歯周病専門医サイトブログ

カテゴリー: 歯周病の原因の記事一覧
2011年2月21日

なぜ 歯周病は減らないのか?

2/21(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『なぜ 歯周病は減らないのか?』になります。

私自身が歯周病専門医 ということもあり、当医院を受診される患者様の多くは、重度歯周病の方です。
この重度歯周病ですが、年々低年齢化してきているように感じます。
また、本当に進行した重度歯周病の方が非常に多いと感じます。

つまり、重度歯周病の方は年々増えているのではないか?
と感じられるのです。
この原因はどこにあるのでしょうか?

いくつのの原因があるかと思いますので、
私なりに考えられることを解説します。

まず、歯周病というのは感染症 です。
歯周病細菌が口腔内で増殖することにより、感染 が広がる病気です。
感染 が進行すると 歯肉が腫れ、出血が起こり、次第に歯がグラグラ としてきます。
そして、最終的に歯が抜けてしまうのです。
これが、歯周病の主な原因になります。

ただし、歯周病の原因は歯周病細菌による感染 だけではありません。
生活習慣にも大きく影響されます。

歯周病は、高血圧 や、糖尿病高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。
糖尿病高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。
患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活運動喫煙睡眠ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。

歯周病もまったく同じなのです。
例えば、
『喫煙者の歯周病の進行は、吸わない人より 6倍以上も早い!』
と言われています。

口腔内も身体の一部ですから、不健康な状態は、当然 口腔内にも悪影響を及ぼすのです。

話しは戻りますが、
歯周病の方が増えている原因の一つとして、
糖尿病の方が年々増えているのと同様に
生活習慣の乱れが考えられます。
口腔内も身体の一部ですから、体調が崩れる と 口腔内にも問題が起ってくるのです。

また、糖尿病になると 歯周病が悪化する傾向があります。
現在、血糖値が高い方は、ご存知の方も多いかと思いますが、
『ケガをすると治りにくい』と思います。
歯周病にも同じことが言えます。
血糖値が高い方に歯周病の治療 を行っても 治りは非常に悪く、場合によっては、悪化することさえあります。

歯周病は単に歯磨きを行っているだけでは治らないのです。

先も説明しましたように
『喫煙者の歯周病の進行は、吸わない人より 6倍以上も早い!』
というデータがあります。
喫煙していれば、歯周病になるということではありません。
歯周病の状態の人が喫煙者である場合、
非喫煙者と比較すると 6倍以上進行しやすい
ということです。
重度歯周病の患者様で喫煙されている方に
「必ず禁煙して下さい!」
と説明しても
「どうしても止められない!」
という方がいらっしゃいます。
このような方は基本的に歯周病は治らないと思って下さい。

歯周病は生活習慣病ですから
生活習慣の改善を行う努力ができない人は治りません。

糖尿病の患者様で、いくら病院で薬を処方されても
高カロリーな食生活や
運動不足、睡眠不足、ストレス…等の問題を解決しないと
治らないのと同じです。
実際に多くの糖尿病の方は、生活習慣の改善が適切に行われずに
病状を悪化させます。

重度歯周病で来院された患者様の中にも
一時期は改善していたが、
治療終了後 数年で再発し、結果的に多くの歯を失ってしまう場合があります。
重度歯周病の場合、一度治療を行っても 再発率が高いのが事実です。
治療後の徹底した管理がなされなければ、ご自身の歯で長期的に維持することは難しいのです。

この辺の自己管理ができていない方が多いのが、
歯周病の方が減らない原因の一つであると考えられます。

次に考えられるのが、誤った情報による歯周病の悪化です。
インターネットが普及することにより、
莫大な情報が簡単に得られるようになってきました。
正しい情報もあれば
誤った情報もあります。

また、過大な情報もあります。
例えば、テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
です。
コマーシャルをみると なにか効果がある感じがしますよね。
実際に歯周病で悩んでいる方であれば、
「 明日薬局で買おう!」
と思われる方も いらしゃると思います。
本当にこれは効果があるのでしょうか?
私は こうしたコマーシャルが 嘘だと言っているのではありません。
おそらく、上記のような歯磨き剤には、
炎症を抑える成分の薬品 等が含まれていると考えられます。
当然 炎症を抑える効能があるのですから
歯周病によって腫れた歯肉には、なんらかの効果があるでしょう。
しかし、こうした「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」を使用したからといって歯周病が治ることはありません。
単に歯肉に炎症がある程度であれば、効果があるかもしれません。

効果という言葉だけで言えば、
“ 塩(しお) ” で歯磨きをしても 効果はあります。
「 塩は歯周病に効果があります! 」
といっても嘘ではありません。
効果はあります。
どの程度かということは言えませんが、
ほんの わずかであっても なんらかの効果はあります。

前回のブログでも紹介した 抜歯した歯に歯石がついている写真を再度見てみましょう。
スライド1

重度歯周病になると こうした歯石が歯肉の内部に付着していることがあります。
こうした歯石が
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
を使用したからといって 取れると思いますか?
取れるはずがありません。

先程説明しました
テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
を見た方が 歯周病の実態についてなにも知らなければ、
「この歯磨き剤を買おう!」
と考えられるのは当然のことです。

しかし、歯周病が どのような病気であるのかを正しく知っている方であれば、当然のことならが
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
のテレビコマーシャルを見ても
「 これで治るはすがない! 」
と考えられるでしょう。

テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」は、
「 嘘ではないが、誤解を生みやすい過大な広告 」
と言えます。

インターネットはもっと誤解を生みやすい情報がいっぱいあります。
内科的歯周病治療
というのがあります。
歯周病に効く薬(抗生剤)を飲めば、歯周病が治る
というものです。
本当でしょうか?

これも嘘ではありません。
私自身もこうした内科的歯周病治療を行うことがあります。
この話しについての詳細は、また後日このブログで詳細に解説しますが、確かにある種類の抗生剤を服用すると 歯周病細菌が減少します。
だからといってそれで 歯周病が治ったということではありません。
また、歯周病に効く抗生剤を服用したからといって先程の写真にあった歯石が取れることもありません。
現実的には、歯周病に効く抗生剤だけで歯周病が治ることはなく、歯周病治療 と併用して効果があらわれると考えた方が良いでしょう。

ほんの少しの表現方法の違いが、情報を見た方に大きな誤解を生むことになります。
しかし、人によっては、
飲み薬で歯周病を治す!
を全面に大々的に広告した方がより、アピールができます。
「 簡単で効果がある治療法 」
に人気が集中するのは 当然のことだからです。

過大(過剰)な情報は結果的に それを見た方に大きな誤解を与えることがあるのです。
これが、『なぜ 歯周病は減らないのか?』の大きな原因の一つになります。

次回のブログは、2月28日(月)になります。
本日の続きで『なぜ 歯周病は減らないのか?:その2』になります。



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2011年1月31日

歯周病は治るのか?:その1

1/31(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病は治るのか?:その1』になります。


『歯周病は本当に治るのか?』ということは、最も気になるところだと思います。

このHPでも 歯周病は治るのか? というテーマで解説してあるページがあります。
現在歯周病で悩んでいる患者様にとっては、
「歯周病は治るのか?」
ということは本当に気になるところであると思います。
まず 始めに その答えからお話します。
中程度までの歯周病であれば、十分改善します。
状況しだいで、重度の歯周病であっても改善する可能性もあります。
骨再生治療を行えば、骨の回復(再生)もかなり行えることができます。
しかし、あまりにも非常に進行した歯周病の場合には、治りません。
これが答えです。
具体的な話しは以下で解説しますが、
私のような歯周病専門医 であっても全ての歯周病を治療できるわけではありません。
しかし、大切なことは
どの歯が残るのか?(治療可能なのか?)
どの歯は抜歯なのか?(治療不可能なのか?)
をきちんと判断することです。
単に抜歯しないだけの治療はもっとも簡単です。
患者様が抜歯を希望しなければ、抜かなければ良いのですから…
これほど簡単なことはありません。
しかし、これでは歯周病は治らないのです。
歯周病は感染症 ですので、治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。
つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。
歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが 歯周病治療を行うための第一歩なのです。
以下の図の左側は、正常な(健康な)状態の図です。
右側は歯周病が進行した状態です。
歯周病が進行すると骨吸収が起こるのです。
shimiru_01

実際の歯周病の方のレントゲンを見てみましょう。
スライド1

以下のレントゲンの青線は骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は骨吸収を起こした現在の状態の位置です。
赤色は骨吸収を起こした領域です。
歯周病になると骨吸収が進行することが分かるかと思います。
スライド5

次に重度歯周病の歯を抜歯した状態の写真を見てみましょう!
黒っぽく見えるのが歯石です。
こんなものが歯肉の中に付着しているのです。
大変なことです。
スライド1

このような状態は重度歯周病です。
こうなると治療することは不可能です。
こうなる前に歯周病治療 が必要なのです。
できれば、中程度歯周病までに治療すれば一番良いのですが…

それでは、
『中程度とはどのような状態であるのか?』
『非常に進行した歯周病(重度歯周病)とはどのような状態か?』
『どこまで進行したら、抜歯となるのでしょうか?』
『また、治る場合、どこまで改善するのでしょうか?』

歯周病は、歯周病細菌による感染症 です。

そして、感染が進行すると 先程のレントゲンのように 歯を支えている骨が吸収 します。
この骨吸収がどの程度進行しているかが、歯を残せる大きなポイントになります。

ただし、骨の吸収だけで、治る基準 や 抜歯の基準 を正確に決めることは非常に難しいことです。
この理由として、歯周病は、生活習慣病であり、さまざまな要因から成り立っているからです。
歯周病の原因は、
1. 歯周病細菌
2. 歯磨きが適切にできていない(1.の原因になります)
3. 噛み合わせ (歯ぎしりを含む)
4. 喫煙者
5. 食生活、運動、飲酒、睡眠、ストレス…
等です。

そのため、単に骨の吸収があるからダメ(抜歯)ということではありません。

中程度以下の歯周病で、骨吸収がさほど少なくても、
歯磨きができていない、歯ぎしりが強い、噛み合わせが悪い、喫煙している ということが重なっている患者様では、治らない可能性が高くなります。

逆に骨吸収がある程度ある 重度歯周病でも
今後 徹底して歯磨きをきちんと行うことができる
喫煙や生活習慣が適切である
等も問題がなければ、治る可能性も十分あります。

それでは、「中程度の歯周病」とは どのような状態なのでしょうか?

歯周病の進行程度をあらわす検査には、
1. 歯周病ポケット検査
2. レントゲン写真による骨吸収程度の検査
3. 噛み合わせの検査
等があります。
この詳細は、こちら をクリックして下さい。

まず、歯周ポケット検査 において、5ミリ以上の歯周ポケットであった場合には、
中程度になります。
ちなみに7ミリ以上は、重度歯周病です。

しかし、もっとも重要なのは、レントゲン写真による骨吸収程度 の検査です。
歯周ポケットが7ミリ以上あっても、レントゲンで骨吸収がない場合もあります。
骨吸収がなければ、歯周ポケットが7ミリ以上でも 中程度以下の歯周病です。
言い換えれば、骨吸収が進行していると 状態としては悪いのです。

また、同じ歯周ポケットでも検査時に出血がある場合には、問題があります。
出血があるということは、現時点で進行している歯周病であるということです。
例えば、5〜6ミリ程度の歯周ポケットでも、出血があり、レントゲンで骨の吸収が進行していれば、重度歯周病ということになります。
※ ただし、出血がなくても歯周病が進行している場合もあります。
これは、喫煙者に多く見られる症状です。

1/3程度以下の骨吸収であれば、中程度の歯周病と言えます。

少し歯周病の程度が分かってきたと思います。
次回のブログでは、重度歯周病とは どのような状態であるのか?
ということと
実際に歯周病は治るのか?
という話しをしたいと思います。

歯周病の治療を行う際には まず歯周病の検査が重要です。
検査なしでの治療は考えられません。
適切な検査を行って 始めて 歯周病の治療計画が立てられるのです。
また、歯周病について患者様ご自身が十分理解をされることも重要です。
歯周病は生活習慣病です。
そのため、単に歯科医院での治療だけでは決して治りません。
これは 糖尿病 や 高血圧 といった病気と同じです。
高血圧 や 糖尿病の方は、
「病院から処方される薬を服用していれば 治る!」
ということはありません。
ご自身での 正しい食生活 等の改善を徹底して行わないと治らないのと同じです。
そのため、患者様ご自身が歯周病について十分理解することが
治療の第一歩なのです。
私が毎日 歯周病の患者様を治療する上で
この「歯周病について理解する!」
ということが本当に重要であることを感じています。
歯周病についてご理解が得られない患者様は現実問題として
ほとんと治っていない か 再発しています。
また、歯周病治療内容をご理解していないために
治療が中断されるケースも多いのです。
重度歯周病の患者様の典型的なパターンとして
治療が続かない!
多くの歯科医院を転々とする!
等が多く見られます。
歯周病に対して十分理解し、
治療に望むことが重要です。
歯周病は一度治っても 再発率が高い疾患です。
「ご自身の歯で一生食べていきたい!」
と思っていられる方は 真剣に取り組まないと治りません。
私自身は、重度歯周病の患者様が来院された場合、
かなり厳しく 現状を説明します。
患者様の中には そうした厳しい話しに嫌気がさしてきて
来院されなくなる方もいらっしゃいます。
しかし、私自身は、
重度歯周病は 患者様ご自身の
「治す!」
という強い気持ちがなければ けして治らないと思っています。
また、実際に一度歯周病治療を行っても 再発してしまいます。
「治したい!」
という気持ちをもっていただきたいからこそ
現状(歯周病)をきちんと理解していただきたいのです。


次回のブログは、2月7日(月)になります。

次回のブログは本日の続きになります。
さらに詳細な話しを解説します。

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2011年1月24日

重度歯周病の患者様

1/24(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『重度歯周病の患者様』になります。


昨年もそうでしたが、今年も 重度歯周病患者様が非常に多く来院されています。
歯を指で軽く触るだけで グラグラ で取れてしまいそうな状態の方が本当に多いです。
重度歯周病の患者様です。

こうした重度歯周病の患者様は、今年だけで 20人以上は 来院されています。

歯周病に患者様に対しては、初診時に歯周病検査 を行い、
診断結果を説明し、治療方針について説明させていただきます。

もちろん 私は、歯周病専門医 ですので、
可能なかぎり グラグラの歯 であっても徹底した 歯周病治療 を行い、保存することを行います。
しかし、全ての歯を残すことはできません。
当然のことですが…
そのため、完全に保存が不可能は歯は 抜歯の必要性があることを説明します。

ほとんどの患者様は、診断結果を理解していただけますが、
患者様の中には、抜歯と聞いただけで 強い不信感をもつ方がいらっしゃいます。
そうした患者様の考えには、
 抜歯 = 悪いこと
という図式があるのです。
そのため、抜歯という言葉は、絶対に聞きたくない言葉なのです。

その中でも実際にあった症例についてお話します。

A さんのケースです。
Aさんは、初診時 多くの歯がグラグラ している状態でした。

Aさん は、グラグラしている歯をなんとか残したいというご希望がありました。
しかし、あまりにも骨吸収が進行しすぎているため、多くの歯は、抜歯になってしまう状態でした。

ただし、すぐに歯周病治療を開始すれば、何本かの歯は歯周病の進行を停止させることが
可能な状態です。

そのため、Aさん には、
『完全にダメな歯は抜歯をして、残る可能性がある歯を徹底して治療しましょう!』
とお話させていただきました。

しかし、Aさん は、
『絶対に1本も抜歯したくない!、抜歯するくらいなら このままにしたい!』
また、『ダメもとで歯周病の治療を行ってほしい!』との希望もございました。

私は、 歯周病専門医ですから、毎日のように重度歯周病の患者様が来院されます。

そして、進行した歯周病であっても治療を行うことにより、改善させることも可能です。

しかし、全ての歯周病が治療できるわけではありません。
あまりにも進行しすぎてしまった状態では、治療は不可能です。
この場合には、抜歯になります。

もし、治療を行っても治せない状態の歯を 無理に治療しても 治らないだけでなく、
歯周病の感染は、他の歯へも転移してしまいます。

その結果、さらに多くの歯を失うことになります。

歯周病の治療で大切なことは、治療可能な歯 と 治療不可能な歯 をきちんと判断することです。
もし、適切な判断がでずに、患者様の『抜きたくない!』という希望のみで治療方針を決定すると
さらに多くの歯失う結果になってしまいます。

どの歯が治療が可能で、
どの歯が治療が不可能なのか
を適切に診断することが重要なのです。

その上で、歯周病の治療が開始されます。
残る可能性がある歯は徹底して歯周病の治療を行うことにより、
歯周病を改善させることが可能ですし、
歯周病細菌が他の歯へも感染することを防ぐこともできるのです。

このような適切な判断ができるからこそ、 歯周病専門医と言えるのです。

『ただ単に 抜かない!』というだけでは、本当の治療には、ならないのです。

例えば、ガン(癌)という病気が発見された時に、
薬(抗ガン剤)で治療するのか?
放射線療法で治療するのか?
外科的に切除するのか?
という判断がでてきます。

外科的に切除する必要性があると診断された場合、
患者様に外科的切除の必要性をご説明します。

早期に外科的に切除しないと 他の臓器に転移してしまうからです。
進行を停止させないと結果的に、手遅れになってしまいます。

歯周病も細菌感染ですから、口腔内から歯周病細菌を排除し、感染を防ぐことが重要です。

話は、先程の患者様の話しに戻りますが、
完全に保存することができない歯が何本かありましたが、
患者様は、
『絶対に1本も抜歯したくない!』
と強い希望をお持ちでした。

現時点で、ダメな歯はダメとして、きちんと治療すれば、ある程度の数の歯は残すことが可能です。
歯が何本か残れば、残った歯を土台として、固定式のブリッジにすることも可能な症例です。
固定式のブリッジになれば、食事に困ることもありません。
この時点が大きなポイントになるのです。

しかし、このまま単に抜歯をしない ということのみであれば、
あと数年でほとんどの歯を失う結果になります。
いわゆる総入れ歯になってしまいます。

また、歯周病が進行して、抜歯となれば、歯を支えている骨が吸収しますので、
その後の治療(義歯)が難しくなってしまうのです。
顎の骨が吸収すると義歯自体も合わなくなってしまいます。

数年後には、ほとんどの歯を失うだけでなく、その後の食事も困難になってしまいます。
義歯(入れ歯)が合わないのですから…

この時になって始めて
『あの時治療をしていれば良かった…』と思うのです。

義歯(入れ歯)をしていて、義歯が合わず、困っている患者様のほとんどが
『もっと歯がダメになる前に治療をしていれば、良かった』
と後悔しているのです。

歯を失って始めて気がつくのです。

歯周病であっても十分治せる段階はあるのです。
重要なのは、このポイントを間違えないことです。

Aさん も
歯周病専門医 だから どのようなダメな歯であっても きっと治すことができる!」と期待して来院されたはずです。
しかし、私の「抜歯が必要な歯があります!」
という説明を受けた結果、次回の予約を取らずに
未来院となってしまいました。

先にも説明しましたように 全ての歯を100%残すことはできません。
重度歯周病の場合、抜歯になることもあるのです。
この時にどれだけ 歯周病について理解されるかが大きなポイントなのです。
ご自身の病気の内容をきちんと理解することができないために
「きっと抜歯しないで治療を行ってくれる歯科医院がきっとあるはず…」
と考え、歯科医院を転々とします。
絶対に治らない歯周病もあるのです。
時間をかけて、歯科医院を転々とした結果、
さらに歯周病は他の歯へも転移し、
さらに多くの歯を悪化させてしまうことになります。

Aさん も本当に残念な結果であると思います。
Aさん はおそらく後 数年すると多くの歯を失う結果になってしまいます。
今治療すれば、最小限の範囲での抜歯で済むはずなのです。
本当に残念なことです。

重度歯周病患者様に共通することとして、
ご自身の考えが最優先であり、
「ご自身の考え以外は、絶対に悪いこと!」
と考えられている人が多いのです。

本日の話しはちょっと厳しい話しになってしまいましたが、
重度歯周病の患者様の来院が途絶えるたびに
「あのままにしておけば、もっと悪化してしまうのに…」
「今 きちんと治療すれば、十分治るのに…」
「ダメな歯を抜歯することにより 他の歯への感染を防げるのに…」
と思うのです。

今回の話しは、当然のことながら
治ってほしいと思うからこその 警告なのです。

「専門家の意見をきちんと受け入れて 理解すること」
これも重要なことなのです。

私は歯科医師ですが、
内科 や 外科の先生の中にも
「もっと早く治療していれば、十分治ったのに…」
と考えられる患者様を多く見られると思います。

どのような病気もそうですが、
早期発見、早期治療が重要です。


次回のブログは、1月31日(月)になります。



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2010年12月20日

最近重度歯周病の方が増えている:その4

12/20(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

始めに 年末年始 休診のお知らせです。
12/30(木)〜1/4(火)
まで 休診とさせていただきます。

本年度の予約のお知らせ!
急に 年末の予約キャンセルが 多く出ましたので、
ご希望の方がいらっしゃいましたらネット予約が可能です。
ご利用下さい!
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今日のテーマは、『最近重度歯周病の方が増えている:その4』になります。

過去3回のブログをご覧になっていない方は 是非先にご覧になって下さい。
1.11/22 最近重度歯周病の方が増えている:その1
2.12/6 最近重度歯周病の方が増えている:その2
3.12/13 最近重度歯周病の方が増えている:その3

本日は『最近重度歯周病の方が増えている』の4回目です。
歯周病が進行してしまう根本的な理由について解説します。

歯周病は細菌感染により起こります。
そのため、もし 歯周病細菌が口腔内に存在しなければ 基本的に歯周病にはなりません。
もともと人が生まれた時にには、歯周病細菌は口腔内にいません。
歯周病菌は どこから感染すると思いますか?
例えば 歯周病の原因菌の一つである A.a.菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans:アクチノマイセテムコミタンス菌 )は
大人から大人へと感染することはなく、
まだ永久歯が生えそろわない、10歳程度の時期に 大人から 子供へ感染することが最近の研究により報告されています。
これは 子供の口腔内はまだ細菌グループが安定しておらず、
健康な細菌のグループが定着していないため 外来から感染を起こします。
また、抗生物質を長期使用していた場合などは、
口腔内の健康な細菌のグループがいったんなくなるため、
新たに細菌の環境がそろう前に感染する可能性があります。

他にも成人型の代表的な歯周病細菌である P.g 菌(Porphyromonas gingivalis)も生後直後には存在しない細菌であり、外部からの感染によって起こります。
これが、通常 大人で起る『歯周病(慢性歯周炎)』です。

それでは、『歯周病細菌に感染しなければ大丈夫では?』
と思うかもしれません。
しかし、私達は生活する上で細菌感染から完全に逃げることはできませんし、
それを完全に排除する必要性もないと思います。
後で説明しますが、口腔内に細菌がいないことは逆に健康な状態ではないのです。
歯周病治療のための細菌除去とは、全ての菌を除去するのではなく、
骨を溶かしたりしている細菌のみを除去し、 後は 新たな菌の感染を防ぎ、
細菌とうまく共存していくことです。
つまり外来から感染したとしても 歯周病が進行しないような 口腔内環境を
保つことが大切なのです。

つまり 骨を溶かすような 歯周病菌が繁殖しやすい場所は
歯周ポケットが深い場所なのです。
  *歯周病ポケットについては以下を参考にして下さい
   歯周ポケット
歯周ポケットが深い場所は、細菌が生活するのに非常に適した場所なのです。
こうした場所をなくして、後はブラッシングにより
新たにポケット内に感染しない環境を作ることが最も大切なのです。
その為に重要なのが 歯磨きなのです。
徹底した歯磨きは 歯周病予防の基本中の基本です。

また、重度歯周病の方の場合 徹底した歯磨きだけで防止できるわけではありません。
例えば、喫煙です。
歯周病が進行している方は絶対に禁煙しなければなりません。
いくら歯周病の治療を行い、徹底した歯磨きを行っていても
喫煙していれば、再発する確立が非常に高くなります。
歯周病と喫煙については以下を参考にして下さい。
   喫煙者は歯周病が治らない!

また、全身疾患と歯周病も大きな関係があります。
歯周病の関わりが大きい病気(全身疾患)として 糖尿病があります。
コントロールされていない 糖尿病の方は、
歯周病の治療がうまくいきません。
歯周病の治りが悪いだけでなく、再発率も高くなります。
全身的なコントロールができない方は、歯周病のコントロールも難しくなるのです。

基本的なことが十分できていれば、
歯周病になる確立は非常に低くなります。
基本的なこととは、先にも解説した
1.徹底した歯磨き!
2.禁煙!
3.全身的な管理!
です。

私は、毎日歯周病の患者様を診察しています。
重度歯周病の方も多くいらっしゃいます。
そうした患者様のほとんどが上記の3つが守られていません。
特に1番の『徹底した歯磨き!』ということに関しては、
患者様ご本人は、
『毎日磨きはしている!』
ということですが、実際には ほとんど磨けていないのが現状です。
ご本人が磨けている と思っているのと
現実とのギャップは本当に大きいのです。
『毎日歯磨きをしているのに……歯周病になってしまうのは遺伝のせい?』
と考えられている方もいらっしゃいます。
もちろん100%歯磨きができている方はいらっしゃいません。
重度歯周病の方は、できれば80%、90%の歯磨きをしていただきたいと思います。
しかし、現実問題として、初診時重度歯周病と診断される患者様ので
90%以上 歯磨きが達成されている方は、ほとんどいらっしゃいません。

例えば、歯周病治療が終わった方は、
メインテナンス(定期検査) という段階に入ります。
メインテナンス(定期検査) の期間は個人差がありますが、2〜6ヶ月に1回程度です。
そのメインテナンス(定期検査) 時に毎回 口腔全体のクリーニングを行っています。
このクリーニングの時間ってどれくらいかかると思いますか?
もちろん このメインテナンス(定期検査) に来院される方は、一度歯周病治療が終了した患者様です。
つまり、徹底した歯磨きの指導を行った方です。
毎日患者様ご自身が徹底した歯磨きができていれば、
クリーニングの時間はさほどかかるものではありません。
しかし、口腔内には多くの歯石がついています。
クリーニングには、平均30〜40分かかるのです。
私達のような専門スタッフが行っても口腔内の汚れを取るのに平均30〜40分もかかるのです。
これが患者様ご自身で行った場合には 同じレベルまで汚れを取るのに
さらに時間がかかるのは お分かりのことと思います。
つまり、口腔内に付着した汚れを100%近く取り除くには
毎食後の歯磨きに40分以上の時間がかかる !
ということです。
毎食後でなくても良いですが、1日に1回でも 40分以上かけて
歯磨きを行っている方は どれだけいるでしょうか?
おそらくほとんどの方は、5〜10分以下ではないでしょうか?
10分てきる方がいらっしゃれば 相当良い方です。
つまり、毎回の歯磨きが5分以下であれば、
完全な予防レベルにまでは達していないのです。

本日のブログは、
歯周病が進行してしまう根本的な理由について 解説しました。
次回はもう少し詳しく解説します。


次回のブログは、12月27日(月)になります。
次回から新しいテーマになります。



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2010年12月13日

最近重度歯周病の方が増えている:その3

12/13(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『最近重度歯周病の方が増えている:その3』になります。

本日のブログの前に前回と前々回のブログを読まれていない方は、
是非先にご覧になって下さい。
1.11/22 最近重度歯周病の方が増えている:その1
2.12/6 最近重度歯周病の方が増えている:その2

前回のブログでは、
『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』
という話しをしました。
重度歯周病になってしまうまでには、一般的に 10年とか 20年とか 長い期間がかかります。
そのため、「最近 急に歯周病に歯周病になった!」ということはありません。
歯周病を主訴として 当医院に来院される患者様の多くは、
「づっと歯科医院に通院していたの…」
と言われます。
前回のブログでも書きましたが、歯周病検査 は本当に簡単なものです。
基本的にどこの歯科医院でも検査が可能です。
しかし、歯周病検査 を行っていない歯科医院が多いのも事実です。
その理由として、歯周病治療 は保険が適応されるのですが、その評価が非常に低いのです。
大雑把な言い方をすれば、採算が合わない治療の代表的なことが歯周病治療なのです。
特に重度歯周病の場合、治療すれば するほど 医院の経済事情は悪化すると言われています。
そのために、歯周病と分かっていても なにも治療しない先生がいらっしゃるのも事実です。

本日のブログは歯科の裏話をしたいと思います。
あまり治療には直接関係ない話しですが、
たまには ダークな部分も参考になる点もあるかもしれません。

歯周病治療の最も基本的な治療には
ルートプレーニング という処置があります。
当医院では1回のルートプレーニング に約1時間の治療時間がかかります。
1時間の治療時間で得られる医院収入はどれくらいなのでしょうか?
まず、他の仕事で考えてみましょう!
整体(マッサージ)で考えてみましょう。
都心か地方かによっても違うでしょうし、
美容で行うようなエステサロンでも違うと思います。
当医院のある ここ鎌倉(大船)では、1時間で約6000円というのが相場です。
それでは、ルートプレーニング はどの程度の医院収入があるのでしょうか?
歯周病の進行程度 や 治療本数にも違いますが、
重度歯周病であった場合には1時間で3.000〜4.000円以下の利益でしょう。
整体と違い、この作業には麻酔薬 や さまざまな器材費 もかかります。
当然のことながら、多くの器具はディスポーザブルですし、金属製の器具は滅菌等が必要になります。
また、歯科医院で治療の際に 座るイス(ユニットと言います)っていくらすると思います?
安いもので約300万円、高いもので約600万円以上します。
レントゲンだって最新のものであれば、2.000万円以上もかかります。
使用機材という点でいえば、医療は莫大なコストがかかっているのです。
現在 多くの歯科医院では経営困難と言われ、
歯科医師の4〜5人に1人は年収300万円以下と言われています。
その年収の中から数千万円の借金を返済しなければならないのも現状です。
事実、昨年 東京都で閉院した歯科医院は400件とも言われています。
東京都内だけでも 1日に1件以上の歯科医院が閉院しているのです。
そのような状況の中では、赤字覚悟の治療は なかなか実行されない歯科医院が多いのも事実です。
もちろん、上記のようなことは 全ての歯科医院のことではありません。
しっかりと 治療されている歯科医院も多くあります。

本日は、ちょっとダークな話しになってしまいましたが、
このような裏話しもあるのです。

歯周病治療をしっかり行っている歯科医院を探すのであれば、
以下のサイトを参考にされて下さい。
日本歯周病学会ホームページ(歯周病認定医掲載ページ)
   日本地図がありますので、ご希望の都道府県をクリックして下さい。

歯周病専門医が ご自宅から遠いところにしかない かもしれません。
しかし、
「歯周病が気になる!」
「歯周病かもしれない!」
「歯がグラグラする!」
「出血がある!」
「年々歯が少ないなっている!抜歯されている!」
というような方は是非一度でも良いので
歯周病専門医 での検査をお勧めします。
そして、もし歯周病と診断された場合には、
その歯科医院で
どの程度の歯周病の進行なのか?
どの程度の治療回数が必要なのか?
等を聞いてみて下さい。

なによりも大切なことは、検査です。
検査をしなければ 問題があるかどうかも分かりません。

本日のブログのテーマは、
『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』
ということです。

きちんとした検査が最も重要なのです。

次回のブログは、12月20日(月)になります。
次回は『最近重度歯周病の方が増えている:その4』になります。



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2010年12月6日

最近重度歯周病の方が増えている:その2

12/ 6(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

始めに 年末年始 休診のお知らせです。
12/30(木)〜1/4(火)
まで 休診とさせていただきます。
緊急の場合、下記メールまでご連絡下さい。
info@sugiyama-d.sakura.ne.jp


今日のテーマは、『最近重度歯周病の方が増えている:その2』になります。

前回の続きになります。

最近 本当に重度歯周病の方が多いですね。
びっくりするくらい 悪化している歯周病です。

特種なケースを除いて、
一般的に 重度歯周病になるためには、相当長い期間がかかっています。
10年 とか 20年とかです。
そのため、『最近 急激に歯周病になった!』
ということではありません。

特に歯がグラグラ しているということは、かなり歯周病が進行している状態です。
そうとう覚悟しないといけません。

始めて このブログ や 当医院のホームページ をご覧になる方もいらっしゃるかと思いますので、
歯周病について簡単に解説します。
歯周病は感染症 です。
そして、歯周病になると歯を支えている骨が吸収してきます。
以下は、このブログで よく解説するために紹介している図です。
shimiru_01

同様に 以下も骨吸収を表すために紹介しているレントゲン写真です。
青線は、骨吸収 前の本来の骨の位置です。
赤線は、骨吸収した状態です。
スライド4

さらに骨吸収した状態を状態を分かりやすくするために
赤色の領域で表します。
スライド5

赤色領域は、骨吸収した部位ですから
ほとんどの歯がすでにグラグラです。

それでは、なぜこのようになったのでしょうか?

大きく分けて2つのパターンがあると考えられます。
1つは、悪い状態だったにも関わらず 歯科医院をまったく受診しなかった方です。
2つ目は、歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方です。

次回のブログでも解説しますが、
この『歯科医院に通院していたにも関わらず 歯周病で歯を失ってしまった!』
という点について解説したいと思います。
当医院には、重度の歯周病の方が多くいらっしゃます。
全ての方を治せるわけではありません。
あまりにも進行したしてしまった場合には、抜歯しかないケースも存在します。
また、骨吸収が進行した歯周病の場合、例え 歯周病治療を行ったとしても
将来性は低く、延命はできたとしても将来的にはダメ(抜歯)になってしまうこともあります。
早い段階で歯周病を発見し、治療を行うことが重要なのです。
早期発見、早期治療が重要なのです。

あまりにも骨吸収が進行してしまった場合には、私のような歯周病専門医 であっても治すことは不可能です。
抜歯になります。
全ての歯周病を治すこはできないのです。

患者様にとって抜歯は可能なかぎり避けたいものです。
そのため、完全に抜歯しか方法がない状態でも 抜歯をご希望されない方は、多くいらっしゃいます。
これが、大きな問題なのです。
こうしたことを患者様に 他の例でご説明することがあります。
お腹が痛くて内科を受診したとします。
診査の結果、病名が ガン(癌)と診断されたとします。
しかも、ガンは、かなり進行していたのです。
もっと早い段階でガンが発見されていれば、抗ガン剤 や 放射線治療で治ることが可能だったのですが、
ガンが進行してしまっている現状では、ガンの部分を切除するしか治療方法はなかったとします。
もし、切除しないと ガンは、他の臓器にも転移してしまうからです。
ガンが転移した結果、生死にも関わってくるのです。
そのため、外科処置によってガンを切除する方法を選択するのです。
歯周病も同じです。
歯周病は感染症 ですので、治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。
つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。
歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが 歯周病治療を行うための第一歩なのです。
しかし、100%治療ができない歯であっても どうしても抜歯を希望されない方がいらっしゃいます。
その結果、さらに多くの歯を失うことになるだけでなく、
骨吸収が進行することにより、歯が抜け落ちた後の治療が困難(不可能)になってしまうことが多いのです。

話しは少しズレてしまいましたが、
『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』
についてもう少し解説します。

重度歯周病と診断された患者様の中には、
『定期的に歯科医院を受診していたのに、なぜこのようなことになってしまったのですか?』
というご質問があります。

この理由は簡単なことで、
単に歯周病検査 を行っていなかった可能性が高いのです。
そのため、現在歯周病で悩んでいる方がいっしゃれば、担当医に
『歯周病の検査をして下さい』
と言って下さい。
歯周の検査 は、非常に簡単なものです。
歯周病の代表的な検査には歯周ポケット という検査があります。
歯周病を判断するためには、必ず行う検査です。
この検査には、特別な器材が必要なわけではありません。
検査時間も5分もかかりません。
歯科医師であれば誰でもできる検査です。

歯周病の治療が得意ではない先生がいらっしゃるのも事実です。
しかし、検査だけでも行えば、
歯周病かどうかは分かります。
もし、歯周病と判断され、その歯科医院で治療が不可能とされれば、
歯周病を専門的に行っている歯科医院を紹介してもらえば良いことです。

まず、検査です。
この検査をしないと 歯周病であるかも分かりません。


次回のブログではもう少し この話について解説していきます。
次回のブログでは、なぜ 歯周病の検査 や 歯周病治療が 行われていないかを解説します。


次回のブログは、12月13日(月)になります。



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2010年11月1日

歯がしみる人は歯周病の危険性がある?

11/ 1(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯がしみる人は歯周病の危険性がある?』になります。

歯がしみる人は多いかと思います。
歯がしみている場合、歯周病が進行している可能性があります。
本日はそうした理由を解説します。
歯周病になると歯を支えている骨が吸収します。
骨吸収が進行した重度歯周病の方のレントゲンから見てみましょう。
以下のレントゲンの青線は、骨吸収前の骨の位置です。
それに対して赤線は、骨吸収が起こった状態です。
骨吸収とはこのように起こっていくのです。
スライド4

骨吸収の状態をさらに分かりやすくするために
骨が吸収した部位を赤い領域であらわします。
スライド5

骨吸収が大きいことが分かると思います。

骨吸収の状態を図で見てみましょう!
shimiru_01

左側の図は、健康な状態です。
右側の図は、骨吸収が起こっている状態です。

歯周病になるとこのようにして歯を支えていた骨が吸収するのです。

そして、骨が吸収すると それに伴い歯肉も退縮します。
歯肉が退縮すると 今まで歯肉の中にあった歯の根が露出します。
この根の中には、『象牙細管』という非常に細い管が入っています。
『象牙細管』と神経は つながっているのです。
そのため、歯肉が退縮し『象牙細管』が露出すると冷たいものや、熱いものがその管を伝わってしみたりします。
この状態を知覚過敏(象牙質知覚過敏症)と言います。

これが、歯周病によって歯がしみるメカニズムです。

しかし、歯周病でない場合でも歯肉が退縮することもありますし、
知覚過敏が起こることもありますので、
しみる ことが起こっている方は、歯科医院で歯周病の検査をされると良いでしょう。

知覚過敏の治療方法ですが、知覚過敏の薬を歯の根に塗ります。
それでは、薬を塗れば、治るかと言いますと
状況にもより違いますが、完全に治らないケースもあります。

先程、知覚過敏が起る原因として、歯肉が退縮し、歯の根の表面にある
『象牙細管』という非常に細い管が露出することを説明しました。
この『象牙細管』は、歯の表面に無数に存在します。

知覚過敏の薬には、さまざまな種類がありますが、基本的な作用として、
この『象牙細管』の中に 薬が入り込み、細い管を封鎖するのです。

しかし、『象牙細管』の穴は無数にあるので、全てを封鎖させることはできません。
また、一度封鎖したとしても、取れてしまうこともあります。
特にブラッシング圧が強い方の場合、歯ブラシで 歯の根を擦ることにより
『象牙細管』に詰めた薬が 取れてしまうのです。
また、『象牙細管』を薬により封鎖できたとしても、
知覚過敏により 神経に刺激が伝わり過ぎた場合には、神経自体に炎症が生じてしまいます。
こうなると いくら『象牙細管』を封鎖しても 内部の神経が炎症を起こしているので 薬の効果はありません。

また、知覚過敏を防止する他の方法には、薬局等で市販されている『知覚過敏防止歯磨き剤』を使用することも有効なことです。
症状によっては、この歯磨き剤で治ることもかなりあります。


知覚過敏を悪化させないために、以下のことを注意することが大切です。
まず、ブラッシングの圧力です。
歯を一生懸命磨こうと思い、強い力で“ゴシゴシ ”と擦ると
歯の根の表面も削れてしまいます。
歯の根が削れると、『象牙細管』がさらに露出し、しみるのが強くなってしまいます。
また、硬い歯ブラシを使用しても同様なことが起ります。

また、噛み合わせが強い方も知覚過敏が起りやすいのです。
この話はちょっと難しい話にはなります。
見えている歯の表面は、『エナメル質』という硬い組織で被われています。
また、歯肉の中にある根の表面を『セメント質』と言います。
そして、『エナメル質』と『セメント質』の境目を『エナメル・セメント境』と言います。
『エナメル・セメント境』は、『エナメル質』と『セメント質』という違う組織の境目であるため、脆くなっています。
噛む力が強い方は、この『エナメル・セメント境』に負担がかかりやすいのです。
『エナメル・セメント境』に負担が加わると、亀裂が入り、割れてきます。
『エナメル・セメント境』が崩壊するのです。
このことを専門用語で『デンタル・コンプレッション・シンドローム』と言います。
『エナメル・セメント境』が壊れると『象牙細管』が露出してきます。
これにより知覚過敏が生じやすくなるのです。
『デンタル・コンプレッション・シンドローム』を防止するためには、
『ナイトガード』と言われるマウスピースを装着することが有効です。


次回のブログは、11月8日(月)になります。



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2010年9月13日

最近 重度歯周病の方が増えている!:その4

9/13(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方が増えている!:その4』になります。

前回は、少しブラックな話しをしました。
今まで歯石を取ったことはあったが、
歯周ポケット 等の歯周病検査 を行ったことがない人が多いということの話しでした。

本当に最近は、重度歯周病の方が多いです。
しかも20〜40歳代の若い患者様で非常に進行した歯周病の方が多いです。
以下のような症例の方です。
スライド1

骨吸収が非常に進行しています。
以下の赤線が骨吸収した位置です。
スライド2


さらに分かりやすいように骨吸収を起こした部位を赤い部位で表します。
スライド5

青線赤線の間が骨吸収が起こった部位です。
非常に骨吸収が起こっているのが分かると思います。

このような骨吸収が起こるまでには、最低限5〜10年はかかっているのです。
もっともっと早く歯周病の検査 を行っていれば、このような状態にはならなかったのです。

歯周病の検査は本当に簡単なものです。
検査時間も5分〜10分程度で行えますし、
もちろん健康保険で行えます。
どこの歯科医院でも行える非常に簡単な検査です。

そのため、
歯磨きを行う際に出血がある方や
歯肉が腫れたりする方や
歯がグラグラする方は是非歯周病の検査を受けられることが必要です。

歯周病の検査費用も1.000〜2.000円もあれば行えるものです。
そのため、
「歯周病?」と思われる方は是非早く検査を受けて下さい。
歯周病の検査を受けられることで早期治療が可能になるのです。

次回の歯周病ブログは、9月20日(月)になります。



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2010年9月6日

最近 重度歯周病の方が増えている!:その3

9/6(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方が増えている!:その3』になります。

前回のブログでは、歯周病にならないためには
早期発見、早期治療が重要であることをお話しました。

歯周病を早期発見、早期治療するためには、良い歯科医院にかかることが良いということになります。
本日は、良い歯科医院を受診するためのポイントについて解説します。
今まで あまりこのようなことを書いたことは少ないのですが、
当医院を受診される患者様の中には
本当に重度歯周病の方が多くいらっしゃいます。
「もっと早く治療を開始していれば…抜歯することがなかったのに…」
と考えられる方が本当に多いのです。

歯周病は、早期に治療を開始することが最も重要なのです。
当院に来院される患者様の中には、
「今まで歯周病の治療を行ったことがない!」
「歯周病の検査自体を行ったことがない!」
という患者様が多いのです。
しかし、実際にはほとんどの患者様は、歯周病の検査 を行っているはずなのです。
「えー歯周病の検査なんて行ったことはない!」
と思われているかもしれません。
本当は歯周病の検査を行っているのです。
歯周病の検査結果を知らされてないだけなのです。

本日は ちょっと ブラック な話しになります。

歯科医院で歯石を取ったことがある方は多いと思います。
歯石を取る場合には、歯周病の検査 は必須です。
この理由として、日本の保険制度の中では、治療を行う際には、必ず病名が必要だからです。
病名がないと治療は行えません!
虫歯で歯を削る際には、レントゲン撮影を行ったり、視診で虫歯と判断することが必要です。
どのような医療行為にも診断、診断が必要です。
歯石を取るためにも、歯周病 もしくは 歯肉炎という病名が必要なのです。
日本の保険制度では、歯周病、歯肉炎という 病名があって始めて 歯石を取り除くという治療が可能になるのです。
つまり、歯周病の検査 を行うことが歯石除去の前提になるのです。
今まで歯石除去を歯科医院で行っている方は、その前に歯周病の検査を行っているはずなのです。
単に歯周病の検査 結果を聞いてないだけです。

例えば、内科で血圧を下げる薬を処方される場合、
当然のことながら高血圧という病名 等があるということになります。
つまり、血圧を測定することになります。
血圧を測定しなければ、血圧が高いか? 低いか? は分かりませんよね?
血圧が高いからこそ、血圧を下げる薬が処方されるのです。
血圧が高いか 低いか を説明しないで 薬が処方されることは通常ないと考えられます。

歯石を取るという治療を行う際にも
歯石を取るための病名が必要なのです。
そのためには、歯周病の検査 が必要です。
(歯周病の検査を行わないでも 初診の費用の中に 簡単な歯石除去 という項目はありますが、
一般的な歯石除去の前には歯周病の検査は必要です)

歯周病の検査結果をきちんと説明してくれる歯科医院は
良い歯科医院の一つのポイントになります。

このところ少し忙しいのでまとめて書く時間がないのですみませんが、
次回のブログではもう少し この話について解説していきます。
次回のブログは、9月13日(月)になります。




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2010年8月30日

最近 重度歯周病の方が増えている!:その2

8/30(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方が増えている!:その2』になります。
前回のブログでは、重度歯周病の方の原因についてお話しました。
本日のブログでは なぜこのような方が増えているかの原因について解説します。

まず考えられる原因の一つ目です。
最近は、インターネット等で多くの情報を検索(調べる)ことが可能になりなりました。
この調べられることは、利点もあれば欠点もあります。
調べる時間が長ければ長いほど 病状というのは悪化していきます。
当医院に来院される患者様の中には、
何年にも渡り歯周病について調べている方もいらっしゃいます。
本来であれば、もっと早く治療をしていれば十分治ったケースもあります。
歯周病が心配になり、なんとか歯周病について調べたい 
ということがあり、調べ始めます。
歯周病について調べているうちに 歯周病の問題を多く知ります。
心配になって さらに調べます。
「どこの歯科医院がいいのか?」
「良い治療法はないのか?」
等 検索します。
時間が経つうちに歯周病はどんどんと悪化していくのです。
もっと早く治療開始していれば…
という状態の方はかなりいらっしゃいます。

次に歯科医院を何件も転院する方です。
例えば、ある歯科医院で歯周病があまりにも進行しているため 抜歯と診断されたとします。
もちろん患者様にとっては抜歯は避けたいことです。
そのため、抜歯と診断された時点で転院してしまう患者様もいらっしゃいます。
なんとか抜歯せすに治療してくれる歯科医院を探すのです。
お気持ちはわかります。
ここで難しいことは 本当に抜歯しか方法がない場合です。
歯周病は感染症であることは前回のブログでも解説しました。
そのため、重度歯周病を放置しておくと 歯周病はどんどんと進行してしまいます。
「抜歯が嫌!」
ということだけで そのまま放置することで 病状はどんどんと悪化するのです。
当院に来院される方の中には、100%抜歯しか方法がない状態の歯も現実的には存在します。
しかし、抜歯をしないために、他の歯に感染が転移し、
さらに多くの歯を失うことになることもあります。
歯周病の転移を他の病気に例えると ガン(癌)があります。
癌(ガン)を放置すれば、他の臓器に転移を起こします。
ガンといっても軽度のガンもあれば、進行したガン(重度のガン)もあります。
軽度のガンであれば、抗ガン剤で治る程度の状態もあります。
しかし、切除(手術)しか方法がないケースもあります。
「なんとか手術しないで治る方法はないのか?」
とご希望され 何件もの病院を転々とされたり、
インターネットで調べられる患者様にいらっしゃいます。
その間に病状がさらに悪化する場合もあります。
早急に適切な対応をしなければならない状態の病気もあるのです。
誤った自己判断が病気を悪化させるケースもあります。

次に歯科医師自身の間違った判断です。
歯周病という病気をきちんと判断できない歯科医師がいるもの事実です。
当医院に来院される重度歯周病患者様の多くは、
「づっと歯科医院に通院していたのに…」
「定期的に治療を行っていたのに年々抜歯となっている」
「歯周病と言われたことがない!」
「歯周病の検査を行ったことがない!」
「歯周病の治療を受けたことがない!」
という方が来院されます。
『もっと早く歯周病の検査をしていれば 重度歯周病にならなかったのに!』
と考えられる患者様がほとんどです。
なぜこのようなことが起こったのでしょう?
なぜもっと早く歯周病という診断ができなかったのでしょうか?
次回の『最近 重度歯周病の方が増えている!:その3』では、
歯周病を早期に見つけるために
良い歯科医院を受診するためのポイントについて解説したいと思います。

歯周病は早期は発見できれは、十分改善することが可能な病気です。
しかし、進行した歯周病であった場合には、
歯周病専門医 であっても治すことができません。
また、重度歯周病の方であった場合、一度 歯周病治療 を行ったとしても再発するリスクが高くなります。
これは、歯周病は生活習慣病だからです。
歯周病を例えると 高血圧 や 糖尿病 と同じです。
進行した高血圧 や 糖尿病の方は、治療により
血圧が下がったり、血糖値が下がっても それで一生問題が起きないということではありません。
食生活 や 運動 といった生活習慣を 健康な方以上に徹底して行っていかないと
すぐに 血圧が高くなったり、血糖値が上がったりします。
一度病気になった方は、再発リスクが高いのは事実です。
歯周病もまったく同じです。
重度歯周病の方は、一度治療を行ってもその再発率は高いのです。
実際に当医院で治療を行った重度歯周病の患者様の中にも
歯周病が再発する方もいらっしゃいます。

歯周病にならない!
軽度歯周病のうちに対応(治療)を行う!
ことが本当に大切なのです。

それでは本日はこれで終了です。
次回の『 良い歯科医院を受診するためのポイント 』をお楽しみに!

次回のブログは、9月6日(月)になります。



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