歯周病専門医サイトブログ

カテゴリー: 歯周病の原因の記事一覧
2018年5月14日

歯周病は治るのか?

2018年 5月14日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病は治るのか?』になります。

歯科医院で
「歯周病」と診断されたり、
「抜歯が必要」と言われたり、
された方もいらっしゃるかと思います。

歯周病って治るのでしょうか?

始めに その答えからお話します。
中程度までの歯周病であれば、十分改善します。

状況しだいで、重度の歯周病であっても改善する可能性もあります。

骨再生治療を行えば、骨の回復(再生)もかなり行えることができます。

しかし、あまりにも非常に進行した歯周病の場合には、治りません。

それでは、
『中程度とはどのような状態であるのか?』
『非常に進行した歯周病(重度歯周病)とはどのような状態か?』
『どこまで進行したら、抜歯となるのでしょうか?』
『また、治る場合、どこまで改善するのでしょうか?』

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。

歯周病細菌は口腔内に非常に多くの種類が存在しています。

その口腔内細菌の中でも
現時点で歯周病にとって特に悪性度が高い細菌は3種類と言われています。
Treponema denticola
Tannerella forsythia
Porphyromonas ginvalis
です。

Treponema denticola
Tannerella forsythia
の2種類は
小学校から高校生の頃に口腔内に定着することが可能性が高いです。

また
Porphyromonas ginvalis
は18歳頃から口腔内に定着し始めます。

そして20歳代には口腔内で細菌層が確率されます。

そのため、一般的には
口腔清掃が不十分であったり、
生活習慣に問題がある方や
噛み合わせの問題が大きい方では
ある程度の年月をかけて歯周病が発症します。
通常は、30〜40歳を過ぎてから歯周病となることが多いです。

こうした歯周病を慢性歯周炎と言います。

ただし、もっと年齢が若い段階でも歯周病が発症することもあり、
こうした病態を
侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)と言います。

歯周病になると歯を支えている骨が吸収します。

以下は健康な方の口腔内とレントゲンです。

以下は歯周病が進行した方の口腔内とレントゲンです。

骨吸収の段階を図解しましょう。
はじめに健康な状態です。

初期の歯周炎です。

中程度です。

重度です。

感染が進行すると 歯を支えている骨が吸収します。
この骨吸収がどの程度進行しているかが、歯を残せる大きなポイントになります。

ただし、骨の吸収だけで、治る基準 や 抜歯の基準 を正確に決めることは非常に難しいことです。

この理由として、歯周病は、生活習慣病であり、さまざまな要因から成り立っているからです。
歯周病の原因は、
1. 歯周病細菌 
2. 歯磨きが適切にできていない(1.の原因になります)
3. 噛み合わせ(歯ぎしりを含む) 
4. 喫煙 
5. 食生活、運動、飲酒、睡眠、ストレス…等です。

そのため、単に骨の吸収があるからダメ(抜歯)ということではありません。

中程度以下の歯周病で、骨吸収がさほど少なくても、
歯磨きができていない、
歯ぎしりが強い、
噛み合わせが悪い、
喫煙している 
ということが重なっている患者様では、治らない可能性が高くなります。

逆に骨吸収がある程度ある 重度歯周病でも
今後 徹底して歯磨きをきちんと行うことができる
喫煙や生活習慣が適切である
等も問題がなければ、治る可能性も十分あります。

それでは歯周病を知るためには
歯周ポケットというのを理解することが必要になります。

歯周ポケットとは、
歯と歯肉の境目のことです。

この歯周ポケットという隙間から細菌が入り込み問題を起こします。

以下は歯周ポケットを検査する器具です。
非常に単純な器具であり、
細い棒状に目盛りがついています。
プローブと言います。
以下のプローブは1ミリ間隔で目盛りがついています。

このプローブを歯周ポケットに挿入して深さを測定するのです。

中程度の歯周病とは?
まず、歯周病ポケット検査 において、5ミリ以上の歯周ポケットであった場合には、中程度になります。
ちなみに7ミリ以上は、重度歯周病です。

しかし、もっとも重要なのは、レントゲン写真による骨吸収程度の検査です。

歯周ポケットが7ミリ以上あっても、レントゲンで骨吸収がない場合もあります。

骨吸収がなければ、歯周ポケットが7ミリ以上でも中程度以下の歯周病です。
言い換えれば、骨吸収が進行していると 状態としては悪いのです。

また、同じ歯周ポケットでも検査時に出血がある場合には、問題があります。
出血があるということは、現時点で進行している歯周病であるということです。
例えば、5〜6ミリ程度の歯周ポケットでも、出血があり、レントゲンで骨の吸収が進行していれば、重度歯周病ということになります。
* ただし、出血がなくても歯周病が進行している場合もあります。
  これは、喫煙者に多く見られる症状です。

1/3程度以下の骨吸収であれば、中程度の歯周病と言えます。

非常に進行した歯周病とは どのような状態か?
骨の吸収が大きいケースは、進行した歯周病と言えます。

噛み合わせ等にもより違いますが、歯を支えている骨が1/3程度吸収してくると “ 歯がグラグラ ”してきます。
骨の吸収が1/3以上ある場合には、中程度〜重度歯周病といってもいいでしょう。
しかし、重度歯周病といっても まだまだ 半分程度の 骨が残っている場合には、抜歯にはなりません。

2/3以上の骨吸収がある場合には、非常に進行した重度歯周病になります。

また、“ 歯のグラグラ ”程度をあらわす数値として『動揺度検査』という簡単な検査があります。
以下のようにあらわします。
動揺度0:歯がほとんど動かない
動揺度1:歯が頬側、舌側のみに若干動く程度
動揺度2:上記+歯が横(左右)にも動く
動揺度3:上記+上下にも動く

動揺度2以上であれば、重度歯周病です。
動揺度3であった場合、抜歯となる可能性が高くなります。

どこまで進行したら、抜歯か?
ここまでで、中程度の歯周病、重度の歯周病というのが、ある程度分かったと思います。

それでは、どこまで歯周病が進行したら抜歯になるのでしょうか?

最初にも書きましたように、歯周病の原因は さまざまあります。
そのため、抜歯の基準は正確にあるものではありません。

しかし、以下の場合には、抜歯になる可能性が高くなります。
1. 骨吸収が2/3以上ある
2. 動揺度が2もしくは、3
3. 6点法の歯周ポケット検査において、全てが7ミリ以上の歯周ポケット検査が存在する。
4. 歯磨きがまったくできていない

歯周病治療によりどこまで治るのか?(改善するのか?)
どこまで治るかを説明する前に 以下のことは患者様ご自身で徹底して管理して下さい。

1. 徹底した歯磨きを行う
毎食後、10分以上は、時間をかけ、歯科衛生士による適正な指示にしたがい 行って下さい。

2 生活習慣をきちんと見直す
何度も書きますように歯周病は、生活習慣が不適切であると治らないと思って下さい。
また、口腔内も身体の一部ですから健康な身体こそ
健康な口腔内になります。
食生活、睡眠、適度な運動、ストレスの少ない生活をできるかぎり心がけて下さい。

それでは、歯周病治療によりどこまで治るのかを解説します。
まず、骨吸収がさほどなく、動揺度も大きくなければ、歯周ポケットは治療によりほとんど治ります。

もともと歯周ポケットが7〜8ミリあっても、
徹底して歯周病治療を行うことにより2〜3ミリ程度に改善します。

これは、歯周病治療により歯周ポケット内部に存在した
汚れ(歯周病細菌)を除去したことにより改善するのです。

しかし、治らないものもあります。
これは、吸収してしまった骨です。
吸収した骨は、基本的には元の状態には戻りません。

歯周病の治療には、
骨を再生させる治療法があります。

GTR法 や エムドゲイン法 と言われる方法です。

私自身もこうした治療法を得意としています。

しかし、GTR法 や エムドゲイン法 は魔法の治療ではありません。
どのような状態の歯でも再生治療を行えば骨が再生するのではありません。

再生するための適応基準に当てはまれば 骨が再生することは可能です。
しかし、それでも100%元に戻るわけではありません。

基本的には、歯周病治療により吸収した骨の量は、増えません。

しかし、歯周病治療の目的は、歯周病の進行を止めることにあります。
歯周ポケット内部の細菌を取り除き、歯周病の進行を食い止めることにより、
悪化を阻止することが最も大切なことです。

長い話でしたが、
歯周病について少しご理解していただけたと思います。


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2018年4月30日

喫煙者は歯周病が治らないって本当?』

2018年 4月30日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『喫煙者は歯周病が治らないって本当?』になります。

私は歯周病専門医ですが、
専門医でも治らない歯周病があります。
その代表的なのが喫煙者です。

喫煙者は本当に歯周病が治りにくいです。

本日はそうしたデータをご紹介します。

まず
タバコを吸わない人(非喫煙者)
喫煙者
歯肉の色を見て見ましょう!

以下はタバコを吸わない人(非喫煙者)です。
歯肉はピンク色をしています。

以下は喫煙者です。
歯肉が黒っぽく見えます。
喫煙者の特徴的な歯肉の色です。

次に
タバコを吸わない人(非喫煙者) と
喫煙者
の歯周病のなりやすさをデータで見ましょう。
タバコを吸わない人(非喫煙者)を1とすると
喫煙者は4.9倍歯周病になりやすいというデータです。

喫煙者は歯周病に約5倍なりやすいというのは非常に大きな問題です。

次のデータを見てましょう。
非常に興味深いデータです。
受動喫煙(じゅどうきつえん)です。
つまりご自身ではタバコは吸わないが、
周囲の人が吸っているため、その害がおよぶというデータです。

ご自身でタバコは吸わなくても
周囲の人が吸っていることで
その煙を吸い込むことがあります。
受動喫煙ですよね。

ご自身でタバコを吸わなくても
周囲の人が吸っている影響で
歯周病のリスクが2.9倍も高まるというデータです。

昔はレストランでも
禁煙席 と 喫煙席が別れておらず、
タバコを吸わない人でもその影響を受けていました。

私が高校生頃までは
東海道線の中でもタバコを吸っている人がいましたね。
電車の中に灰皿ありました。

今の子供がそんなことを知ったら
すごく驚くでしょうね。

時代はだいぶ変わってきました。

私は歯周病の専門医として20年以上診療をしていますが、
喫煙者は本当に歯周病が治らないです。

重度歯周病の場合、
徹底した歯周病治療を行い、
患者さんも歯磨きを十分に行なっているにも関わらず
歯はどんどんとなくなっていきます。

喫煙者は明らかに歯周病が治らないです。

ただ喫煙量にもよります。
次のデータをみてみましょう。
1日10本以上喫煙する人と
1日10本以下の人
とでは歯周病のリスクに差があります。
喫煙量が増えることでさらにリスクは増すということです。

それでは今まで喫煙していた人は歯周病が治らないのか?
ということですが、
禁煙することで回復してきます。
次のデータです。
10年以上喫煙している人と
10年以下の人とでは
歯周病のリスクが変わってきます。

歯周病を治したいと真剣に考えられている方は
タバコは必ずやめて下さい。

また量を減らすだけでも多少の効果はありますが、
やめることが重要です。

またご本人がタバコを吸わなくても
周囲の人が吸っているだけでも
影響は受けます。

本日は歯周病と喫煙の害についてでした。

最後に他の口腔内を紹介して終わります。
まずタバコを吸わない人(非喫煙者)です。

次に喫煙者です。


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2018年2月5日

歯磨きをすると出血がある! どうしていけないの? バイオフィルムから考える出血の謎

2018年 2月 5日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯磨きをすると出血がある! どうしていけないの? バイオフィルムから考える出血の謎』になります。

今日は前回の続きです。

前回のブログでは歯周病を理解していただくため、
バイオフィルムについて図を用いて解説しました。

前回のブログを読まれていない方は
是非先に前回のブログ をご覧ください。

さて本日は、歯磨きの時の出血がいけない理由をバイオフィルムをもとに解説します。

まず始めに前回とまったく同じ話になるのですが、
歯周病について簡単に説明します。

この歯周病がわからないと本日の内容がわかりませんので…
前回のブログを見られている方は少し飛ばして先の本日のテーマからご覧ください。

歯周病とは、
歯周病細菌による感染症です。
歯周病細菌が歯周ポケットない部で繁殖(増殖)することで歯周病が進行してきます。

歯周病細菌がいなければ歯周病にはなりません。

歯周病細菌の存在が大きな影響をしてくるのです。

まず歯周ポケットとは、
歯と歯肉はくっついておらず わずかな隙間が存在します。
この隙間を歯肉溝(しにくこう)と言います。

この隙間(歯肉溝)の中に細菌が入り込み、
深い部分へと侵入していくことで歯周病が進行していきます。

以下が歯周ポケットです。

歯周ポケット検査では、1歯について歯の周囲を6箇所測定します。

その時に使用する器具が以下のプローブというものです。

歯周病の進行を以下で図解します。
まず健康な状態です。
歯肉溝は、1〜2ミリ程度です。
歯肉の炎症はなく、
歯の根を支えている骨の吸収も認められません。

以下が少し歯周病が進行した状態です。
歯周ポケットは4ミリ以上になります。

さらに進行した状態です。
歯周ポケットはさらに深くなり、
6ミリ以上になります。

さらに歯周病は進行し、
歯の根を支えていた骨の吸収もさらに大きくなります。

こうなると歯はグラグラです。

実際のレントゲンで健康な方と歯周病の方を比較してみましょう。

以下は健康な方のレントゲンと口腔内写真です。

以下は骨吸収が進行した歯周病の方のレントゲンと口腔内写真です。

さて本日の本題です。

本日はこの歯周ポケットの中の話です。

歯周病が進行すると
歯周ポケットの中に歯周病細菌が繁殖します。

歯周病細菌は数多くの種類が存在するのですが、
特に問題となるのが以下の3種類の細菌です。

P.g.菌 ( Porphyromonas ginvalis )
T.d.菌 ( Treponema denticola )
T.f.菌 ( Tannerella forsythia )

専門家ではない方は、細菌の種類を覚えてもあまり意味はないので
だいたい歯周病に大きく問題となる細菌は3種類です。

その中でもP.g.菌は悪性度が非常に高い細菌です。

まあ かなりズレてしまうのですが
厳密にはP.g.菌が悪い訳ではなく、
P.g.菌の中の2型というタイプは悪性度が高いことがわかっています。

P.g.菌全てが悪いわけではないのです。

話は戻ります。

歯周ポケット(歯肉溝)の中のP.g.菌について図解してきましょう。

歯肉溝(しにくこう)の中を見て見ましょう!
真ん中の青い部分が歯肉溝(歯周ポケット)です。
左側の赤い部分は歯肉です。
右側の黄色い部分は歯の根です。
歯肉と歯根の間が歯肉溝(歯周ポケット)ということです。

この歯肉溝の中にP.g.菌がいたとします。
*P.g.菌はバイオフィルムの中や歯肉組織の中にも存在しますが、
 話の都合上、歯周ポケット内部での話と思ってください。

P.g.菌だって生きているわけですから
何か食べないといけません!

P.g.菌だってきっとお腹空くだろうお腹空くだろう
(もちろん細菌がお腹空くとは言ってないと思いますが、細菌の気持ちになった言葉ですよ)

P.g.菌だって好きな食べ物があるはずだ
何が好物何だろう?

P.g.菌の好きな食べ物は!

何と 鉄分だったんだ!

鉄分は血液中に含まれているから
炎症を起こして、出血したところは
P.g.菌の大好物がいっぱいあるということだ!





P.g.菌は大好物のヘミン鉄を食べて元気になった!


そして元気になったP.g.菌は暴れ出すのです。

お腹いっぱいになったP.g.菌は高病原性となるのです。

P.g.菌の仲間もどんどんと増えていきます。

P.g.菌が暴れ出し、高病原化することで免疫機能は衰えていきます。

その結果、P.g.菌のいるバイオフィルム自体もどんどんと悪性度が高くなっていきます。



バイオフィルムの病原性が高くなることで
細菌はさらに内部へと侵入し、
歯周ポケットが深くなるのです。

これで本日は終わりです。

出血すると歯周病細菌が血液の鉄分をエサにして繁殖するのです。

出血って見た目だけの問題ではないんですね

歯磨きをして出血がある人は、
細菌のエサがいっぱいあるということです。

注意が必要ですね。

次回のブログもお楽しみに!!


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2017年12月18日

歯周病におけるバイオフィルムってなに? バイオフィルムは歯周病の原因となる

2017年12月18日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯周病におけるバイオフィルムってなに? バイオフィルムは歯周病の原因となる』
になります。

前回のブログでは
メインテナンスにおけるPMTCについて解説しました。

PMTCとは
歯科医師  や歯科衛生士 等の専門家が
歯の表面に付着したプラークを
回転器具のブラシ や ゴムのカップ 等で 汚れを取り除き、ツルツルに磨く行為です。

歯の汚れを取り除くことで虫歯や歯周病の予防となるのです。

それではこの取り除く汚れとは何でしょう?

それがバイオフィルムなのです。

バイオフィルムとは、
個体の表面に
微生物 と 微生物から作られる
菌体外多糖などの生産物が集まってできた集合体
です。

難しい言葉で分かりにくいですよね。

歯の表面には、歯石 や 歯垢(プラーク)が付着します。
汚れですよね。

歯石 や 歯垢(プラーク)は、細菌の塊なのです。

それでは今日の本題である
バイオフィルムについて図で解説します。

結構難しく、一般の方が分かる範囲ではないかもしれませんが…

STAGE1
まず歯を磨きます。
歯の表面(エナメル質)の汚れが取れたとします。

歯の表面を清掃後 1〜2分程度経過すると

歯の表面にはペリクルという
ちょっとネバネバしたものが付着します。
まあ 歯を保護している粘膜ですね。
でもこの粘膜は細菌を付着させやすいのです。

STAGE2
そのペリクルの上に細菌が付着していきます。
これが初期のバイオフィルムです。

STAGE3
そして2〜3時間もすると
さらに他の細菌が積み重なるように付着していきます。
様々な口腔内細菌が塊となっていくのです。

STAGE4
そして2〜3日もすると
この積み重なった細菌群がバイオフィルムとなるのです。
つまりバイオフィルムは、細菌の塊なのです。
2〜3日です。

バイオフィルムは、バリアーみたいなもので、
外部から中の細菌を保護しているのです。
そのため、強力なマウスヴォッシュを使用しても
バイオフィルムの中には届きません。

バリアですから

薬液なんて届かないです。

いくらマウスヴォッシュでブクブクしても効果はないんですよ。

バイオフィルムのバリアで保護された細菌群は、
増殖し、炎症となる原因物質を放出します。

STAGE5
成熟したバイオフィルムは唾液等の作用によって歯石を形成し始めます。
これは3日もすると始まります。

もう一度バイオフィルムの成り立ちを解説します。
歯面を綺麗に清掃しても
1〜2分で歯の表面には
ペリクルが生成されます。
歯垢(しこう)という状態です。
この段階であれば歯磨きで取り除くことができます。

しかし、2〜3日もすると
バイオフィルムとなってしまいます。
バリアーで囲まれた細菌は
外部からの影響を受けにくくなるため、悪性化していきます。
こうなると歯ブラシで取り除くことはできません。
それではどうしたらバイドフィルムを取り除くことができるのでしょうか?
それがPMTCなのです。

再度PMTCについて解説します。
PMTCとは
歯科医師  や歯科衛生士 等の専門家が
歯の表面に付着したプラークを
回転器具のブラシ や ゴムのカップ 等で 汚れを取り除き、ツルツルに磨く行為です。

こうした専門的な行為によってようやく細菌の塊であるバイオフィルムを取り除くことができるのです。

さらに3日経つと歯石となってきます。
歯石は硬く、当然のことながら歯磨きでは取れませんので、
専門的な器具を用いたクリーニングが必要になります。
我々はこれをスケーリングと呼んでます。

以下が総まとめです。

バイオフィルムってあっと言う間にできてしまいますし、
一度バイオフィルムになってしまうと歯磨きでは完全に取り除くことは難しくなるのです。

ちょっと難しい話でしたが、
なぜ定期的に歯科医院で歯石除去等のクリーニングが必要であるかの基礎を解説しました。

ご参考になればと思います。


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2017年9月18日

最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その3

2017年 9月18日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

三連休の最終日です。
関東は台風が過ぎたこともあり、朝から快晴ですね。

みなさん楽しい連休をお過ごしください。
私は次の講演のスライド作成で仕事ですが…

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その3』になります。

3回目です。
過去の2回をご覧になっていられない方は是非見られてください。

今回は、重度歯周病について解説しています。

本日は、
歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方
という内容です。

歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが 歯周病治療を行うための第一歩です。

歯周病が進行すると私のような歯周病専門医でも全ての歯を治すことはできません。
あまりにも進行した状態では抜歯しか方法がないことがあります。

他の言い方をすれば、治すことができないほど進行した歯周病であった場合、
抜歯しないでそのままにすることで、歯周病細菌はどんどんと繁殖し、
感染していきます。
結果的に失う歯の数は増えていきます。

歯周病治療によって治る歯
治療を行なっても治らない歯を
きちんと区別することが重要であり、
その判断を適切にできるのが歯周病専門医でもあります。

できるかり徹底した歯周病治療により歯を残したいのは
患者様も希望されていますし、
私達医療サイドも治したいと考えています。

それでも治せない進行した歯周病があるのも事実です。

問題となるのが
100%治療ができない歯であっても どうしても抜歯を希望されない方がいらっしゃることです。

治せない歯をそのままにすると感染は広がり、さらに多くの歯を失うことになるだけでなく、
骨吸収が進行することにより、歯が抜け落ちた後の治療が困難(不可能)になってしまうことが多いのです。

話しは少しズレてしまいましたが、『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』についてもう少し解説します。

重度歯周病と診断された患者様の中には、
『定期的に歯科医院を受診していたのに、なぜこのようなことになってしまったのですか?』というご質問があります。

この理由は簡単なことで、
単に歯周病検査を行っていなかった可能性が高いのです。

そのため、現在歯周病で悩んでいる方がいっしゃれば、
担当医に 『歯周病の検査をして下さい』
と言って下さい。

歯周の検査は、非常に簡単なものです。

歯周病の代表的な検査には歯周ポケット という検査があります。

<歯周病を判断するためには、必ず行う検査です。 この検査には、特別な器材が必要なわけではありません。 検査時間も5分もかかりません。 歯科医師であれば誰でもできる検査です。 歯周病の治療が得意ではない先生がいらっしゃるのも事実です。 しかし、検査だけでも行えば、歯周病かどうかは分かります。 もし、歯周病と判断され、その歯科医院で治療が不可能とされれば、 歯周病を専門的に行っている歯科医院を紹介してもらえば良いことです。 まず、検査です。この検査をしないと 歯周病であるかも分かりません。 『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』
という話しをしました。

重度歯周病になってしまうまでには、一般的に 10年とか 20年とか 長い期間がかかります。

そのため、「最近 急に歯周病に歯周病になった!」ということはありません。

歯周病を主訴として 当医院に来院される患者様の多くは、
「づっと歯科医院に通院していたの…」 と言われます。

前回のブログでも書きましたが、歯周病検査は本当に簡単なものです。

基本的にどこの歯科医院でも検査が可能です。
しかし、歯周病検査を行っていない歯科医院があるのも事実です。

その理由として、歯周病治療は保険が適応されるのですが、その評価が非常に低いのです。

大雑把な言い方をすれば、採算が合わない治療の代表的なことが歯周病治療なのです。

特に重度歯周病の場合、治療すれば するほど 医院の経済事情は悪化すると言われています。
そのために、歯周病と分かっていても なにも治療しない先生がいらっしゃるのも事実です。
(もちろん多くの歯科医院ではそのようなことはありません)

歯周病治療の最も基本的な治療にはルートプレーニングという処置があります。

当医院では1回のルートプレーニングに約1時間の治療時間がかかります。

1時間の治療時間で得られる医院収入はどれくらいなのでしょうか?

まず、他の仕事で考えてみましょう!
整体(マッサージ)で考えてみましょう。
都心か地方かによっても違うでしょうし、美容で行うようなエステサロンでも違うと思います。
当医院のある ここ鎌倉(大船)では、1時間で約6000円というのが相場です。

それでは、ルートプレーニングはどの程度の医院収入があるのでしょうか?
歯周病の進行程度 や 治療本数にも違いますが、
重度歯周病であった場合には1時間で3.000〜4.000円以下の利益でしょう。

整体と違い、この作業には麻酔薬 や さまざまな器材費 もかかります。
当然のことながら、多くの器具はディスポーザブルですし、金属製の器具は滅菌等が必要になります。

また、歯科医院で治療の際に 座るイス(ユニットと言います)っていくらすると思います?
安いもので約300万円、高いもので約600万円以上します。

レントゲンだって最新のものであれば、2.000万円以上もかかります。

使用機材という点でいえば、医療は莫大なコストがかかっているのです。
現在 歯科医院は経営困難と言われ、歯科医師の4〜5人に1人は年収300万円以下と言われています。

その年収の中から数千万円の借金を返済しなければならないのも現状です。
事実、年間東京都で閉院した歯科医院は400件とも言われています。

東京都内だけでも 1日に1件以上の歯科医院が閉院しているのです。

そのような状況の中では、赤字覚悟の治療は なかなか実行されない歯科医院が多いのも事実です。

もちろん、上記のようなことは 全ての歯科医院のことではありません。
一部の歯科医院に限ったことです。

しっかりと 治療されている歯科医院も多くあります。

本日は、ちょっとダークな話しになってしまいましたが、このような裏話しもあるのです。

歯周病治療をしっかり行っている歯科医院を探すのであれば、以下のサイトを参考にされて下さい。
日本歯周病学会ホームページ(歯周病認定医掲載ページ)
   

日本地図がありますので、ご希望の都道府県をクリックして下さい。
歯周病専門医が ご自宅から遠いところにしかない かもしれません。

しかし、
「歯周病が気になる!」
「歯周病かもしれない!」
「歯がグラグラする!」
「出血がある!」
「年々歯が少ないなっている!抜歯されている!」
というような方は是非一度でも良いので歯周病専門医での検査をお勧めします。

そして、もし歯周病と診断された場合には、
その歯科医院で
どの程度の歯周病の進行なのか?
どの程度の治療回数が必要なのか?
等を聞いてみて下さい。

次回も本日の続きです。


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2017年9月4日

最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その1

2017年 9月 4日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その1』になります。

本日の内容は、以前から何度も お話した内容ですが、非常に重要な話しのため、再度解説したいと思います。

私自身は歯周病専門医ですから 当医院に来院される患者様の多くは 歯周病の方です。

歯周病といっても 軽度の歯周病から 重度の歯周病の方まで 病状の進行状態はそれぞれです。

しかし、最近の傾向として 歯周病が非常に進行した患者様が増えています。

原因は さまざまですが、長い間歯科医院を受診されなかったことが大きな問題となっています。

悪い状態でありながら そのまま放置してしまったことによる 歯周病の悪化です。

歯周病になってしまう原因には、多くのことが考えられます。

歯周病の主な原因は以下になります。
まず、歯周病細菌の存在です。

歯周病は感染症 です。

歯周病細菌というバイ菌が歯肉の中に侵入して起こる病気です。

歯周病細菌が歯肉の中に侵入すると
歯肉が腫れ、
出血を起こし、
最終的には歯を支えてる骨が吸収します。

骨吸収が進行すると 
歯がグラグラとしていき、
最終的には、歯が抜けてしまいます。
この細菌感染を防ぐことが歯周病にとって重要なことなのです。

次の原因として、噛み合わせです。
噛み合わせとは、噛む力の負担が大きい場合に 歯がその力に耐えきれずにダメになってしまうことです。

噛み合わせだけでは、歯周病にはなりませんが、歯周病が進行しているような状態であった場合で 噛み合わせに問題がある方は、歯周病が一気に進行してしまいます。

具単的には、先(最初の原因)でご説明したように 歯周病は、歯周病細菌による感染によって起こります。

歯周病細菌の感染が進行し、歯を支えている骨が吸収し始めると、
通常の噛む力でもグラグラしてきます。

この状態でさらに噛む力の負担が大きくなると歯自体は、とても噛む力に耐えきれずに グラグラがさらに大きくなっていくのです。

歯周病専門医が最も難しい治療としているのが この噛み合わせがある患者様です。
ちなみに どのような噛み合わせが問題なのかと言いますと
歯ぎしり や くいしばり がある方です。

『私は 歯ぎしり をしていないので関係ない!』と思われている方も多くいらっしゃると思います。

しかし、実際には、ほとんどの方は『歯ぎしり』をしています。
中には『ギリギリ』と音がする方もいらっしゃいますが、
音がしない方の方が多いのです。
歯は、骨吸収がない状態でも多少は動くものです。
これは、正常なことなのです。

しかし、動く範囲は決まっています。

この正常に動く範囲であれば、歯には負担は加わりません。

しかし、この正常な範囲以上に歯が動いてしまった場合が問題なのです。

手首を例にとって解説します。
当然のことながら手首は動きますよね。
でも動く範囲は決まっています。

手首を360度 ぐるっと動かすことはできません。

動く範囲が決まっているからです。

しかし、転んだりした時に手を強くぶつけたとします。
その際に手首が必要以上に曲がったとします。
正常な動く範囲以上に動いてしまったのです。

この場合、手首のすじ は伸ばされてしまいます。

いわゆる 捻挫(ねんざ)という状態です。

歯にもこのようなことが起こるのです。

歯が正常範囲で動く以上に 噛む力のダメージが加わると
歯は打撲を起こすのです。

噛み合わせの問題は、本当に歯科治療(歯周病治療)を難しくします。

次の歯周病原因として喫煙
があります。喫煙者は歯周病が非常に治りにくいのです。

喫煙と歯周病の関係は、歯周病の学会において 数多く報告されています。
ある報告によると、喫煙者は、非喫煙者と比較して、歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

次の原因として生活習慣 です。
歯周病は生活習慣病なのです。

つまり、歯周病は、高血圧 や、糖尿病、高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。

糖尿病、高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。

患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活、運動、喫煙、睡眠、ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。
こうしたことが歯周病の原因と言えます。

まとめると 歯周病の原因は、
感染症!
噛み合わせ!
喫煙!
生活習慣 ということです。

細かく言えば他にも問題となる原因はありますが、
代表的な歯周病の原因は上記のようなことなのです。

最近 重度歯周病で来院される患者様の多くは、こうした原因といくつも抱えている方が多いのです。
しかも、長期的に歯周病を放置されているため、当医院を受診された時には
すでに歯周病が進行しすぎてしまっているのです。

歯周病の治療は多岐におよびます。
歯周病になってしまった原因により治療方法はさまざまです。

簡単な治療で十分完治するケースもありますし、
治らないケースも存在します。

いくら歯周病専門医 でも全ての歯周病を治せるわけではありません。

そのため、手遅れにならないうちに治療を開始することが最も重要なのです。

特種なケースを除いて、
一般的に 重度歯周病になるためには、相当長い期間がかかっています。
10年 とか 20年とかです。
そのため、『最近 急激に歯周病になった!』ということではありません。
特に歯がグラグラ しているということは、
かなり歯周病が進行している状態です。

そうとう覚悟しないといけません。

次回は本日の続きで2回目を解説します。


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2017年6月5日

重度歯周病が治りにくい方の原因について:その5

2017年 6月5日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『重度歯周病が治りにくい方の原因について:その5』になります。

このシリーズの話はかなりマニアックになっています。

前回は、根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)という話でした。

ちょっとおさらいをしましょう。

前回と同じ写真なのですが、
正常な状態のレントゲンが以下になります。

この写真は下顎の奥歯なのですが、
通常 歯を支えている根は2本から3本存在しています。
この根と根の間に骨があるのが正常な状態です。
骨は白く見えます。


根を分かりやすいように線で書いてみました。


根と根の間が根分岐部(こんぶんきぶ)です。

次のレントゲン写真が根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)です。

根と根の間が黒っぽく見えます。
骨が吸収しているのです。

今度は図で見てみましょう!
以下が正常な状態です。

以下が骨が吸収して根分岐部病変になった状態です。

ここまでは前回の写真と図です。

本日は分岐部病変の治療の話をしたいと思います。

まず歯周病と診断するためには、
歯周病の検査が必要です。

歯と歯肉には僅かな溝があります。
この溝を歯周ポケットと言います。

使用する器具は以下です。
これをプローブと言います。

プローブを歯と歯肉の境目に挿入します。

計測する部位は歯の周り6カ所です。

この歯周ポケットが深くなるほど歯周病が進行しているということです。

歯周病が進行している状態では
歯肉の中に汚れが詰まっているのです。
いわゆる歯石です。

この汚れの中に歯周病細菌が存在しており、
歯周病細菌が存在することで歯を支えている骨が溶けてしまうのです。

実際に重度歯周病のため、抜歯となった歯を見てみましょう。

黒く見えるのが歯石です。
歯の根の周囲に大量の歯石がついています。

このような状態になってしまうと抜歯となってしまうのですが、
歯周病の治療とは、歯肉の中 歯の根に付着した歯石を取ることになります。

以下の図は歯肉の中にある歯石を取ってるところです。

さて話を根分岐部病変に戻しましょう。
根分岐部病変になってしまうと
その将来性は非常に低くなってしまいます。
そうしたデータから見ていきましょう。

以下は
根分岐部病変がある状態と
問題がない状態の
抜歯となる率です。

分かりにくいのでポイントを絞ってみましょう。

黄色の部分が根分岐部病変がない状態です。
正常な状態です。

赤色の部分が根分岐部病変がある状態です。
歯周病が進行した状態です。

このデータによると
正常な状態の歯を失う率が4.1%だったのに対して
根分岐部病変となると歯を失う率が31%となり、
約8倍高くなります。

他の研究では

正常な状態の歯を失う率が6.7%だったのに対して
根分岐部病変となると歯を失う率が57%となり、
約9倍高くなります。

こうしたデータからも
根分岐部病変になると
歯を失う確率が格段に高くなります。

先に歯石を取る治療の図をアップしましたが、
この根分岐部病変になると
根の形態が複雑なため、汚れを取ることが非常に難しくなります。

根分岐部病変となると
歯周病治療でどれくらい歯石を取ることができるのかというデータを見てみましょう。

分かりにくいですが、
SRPというのが先の図にもあった汚れを取る治療です。
左側の3本の棒グラフです。
歯周ポケットが1〜3ミリは軽度の歯周病
歯周ポケットが4〜6ミリは中程度の歯周病
歯周ポケットが4〜6ミリは重度の歯周病
です。

歯周ポケットが1〜3ミリの軽度の歯周病ではSRPにより69%歯石が取れる

歯周ポケットが4〜6ミリの中程度の歯周病ではSRPにより18%歯石が取れる

歯周ポケットが6ミリ以上の重度の歯周病ではSRPにより15%しか歯石が取れない

というデータです。

歯周病が進行すればするほど
治療(SRP)により歯石が取れる確率が格段に下がるということです。

歯周ポケットが6ミリ以上の場合、
歯周病治療(SRP)では歯石が15%しか取れないのでは
治らないということです。

ちなみに
右側の3本の棒グラフは
歯周病の手術を行った場合の歯石除去率です。
手術をすればより歯石の除去率は高くなりますが、
それでも6ミリ以上の歯周ポケットの場合には42%しか歯石が取れないということです。

歯周病は進行すると非常に治しにくいのです。

早期発見、早期治療が最も大切なのです。

今日はかなり難しい話になってしまいました。

次回もお楽しみに!

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2011年10月17日

日本の喫煙状況

10/17(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『日本の喫煙状況』になります。

喫煙は、不適切な食生活 と 同様に 病気を起こす最大の原因の一つと言えます。

日本肺癌学会 では、以下のように禁煙を勧めています。

「喫煙は わが国のような先進国において 疾病や死亡の原因の中で防ぐことの出来る 単一で最大のものであり、禁煙は 今日最も確実にかつ短期的に大量の重篤な疾病や死亡を劇的に減らすことのできる方法です。(日本肺癌学会HPより抜粋)

2005年の厚生労働省のデータによると
癌(がん)による年間死亡者の数は32万人となっています。
その中で肺ガン(癌)による死亡者数は、6万人最も多くなっています。
男性の肺ガン(がん)による死亡率は、人口10万人あたりに換算して73人となり、
胃がんよりも高くなっています。
女性では、大腸がん、胃がん についで 肺ガンの死亡率は3番目に多く、
人口10万人あたりに換算して26人となっています。
これだけ多い肺ガンの大きな原因として喫煙があります。
つまり、禁煙すれば、死亡率を大きく減らすことが可能となるのです。


歯周病についても喫煙は非常に大きな影響となっています。
喫煙と歯周病の関係は、歯周病の学会において 数多く報告されています。
ある報告によると、喫煙者は、非喫煙者と比較して、
歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

私自身の臨床経験の中でも歯周病は喫煙者では、本当に治らないと感じています。
もちろん全ての喫煙者が治らないということではありませんし、
治る程度にも個人差はあります。
しかし、歯周病は非喫煙者と比較して圧倒的に治りにくいのは確かです。

特に重度歯周病者では、絶対に禁煙していただきたいのです。

最近は、
喫煙できる場所が少なくなったり、
タバコ料金の値上がりがあったり、
禁煙運動が盛んに行われていることもあり、
喫煙者が減少傾向にあると言われていますが、実情はどうなのでしょうか?

たばこ産業の「平成21年全国たばこ喫煙者率調査」によると、
成人男性の平均喫煙率は38.9%でした。
これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、
43年間で44.8ポイント減少したことになります。
年代別にみると、
急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は27.8%で、
ピーク時(昭和41年)より50ポイント以上も減少しました。

また、平成21年の喫煙率が一番高い年代は30歳代46.9%でした。
つまり、30歳代男性の2人に1人は喫煙しているということになります。
いまだに こんなに多くの若い人(男性)がタバコを吸っているのですね。
びっくりです。

成人男性の喫煙率は、この18年間、減少し続けていますが、
諸外国と比べると、未だ高い状況にあります。

これに対し、成人女性の平均喫煙率は11.9%であり、
ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。
平成21年の喫煙率が一番高いのは30歳代16.8%、最低は60歳以上の6.2%です。
つまり、30歳代女性の6人に1人は喫煙しているということになります。

先にも説明しましたように喫煙者は、非喫煙者と比較すると圧倒的に歯周病が治りません。
特に進行した重度歯周病では、歯周病の治療を行ったとしても多くの場合、歯周病は再発していきます。

私は、歯周病専門医 ですから、当医院に来院される患者様の多くは重度歯周病の患者様です。
当然のことながら「歯周病を治したい!」
と思って来院されます。
当たり前ですが、歯周病を治したくなくて来院されるわけではないのです。
そのため、当然ですが、喫煙者に対して禁煙を勧めます。
これがなかなかうまくいかないのです。
喫煙されている患者様の多くは、喫煙した状態のまま歯周病の治療を受けることを希望されます。
これは無理なことです。
それでも喫煙者の重度歯周病患者様は、
「歯周病の治療を行って 現在の状態より 少しでも良くなればいい!」
と考えられている方もいらっしゃいますし、
「喫煙しながらでも 歯周病治療を行えば、なんとか良くなるだろう!」
と考えられています。
これは明らかに間違いです。
私は歯周病治療を開始して約20年経ちますが、
初診時に重度歯周病であった場合には、
喫煙者ではほとんどの場合 治ることはありません。

病気は患者様ご自身のことです。
どのような病気でも 基本は生活習慣です。
食生活、睡眠、適度な運動、ストレスのない生活…等です。

歯周病もそうですが、後で後悔しないように禁煙されていただきたいものです。


次回のブログは、10月24日(月)になります。



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2011年3月7日

デンタルリンスでは歯周病は治らない?

3/7(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『デンタルリンスでは歯周病は治らない?』になります。
よく患者様から質問を受けることとして
「リステリン 等のデンタルリンスは効果がありますか?」
ということがあります。
マウスウォッシュは効果があるのでしょうか?
本当に歯周病を予防できるのでしょうか?
本日はこのような話しです。

まず、この答えを答える前にバイオフィルムについて解説しないといけません。

バイオフィルムとは
『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』
のことです。
そう言ってもピンとこないと思いますので、私達が生活する上で存在するバイオフィルムの話しをします。
台所 や 風呂場 の清掃を少ししないでいるとそこは、ヌルヌルとしてきます。
そのヌルヌルを除去しようと思っても、塩素系の薬剤等を使用しない限り、ブラシのみではなかなか取除くことは困難であると思います。この除去しづらいヌルヌルがバイオフィルムです。
歯の表面 や 歯周ポケット 内部にも同様のバイオフィルムが形成されます。
歯周ポケットについてお分かりにならない方は以下を参考にして下さい。
   歯周ポケット

続きです。
バイオフィルムの内部には複数の細菌が生息しています。
バイオフィルムという家の中で複数の細菌が共同生活をしていると思って下さい。
問題なのはバイオフィルムは 薬剤 や 殺菌剤 などの外敵から身を守るためにバリアとして働いていることです。
かなりの高濃度の薬剤でもない限り、内部の細菌を殺すことは困難です。

では
どうしたらバイオフィルム内部の細菌を除去できるのでしょうか?
答えは簡単です。
歯ブラシ や フロス 等で機械的にこすり、除去することです。
しかし、歯ブラシだけで完全にバイオフィルムを除去することはできないと言われています。
特に歯周ポケット の内部には歯ブラシは届きませんのでバイオフィルムの内部の細菌を除去することはできません。
歯周病を治すには単に消毒だけしたり、その部分に薬を入れるだけではなく、このバイオフィルムを専門的に除去していく必要性があります。

バイオフィルムによる歯周病の進行を止めるにはどうすれば良いのか?

ここでは歯周病や虫歯の予防方法であるP(M)TCについて説明します。
P(M)TC以外のバイオフィルムの除去方法については また後日解説します。

P(M)TCとは?

P(M)TCとはProfessional(Mechanical)Tooth Cleaningの略で、
歯科医師 や 歯科衛生士 のように特別に訓練を受けた専門家が 器具 や ペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて歯面および歯周ポケット 内部に存在しているバイオフィルムを機械的に除去することを言います。
P(M)TCは大きく分けて、
治療としてのP(M)TC と
定期検査としてのP(M)TCがあります。

先に説明したように 歯ブラシだけでバイオフィルムを完全に除去することは非常に困難とされています。
そのため 歯科医院にてバイオフィルムを定期的に除去することは非常に重要なことで、
虫歯 や 歯周病の予防の第一歩になります。
そのためにはメインテナンス(定期検査) を受けられるのは非常に有効なことです。
定期的にバイオフィルムを除去(フッ素の併用も必要)することで虫歯の予防と歯周病の管理ができます。

それでは、具体的なバイオフィルムの除去の方法です。
まず、『スケーリング』です。
『スケーリング』とは歯石を除去することです。
方法は『キュレット』(下写真)で取り除く方法と
pmtc1

『超音波スケーラー』(下写真)と言う マイクロ振動 と 水圧 により歯面や歯根面に付着している歯石とともにバイオフィルムの除去を行う方法があります。
pmtc2


『キュレット』と言われる器具を用いて、歯肉内部の 歯石 および 感染物質 を取り除く治療を『ルートプレーニング(SRP) 』と言います。
ルートプレーニングに使用する『キュレット』の先は 刃のようになっており、根面に強固に付着している感染物質(歯石)を除去するのに適しています。
pmtc3


次にポリッシングです。
『歯石』や『バイオフィルム』を除去した表面は
“ ザラザラ ” しています。
“ ザラザラ ”している状態は 再度汚れが付着しやすいので 表面を 器械 や 歯ブラシ等で “ ツルツル ” に磨き、『歯石』や『バイオフィルム』が付着しにくいようにします。
また、ポリッシング時 や 虫歯予防のために フッ素人りペーストを歯面に塗り込みます。
このようなことを行うことによりバイオフィルムを取り除き、歯周病の再発を防ぎます。
pmtc4


以下はルートプレーニングの動画です。

以下は抜歯した歯についている歯石を超音波で取っている動画です。




次回のブログは、3月14日(月)になります。
次回は本日の続きになります。



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2011年2月28日

なぜ 歯周病は減らないのか?:その2

2/28(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、前回の続きで『なぜ 歯周病は減らないのか?:その2』になります。
こうした歯周病の原因の話しは非常に好評ですね。
やはり、歯周病で悩んでいる方は多いようです。

前回のブログでは『なぜ 歯周病は減らないのか?』の原因として、

1.生活習慣の改善が実行されない方が多いこと!

2.誤った情報 や 過大な情報による影響!
について解説しました。
簡単に前回のおさらいをしましょう。

歯周病はの主な原因は、歯磨きが十分にできていないことによる 汚れが 歯と歯の間の隙間(歯周ポケット )に入り込むことにより 歯肉が腫れ、最終的には歯を支えている骨が吸収する 病気です。
一言で言えば、歯周病は汚れによる感染症 です。
しかし、歯周病は歯磨きができないだけで起こるのではありません。
歯周病を別の言い方をすると 生活習慣病です。
歯周病は、高血圧 や、糖尿病高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。
糖尿病高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。
患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活運動喫煙睡眠ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。
歯周病は生活習慣病ですから 生活習慣の乱れは、歯周病を悪化させます。

歯周病の患者様が減らない原因の一つとして、
糖尿病 や 高血圧 疾患を伴う患者様が減らないのと同じです。
生活習慣をきちんと改善しようとする強い意思がなければ
歯周病は治りません。
特に重度歯周病になればなるほどこうした生活習慣は大きく影響されます。
時に重度歯周病の患者様で喫煙されている場合には、非常に危険です。
喫煙者は歯周病が治らない! と考えて下さい。

誤った情報過大な情報による影響 についても解説しました。
テレビ や インターネット等の影響で
「これを使用すれば歯周病は治る!」
等の誤った情報過大な情報 により影響を受ける患者様が多いことも解説しました。
治療を受ける患者様にとっては、
「簡単な方法で治る」 
ということは魅力的な話しです。
しかし、現実的にはそのような魔法の治療法はありません。
特に重度歯周病になればそれだけ 治療は大変になるのです。

歯周病を治す第一歩は、
現在のご自身の歯周病の状態をきちんと理解することです。
ご自身の歯周病が
軽度 歯周病であるのか?
中程 度歯周病であるのか?
重度 歯周病であるのか?
をまずきちんと把握することが重要です。
そして、具体的に どのような治療を行った方が良いのか?
を的確に理解することが必要です。

例えば、ガン(癌)に効果があるサプリメントがあるとします。
そのサプリメントは、身体に良い成分が含まれているとします。
「これを飲めば免疫力アップ!!」
というような製品です。
よくあるような話しですよね。
もちろん身体に悪いものでなければ、
なにかしらの利点はあるかもしれません。
私は けして そうした製品を否定するのではありません。
しかし、はたして そうした製品には本当にガン(癌)を治す効果があるのでしょうか?
問題なのは、
もしかしたら、通常のガン(癌)治療で十分治る範囲の状態かもしれません。
もしかしたら、どのような治療を行っても治らない状態かもしれません。
もしかしたら、非常に進行したガン(癌)であり、徹底した治療が必要なケースかもしれません。
もしかしたら、ガン(癌)でないかもしれません。

治らない状態のガン(癌)を放置した場合、状況はさらに悪化します。

一番最初に行うことは、なんだか分からない(効果の分からない)サプリメントを服用することではありません。
まず、現在どのような病気であるのか?
どの程度進行しているのか?
を調べることです。
検査の結果、治療方法が分かるのです。
本来 初期の段階であれば、十分完治していたと考えられる病気でも
民間療法だけに頼ったり、
放置した結果、病状が悪化することがあります。
インターネット等の普及でさまざまな情報が簡単に得られる時代になってきましたが、正しい情報誤った情報過大な情報 をきちんと理解することが重要です。

前置きが長くなりましたが、本日の話しになります。
「なぜ 歯周病は減らないのか?」
の理由として 治療の中断があります。
「治療の中断」と聞くと
思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯科治療の中断はよくあることです。
歯周病治療も治療が中断になることがあります。

歯周病治療が中断される原因には以下のことが考えられます。
1.自覚症状がないから
2.初期の治療により出血等の症状が改善したから
3.仕事等が忙しく、通院する時間がない
4.治療に対する痛み等があったから
5.治療の必要性はわかっていてもなかなか行動に移せない
6.一度予約をキャンセルしてしまったために通院しにくくなった
7.治療に対する理解が得られなかった

一度 歯周病治療を中断した患者さんが再度来院した場合、
ほとんどの患者さんが悪化しています。
これは一度治療を中断すると 再度治療を受けるまでにある程度の期間(時間)が経っていることがほとんどであり、
治療に対する積極性が劣るため ブラッシング自体も不足になっている場合がほとんどであり、
再度検査を行うと 必ずといっていいほど検査結果は悪化しています。
一度治療を中断したとしてもあきらめず、再度治療を行う行動力をもつことが必要です。

重度歯周病の患者様の中には、
治療を中断したために 転々と歯科医院を変えている方が多くいらっしゃいます。
歯周病治療を行っていない歯科医院も多くありますので、
そうした歯科医院は転院した方がいいですが、
きちんと歯周病治療を行っている歯科医院に通院されている場合には、
一度治療を中断したとしてもあきらめずに 再度治療を行うことをお勧めします。
治療を投げ出しているような習慣は決して良いことではありません。
歯周病は感染症 であることと
生活習慣病です。
これは本日の最初で解説したことです。
歯周病は生活習慣病ですから
治そうという強い意志がない方は、治りません。
治療の中断は、最も治そうという意思がないと言えます。
私は時々患者様に歯周病について厳しく説明することがあります。
これは、歯周病についての正しい理解をもっていただきたいということと
治そうという強い意志をもっていただきたいからです。



次回のブログは、3月7日(月)になります。



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