歯周病専門医サイトブログ

カテゴリー: 歯周病の治療の記事一覧
2018年2月19日

バイオフィルムを除去する方法:PMTCとはどんな治療か?

2018年 2月19日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『バイオフィルムを除去する方法:PMTCとはどんな治療か?』になります。

始めにバイオフィルムについて理解していないと先に進めないので
前回と前々回解説していた内容をご覧になっていない方は是非バイオフィルムをご覧になっていただければと思います。

歯周病を理解するため-バイオフィルムを図解する

歯周病におけるバイオフィルムってなに? バイオフィルムは歯周病の原因となる

バイオフィルムを取り除く方法がPMTCです。
この話は以前にもしたのですが、歯科医院で多くの皆さんも受けたことがあることですので
ご理解していただくために再度解説します。

PMTCとは
歯科医師  や歯科衛生士 等の専門家が
歯の表面に付着したプラークを
回転器具のブラシ や ゴムのカップ 等で 汚れを取り除き、ツルツルに磨く行為です。

歯の汚れを取り除くことで虫歯や歯周病の予防となるのです。

この汚れが前回と前々回で学んだバイオフィルムなのです。

バイオフィルムは細菌の集合体であることは
今までのブログをご覧になっていただくことでご理解できたかと思います。

口腔内の汚れ(デンタルプラーク)1グラム中に含まれる細菌の数は、
糞便の中に含まれる細菌の数より多いです。

びっくりですよね。

それは綺麗に取り除かないといけません。

歯磨きをしているから大丈夫!
と思っているとそうではありません。

バイオフィルムはただこすっただけでは完全に取り除くことは難しいのです。

バイオフィルムのを他のことに例えると
台所の排水溝 や シンク お風呂の浴槽を
掃除をしないとそのうちヌメヌメしてきますよね。

このヌメヌメがバイオフィルムなのです。

それでは台所の排水溝 や シンク お風呂の浴槽のヌメヌメを取り除くためにはどうしたら良いのでしょうか?
強力な洗剤を使用して擦って取りますよね。
強力な洗剤であればあるほど汚れは取りやすいでしょうし、
使用するスポンジの性質 や 擦る力にも影響されるでしょう。
でも同じことを口腔内ではできないですよね。

そのバイオフィルムを取り除くのがPMTCなのです。

汚れをみやすいようにするには
汚れを染め出すことが良いです。

汚れが赤く見える液を歯面に塗ります。

下顎の舌側や上顎の口蓋側(内側のことです)は歯ブラシが届きにくい部位ですので
染め出すと赤く染まることが多いです。

汚れが確認できたら取っていきます。

この時に使用するのが ブラシ と ゴム製 のカップ等です。
これに磨く用のペーストをつけて
回転させて磨きます。

お風呂 や シンク の清掃と同じようですよね。
洗車とも似ていますよね。

基本的に汚れを取るわけですから
することはだいたい同じです。

口腔内には皆さんが見える白い歯の部分や
歯肉が下がってしまった方の場合には少し茶色い部分が見えます。

白い歯の部分をエナメル質と言います。
歯肉が下がって見えた茶色い部分を象牙質と言います。

エナメル質 と 象牙質 は硬さがまったく違います。

そのため、使用する器具 や 使用するペーストも違います。

硬いエナメル質と同じ行為で行ってしまうと
柔らかい象牙質は削れてしまうのです。

また口腔内には他にも様々な素材があります。

金属が入っている人もいれば
プラスチック製の樹脂が入っている人もいます。
セラミックが入っている人もいます。

口腔内には本当の多くの素材が使用されているのです。

汚れを落とすことだけを考えれば
使用するペーストは粒子の荒い物を使用することで良く取れます。

しかし、荒いペーストの使用は歯面ザラザラにしてしまいます。

ザラザラになればなるほど細菌は付きやすくなってしまうのです。

つまり汚れは取れたがザラザラになって悪化した
ということが起こるのです。

実はこうしたことは比較的起こっているのです。

正しいPMTCができていないと
逆に問題は大きくなります。

色素除去前と除去後の比較です。

次回も続きを解説します。

お楽しみに!


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2017年12月25日

PMTC ってどうやるの? PMTCを行なってみましょう!

2017年12月25日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『PMTC ってどうやるの? PMTCを行なってみましょう!』になります。

前回までのブログでは
PMTCとは? と
バイオフィルムとは?
という話をしてきました。

上記の内容をご覧になっていられないか
分からない方は是非以下のブログを先にご覧になって下さい。

PMTCとは?

バイオフィルムとは?

さて本日はPMTCを実際にみてみましょう!

PMTCの基本は口腔内の汚れ(磨き残し)を把握することから始めます。

汚れにだけ赤く色がつく液体を歯面に塗ります。

特に汚れが残っているのが
歯の内側と
歯と歯の間です。

その汚れを 回転するブラシ や ゴム製のカップ 等で取り除きます。

この回転する器具を用いて汚れを取り除き、歯面を磨く行為をPMTCと言います。

この際に汚れを取り除くペーストを使用するのですが、
ペーストには様々な種類があります。

ペーストとは、歯磨き剤のようなものです。

茶渋とか
汚れを効率よく落とすためには
研磨剤が入ったペーストを使用すると効果的です。

本当によく落ちます。
短時間で効果的です。

PMTCには様々なメリットがあります。
1. 審美性の改善
  色素(ステイン)が取り除かれることで審美性が向上する
2. バイオフィルム除去によって歯周病 や 虫歯の予防効果がある

しかし、
PMTCのデメリットもあります。
汚れ除去効果の高いPMTC用のペーストには
研磨剤が入っている種類もあります。

研磨剤はその粒子の荒さに違いがあり、
粒子の荒い研磨剤は汚れがよく落ちます。

我々は歯面研磨用ペーストの汚れの落ち方を数値でみて製品の選択をします。

RDAという評価方法です。

RDAとは、
Radioactive Dentin Abrasionの略で
相対的象牙質磨耗値と言います。

ペーストを使用し、
象牙質が削れたかを放射能レベルで測定した値です。

難しいことはさておき、
RDAの数値が高いほど
歯はよく削れます。

RDAが高いペーストは汚れはよく落ちますが、
歯面も削れていきます。

一般的にRDA250という値のペーストを使用すると
汚れは非常に落ちます。

しかし、歯面はザラザラになるため、
RDA250を使用後には、
RDA170、
RDA120、
RDA40
といった具合に粒子の細かいペースを順次使用して
ザラザラになった歯面を研磨していくことが必要になります。

きちんと研磨していくことで歯面のザラザラは改善されます。

しかし、こうした行為を何度も行うことで
歯面は少しづつ削れていくのも事実です。

また、歯の表面であるエナメル質はこうしたRDA250のペーストで
色素(ステイン)を除去しても良いのですが、
金属製の被せ物や
セラミック、
プラスチック製の詰め物、
歯肉が退縮して見えてくるちょっと茶色っぽい象牙質という部分に
使用するとかなり削れてしまい、
元の状態に戻すのが非常に困難になります。

基本的に
被せ物等の人工的な物に対しては
RDAの高いPMTCペーストの使用はできません。

そこで
近年では
こうした粒子にとらわれず
研磨剤が入っていない
研磨剤フリーのPMTCペーストが使用されるようになっています。

各メーカーが研磨剤フリーのPMTCペーストを販売していますが、
私が最近使用しているのが、
ルシェロホワイトという製品です。

メーカーのHPによると
清 掃 剤「 L i m e 粒 子 ® 」を 高 濃 度 に 配 合 し た
弱 ア ル カ リ 性 の ぺ ー ス ト です。
歯 に 沈 着 し た ス テ イ ン を 浮 か し 「 L i m e 粒 子 ® 」が効 率 よ く 優 し く
ス テ イ ン を 除 去
となっています。

難しい話は置いておき、
ルシェロホワイトを使用した実際の症例をみてみましょう!
ステイン除去前です。
下の前歯の内側に茶渋等のステインがいっぱいついていますね。

これを研磨剤の入っていないルシェロホワイトだけを使用し、
PMTCを行なってみました。
以下が処置後です。

研磨剤が入っていなくても結構落ちますよね。

以下がこの方の歯の唇側です。
見える部分です。
以下がステイン除去前です。

以下がルシェロホワイトを使用し、PMTCを行なった後です。

結構落ちますよね。

次の症例です。
以下は治療前です。
歯面がデコボコしている方で
このような状態は汚れを取るのが難しい症例です。

以下はルシェロホワイトを使用し、PMTCを行なった後です。

完璧ではありませんが、
研磨剤なしでここまで取れればかなり良いです。

さて本日のブログはここまでにします。

次回は
こうした歯面の色素を取り除いた後の
歯面のケアについて解説します。

今のPMTCは単に汚れが取れれば良いという時代ではありません。

傷付いた歯面を修復したり、
虫歯になりにく歯面にしたりと
様々な対応が行えるようになっています。

次回のブログもお楽しみに!


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2017年12月18日

歯周病におけるバイオフィルムってなに? バイオフィルムは歯周病の原因となる

2017年12月18日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯周病におけるバイオフィルムってなに? バイオフィルムは歯周病の原因となる』
になります。

前回のブログでは
メインテナンスにおけるPMTCについて解説しました。

PMTCとは
歯科医師  や歯科衛生士 等の専門家が
歯の表面に付着したプラークを
回転器具のブラシ や ゴムのカップ 等で 汚れを取り除き、ツルツルに磨く行為です。

歯の汚れを取り除くことで虫歯や歯周病の予防となるのです。

それではこの取り除く汚れとは何でしょう?

それがバイオフィルムなのです。

バイオフィルムとは、
個体の表面に
微生物 と 微生物から作られる
菌体外多糖などの生産物が集まってできた集合体
です。

難しい言葉で分かりにくいですよね。

歯の表面には、歯石 や 歯垢(プラーク)が付着します。
汚れですよね。

歯石 や 歯垢(プラーク)は、細菌の塊なのです。

それでは今日の本題である
バイオフィルムについて図で解説します。

結構難しく、一般の方が分かる範囲ではないかもしれませんが…

STAGE1
まず歯を磨きます。
歯の表面(エナメル質)の汚れが取れたとします。

歯の表面を清掃後 1〜2分程度経過すると

歯の表面にはペリクルという
ちょっとネバネバしたものが付着します。
まあ 歯を保護している粘膜ですね。
でもこの粘膜は細菌を付着させやすいのです。

STAGE2
そのペリクルの上に細菌が付着していきます。
これが初期のバイオフィルムです。

STAGE3
そして2〜3時間もすると
さらに他の細菌が積み重なるように付着していきます。
様々な口腔内細菌が塊となっていくのです。

STAGE4
そして2〜3日もすると
この積み重なった細菌群がバイオフィルムとなるのです。
つまりバイオフィルムは、細菌の塊なのです。
2〜3日です。

バイオフィルムは、バリアーみたいなもので、
外部から中の細菌を保護しているのです。
そのため、強力なマウスヴォッシュを使用しても
バイオフィルムの中には届きません。

バリアですから

薬液なんて届かないです。

いくらマウスヴォッシュでブクブクしても効果はないんですよ。

バイオフィルムのバリアで保護された細菌群は、
増殖し、炎症となる原因物質を放出します。

STAGE5
成熟したバイオフィルムは唾液等の作用によって歯石を形成し始めます。
これは3日もすると始まります。

もう一度バイオフィルムの成り立ちを解説します。
歯面を綺麗に清掃しても
1〜2分で歯の表面には
ペリクルが生成されます。
歯垢(しこう)という状態です。
この段階であれば歯磨きで取り除くことができます。

しかし、2〜3日もすると
バイオフィルムとなってしまいます。
バリアーで囲まれた細菌は
外部からの影響を受けにくくなるため、悪性化していきます。
こうなると歯ブラシで取り除くことはできません。
それではどうしたらバイドフィルムを取り除くことができるのでしょうか?
それがPMTCなのです。

再度PMTCについて解説します。
PMTCとは
歯科医師  や歯科衛生士 等の専門家が
歯の表面に付着したプラークを
回転器具のブラシ や ゴムのカップ 等で 汚れを取り除き、ツルツルに磨く行為です。

こうした専門的な行為によってようやく細菌の塊であるバイオフィルムを取り除くことができるのです。

さらに3日経つと歯石となってきます。
歯石は硬く、当然のことながら歯磨きでは取れませんので、
専門的な器具を用いたクリーニングが必要になります。
我々はこれをスケーリングと呼んでます。

以下が総まとめです。

バイオフィルムってあっと言う間にできてしまいますし、
一度バイオフィルムになってしまうと歯磨きでは完全に取り除くことは難しくなるのです。

ちょっと難しい話でしたが、
なぜ定期的に歯科医院で歯石除去等のクリーニングが必要であるかの基礎を解説しました。

ご参考になればと思います。


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2017年12月4日

PMTCの効果を再検証する:PMTCは本当に効果的なのか?

2017年12月4日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『PMTCの効果を再検証する:PMTCは本当に効果的なのか?』になります。

前回のブログでは
「歯周病の定期管理(メインテナンス)におけるPMTC(クリーニング)は効果があるのか?」
という話をしました。

まず前回のおさらいから始めます。

PMTCとは、
Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で

PMTCの効果を報告したアクセルソン先生は、
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning )を以下のように説明しています。

特別な 訓練を受けた予防歯科看護婦 歯科衛生士 あるいは歯科医師などの専門家による
歯肉縁上ならびに
歯肉縁下 1〜 3 mmのプラークをすべての歯面から
機械的な回転器具 と フッ化物配合研磨用ペーストを使って
選択的に除去することである
Axelsson P,:Mechanical plaque control.In:
Proceedings of the 1st European Workshop on Periodontology,
Lang N.P.Karring T.eds.Quintessence Publishing,Chicago,1993;219-243.
としています。

ちょっと難しい話ですよね。

定期管理を受けた方であれば
PMTCを受けられたことがきっとあるはずです。

簡単に言えば、
歯石を取った後に
歯の表面を ブラ シや ゴムのカップ 等でツルツルに磨く行為です。

これは歯の表面に存在するバイオフィルムを除去しているのです。

バイオフィルムの詳細については、次回のブログで詳細に解説しますが、
歯の表面を綺麗にツルツルに磨くことで汚れの取り除くだけでなく、
汚れの付着がしにくくなります。

例えば、
車が汚れた時に
綺麗に洗車して、
ワックスをかけるようなものです。

先ほど紹介しました
アクセルソン先生らの研究により
PMTCは、虫歯 や 歯周病予防 に効果的であることがわかり
今では世界標準の予防管理となっています。
Axelsson P,Lindhe J:
Effect controlled oral hygiene procedures on caries and periodontal disease in adults.
J Clin Periodontol,5(2):133-151,1978
Axelsson P,Lindhe J,et al:
On the prevention of caries and periodontal disease.
Results of a 15-year longitudinal study in adults. J Clin Periodontol,18(3):182-189,1991

こうしたことはインターネットを利用して、
PMTC と検索すれば
PMCTは非常に虫歯や歯周病に効果的な予防管理であることが
多くのサイトで分かります。

本日はあえて
このPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning )をすれば
本当に汚れは付きにくくなるのか?
という疑問点について解説したいと思います。

まずは 歯科医院での PMTC と 口腔清掃指導 をしっかりすると
汚れは付きにくいという研究から見ていきましょう。

PMTCの効果についてです。

以下はアクセルソン先生らが1981年の発表した研究です。
Axelsson P,Lindhe J:
The significance of maintenance carenin the treatment of periodontol disease.,
J Clin Periodontol,8(4):281-294.1981.

歯周病の患者様に対して、
歯石除去 や 口腔清掃指導(歯磨きの正しい方法の指導)を行いました。

歯周病治療後に患者様は
定期管理を行いました。
最初の2年間は2ヶ月ごと
次の4年間は3ヶ月ごとに実施されました。
定期管理では、口腔清掃指導を徹底し、
さらにPMTCが行われました。
これらの患者様を
定期管理群としましょう。

それに対して、
歯周病の患者様に対して
歯周病治療(歯石除去 や 口腔清掃指導)が行われた後
定期管理をしませんでした。
1年に1回の検査のみに来院されたのです。
検査だけです。
定期的に口腔清掃指導(歯磨き指導) や PMTCは行いませんでした。
これらの患者様を
非 定期管理群としましょう。

両群共に歯周病治療後 
2ヶ月 
3年後 
6年後に
どれだけ汚れがついているか検査を行いました。

縦軸の プラークスコアとは、
歯にどれだけ汚れがついているのか?
という指標です。

簡単に言えば、
プラークスコア100%であれば
歯の全ての面に汚れがついている
ということです。

プラークスコア0%であれば、
歯に汚れは全くついていない
ということです。

プラークスコアが高ければ高いほど
汚れがついていた
という見方です。

治療を開始する初診時では、
定期管理群
非 定期管理群共に
汚れの付き方(プラークスコア)は、約80%です。

結構汚れがついている状態です。

この後、
定期管理群
非 定期管理群
共に
口腔清掃指導(歯磨き指導)

歯石除去
等の歯周病の治療を行いました。

歯周病治療後 2ヶ月の段階では、

定期管理群
非 定期管理群
共に
プラークスコアは20%以下でした。
以下は先ほどと同じグラフです。

歯周病治療 や 口腔清掃指導(歯磨き指導)の効果もあって
汚れがついていない状態でした。

さてそのまま3年後はどうなっていたのか?
定期管理群では
プラークスコアは20%以下に維持されていました。

しかし、非 定期管理群では、
プラークスコアは60%程度となってしまいました。
以下は先ほどと同じグラフです。

さらに歯周病治療6年後では、
定期管理群では
プラークスコアは20%以下に維持されていました。

しかし、非 定期管理群では、
プラークスコアは60%以上となってしまいました。
以下は先ほどと同じグラフです。

こうした研究は数多くあり、
定期管理で
口腔清掃指導(歯磨き指導)を行い
PMTCを行うことで
汚れの付き方は大きく変わることがわかっています。

話が長くなってしまったので
本日はここまでにしましょう。

次回も今日の続きを解説します。


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2017年11月20日

歯周病の定期管理(メインテナンス)におけるPMTC(クリーニング)は効果があるのか?

2017年11月20日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病の定期管理(メインテナンス)におけるPMTC(クリーニング)は効果があるのか?』になります。

私が日本歯周病学会の歯周病専門医ということもあり
当院を受診される患者様の中には非常に歯周病が進行した方がいらっしゃいます。

重度歯周病の場合、治療期間もそれなりに長くなることがあります。
特殊な歯周病のケースを除き、
多くの場合、歯周病治療を行うことで
歯周病は改善してきます。

具体的には歯周病が進行している場合には歯周ポケットというのが深くなります。

このブログをよくご覧になっていられる方は、歯周ポケットについてご理解していただいているかもしれませんが、
ちょっと歯周ポケットについて解説します。

歯と歯肉はくっついておらず
わずかな溝があります。

この溝を歯肉溝(しにくこう)と言います。

歯磨きが不十分な場合、この溝の中に汚れが侵入して行きます。

汚れとともに歯周病細菌も繁殖します。

歯周病細菌は嫌気性(けんきせい)と言い、
酸素が少ないところで繁殖しやすいのです。

我々が生活している地上の酸素濃度は約21%です。
(高い山に登ると酸素は薄くなりますが…)

しかしこの後に説明する深い歯周ポケット内は酸素があまり届きません。
そのため、歯周ポケットの深い部分では、
酸素濃度は1%以下となってしまいます。

深い歯周ポケットは、酸素濃度が低いので
歯周病細菌が生息するには非常に優れた環境なのです。

この溝の中には歯肉溝浸出液(しにくこうしんしゅつえき)という体液が流れています。

この歯肉溝浸出液の中には、
歯周病細菌を撃退する成分も含まれています。

歯周ポケット内に侵入した歯周病細菌を洗い流しているのです。

しかし、大量の歯周病細菌が歯周ポケット内部に侵入すると
こうしたことができなくなります。

歯肉は腫れ、
そのうちに歯を支えていた骨が溶けていきます。

そのうち歯はグラグラとしてきます。
これが歯周病の進行なのです。

以下の図もこのブログでよくアップするものですが、
歯周病をご理解いただくために
ご覧になってください。

歯周病の治療は、
歯周ポケット内に侵入した細菌と汚れを取り除くことです。

実際に歯周病があまりにも進行しすぎて抜歯した歯を見てみましょう。

黒っぽいのが歯石です。
こんなのが歯肉の中にあるのです。

今日は歯周病の治療の話ではないので、
治療方法については省略します。

この歯石を取り除き、歯周病細菌を減らすことが歯周病治療の目的となります。

それでは歯石を取り除けば歯周病は完治するのでしょうか?

そうではないんですね。
歯周病は、再発傾向の高い疾患なのです。

そのため、歯周病治療後には定期的な管理が必要なのです。

前置きが長くなりましたが、本日のテーマである
歯周病の定期管理(メインテナンス)におけるPMTC(クリーニング)は効果があるのか?
という話をしたいと思います。

まず以下のデータをみていきましょう。

この研究論文は、
歯周病の方に対して
1. 歯周病治療を全くしないで10年間経過をみた場合
2. 歯周病治療を行ない10年後にどうなったかをみた場合
3. 歯周病治療を行い、さらに治療後には定期的な管理(メインテナンス)を10年間行なった場合
の3つのパターンに対して
10年後に歯がどれだけ失ったかをみたデータです。

1番の
歯周病治療を全くしないで10年間経過をみた場合

10年間で平均3.6歯が抜歯となりました。

2番の
歯周病治療は行なったが
その後に定期管理は行わなかった方では
10年間で平均2.2歯が抜歯となりました。

3番の
歯周病治療を行い、
治療後には定期的な管理を行なった場合、

10年間で平均1.1歯が抜歯となりました。

という研究データです。

つまり
歯周病治療を全く行わない人と比較すると
歯周病治療を行い、その後に定期管理(メインテナンス)を実施すれば
歯は3倍以上長く保つということです。

3倍ですよ。

非常に大きな効果です。

さらに次のデータをみてみましょう。

これは歯を1歯失う(抜歯する)のにどれくらいの期間(年数)がかかるのかをみたデータです。

歯周病治療を全く行わない方は、
1本の歯を失うのに平均2.8年という期間であったのに対して

歯周病治療を行い、
さらに定期的な管理をされた場合、
1本の歯を失うのに平均9.1年だったとい研究データです。

きちんと歯周病治療を行い、
定期管理をすれば、
3倍以上長く保たせることが可能であるというデータです。

それでは定期管理では
どのようなことをするのでしょうか?

メインテナンスでは様々なことを実施するのですが、
その中で最も重要なことの一つである
PMTCについて解説します。

PMTCは専門的には以下のように定義されています。

簡単に言えば、
歯石を取り除き、
歯を ピカピカ ツルツルに磨くことです。

だって歯がツルツルしていた方が汚れが付きにくいですよね。

この歯をツルツル ピカピカにする行為が
PMTCです。

歯周病は継続的に管理をすることが非常に大切です。


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2017年10月2日

歯周病の再発(後戻り)

2017年10月2日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病の再発(後戻り)』になります。

歯周病は歯周病細菌による感染症であり、
歯周病細菌が存在しなければ歯周病にはなりません。

ただし、歯周病細菌だけが歯周病の原因ではなく、
身体の状態 や 生活習慣も大きく影響してきます。

身体の状態とは、
歯周病に対する反応が
強い方 と
そうでもない方が
がいらっしゃいます。

歯周病細菌が歯周ポケットを介して身体の中に侵入してくると
生体は侵入してきた細菌をやっつけようと攻撃します。
また細菌よるダメージを避けようと自らの骨を吸収させて感染から遠ざけるようになります。
身体は細菌を退治すると同時に
自らの生体も傷つけてしまうのです。
ちょっと難しい話ですよね。

通常は多少の歯周病細菌の侵入だけでは
大きな生体反応を起こすことはありませんが、
人によっては、
少しの歯周病細菌の存在でも
身体が過剰に反応することがあり、
こうした方では、
自らが生体を壊してしまうことがあるのです。

生体の過剰反応です。

このような方は歯周病の進行が非常に早く、
一生懸命歯磨きをしていても
なかなか歯周病が治りにく傾向があります。

さて上記のことが分かりやすように
ここで歯周病の進行について簡単に説明します。

歯周病になる場合、
歯周ポケットという 歯 と 歯肉の境目 の溝から
汚れ(細菌)が侵入し、
歯周病が進行します。
以下が歯周ポケットです。

歯周病が進行すると歯の根を支えていた骨が吸収します。
以下の図のようにです。


このようなことが起こっているのです。

さて 歯周病の進行について少し分かったこととして
ここで歯周病の治療について説明します。

歯周病は、歯周ポケットの内部に汚れ(細菌)が侵入することで
歯肉が腫れ、
歯の根を支えていた骨が吸収するわけです。

この汚れ(細菌)を取り除くことが歯周病治療です。
以下に具体的な治療方法について解説します。

以下は歯周病が進行しすぎてしまった歯を抜歯した写真です。

黒っぽく見えるのが歯石です。

この歯石や歯周病細菌を取り除く治療が
ルートプレーニングです。



使用した器具が以下です。

キュレットと言います。

こうして歯肉の中深い部分の歯石(歯周病細菌)を取り除くのです。

ここでようやく本日の本題です。

本日のテーマは、歯周病の再発(後戻り)です。

先ほどのルートプレーニングという治療によって
歯周ポケット内部の細菌は減少します。

それでは歯周病細菌はいなくなったのでしょうか?

いいえそうではありません。

歯周病細菌が壊滅することはありません。
歯周病細菌が0になることはないのです。

しかし、生体が許容する範囲まで歯周病細菌が減少することで
歯周ポケットは浅くなり、
歯周病の進行は停止します。

ここで問題なのは、
一度歯周病治療を行えば、二度と歯周病にならないのでしょうか?
いいえ
歯周病は再発すう傾向が高い疾患と言えます。

当然歯周病治療を行なったとしても
歯磨きが不十分であった場合には、
再度歯周ポケット内部に汚れ(細菌)が侵入することで
再発します。

それでは歯周病治療後に完璧に歯磨きができれば
歯周病は絶対に再発しないのでしょうか?

それも違います。

歯周ポケット内部に残った歯周細菌は歯磨きが完璧に行われたとしても
再発する傾向があります。

歯周ポケット内部に残った細菌が増殖するのです。

こうした歯周病細菌の後戻りについては
様々な研究があります。

歯周病細菌は治療後2〜3ヶ月程度で戻るという研究が多いです。

つまり歯周病は完治することは難しいです。

そのため、歯周病治療後も定期的に歯科医院に通院し、
歯周ポケット内部の汚れ(細菌)を減少させるためのケーアを継続することが必要です。

このことについては次回のブログで解説します。


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2017年9月25日

最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その4

2017年 9月25日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

昨日まで仙台で日本口腔インプラント学会でした。
そのため、休診となり通院されている患者様にはご不自由をおかけしました。

私は様々な学会や研究会に所属しているのですが、
こうした会に参加し、学ぶことは本当に大切なことなのです。

それでは本日の話です。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その4』になります。

前回の続きです。
歯周病治療でまず大切なことは検査です。

検査をしなければ 問題があるかどうかも分かりません。

本日のブログのテーマは、
『歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方』という内容で話をします。

歯周病治療に置いてきちんとした検査が最も重要なのです。

歯周病が進行してしまう根本的な理由について解説します。

歯周病は細菌感染により起こります。
そのため、もし 歯周病細菌が口腔内に存在しなければ 基本的に歯周病にはなりません。

もともと人が生まれた時には、歯周病細菌は口腔内にいません。

歯周病菌は どこから感染すると思いますか?

例えば 歯周病の原因菌の一つである A.a.菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans:アクチノマイセテムコミタンス菌 )や P.g 菌(Porphyromonas gingivalis)は人からの感染します。

これが、通常 大人で起る『歯周病(慢性歯周炎)』です。

それでは、『歯周病細菌に感染しなければ大丈夫では?』
と思うかもしれません。

しかし、私達は生活する上で細菌感染から完全に逃げることはできませんし、
それを完全に排除する必要性もないと思います。

後で説明しますが、口腔内に細菌がいないことは逆に健康な状態ではないのです。

歯周病治療のための細菌除去とは、全ての菌を除去するのではなく、
骨を溶かしたりしている細菌を減少させ、
後は 新たな菌の感染を防ぎ、細菌とうまく共存していくことです。

つまり外来から感染したとしても 歯周病が進行しないような 口腔内環境を保つことが大切なのです。

つまり 骨を溶かすような 歯周病菌が繁殖しやすい場所は
歯周ポケットが深い場所なのです。
  

歯周ポケットが深い場所は、細菌が生活するのに非常に適した場所なのです。
こうした場所をなくして、後はブラッシングにより新たにポケット内に感染しない環境を作ることが最も大切なのです。

その為に重要なのが 歯磨きなのです。
徹底した歯磨きは 歯周病予防の基本中の基本です。

また、重度歯周病の方の場合 徹底した歯磨きだけで防止できるわけではありません。

例えば、喫煙です。

歯周病が進行している方は絶対に禁煙しなければなりません。
いくら歯周病の治療を行い、徹底した歯磨きを行っていても喫煙していれば、再発する確立が非常に高くなります。

また、全身疾患と歯周病も大きな関係があります。
歯周病の関わりが大きい病気(全身疾患)として 糖尿病があります。
コントロールされていない 糖尿病の方は、歯周病の治療がうまくいきません。
歯周病の治りが悪いだけでなく、再発率も高くなります。
全身的なコントロールができない方は、歯周病のコントロールも難しくなるのです。

基本的なことが十分できていれば、歯周病になる確立は非常に低くなります。
基本的なこととは、先にも解説した
1.徹底した歯磨き!
2.禁煙!
3.全身的な管理! です。

私は、毎日歯周病の患者様を診察しています。
重度歯周病の方も多くいらっしゃいます。

そうした患者様の多くが上記の3つが守られていません。

特に1番の『徹底した歯磨き!』ということに関しては、患者様ご本人は、
『毎日磨きはしている!』ということですが、
実際には ほとんど磨けていないのが現状です。

ご本人が磨けている と思っているのと現実とのギャップは本当に大きいのです。

『毎日歯磨きをしているのに……歯周病になってしまうのは遺伝のせい?』
と考えられている方もいらっしゃいます。
もちろん100%歯磨きができている方はいらっしゃいません。
重度歯周病の方は、できれば80%、90%の歯磨きをしていただきたいと思います。
しかし、現実問題として、
初診時重度歯周病と診断される患者様ので90%以上歯磨きが達成されている方は、
ほとんどいらっしゃいません。

例えば、歯周病治療が終わった方はメインテナンス(定期検査)という段階に入ります。

メインテナンス(定期検査)の期間は個人差がありますが、2〜6ヶ月に1回程度です。

そのメインテナンス(定期検査)時に毎回 口腔全体のクリーニングを行っています。
このクリーニングの時間ってどれくらいかかると思いますか?
もちろん このメインテナンス(定期検査)に来院される方は、一度歯周病治療が終了した患者様です。
つまり、徹底した歯磨きの指導を行った方です。
毎日患者様ご自身が徹底した歯磨きができていれば、
クリーニングの時間はさほどかかるものではありません。
しかし、口腔内には歯石がついていることがあります。
クリーニングには、平均30〜40分かかるのです。
私達のような専門スタッフが行っても口腔内の汚れを取るのに平均30〜40分もかかるのです。
これが患者様ご自身で行った場合には
同じレベルまで汚れを取るのにさらに時間がかかるのは お分かりのことと思います。

つまり、口腔内に付着した汚れを100%近く取り除くには
毎食後の歯磨きに40分以上の時間がかかる !
ということです。

毎食後でなくても良いですが、
1日に1回でも 40分以上かけて歯磨きを行っている方は どれだけいるでしょうか?

おそらくほとんどの方は、5〜10分以下ではないでしょうか?
10分てきる方がいらっしゃれば 相当良い方です。
つまり、毎回の歯磨きが5分以下であれば、完全な予防レベルにまでは達していないのです。


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2017年9月14日

『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その2

2017年9月14日(木曜日)です。

いつもは月曜日にアップしていますが、本日はちょっと変更です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その2』になります。

今日は前回の続きです。

最近 重度歯周病の方が増えている!
という話です。

始めて このブログ や 当医院のホームページ をご覧になる方もいらっしゃるかと思いますので、前回と同様に
歯周病について簡単に解説するところから始めます。

できれば前回のブログを先にご覧になっていただいた方がより分かりやすいです。

歯周病は感染症 です。

そして、歯周病になると歯を支えている骨が吸収してきます。

以下は、このブログで よく解説するために紹介している図です。
shimiru_01

同様に 以下も骨吸収を表すために紹介しているレントゲン写真です。
青線は、骨吸収 前の本来の骨の位置です。
赤線は、骨吸収した状態です。
スライド4

さらに骨吸収した状態を状態を分かりやすくするために
赤色の領域で表します。
スライド5

赤色領域は、骨吸収した部位ですから
ほとんどの歯がすでにグラグラです。

それでは、なぜこのようになったのでしょうか?

大きく分けて2つのパターンがあると考えられます。

1つは、悪い状態だったにも関わらず 歯科医院をまったく受診しなかった方です。

2つ目は、歯科医院に通院していたにも関わらず歯周病が悪化した方です。

次回のブログでも解説しますが、この『歯科医院に通院していたにも関わらず 歯周病で歯を失ってしまった!』
という点について解説したいと思います。

当医院には、重度の歯周病の方が多くいらっしゃます。

全ての方を治せるわけではありません。

あまりにも進行したしてしまった場合には、抜歯しかないケースも存在します。

また、骨吸収が進行した歯周病の場合、例え 歯周病治療を行ったとしても
将来性は低く、延命はできたとしても将来的にはダメ(抜歯)になってしまうこともあります。

早い段階で歯周病を発見し、治療を行うことが重要なのです。

どのような病気もそうですが、
早期発見、早期治療が重要なのです。

あまりにも骨吸収が進行してしまった場合には、私のような歯周病専門医 であっても治すことは不可能です。

抜歯になることもあります。

全ての歯周病を治すこはできないのです。

患者様にとって抜歯は可能なかぎり避けたいものです。

そのため、完全に抜歯しか方法がない状態でも 抜歯をご希望されない方は、多くいらっしゃいます。

これが、大きな問題なのです。

こうしたことを患者様に 他の例でご説明することがあります。

お腹が痛くて内科を受診したとします。

診査の結果、病名が ガン(癌)と診断されたとします。

しかも、ガンは、かなり進行していたのです。

もっと早い段階でガンが発見されていれば、
抗ガン剤 や 放射線治療で治ることが可能だったのですが、
ガンが進行してしまっている現状では、
ガンの部分を切除するしか治療方法はなかったとします。

もし、切除しないと ガンは、他の臓器にも転移してしまうからです。

ガンが転移した結果、生死にも関わってくるのです。

そのため、外科処置によってガンを切除する方法を選択するのです。
(これは例えの話であり、歯周病とガンは全く違う病気です)

歯周病は感染症 ですので、
治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。

つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。

次回のブログも本日の続きです。


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2017年9月4日

最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その1

2017年 9月 4日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『最近 重度歯周病の方の来院が多い!:その1』になります。

本日の内容は、以前から何度も お話した内容ですが、非常に重要な話しのため、再度解説したいと思います。

私自身は歯周病専門医ですから 当医院に来院される患者様の多くは 歯周病の方です。

歯周病といっても 軽度の歯周病から 重度の歯周病の方まで 病状の進行状態はそれぞれです。

しかし、最近の傾向として 歯周病が非常に進行した患者様が増えています。

原因は さまざまですが、長い間歯科医院を受診されなかったことが大きな問題となっています。

悪い状態でありながら そのまま放置してしまったことによる 歯周病の悪化です。

歯周病になってしまう原因には、多くのことが考えられます。

歯周病の主な原因は以下になります。
まず、歯周病細菌の存在です。

歯周病は感染症 です。

歯周病細菌というバイ菌が歯肉の中に侵入して起こる病気です。

歯周病細菌が歯肉の中に侵入すると
歯肉が腫れ、
出血を起こし、
最終的には歯を支えてる骨が吸収します。

骨吸収が進行すると 
歯がグラグラとしていき、
最終的には、歯が抜けてしまいます。
この細菌感染を防ぐことが歯周病にとって重要なことなのです。

次の原因として、噛み合わせです。
噛み合わせとは、噛む力の負担が大きい場合に 歯がその力に耐えきれずにダメになってしまうことです。

噛み合わせだけでは、歯周病にはなりませんが、歯周病が進行しているような状態であった場合で 噛み合わせに問題がある方は、歯周病が一気に進行してしまいます。

具単的には、先(最初の原因)でご説明したように 歯周病は、歯周病細菌による感染によって起こります。

歯周病細菌の感染が進行し、歯を支えている骨が吸収し始めると、
通常の噛む力でもグラグラしてきます。

この状態でさらに噛む力の負担が大きくなると歯自体は、とても噛む力に耐えきれずに グラグラがさらに大きくなっていくのです。

歯周病専門医が最も難しい治療としているのが この噛み合わせがある患者様です。
ちなみに どのような噛み合わせが問題なのかと言いますと
歯ぎしり や くいしばり がある方です。

『私は 歯ぎしり をしていないので関係ない!』と思われている方も多くいらっしゃると思います。

しかし、実際には、ほとんどの方は『歯ぎしり』をしています。
中には『ギリギリ』と音がする方もいらっしゃいますが、
音がしない方の方が多いのです。
歯は、骨吸収がない状態でも多少は動くものです。
これは、正常なことなのです。

しかし、動く範囲は決まっています。

この正常に動く範囲であれば、歯には負担は加わりません。

しかし、この正常な範囲以上に歯が動いてしまった場合が問題なのです。

手首を例にとって解説します。
当然のことながら手首は動きますよね。
でも動く範囲は決まっています。

手首を360度 ぐるっと動かすことはできません。

動く範囲が決まっているからです。

しかし、転んだりした時に手を強くぶつけたとします。
その際に手首が必要以上に曲がったとします。
正常な動く範囲以上に動いてしまったのです。

この場合、手首のすじ は伸ばされてしまいます。

いわゆる 捻挫(ねんざ)という状態です。

歯にもこのようなことが起こるのです。

歯が正常範囲で動く以上に 噛む力のダメージが加わると
歯は打撲を起こすのです。

噛み合わせの問題は、本当に歯科治療(歯周病治療)を難しくします。

次の歯周病原因として喫煙
があります。喫煙者は歯周病が非常に治りにくいのです。

喫煙と歯周病の関係は、歯周病の学会において 数多く報告されています。
ある報告によると、喫煙者は、非喫煙者と比較して、歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

次の原因として生活習慣 です。
歯周病は生活習慣病なのです。

つまり、歯周病は、高血圧 や、糖尿病、高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。

糖尿病、高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。

患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活、運動、喫煙、睡眠、ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。
こうしたことが歯周病の原因と言えます。

まとめると 歯周病の原因は、
感染症!
噛み合わせ!
喫煙!
生活習慣 ということです。

細かく言えば他にも問題となる原因はありますが、
代表的な歯周病の原因は上記のようなことなのです。

最近 重度歯周病で来院される患者様の多くは、こうした原因といくつも抱えている方が多いのです。
しかも、長期的に歯周病を放置されているため、当医院を受診された時には
すでに歯周病が進行しすぎてしまっているのです。

歯周病の治療は多岐におよびます。
歯周病になってしまった原因により治療方法はさまざまです。

簡単な治療で十分完治するケースもありますし、
治らないケースも存在します。

いくら歯周病専門医 でも全ての歯周病を治せるわけではありません。

そのため、手遅れにならないうちに治療を開始することが最も重要なのです。

特種なケースを除いて、
一般的に 重度歯周病になるためには、相当長い期間がかかっています。
10年 とか 20年とかです。
そのため、『最近 急激に歯周病になった!』ということではありません。
特に歯がグラグラ しているということは、
かなり歯周病が進行している状態です。

そうとう覚悟しないといけません。

次回は本日の続きで2回目を解説します。


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2017年8月28日

歯周病症例

2017年 8月28日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。

本日は歯周病の症例を見てみましょう。

難しい話ではなく、単純に治療前、後の写真のみとします。

以下は初診時です。
歯肉けっこう腫れていますよね。

治療直後です。
歯肉の炎症は治っています。
歯肉の退縮は認められますが、これからある程度は回復してきます。

次の症例です。

まずは初診時です。

歯周病になると 歯を支えている骨が吸収していきます。
そのため、歯がグラグラしてくるのです。

歯がグラグラすることで、歯の位置移動も起こってくることがあります。
結果的に以下の症例のように前歯が動くことで前歯の間に隙間が大きく開きます。

歯周病治療後です。
審美性を高めるため等の理由で被せ物は再製しています。

次の症例です。
歯がグラグラであり、歯肉も大きく腫れています。
非常に進行した重度歯周病です。

他歯科医院では多くの歯の抜歯が必要と診断されています。

徹底した歯周病治療後にグラグラしていた歯の固定を含めて
被せ物を装着し、治療終了です。

次の症例です。
初診時です。

治療後です。

本日は治療前後のみをみていただきました。
このように単純な写真を見るだだけでも
歯周病を知ることができます。


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