歯周病専門医サイトブログ

カテゴリー: 歯周病の治療の記事一覧
2019年4月25日

歯周病で骨が吸収した状態を再生させるエムドゲイン法とGTR法

2019年4月24日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

まず始めにゴールデンウィーク期間中の休みについてです。

大船駅北口歯科2019年ゴールデンウイーク期間中の休診日

・ 4月 29日(月曜日:昭和の日)

・ 5月 2日(木曜日:国民の休日)
・ 5月 3日(金曜日:憲法記念日)
・ 5月 4日(土曜日:みどりの日)
・ 5月 5日(日曜日:こどもの日)
・ 5月 6日(月曜日:振替休日)

休診中の予約は、以下よりインターネット予約をご利用下さい。
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また休診中の問い合わせ、ご相談については以下からメールでご連絡下さい。
診療相談
休診中でも24時間以内に返答させていただきます。

今日のテーマは、『骨再生治療:エムドゲイン法 と GTR法』になります。

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。

以下はこのブログでもよく解説する図です。

歯を磨かないと汚れは、
歯と歯肉の境目から侵入していきます。

汚れの中には、歯周病細菌が繁殖しており、
その細菌によって
歯を支えている骨が吸収していきます。

この歯周病によって吸収した骨を再生させるのが
GTR法 や エムドゲイン法です。

以下が 治療前 と 治療後です。


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2018年12月24日

歯周病はいつからなるの?(若くても歯周病になることがある!!):その5

2018年12月24日(月曜日)です。

始めに年末年始の休診案内です。
12月29日(土曜日)〜1月4日(金曜日)まで休診となります。
12月28日(金曜日)の診療は午前中までとなります。
休診中の予約は当院ホームページ より
24時間インターネットオンライン予約
をご利用下さい。

昨日は3名の先生での講演でした。

主催者から参加された方からも好評との意見を伺いました。
講演の提案者である三辺教授からも続きの講演も行いたいとの意見をいただきました。

さて今日も前回の続きで
歯周病はいつからなるの?(若くても歯周病になることがある!!):その5です。

今年(2018年)最後のブログです。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

本日は侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)について解説します。

今日はちょっと難しい話しです。

侵襲性歯周炎とは、
若い年齢でも歯周病になってしまう方のことです。

具体的には35歳以下でも歯周病が進行している方です。

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。

細菌感染であるということを認識することが歯周病治療の第一歩です。

それでは歯周病細菌はどこから感染するのでしょうか?

歯周病細菌は唾液感染の可能性が高いことが多くの研究により報告されています。

以下は、「夫婦間ので歯周病細菌の伝播」の研究です。

夫婦間で歯周病細菌は移るのか?
ということですね。

怖いですね。

夫から妻へ、
妻から夫へ
歯周病細菌が移るのか?
という研究です。

研究概要
重度歯周炎に罹患し
悪性度の高い歯周病細菌の代表的な細菌であるP.g.菌の感染がみられる
18名の被験者 と その配偶者の歯周ポケットから
P.g.菌を分離し そのDNAパターンを調べました。

研究結果/考察
18名中 10名は 配偶者からも同様のP.g.菌が検出された。
そのうち8組の P.g.菌 の DNAを解析したところ
6組の P.g.菌 は同一のDNAパターンをもっていた。
配偶者間で P.g.菌 の伝播が起こっていることが考えられる。

Van Steenbergen et al
: Transmission of Porphyromonas gingivalis between spouses.
J.Clin.Periodontol.,20(3):340〜345,1993.

やっぱり歯周病細菌は移っているのですね。

それでは、夫婦間以外でも移るのでしょうか?

当然恋人同士であれば移りますよね。
唾液感染ですから。

それではそれ以外の人からは移らないのでしょうか?

歯周病細菌はどこからでも移ります。

口腔内には何百種類もの細菌が存在していますが、
歯周病細菌を大きく分類すると3つに分けられます。

以下は歯科医師なら誰でも知っている図です。
細菌のピラミッドという図です。
1999年にソクランスキー先生が報告したもので、
数ある歯周病細菌をピラミッドのように
積み重ねたもので
ピラミッドの頂点に君臨する細菌が
現在最も悪性度が高い細菌とされています。

Socransky,SS,et al.
Ecological considerations in the treatment of Actinobacillus actinomycetemcomitans
And Porphyromonas gingivalis periodontal infections.
Periodontol 2000 1999;20:341-362.

今日はちょっと難しい内容ですよね。

最も若い年齢であると
小学校低学年頃から感染が起こります。
歯周病細菌の初期感染です。

通常の生活でも
大皿料理を箸でつまんだり、
くしゃみでも移ります。

次に中学生から高校生頃に以下の歯周病細菌が感染してきます。

そして歯周病にとって最も悪性度の高い細菌とされているのが
ピラミッドの頂点にいるレッドコンプレックス(Red Complex)と言われる細菌です。
18歳以降に感染します。

そして20歳第後半で口腔内の歯周病細菌が完成します。

口腔内歯周病細菌は長い年月をかけて構築されるのです。

そして、
患者さんがお口の清掃管理が悪いと
歯周病細菌が増えていき、
歯周病が進行していきます。

ただし、歯周病は1年、2年で急激に進行するわけではありません。
抜歯するような状態にまで歯周病が進行するには、
10年、20年、30年という長い年月がかかります。

歯周病が初期の段階では出血が認められることが時々あるだけで
大きく腫れたり、痛むことはありません。

自覚症状は少ないのです。

歯周病が進行するには長い年月がかかるため
一般的な歯周病の場合、40歳代、50歳代、60歳代以降に
歯周病が進行することで
歯がグラグラしたり、痛み、腫れといった自覚症状が生じ始めて
歯科医院を受診されることが多くなります。

これは一般的な歯周病の進行状況です。

しかし、本日のテーマである
侵襲性歯周炎(しんしゅうせい ししゅうえん)は、
一般的な感染時期より早い段階での歯周病細菌が起こっていることが考えられています。

最初に歯周病細菌の中でも
ピラミッドの頂点にいるレッドコンプレックスという
悪性度の高い3種類の歯周病細菌は18歳以降で感染が生じることを解説しました。

この3種類は、
P.g.菌( Prophyromonas gingivalis )
T.f.菌( Tannerella forsythensis )
T.d.菌( Treponema denticola )
です。

実際に歯周病が進行した患者様からは、P.g.菌、T.f.菌、T.d.菌が多く検出されます。

その中でもP.g.菌は最も悪性度の高い細菌とされ、
年齢に比較して骨吸収が大きく この菌の比率が高い場合
侵襲性歯周炎と診断されます。

P.g.菌は「やばい菌!」ですね。

小学生の口腔内細菌を調べた研究によると
「100人以上の小学生からのP.g.菌の検出率は1%以下であった」
Ooshima T,et al.
Occurrence of periodontal bacteria in healthy children:2-year longitudinal study Community.
Dent Oral Epidemiol 2003;31:417-425.

とされています。

このデータから読み取れることは、
小学生でも1%以下ではあるが、
悪性度の高いP.g.菌が検出されています。

つまり、非常に少数ではあるが、
若年の時点ですでに悪性度の高いP.g.菌に感染している子供がいるのです。

このような子供は、将来的に歯周病の進行が早く、
若い年齢で歯周病によって抜歯する歯が出てくるのです。

お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃんが歯周病で問題があったり、
若い頃から歯を失うことがあって
義歯となっている場合には、
悪性度の高い歯周病細菌による感染が起こっている可能性があります。

こうした場合には、日常の生活の中で唾液による感染が子供に移っていくことが十分に考えられます。

今日はかなり難しかったですね。

また来年も歯周病について勉強していきましょう。

P.g.菌を含めた歯周病細菌は
当院でも調べることができます。
ご希望の方は、担当歯科医師にお知らせ下さい。
歯周病細菌遺伝子検査(DNA検査)


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2018年12月10日

歯周病はいつからなるの?(若くても歯周病になることがある!!):その3

2018年 12月10日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病はいつからなるの?(若くても歯周病になることがある!!):その3』になります。

まず今までのおさらいから始めましょう!

このテーマの1回目では、
「歯を磨けば歯周病にならず 歯を磨かないと歯周病になるのか?」
ということを考えるため、
歯を磨くことのない民族の研究を紹介しました。

以下の論文です。
歯を磨く習慣のない
また 歯を治療した経験もない
スリランカの紅茶農園の労働者480人を
未治療のまま15年間定期的に検査し
歯周病の発生 や 進行 がどのように起こるかを観察。

その結果、
約8%急速な歯周病の進行がみられ、

約81%中程度の歯周病の進行がみられ、

約11%歯周病に全くなりませんでした。

歯を全く磨かなくても
約1割は歯周病にならなかったのです。

でも約1割は進行性の高い歯周病にな理、
45歳前に歯を全部失いました。

このように
歯を一切磨かない
生活習慣の同じような人でも
歯周病になるのか
歯周病にならないのか
には大きな違いが出ることがわかっています。

その原因の一つが歯周病細菌の存在です。

歯周病細菌が全くいない(存在しない)人はいません。

歯周病細菌の種類 や 質 には違いがありますが、
口腔内に細菌が0%という人はいません。

口腔内には、数百種類の細菌が存在していますが、
現時点で歯周病にもっとも影響している細菌が
1. P.g.菌( Prophyromonas gingivalis )
 
2. T.f.菌( Tannerella forsythensis )

3. T.d.菌( Treponema denticola )
  
の3種類です。

現在 この細菌の存在を調べることができるようになってきました。

歯周病細菌遺伝子(DNA)
検査リアルタイム PCR法です。

前回のブログでは、ここまで解説しました。

こうした口腔内の歯周病細菌を調べることで
この細菌の質や数には大きな個人差があることがわかってきました。

歯周病にかかりやすい人は、
悪性度の高い歯周病細菌に感染していることがわかっています。

それでは、なぜ歯周病細菌の感染には、個人差があるのでしょうか?

まず、一般的な歯周病について解説します。
通常、歯周病は40〜60歳程度の方に起こり始めることが多いです。

歯周病は、歯周病細菌による感染症であり、
感染した歯周病細菌が
歯と歯肉の境目(歯周ポケット)から侵入し、
歯を支えている骨を溶かすようになります。

以下の図のようにです。
(この図はよくこのブログでも紹介していますのでご覧になった方もいらっしゃるかと思います)



されそれでは、
この歯周病細菌はいつ頃から感染したのでしょうか?
また歯周病細菌はどこから感染して来るのでしょうか?

歯周病細菌は、人から人へと感染します。

ご家族から感染する機会がもっとも多いでしょう。

お父さん、お母さんが歯周病であったり、
おじいちゃん、おばあちゃんが歯周病であったり、
若いうちうに歯を無くし、義歯(入れ歯)を使用されているような方の場合には、
その子供 や 孫に 歯周病細菌が感染している可能性が高いです。

歯周病細菌は、人から人へと感染するからです。

唾液感染です。

会話中に飛び散った唾液であったり、
皿に盛ってある料理を箸で取ることを共有したり

様々な状況で歯周病細菌は感染していきます。

恋人同士のキスでももちろん感染しますよね。

実際にに夫婦間における唾液中の歯周病細菌を検査した研究によると
夫婦間では、同じ遺伝子をもつ歯周病細菌が発見される確率が高いことが報告されています。

一般的な慢性歯周炎という状態の歯周病の場合、
始めの歯周病細菌の感染は、
小学校低学年頃から感染すると言われています。

そして現在もっとも悪性度の高いとされている P.g.菌は、
18最ごろから感染が始まるとされており、
20歳前後に口腔内の歯周病細菌層は完成するとされています。

そのため、20歳以降、
歯磨きが不十分であった場合には、
歯周病細菌が好む汚れ(食べかす)がいっぱいあるわけですから
歯周病細菌は爆発的に増殖していきます。

その歯周病細菌が繁殖する場所が上記の図にもあった
歯周ポケットなのです。

 P.g.菌 等の歯周病細菌は、酸素があるところが苦手です。
我々が生活している空間の酸素割合は、約21%程度です。

しかし、歯周ポケットが深い部位には、
酸素が届きにくく、酸素割合が1%以下になることがあります。

このような歯周ポケットが深い部位では、
歯周病細菌である P.g.菌 が生きやすい環境ですから
歯周ポケットの深い部位で歯周病細菌はどんどんと繁殖していきます。

歯周病細菌が増殖することで
先ほどの図にあったように
歯の根を支えている骨が溶けてくるのです。

骨が溶けると
歯がグラグラしてきます。

こうなると歯周病としては、末期の状態です。

しかし、こうした骨の吸収は、1ヶ月とか2ヶ月とかの短期間で起こるわけではありません。
抜歯となるぐらいまで骨吸収するまでには、
10年、20年という長い期間がかかるのです。

そのため、20歳頃に歯周病細菌層が完成したも
すぐには歯が抜けるわけではないのです。

40歳、50歳ぐらいになると
問題が起こり始める方が増えてくるのです。

今日はここまでにしましょう。

次回も歯周病細菌の感染について解説します。

また今後は若い時に悪性度の高いP.g.菌が感染する問題についても解説します。

少し説明すると現在小学校低学年のお子様をお持ちの方で
ご自身(お父様やお母様)が歯周病が進行している場合には、
ご自身の歯周病細菌をお子様に移す可能性が高いです。

こうした話も今後解説していきます。

お楽しみに!


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2018年11月5日

歯科用内視鏡:ペリオスコーピーの症例

2018年11月5日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯科用内視鏡:ペリオスコーピーの症例』になります。

前回の続きです。

前回は歯科用内視鏡の話をしました。

本日は実際に内視鏡で見た症例を症例を解説します。
歯科用内視鏡で歯周ポケット内部を見ると以下のように見えます。

通常は動画で撮影するのですが、
ブログでは静止画で解説します。

内視鏡って見慣れないとわかりにくいんです。
上の写真の左側のシールドというのは、内視鏡の一部分です。
歯とかではありません。

中央に見える赤いのが歯肉です。

右側に見える少し茶色っぽいのが歯根で、
実際に茶色っぽく見えるのが歯石です。

それでは症例をみて見ましょう。
まずケース1です。
右上奥歯が重度の歯周病です。


この右上一番奥歯のさらに奥を内視鏡でのぞいて見ましょう。

右側に見えるのが歯石です。
奥歯って歯磨きが難しい部位ですからね。

次の症例をみて見ましょう。
ケース2です。
これも先ほどと同じ右上一番奥歯です。


これも内視鏡で見ましょう。

これ実はあまり歯石がついていなかったんですね。

わかりやすく先ほどの ケース1 と ケース2 を比較してみましょう。

左側がケース1 で 右側がケース2です。
内視鏡は見慣れないとわかりにくいのですが、
ケース1では茶色っぽく見えるのが
ケース2では比較的白っぽく見えます。
つまりケース2では歯石の付着があまり認められないのです。

次のケースを見ましょう。
右上の犬歯部です。


このケースを歯周病治療(SRP)を行いました。

これを 治療前 と 治療後 で比較してみましょう。
左側が治療前
右側が治療後です。


治療前は画面の右上が茶色っぽく歯石がついているのが見えますが、
治療後では白っぽく見えます。

歯石が取れたということです。

また次回も内視鏡について解説します。


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2018年11月1日

歯科用内視鏡を使用した歯周病治療

2018年11月 1日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

先週末 大阪で 日本歯周病学会
が開催されました。

今回は私は講演をしてきました。

講演内容は、以前にもこのブログでアップした
歯科用内視鏡を使用した歯周病治療です。

歯周病治療の基本となるのがSRP(スケーリング/ルートプレーニング)という治療法です。

スケーリング/ルートプレーニングについて簡単に説明します。
歯周病になると歯周ポケットという歯と歯肉の隙間から汚れが入っていきます。
汚れとは、歯石のことです。
この汚れの中には歯周病細菌が多量に含まれており、
この歯周病細菌によって歯肉が腫れたり、歯を支えている顎の骨が吸収していきます。

この汚れ(歯石:歯周病細菌)を取り除くのがスケーリング/ルートプレーニングです。


この治療は歯肉の中(歯周ポケット)に器具を入れて、
歯石を取り除く治療なのです。

ここで歯周ポケットについて解説します。
まず「プローブ」という細長いメモリがついた器具を
歯と歯肉の境目(歯周ポケット)に挿入して深さを計測します。



健康な状態であれば歯周ポケットは浅く、ほとんど入りません。

歯周病が進行してくるとポケットはだんだんと深くなります。




この歯周ポケットの深くまで入った歯石を取り除くことが歯周病治療なのです。

歯周ポケットが5ミリ以上になると歯周病はかなり進行していると言えます。

それではこのスケーリング/ルートプレーニングで全ての歯石が取れるのかといますと
そうではありません。
歯肉の中は直接目で見ることはできません。
そのため、確実に歯石が全て取れるのかと言いますと
そうではありません。

ある研究では
歯周病専門医と
歯周病研修医で
歯石がどれだけ取れたのか?
ということを調べた結果、
歯周ポケットが6ミリ以上に深くなると
歯周病専門医で81%の歯石が取れた、
まだ経験の浅い歯周病研修医であれば34%しか歯石が取れなかった。
という結果です。

さらに奥歯に限っては、
さらに歯石が取りにくいことがわかっています。
歯周ポケットが6ミリ以上に深くなると
歯周病専門医で37%の歯石が取れたが、
まだ経験の浅い歯周病研修医であれば22%しか歯石が取れなかった。
という結果です。

歯周ポケットが6ミリ以上に深くなると
奥歯では
歯周病専門医でも歯石が37%しか取れないという結果です。
歯周病の研修医に限っては22%ですから
いかに歯周ポケットが深くなると歯石が取れないかがわかります。

歯石が取れないということは
歯周病が治らないということです。

そこで今回の歯周病学会で講演した内容は
歯科用内視鏡を使用したSRPというテーマでした。

歯周ポケット内部に内視鏡を挿入して
直接歯石を見ながら取り除くわけですから
今までの治療とは明らかに違います。

取ろうとする歯石が見えるわけですから
格段に歯石が取れるようになるのは当然のことです。

本日は内視鏡の基本事項について解説しました。

次回は実際の内視鏡画像をみて解説していきます。


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2018年9月3日

歯周病治療前後

2018年 9月 3日(月曜日)です。

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今日のテーマは、『歯周病症例』になります。

今日は非常に簡単で歯周病の治療前と治療後です。
非常に見やすいケースを紹介します。
以下は治療前です。
歯肉が腫れているのがわかるかと思います。

歯周病治療の基本は口腔清掃です。
簡単に言えば歯磨きがどれだけできるかです。
簡単なようで難しいことです。
多くのケースでは
きちんと歯磨きができて
歯周病治療を行えば
改善してきます。

以下が治療後です。

歯肉の炎症が改善してきているのがわかるかと思います。


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2018年8月14日

最新歯周病治療:歯科内視鏡ペリオスコーピー

2018年 8月14日(火曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『最新歯周病治療:歯科内視鏡ペリオスコーピー』になります。

ペリオスコーピーシステムは、歯周病の新しい治療です。

直径0.98ミリのファイバースコープを歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)の内部に入れて
直接目で見ながら歯石を取る治療です。

まず歯周病について簡単に説明していきます。
歯周病は歯周病細菌による感染症です。
歯周病細菌が歯と歯肉の境目(歯周ポケット)から侵入し増殖していきます。

口腔内の清掃(歯磨き)が不十分になると細菌が増殖しやすくなります。
汚れ(プラーク)は歯石となり、歯肉の中(歯周ポケット)まで入りこみ 歯の根に強固に付着します

この歯周ポケット内の歯根に付着した歯石(歯周病細菌)を取り除くことが歯周病治療です。

歯周病が進行すると歯周ポケット内で細菌が増殖し、
歯を支えている骨が吸収(溶ける)していきます。
骨が吸収することで歯がグラグラするのです。
正常状態

軽度歯周炎

中程度歯周炎

重度歯周炎

この歯周ポケット内の歯根に付着した歯石(歯周病細菌)を取り除くことが歯周病治療です。
SRP(スケーリング/ルートプレーニング)という治療を行います。
「キュレット」や 「超音波スケーラー」という器具で歯石を取り除きます。

次に歯周病の進行程度を測定する「歯周ポケット検査」について解説します。
歯周ポケット検査とは、「プローブ」という器具を歯と歯肉の境目(歯周ポケット)に挿入し、深さを計測する検査です。

歯周ポケットの深さにより歯周病の進行度を判断します。
歯周病の進行程度は歯周ポケットの深さだけでなく骨の吸収状態 等を含めて判断しますが、
7mm以上の歯周ポケットであれば重度と言えます。

それではSRP(スケーリング/ルートプレーニング)を行うと歯周ポケット内にある歯石は完璧に取れるのでしょうか?
以下は「SRPで歯石はどれだけ取れるのか?」を調べた研究です。
歯周ポケットが6mm以上になると
歯周病専門医81%
歯周病研修医になると34% しか歯石が取れないことがわかります。
歯周ポケットが深くなると格段に歯石が取れないのです。

以下は「奥歯にSRPを行なった場合 歯石はどれだけ取れるのか?
です。 先程の研究と違うのは奥歯に限定したことです。
奥歯だと
歯周病専門医でも37%しか歯石が取れないのです。
思っている以上に歯石って取れないものなんです。

なぜ SRPを行なっても歯石が完全に取れないのでしょうか?。
その答えは簡単です。 
見ないからです。
SRPは、歯周ポケットの中に器具を入れて歯石を取る治療ですが、
見えないため盲目的(手探り)に取っているため確実性が低いのです。
SRPで歯石が取れない場合には外科治療を行います。

直径0.98mmの内視鏡を歯周ポケット内に入れて直接歯石を見ながら取り除くことで
今まで取れなかった歯石が取れる確率が格段に高くなります。
以下は、模型の歯周ポケットに「歯科内視鏡ペリオスコーピー」を挿入しているところです。

この内視鏡は大変細いため歯肉への負担が小さいのが特徴です。

直径が1mmにも満たない内視鏡ですから その性能を十分に発揮するためには術者のトレーニングが必要不可欠です。
以下の写真は模型を使用して
ペリオスコーピーでポケット内を見た内視鏡写真です。
黒く見えるのが擬似歯石です。
このようにトレーニングを繰り返しています。


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大船駅北口歯科 非常勤(パート アルバイト)求人情報

募集人材
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勤務日:1週間に半日より勤務可能
交通費:全額支給
勤務時間:下記診療日より半日から可能
勤務日時:
     火曜日、水曜日、金曜日:
         午前 9:00~12:30 
         午後14:00~19:00
     
     土曜日、日曜日:
         午前9:00~12:30 
         午後14:00~18:00
     
時給:
   歯科衛生士      :1600円~/1時間
   助手(歯科衛生士以外):1300円~/1時間
当院に興味を持って下さいましたら、是非「見学」だけでもお越しください。

電話:045-891-3334(求人担当 院長 杉山)

メール:求人メール問い合わせ
問い合わせ欄に「求人」と記載して、
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2018年7月2日

歯周病治療の欠点

2017年 7月 2日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病治療の欠点』になります。

歯周病は放置するとどんどんと悪化していきます。
そのため、早期治療が非常に重要です。

歯周病専門医であっても進行してしまった状態では治すことはできないこともあります。

歯周病の治療を行うと
歯周病は改善してきます。

そのまま放置していれば抜歯となるような状態であったとしても
歯周病治療により長期的に維持されることも十分あります。

しかし、歯周病治療にも欠点もあります。

一つ目は、治療期間が長くかかることです。
歯周病治療は何回ということはできません。
それは単に歯周病といっても進行状態には個人差があるからです。

例えば軽度から中程度の歯周病であって、
歯周病以外の治療(虫歯等)がなかった場合には、
最短で以下のような治療ステップになります。

1回目:初診の検査
2回目:口腔内の清掃指導(クリーニング) 口腔内のブラッシングが確実にできるまで数回かかることもあります。
3〜6回:歯肉の中の歯石の除去(歯周病の基本治療)
7回目:再度の検査
8回目〜定期管理

という流れです。

これは軽度から中程度であり、
虫歯等歯周病以外の治療が全くなかったことを想定した治療の流れです。

重度の歯周病であったり、
虫歯等他にも治療することがある場合には、さらに治療回数は増えます。

進行した歯周病の場合、1回では治療は終了しないのです。

この治療期間がかかることが大きな欠点です。

2つ目の欠点ですが、
歯周病治療による歯肉の退縮です。
以下の写真を見てみましょう。
初診時です。

以下が歯周病治療後です。

これは極端なケースですが、
歯肉の退縮が起こります。

退縮の程度は、治療前の骨吸収によって変わります。
術前の骨吸収が大きければ 大きいほど 治療後の歯肉退縮も大きくなります。

本来、歯肉の位置は 生体によって決まってきます。

骨の一番高い位置から 約2ミリ上方に歯肉は存在するのです。
骨吸収が起こっている方は、簡単に言えば、歯肉が腫れている状態です。

歯周病治療により、歯肉の炎症が治まれば、骨吸収が起こっている上方2ミリ程度の位置まで歯肉が退縮してきます。
歯肉退縮は、歯周病治療の欠点とも言えます。

上記の症例は、ご理解されやすいように歯肉退縮の大きいケースを紹介しましたが、
このように歯肉退縮は起こります。

3つ目の欠点として、
歯周病治療後には、冷たい水などでしみることがあります。
これは、先程ご説明した歯肉が退縮することにより起こる症状です。

この状態を『知覚過敏症』と言います。

個人差はありますが、多くの場合 時間の経過とともに軽減してきます。

しみるのが強い場合には、知覚過敏の薬を塗布し、対応します。
これも 歯肉退縮とともに欠点と言えます。

このように歯周病は治療を行わないと
歯を失うことになってしまいますが、
進行した歯周病の場合には、治療による欠点もあるのです。


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2018年6月18日

歯周病で失った骨の再生治療

2018年 6月17日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

久しぶりの歯周病ブログアップです。
このところ原稿の締め切り等があり、毎日バタバタとしていました。

今日のテーマは、『骨の再生』になります。

歯周病は歯周細菌による感染症です。
感染が進むと歯を支えている骨が吸収します。

以下のようにです。
まず健康な状態です。

歯周病が進行すると歯肉は腫れ骨は溶けていきます。

さらに進行すると骨はどんどんと溶けていきます。

重度歯周病の場合には、骨吸収が進行し、
歯がグラグラとなります。
こうなると抜歯の可能性が非常に高いです。

例えば以下のような症例では、
もともと顎の骨は青色の位置まで骨がありましたが、
歯周病が進行することで赤色の位置まで骨が吸収(溶けて)しまいました。

こうなると多くの歯がグラグラです。

以下の症例を見ていきましょう。
初診時のレントゲンです。

骨の吸収位置を赤線で記載したのが以下です。

以下が治療後です。

凸凹していた骨の形態が平坦になっていることが良いポイントです。

次のケースです。
治療前です。

赤線が骨の吸収した位置です。

以下が治療後です。

治療前と治療後の比較です。

このように歯周病で失った骨も
しっかりと治療を行うことで骨の再生が期待できるケースもあります。

ただし、こうした骨の再生は全てのケースで起こるわけではなく、
適応症があります。

歯周病の方はかかりつけの歯科医院でご相談されて下さい。

歯周病にとって一番重要なことは
早期発見、早期治療です。

時間がたてばたつほど病状は悪化します。


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2018年5月14日

歯周病は治るのか?

2018年 5月14日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病は治るのか?』になります。

歯科医院で
「歯周病」と診断されたり、
「抜歯が必要」と言われたり、
された方もいらっしゃるかと思います。

歯周病って治るのでしょうか?

始めに その答えからお話します。
中程度までの歯周病であれば、十分改善します。

状況しだいで、重度の歯周病であっても改善する可能性もあります。

骨再生治療を行えば、骨の回復(再生)もかなり行えることができます。

しかし、あまりにも非常に進行した歯周病の場合には、治りません。

それでは、
『中程度とはどのような状態であるのか?』
『非常に進行した歯周病(重度歯周病)とはどのような状態か?』
『どこまで進行したら、抜歯となるのでしょうか?』
『また、治る場合、どこまで改善するのでしょうか?』

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。

歯周病細菌は口腔内に非常に多くの種類が存在しています。

その口腔内細菌の中でも
現時点で歯周病にとって特に悪性度が高い細菌は3種類と言われています。
Treponema denticola
Tannerella forsythia
Porphyromonas ginvalis
です。

Treponema denticola
Tannerella forsythia
の2種類は
小学校から高校生の頃に口腔内に定着することが可能性が高いです。

また
Porphyromonas ginvalis
は18歳頃から口腔内に定着し始めます。

そして20歳代には口腔内で細菌層が確率されます。

そのため、一般的には
口腔清掃が不十分であったり、
生活習慣に問題がある方や
噛み合わせの問題が大きい方では
ある程度の年月をかけて歯周病が発症します。
通常は、30〜40歳を過ぎてから歯周病となることが多いです。

こうした歯周病を慢性歯周炎と言います。

ただし、もっと年齢が若い段階でも歯周病が発症することもあり、
こうした病態を
侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)と言います。

歯周病になると歯を支えている骨が吸収します。

以下は健康な方の口腔内とレントゲンです。

以下は歯周病が進行した方の口腔内とレントゲンです。

骨吸収の段階を図解しましょう。
はじめに健康な状態です。

初期の歯周炎です。

中程度です。

重度です。

感染が進行すると 歯を支えている骨が吸収します。
この骨吸収がどの程度進行しているかが、歯を残せる大きなポイントになります。

ただし、骨の吸収だけで、治る基準 や 抜歯の基準 を正確に決めることは非常に難しいことです。

この理由として、歯周病は、生活習慣病であり、さまざまな要因から成り立っているからです。
歯周病の原因は、
1. 歯周病細菌 
2. 歯磨きが適切にできていない(1.の原因になります)
3. 噛み合わせ(歯ぎしりを含む) 
4. 喫煙 
5. 食生活、運動、飲酒、睡眠、ストレス…等です。

そのため、単に骨の吸収があるからダメ(抜歯)ということではありません。

中程度以下の歯周病で、骨吸収がさほど少なくても、
歯磨きができていない、
歯ぎしりが強い、
噛み合わせが悪い、
喫煙している 
ということが重なっている患者様では、治らない可能性が高くなります。

逆に骨吸収がある程度ある 重度歯周病でも
今後 徹底して歯磨きをきちんと行うことができる
喫煙や生活習慣が適切である
等も問題がなければ、治る可能性も十分あります。

それでは歯周病を知るためには
歯周ポケットというのを理解することが必要になります。

歯周ポケットとは、
歯と歯肉の境目のことです。

この歯周ポケットという隙間から細菌が入り込み問題を起こします。

以下は歯周ポケットを検査する器具です。
非常に単純な器具であり、
細い棒状に目盛りがついています。
プローブと言います。
以下のプローブは1ミリ間隔で目盛りがついています。

このプローブを歯周ポケットに挿入して深さを測定するのです。

中程度の歯周病とは?
まず、歯周病ポケット検査 において、5ミリ以上の歯周ポケットであった場合には、中程度になります。
ちなみに7ミリ以上は、重度歯周病です。

しかし、もっとも重要なのは、レントゲン写真による骨吸収程度の検査です。

歯周ポケットが7ミリ以上あっても、レントゲンで骨吸収がない場合もあります。

骨吸収がなければ、歯周ポケットが7ミリ以上でも中程度以下の歯周病です。
言い換えれば、骨吸収が進行していると 状態としては悪いのです。

また、同じ歯周ポケットでも検査時に出血がある場合には、問題があります。
出血があるということは、現時点で進行している歯周病であるということです。
例えば、5〜6ミリ程度の歯周ポケットでも、出血があり、レントゲンで骨の吸収が進行していれば、重度歯周病ということになります。
* ただし、出血がなくても歯周病が進行している場合もあります。
  これは、喫煙者に多く見られる症状です。

1/3程度以下の骨吸収であれば、中程度の歯周病と言えます。

非常に進行した歯周病とは どのような状態か?
骨の吸収が大きいケースは、進行した歯周病と言えます。

噛み合わせ等にもより違いますが、歯を支えている骨が1/3程度吸収してくると “ 歯がグラグラ ”してきます。
骨の吸収が1/3以上ある場合には、中程度〜重度歯周病といってもいいでしょう。
しかし、重度歯周病といっても まだまだ 半分程度の 骨が残っている場合には、抜歯にはなりません。

2/3以上の骨吸収がある場合には、非常に進行した重度歯周病になります。

また、“ 歯のグラグラ ”程度をあらわす数値として『動揺度検査』という簡単な検査があります。
以下のようにあらわします。
動揺度0:歯がほとんど動かない
動揺度1:歯が頬側、舌側のみに若干動く程度
動揺度2:上記+歯が横(左右)にも動く
動揺度3:上記+上下にも動く

動揺度2以上であれば、重度歯周病です。
動揺度3であった場合、抜歯となる可能性が高くなります。

どこまで進行したら、抜歯か?
ここまでで、中程度の歯周病、重度の歯周病というのが、ある程度分かったと思います。

それでは、どこまで歯周病が進行したら抜歯になるのでしょうか?

最初にも書きましたように、歯周病の原因は さまざまあります。
そのため、抜歯の基準は正確にあるものではありません。

しかし、以下の場合には、抜歯になる可能性が高くなります。
1. 骨吸収が2/3以上ある
2. 動揺度が2もしくは、3
3. 6点法の歯周ポケット検査において、全てが7ミリ以上の歯周ポケット検査が存在する。
4. 歯磨きがまったくできていない

歯周病治療によりどこまで治るのか?(改善するのか?)
どこまで治るかを説明する前に 以下のことは患者様ご自身で徹底して管理して下さい。

1. 徹底した歯磨きを行う
毎食後、10分以上は、時間をかけ、歯科衛生士による適正な指示にしたがい 行って下さい。

2 生活習慣をきちんと見直す
何度も書きますように歯周病は、生活習慣が不適切であると治らないと思って下さい。
また、口腔内も身体の一部ですから健康な身体こそ
健康な口腔内になります。
食生活、睡眠、適度な運動、ストレスの少ない生活をできるかぎり心がけて下さい。

それでは、歯周病治療によりどこまで治るのかを解説します。
まず、骨吸収がさほどなく、動揺度も大きくなければ、歯周ポケットは治療によりほとんど治ります。

もともと歯周ポケットが7〜8ミリあっても、
徹底して歯周病治療を行うことにより2〜3ミリ程度に改善します。

これは、歯周病治療により歯周ポケット内部に存在した
汚れ(歯周病細菌)を除去したことにより改善するのです。

しかし、治らないものもあります。
これは、吸収してしまった骨です。
吸収した骨は、基本的には元の状態には戻りません。

歯周病の治療には、
骨を再生させる治療法があります。

GTR法 や エムドゲイン法 と言われる方法です。

私自身もこうした治療法を得意としています。

しかし、GTR法 や エムドゲイン法 は魔法の治療ではありません。
どのような状態の歯でも再生治療を行えば骨が再生するのではありません。

再生するための適応基準に当てはまれば 骨が再生することは可能です。
しかし、それでも100%元に戻るわけではありません。

基本的には、歯周病治療により吸収した骨の量は、増えません。

しかし、歯周病治療の目的は、歯周病の進行を止めることにあります。
歯周ポケット内部の細菌を取り除き、歯周病の進行を食い止めることにより、
悪化を阻止することが最も大切なことです。

長い話でしたが、
歯周病について少しご理解していただけたと思います。


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