抗菌療法)
内科的歯周病治療(抗菌療法)は、通常の歯周病治療と比較して多くの研究論文で その効果が実証されています。

適切な時期に 適切な処方が行われないと 効果がないだけでなく、
以下のようなことが起こる可能性があります。

1. 薬剤耐性(薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、
  あるいは 効きにくくなる現象のこと)が起こることがある!
  耐性菌については、以下のページを参考にして下さい。
    抗生剤と耐性菌の話し
 
2. 薬物アレルギーが起こる可能性がある!

3. 他の服用している薬との相互作用がある!
  例えば、ワルファリン(抗血栓薬)を服用されている方が
  ペニシリン系の抗生剤を服用すると作用を増強します。

4. 菌交代現象が起こる可能性がある!
  菌交代現象とは、抗生剤の長期投与等により正常細菌が減少し、
  通常では存在しない細菌や少数しか存在しない細菌が異常に増殖する現象のこと。

上記の中でも特に
薬剤耐性(耐性菌の出現)
菌交代現象
について考慮をしていかないと単に薬(抗生剤)を服用しただけでは、効果がないだけでなく
さまざまな問題を引き起こしてしまいます。

ここまでがおさらいです。

さて本日の内容です。
内科的歯周病治療(抗菌療法)には、日本国内で一般的に行われてる方法として以下の2つがあります。
1つ目は、抗菌薬の内服です。
いわゆる抗生剤を服用することです。
2つ目は、歯周ポケット 内部に抗菌薬を注入する方法です。

今回のテーマの話しは、1番目の抗菌薬の内服ですが、
まず先に2番目の歯周ポケット 内部への抗菌薬注入についてから始めたいと思います。
メインの抗菌薬の内服については次回以降のテーマで解説します。

歯周病が発症するためには、細菌(歯周病細菌)の存在があります。
歯周病細菌が、歯周ポケット 内部に存在することにより、
歯肉が腫れたり、歯を支えている骨が吸収します

以下の図が歯周ポケット です。
kensa_03

この歯周ポケット内部で細菌が増殖すると歯肉が腫れてきます。

歯周ポケット内部への 抗菌療法として、
日本では、「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」という薬剤が多く使用されています。
「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」は、軟膏であるため、細い注射器のよなものを使用して歯周ポケット 内部へ注入して使用します。
単に薬を入れるだけですので、非常に簡単な治療法です。
こうした話しを聞くと
「薬を入れるだけで歯周病が治る!?」
と勘違いされる場合があります。

本日は、「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」歯周ポケット 内部へ注入の効果について解説します。

まず、歯肉が急激的に腫れているような方に対して
「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」歯周ポケット 内部へ注入が効果があるのか?
ということから解説します。
日本歯周病学会で報告された研究(論文)によると
歯周病の急性症状を起こした歯周ポケット 「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」を注入した場合、歯肉の炎症の改善と歯周ポケット内の細菌の減少が認められ、有効な治療法であると考えられます。
(梅田 他 日本歯周病学会会誌.1999;41:436-49、野口 他 日本歯周病学会会誌.1995;37:725-36 等)

次に
軽度歯周病、
中程度歯周病、
重度歯周病
の方に歯周ポケット 「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」を注入した場合に効果があるのか?
という話しをしたいと思います。

軽度歯周病であった場合には、「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」を使用しなくても 通常の治療と徹底した歯磨きで十分改善するため、使用する科学的根拠はありません。
逆に薬剤耐性(耐性菌) を引き起こす可能性があります。
軽度の場合には、使用しない方が良いでしょう。

しかし、中程度以上の歯周病の場合には、歯周病治療と並行して使用することにより、細菌数の減少が認められることが多くの研究報告(論文)されています。
(上田 他日本歯周病学会会誌.1992;34(3):695-700、栗本 他 日本歯周病学会会誌.1988;30(1):191-205 等)

しかし、歯周ポケット 「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」を注入しただけで、細菌が死滅するのではありません。
歯周病が治るものでもありません。
基本は歯周病治療 を行うことを前提としています。

そのため、
「薬を入れるだけで歯周病が治る!?」
というのは誤った考え方ということです。
「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」は、細菌の数は減少しますが、
死滅するわけではありませんので、
残った細菌があれば 再度増殖を始めます。

また、「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」歯周ポケット への注入は、一般的に1週間に1回、4週間にわたり行うことが有効であるとされています。
しかし、現実的には、歯周ポケット 内に注入した「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」の効果(MIC:最小発育阻止濃度)は、3〜5日程度とされています。

確しかに中程度以上の歯周病であった場合には、歯周病治療を行うとともに
「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」歯周ポケット への注入は効果があります。

しかし、長期的な使用は
薬剤耐性(耐性菌)
菌交代減少を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

また、あくまで歯周病治療 を行うことが前提であり、
「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」単独で歯周病が治るものではありません。
(石川 他 日本歯科保存学会雑誌.1988;31(2):636-48、栗本 他 日本歯周病学会雑誌.1987;(29)3:930-6 他)

当医院では、出血等の炎症が強い場合で 歯周病治療を行うことを前提とした場合に 炎症消退を目的として使用することがあります。
しかし、薬剤耐性(耐性菌) を助長するリスクがあるため、「2%塩酸ミノサイクリン歯科用軟膏」を繰り返し使用することの科学的根拠は得られていないのが現状です。

適応症をきちんと守ることが重要なのです。

今日は、非常に難しい話しになってしまいましたが、
薬剤を使用する場合には、きちんとした根拠を十分分かった上で使用することが必要なのです。

次回は、今回のメインテーマである
内科的歯周病治療(抗菌療法)について解説します。



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