歯周病専門医サイトブログ

カテゴリー: 歯周病の治療の記事一覧
2017年6月12日

歯周病で失った骨の再生(骨再生治療)

2017年6月12日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『歯周病で失った骨の再生(骨再生治療)』になります。

今日は歯周病治療によって骨が再生する状況をレントゲンでみてみましょう。

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。

感染が進行すると顎の骨が溶けていきます。

骨が溶けることで歯はグラグラとし、
抜けてしまいます。

少し前にもアップした図ですが、
歯周病による骨吸収を図で見てみましょう!

以下の図は骨が吸収する前の健康な状態です。

顎の骨がしっかりとあります。

次の図は、歯周病が少し進行した状態です。
軽度歯周病です。

次はさらに歯周病が進行した状態です。
骨の吸収が始まります。
中程度歯周病です。

さらに歯周病が進行したのが以下です。
重度歯周病です。

こうなると歯はグラグラです。

次に実際の症例をレントゲンでみてみましょう。
歯周病が進行して骨が吸収しています。

骨の吸収状況を図に記載してみます。
以下の赤線が骨が吸収した状態です。

骨が吸収する前は以下の青線の位置まで骨がありました。

赤戦青線を重ねたのが以下です。

骨がだいぶ吸収しているのが分かるかと思います。

この斜めにくぼみのようになっているのを平坦にしていくことが
歯の長期維持が大きく関係してきます。

以下は歯周病治療後です。
左側が治療前
右側は治療後です。
骨が平坦になっているのが分かるかと思います。

次の症例をみてみましょう。
以下の*印の歯を注目して下さい。
骨が吸収しているのです。

少し分かりにくいので
骨の吸収した状態を赤線で記入してみます。

骨が吸収する前が以下の青線です。

赤線青線と重ねてみましょう。

骨が吸収しているのが分かるかと思います。

次は歯周病治療後です。
骨が回復しているのが分かるかと思います。

治療前と治療後を比較したのが以下です。
左側は治療前
右側は歯周病治療後です。

歯周病治療により骨の回復が認められます。

骨の再生が難しい部位もあります。
それが前回まで解説していました
分岐部病変です。(ぶんきぶびょうへん)

この分岐部病変もレントゲンでみてみましょう。
以下は初診時です。
*印が今回治療する歯です。

分岐部病変は分かりにくいので少し解説します。
歯の根を赤線で記載します。
歯の根というのはこのような形をしています。

この根と根の間が分岐部なのです。
分岐部病変になると
根と根の間の骨が吸収します。

レントゲン上では骨が吸収するため、
黒っぽく見えます。
以下の矢印の部分です。

以下が歯周病治療後です。
分岐部の黒っぽく見えるのが
白く変化しています。

ちょっと分かりにくいですかね。

本日は歯周病治療による骨の再生について
実際のレントゲンを見ながら解説しました。

次回も歯周病について新しいテーマで解説していきます。
お楽しみに!


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2017年6月5日

重度歯周病が治りにくい方の原因について:その5

2017年 6月5日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『重度歯周病が治りにくい方の原因について:その5』になります。

このシリーズの話はかなりマニアックになっています。

前回は、根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)という話でした。

ちょっとおさらいをしましょう。

前回と同じ写真なのですが、
正常な状態のレントゲンが以下になります。

この写真は下顎の奥歯なのですが、
通常 歯を支えている根は2本から3本存在しています。
この根と根の間に骨があるのが正常な状態です。
骨は白く見えます。


根を分かりやすいように線で書いてみました。


根と根の間が根分岐部(こんぶんきぶ)です。

次のレントゲン写真が根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)です。

根と根の間が黒っぽく見えます。
骨が吸収しているのです。

今度は図で見てみましょう!
以下が正常な状態です。

以下が骨が吸収して根分岐部病変になった状態です。

ここまでは前回の写真と図です。

本日は分岐部病変の治療の話をしたいと思います。

まず歯周病と診断するためには、
歯周病の検査が必要です。

歯と歯肉には僅かな溝があります。
この溝を歯周ポケットと言います。

使用する器具は以下です。
これをプローブと言います。

プローブを歯と歯肉の境目に挿入します。

計測する部位は歯の周り6カ所です。

この歯周ポケットが深くなるほど歯周病が進行しているということです。

歯周病が進行している状態では
歯肉の中に汚れが詰まっているのです。
いわゆる歯石です。

この汚れの中に歯周病細菌が存在しており、
歯周病細菌が存在することで歯を支えている骨が溶けてしまうのです。

実際に重度歯周病のため、抜歯となった歯を見てみましょう。

黒く見えるのが歯石です。
歯の根の周囲に大量の歯石がついています。

このような状態になってしまうと抜歯となってしまうのですが、
歯周病の治療とは、歯肉の中 歯の根に付着した歯石を取ることになります。

以下の図は歯肉の中にある歯石を取ってるところです。

さて話を根分岐部病変に戻しましょう。
根分岐部病変になってしまうと
その将来性は非常に低くなってしまいます。
そうしたデータから見ていきましょう。

以下は
根分岐部病変がある状態と
問題がない状態の
抜歯となる率です。

分かりにくいのでポイントを絞ってみましょう。

黄色の部分が根分岐部病変がない状態です。
正常な状態です。

赤色の部分が根分岐部病変がある状態です。
歯周病が進行した状態です。

このデータによると
正常な状態の歯を失う率が4.1%だったのに対して
根分岐部病変となると歯を失う率が31%となり、
約8倍高くなります。

他の研究では

正常な状態の歯を失う率が6.7%だったのに対して
根分岐部病変となると歯を失う率が57%となり、
約9倍高くなります。

こうしたデータからも
根分岐部病変になると
歯を失う確率が格段に高くなります。

先に歯石を取る治療の図をアップしましたが、
この根分岐部病変になると
根の形態が複雑なため、汚れを取ることが非常に難しくなります。

根分岐部病変となると
歯周病治療でどれくらい歯石を取ることができるのかというデータを見てみましょう。

分かりにくいですが、
SRPというのが先の図にもあった汚れを取る治療です。
左側の3本の棒グラフです。
歯周ポケットが1〜3ミリは軽度の歯周病
歯周ポケットが4〜6ミリは中程度の歯周病
歯周ポケットが4〜6ミリは重度の歯周病
です。

歯周ポケットが1〜3ミリの軽度の歯周病ではSRPにより69%歯石が取れる

歯周ポケットが4〜6ミリの中程度の歯周病ではSRPにより18%歯石が取れる

歯周ポケットが6ミリ以上の重度の歯周病ではSRPにより15%しか歯石が取れない

というデータです。

歯周病が進行すればするほど
治療(SRP)により歯石が取れる確率が格段に下がるということです。

歯周ポケットが6ミリ以上の場合、
歯周病治療(SRP)では歯石が15%しか取れないのでは
治らないということです。

ちなみに
右側の3本の棒グラフは
歯周病の手術を行った場合の歯石除去率です。
手術をすればより歯石の除去率は高くなりますが、
それでも6ミリ以上の歯周ポケットの場合には42%しか歯石が取れないということです。

歯周病は進行すると非常に治しにくいのです。

早期発見、早期治療が最も大切なのです。

今日はかなり難しい話になってしまいました。

次回もお楽しみに!

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2017年5月29日

重度歯周病が治りにくい方の原因について:その4

2017年 5月29日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『重度歯周病が治りにくい方の原因について:その4』になります。

このところ講演のための資料作りで毎日おわれています。

先週は1日講演でしたのでかなりの量のスライドを作製しなければいけませんでしたので
ここ3ヶ月間はそのために毎日を費やしていました。

今週は木曜日、
来週も木曜日に
それぞれ講演があるのですが、同じ内容であればいいのですが、
まったく違う内容なので、
それぞれ講演スライドを作らないといけないので大変です。

さて今日も前回の続きです。

今日は根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)と言う話です。

患者様に対して
ブログ等でこうした話をする先生はあまりいらっしゃらないかと思います。

なかなか患者様には分かりにくい話ですから

しかし、この後詳細に説明しますが、
根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)がある状態は非常に悪くなりやすいのです。
そのため、根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)が進行しないうちに治療を開始することが非常に大切です。

根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)が進行すると
抜歯となる可能性が非常に高くなってしまいます。

早期発見、早期治療が必要なのが根分岐部病変(こんぶんきぶびょうへん)なのです。

それでは分岐部病変がどのような状態であるのかを見ていきましょう!
以下はレントゲン写真です。

歯には根があり、みなさんがお口の中に見えている部分は歯の一部であり、
歯冠と言います。
白く見えるのはエナメル質という部分です。

みなさんが見ることができない歯肉の中には、
歯根(しこん)があり、
その歯根は骨の中に埋まっているのです。

大根 や ニンジンが土の中に埋まっているのと同じです。

ここでみていただきたいのが先ほどのレントゲン写真で、
前歯と奥歯の根の数の違いです。

通常前歯は、1歯に1つの根があります。

それが奥歯では1歯に対して、2〜3の根が存在します。(4根ある場合も1根の場合もありますが)

実際に見てみましょう
以下の写真は奥歯です。
左側の歯は、上顎の奥歯です。
右側の歯は、下顎の歯です。

こんな形になっているのです。

でもなんとなく見たことがある方も多いかと思います。

歯周病は、歯周病細菌による感染症であり、
歯周病細菌感染することで、歯を支えている骨が吸収してきます。
以下の左側は正常な状態で
右側が骨吸収を起こした状態です。

実際のレントゲン写真で根分岐部病変を見ていきましょう。

まずは問題のない正常な状態です。
(根分岐部病変ではありません)

先にも説明しましたように歯には歯根があり、
それが骨の中に埋まっています。
矢印の部分は骨です。
レントゲン上では、骨は白く見えます。

以下のレントゲンは、歯根を黄色く線を引いた状態です。

歯根はこのような形をしています。

これが歯根です。

下の矢印部分が根分岐部です。

このレントゲンではこのケースは根分岐部病変にはなっていません。

以下が根分岐部病変です。

根の根の間の骨が吸収しているのが分かるかと思います。

これで根分岐部がどのような状態であるのかが分かったと思われます。

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2017年4月10日

飲み薬で歯周病が治る!:その3

2017年 4月10日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『内科的歯周病治療:飲み薬(抗菌薬)による歯周病治療:その3』になります。

今回のテーマの1回目にも説明しましたが、
この内容は以前にもアップした話になります。

「薬を飲めば歯周病は治るのですか?」
というご質問は本当に多く聞かれます。

インターネットでも
「飲み薬で歯周病は治ります!」
というような表示がされることを見かけます。

これは本当のことなのでしょうか?

答えとしては、
本当の部分も多少ありますが、
間違っているとことも多くあります。

なにが事実で
なにが誤っているのか?
ということを解説するのが今回のテーマなのです。

はじめて このシリーズを見られる方のために
前回 と 同様に 過去のブログ内容を簡単に振り返ってみましょう!

内科的歯周病治療とは、
通常の歯周病治療と並行して 歯周病細菌に対して効果のある薬(抗菌薬)を併用することにより、
歯周病を治そうとする治療法です。(抗菌療法)

内科的歯周病治療(抗菌療法)は、
通常の歯周病治療と比較して多くの研究論文で その効果が実証されています。

しかし、適切な時期に 適切な処方が行われないと 効果がないだけでなく、
薬剤耐性 が起こることがあったり、
(薬剤耐性とは、薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは 効きにくくなる現象のこと)
菌交代現象が起こる可能性があります。
(菌交代現象とは、抗生剤の長期投与等により正常細菌が減少し、通常では存在しない細菌や少数しか存在しない細菌が異常に増殖する現象のこと。)

そでは、どのような症例に対して内科的歯周病治療(抗菌療法)は効果があるのでしょうか?

通常の歯周病治療に内科的歯周病治療(抗菌療法)を併用すると 歯周病に効果があることが多くの研究により明らかになっています。
 参照文献: 
     Haffajee AD etal Ann Periodontol.2003;8(1):115-81.Review. 
     Herrera D etal J Clin Periodontol.2002;29(Suppl 3):136-59;dis-cussion 160-2.Review

通常の歯周病治療とは、
スケーリング や ルートプレーニング と言われる治療のことです。
通常の歯周病治療と内科的歯周病治療(抗菌療法)を併用する理由として、
歯周病は感染症 であることから、通常の歯周病治療では反応が悪い症例に対して応用されてきました。

ここで重要なポイントが通常の歯周病治療では反応が悪い症例ということです。
先に説明しました通常の歯周病治療(ルートプレーニング )で治るような症例には、使用しないということです。

あくまで 通常の歯周病治療では治らない(反応が悪い)ようなケースに対して使用する治療です。

通常の歯周病治療で十分治る範囲の歯周病であった場合には、内科的歯周病治療(抗菌療法)を行ってはいけません。

また、内科的歯周病治療(抗菌療法)はあくまでも 歯周病治療 と併用して使用することが必須です。

薬を飲めば、歯周病が治るわけではありません。

インターネット等で
「歯周病は薬で治る!」
というような 過大広告を見ることがあります。

簡単な治療は、治療を受ける患者様にとっては 非常に魅力的な方法です。
しかし、魔法のような治療はありません。

もちろん 内科的歯周病治療(抗菌療法)は、
科学的にきちんとした根拠がある治療であり、
その適応症さえ きちんと守れば、歯周病を効果的に治すことが可能な方法です。

しかし、そうした適応症をきちんと守らないために、治療を受けられた患者様に不利益を生じることがあります。

これは、治療を行う歯科医師側にも問題があるのです。

例えば、本当は十分 通常の歯周病治療 で十分 治る範囲の歯周病であったとします。

しかし、歯科医師の勧めるままに 内科的歯周病治療(抗菌療法)が行われるケースがあるとします。(宣伝広告として 抗菌療法を全面に勧めている歯科医師がいるのも事実です)

もちろん 通常の歯周病治療 も行われることが前提です。

結果的に言えば、歯周病は治ります。
治療を受けた患者様は、
「歯周病が治った!」と感じますし、 抗菌療法が効果があったと感じるかもしれません。

しかし、もともと通常の歯周病治療 で十分治る範囲であったのですから
抗菌療法に意味があったわけではありません。

抗菌療法の最大の欠点は、何度も説明していますが、
薬剤耐性 が起こったり、
菌交代現象が起こる可能性があるからです。

*薬剤耐性とは、薬剤に対して抵抗性を持ち、
 これらの薬剤が効かない、あるいは 効きにくくなる現象のこと

*菌交代現象とは、抗生剤の長期投与等により正常細菌が減少し、
 通常では存在しない細菌や少数しか存在しない細菌が異常に増殖する現象のこと。

内科的歯周病治療(抗菌療法)の適応症は、
難治性歯周炎患者(広汎型重度歯周炎、広汎型侵襲性歯周炎) や 治療抵抗性患者 です。

また、免疫力が低下している
易感染性歯周病患者(重度糖尿病 患者様 等)、
虚血性心疾患患者 ,
細菌性心内膜炎、
大動脈弁膜症、
チアノーゼ性先天性心疾患、
人工弁、シャント術実施患者…の方
も適応症と言えます。

次回も「飲み薬による歯周病治療」についての続きになります。

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2017年3月13日

歯周病治療は中断する人が非常に多い

2017年 3月13日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯周病治療は中断する人が非常に多い』になります。

進行した歯周病の場合、虫歯の治療とは異なり、 数回の治療で終了することはほとんどの場合ありません。

特に重度の歯周病の場合、治療期間が半年以上かかることもあります。

歯周病の治療を希望されて来院した患者さんのうち約半数の人が治療を中断してしまいます。

それでは何故このように治療を中断する人が多いのでしょう。

歯周病治療を中断する原因をいくつかあげましょう!

中断理由1
自覚症状がないから歯周病は初期の段階では痛み等の問題が起こらないことが多いです。
そのため「自覚症状がないから治療しない」という方もいらっしゃいます。

当院で歯周病の検査を行い、
歯周病に問題があるということを説明させていただいても
「痛みがないから治療しない!」といわれる方もいらっしゃるのです。

痛みがない=問題ないということではありません。

中断理由2
初期の治療により出血等の症状が改善したから初診時に歯肉の出血があるのでご来院される患者様も多くいらっしゃいます。

歯周病と診断された場合には、歯周病治療を開始します。

始めは、口腔清掃指導と歯石除去から開始することが多いです。

この段階で出血がある方は、改善することがほとんどです。

この段階の歯周病治療を歯周病初期治療と言います。
「出血が改善したから治った」と思われる患者様もいらっしゃいます。

進行した歯周病の場合、
歯周病初期治療のみで完全に改善することは少なく、さらに専門的な歯周病治療が必要になることが多いです。
しかし、この段階で治療が中断となると歯周病の進行は止まらず、知らないうちに悪化してしまいます。

次に来院される時には抜歯なんていうことにもなりかねません。

中断理由3
仕事等が忙しく、通院する時間がない。

治療に対する時間が取れない方もいらっしゃるかと思います。
こうした方には、短期的に歯周病を効率よく改善させるための治療法があります。
このような歯周病治療に対するお時間が取れない方には、以下のような対応があります。

短期集中 歯周病細菌除菌プログラム FMD

FMD治療詳細は、上記のページをご覧になって下さい。

中断理由4
治療に対する痛み等があったから進行した歯周病の場合、麻酔をすることが必要です。

そのため、麻酔をすること自体が嫌であったり、長時間口を開けていることが困難な方がいらっしゃいます。

このような場合には、さまざまな対応を行ないます。

まず麻酔ですが、
当院では通常の麻酔を行なう前に歯肉に表面麻酔を塗布します。

当院で使用する表面麻酔は非常に効果が高いものです。
歯肉の消毒後に表面麻酔を約4分間することで、それだけでかなり歯肉が麻痺してきます。
この表面麻酔は、ジェル状の麻酔であり、 これを歯肉に塗るだけですので、まったく痛みはありません。

歯肉が麻痺した後で、通常の麻酔を行ないます。

この時にも十分な注意が必要です。

当院で使用している麻酔の針は、極細の針であり、従来使用されていた針と比較すると格段に細いです。
そのため、痛み感じにくくしています。

また治療自体がどうしても苦痛である方には、究極の方法があります。

これは静脈内鎮静麻酔法と言います。

静脈内鎮静麻酔法とは、患者様が眠っている状態で治療を行う方法です。

治療開始前に静脈内鎮静麻酔を行うことで、
歯周病治療中は患者様は完全に眠っている状態で治療を受けることができます。

一度静脈内鎮静麻酔で治療を受けられた方は、
治療中の怖さや大変さから開放されるため、
次の治療を受けられる際には、ほとんどの場合、再度この麻酔方法をご希望されます。

特に歯科治療が怖い方には、かかせない麻酔方法です。

ちなみに静脈内鎮静麻酔法は、経験豊富な麻酔専門医が対応しますので、ご安心下さい。

*当院では静脈内鎮静麻酔法を使用した治療は自費診療となります。

中断理由5
治療の必要性はわかっていてもなかなか行動に移せない
歯周病が進行している方の特徴として、 治療の必要性は分かっているが、
なかなか通院が困難となっている方が多くいらっしゃいます。

歯周病は、放置すればするほど どんどんと悪化していきます。

私のような歯周病専門医であってもあまりにも進行した歯周病の場合には治すことはできません。

また、進行した歯周病を治すことは大変なことが多くあります。
治療に長い期間がかかったり、
治療費用がかかったり等 
病状が悪化すればするほどさまざまな面で問題が起こります。

「歯周病治療を行なわないといけないが…」と思われているが、なかなか行動に移せない…という方は、
是非 歯周病の問題点をしっかりと認識することが必要です。

当院のHPには、さまざまな歯周病に関する情報が掲載されています。
そうした情報をしっかりと理解することで、歯周病を放置することの問題点が分かるかと思います。

実際に当院を受診される重度歯周病の患者様のほとんどが「もっと早く治療していれば…」と言われます。
病気は「早期発見、早期治療」が基本です。

中断理由6
一度予約をキャンセルしてしまったために通院しにくくなった
こうした方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

お仕事等でどうしても時間がとれない方は多くいらっしゃると思います。

もちろんこうしたことは十分理解できます。
私自身、毎日忙しく、毎週 時間をさくことは難しいため、継続して治療することの大変さは十分理解できます。

しかし、放置しても改善することはありませんので、病状は悪化するだけです。
治すには、ある程度の時間をかけて治療することは必ず必要です。
もし、通院にお時間がない方は先にも記載しました
歯周病細菌除菌プログラム FMD治療が有効です。
短期集中 歯周病細菌除菌プログラム FMD

中断理由7
治療に対する理解が得られなかった患者様の中には、歯周病ということ自体に理解ができない方もいらっしゃいます。

そのため、当院では初診時に歯周病の検査を行い、
2回目のご来院時に歯周病治療計画書という書面をお渡ししています。

この歯周病治療計画書には、
診断、
原因、
治療方法、
将来的な問題、
リスク因子 
等患者様ご本人に合わせた歯周病治療計画書をお渡ししています。

約30ページ程度になります。

歯周病治療計画書を十分ご覧になっていたくことで
なぜ歯周病治療が必要であるのか?
ということをご理解していただきます。

本日のブログはここまでです。

次回も歯周病についての話になります。

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2017年3月6日

3DSの除菌持続効果

2017年 3月 6日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『3DSの除菌持続効果』になります。

ここ数回に分けて3DSについて解説してきました。

今までの歯科治療は虫歯になったら歯を削る
ということの繰り返しでした。

3DS除菌療法は、今までの歯科治療とはまったく違った対応です。

歯周病細菌や虫歯細菌を積極的に抑える方法です。

今回のシリーズの最初のブログにも書きましたが、
以下のような方に3DS除菌療法をお勧めします。

• 虫歯が多い方
• 詰め物 被せ物が多い方
• 歯磨きをしているのに虫歯になってしまう方
• 妊娠予定 や 授乳中の方で 子供を虫歯にしたくない方(母子感染防止)
• 乳歯から永久歯への感染防止
• 歯周病になりやすい方

3DS除菌療法は、
患者さん個人に合わせたマウスピースを作製し
そのマウスピースの中に除菌効果の高い薬剤を入れて
口腔内に装着することで 問題となる細菌を除菌し
虫歯の原因となる歯垢の定着を集中的に抑える治療です。

簡単な予防方法です。

是非お勧めしたい予防対策です。

それでは3DS除菌治療の効果はどれくらいあるのでしょうか?

3DSの持続効果については
生活習慣が適切に改善されれば半永久的にもちますが
そうでない場合には1年程度で元の状態に戻ってしまいます。

齲蝕 も 歯周病 も 細菌感染症ですが
その背景には細菌的要因だけでなく、
口腔清掃状態 食生活等の生活習慣が大きく関与していることは
当然のことです。

そのため口 腔衛生状態が悪かったり
食生活 等の改善がない場合には 3DSを行ったとしても
細菌叢は戻ってしまいます。

3DSによる効果の持続を確認するためには
日々の口腔清掃管理が重要であることはもちろんのこと

定期的に細菌検査を行い、
口腔内のリスクを管理すること
そしてリスクを軽減するためにも定期的に除菌することが有効です。
(PMTC後に高濃度薬液を使用した院内3DSを実施)

治療にお金と時間をかけるのか?

予防のためにかけるのか?

ということになります。

3DS除菌療法をご希望される方は、
ご予約の際もしくは、
受付 や 担当歯科医師にご相談下さい。

次回から新しいテーマになります。

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2017年2月27日

3DS除菌療法:具体的な治療ステップ

2017年2月27日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『3DS除菌療法:具体的な治療ステップ』になります。

さてこのシリーズもだいぶ長くなりましたが、
今日は3DS除菌療法の具体的な治療ステップになります。

治療ステップ1
まず3DS除菌療法を行う前に 虫歯治療 や 歯周病治療が完全に終了させます。

虫歯細菌 等が多量に存在する状態では除菌はできません
  (細菌が口腔内にいっぱいいるためです)

口腔内の細菌を徹底して減少させた上で3DS除菌療法を行うことが重要なのです。

治療ステップ2
歯の表面にはバイオフィルムと言われるネバネバした細菌の集合体が存在します 
このバイオフィルムを徹底して除去することで薬液の効果を高めます
約30〜40分
*PMTC治療費 1回 5.000円(消費税別)

治療ステップ3
3DS除菌 院内治療:1回目

PMTCにより歯がツルツルになったところでオーダーメイドのマウスピースに
高濃度の殺菌薬を入れて5分間除菌します

*除菌当日は甘いものは禁止です

*使用する除菌薬は0.2%クロルへキシジン ジェルです
 マウスピースは事前に型取りが必要です

* マウスピース費用上下顎  20.000円(消費税別)
* 高濃度薬液費用1回分   500円(消費税別)

治療ステップ4
3DS ホームケア
約1週間 ご自宅で毎日就寝前(歯磨き後)に
マウスピースに低濃度の殺菌薬を入れ就寝時に装着していだきます

これにより細菌を減少させます

再感染を防ぐ為に歯ブラシは新しくして下さい

使用する除菌薬はコンクール
(低濃度クロルへキシジン ジェル)です
*  1箱   1.000円(消費税別)

治療ステップ5
3DS除菌 院内治療:2回目
再度 PMTCを行いマウスピースに
高濃度の殺菌薬を入れて5分間除菌します

マウスピースは必ずご持参下さい
* PMTC治療費 1回   5.000円(消費税別)

* 高濃度薬液費用1回分   500円(消費税別)


治療ステップ6
細菌検査

再度細菌検査を行い除菌結果の判定を行います
・ 虫歯細菌リアルタイムPCR法検査費用    15.000円(消費税別)
・ 簡易虫歯細菌検査  RDテスト検査費用     500円(消費税別)
・ 歯周病細菌リアルタイムPCR法検査費用   10.000〜20.000円(消費税別)

治療ステップ7
定期管理 と フッ素によるホームケア

虫歯や歯周病の原因は細菌だけではありません
毎日の歯磨きや唾液の性状等さまざまな要因があります

適切な管理ができないと細菌は元の状態に戻ってしまいます
定期管理ではPMTCを行いバイオフィルムを除去します

また 毎日フッ素を使用することで耐虫歯性を高めます

3DSホームケアは日常行っていただくことで効果が高まります

ただし 3DSホームケア前には徹底した歯磨きが必要です

汚れが付着した状態では薬液の効果はありません

特に歯間部の清掃は非常に重要になってきますので
歯間ブラシやデンタルフロスの使用が重要です

次回も3DSの続きです。

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2017年2月20日

3DS除菌治療 – 治療の流れ –

2017年 2月20日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは『3DS除菌治療  – 治療の流れ -』になります。

虫歯細菌 や 歯周病細菌を除菌する方法として 3DS除菌療法について数回に分けて

解説してきました。

本日からは具体的な除菌療法についてのステップを解説します。

ステップ:1

虫歯検査 歯周病検査を行います。

歯周ポケット検査

位相差顕微鏡による歯周病細菌検査

他にはレントゲン検査が必要になります。

状況により
CT撮影検査 を行う場合もあります。

そして 3DS除菌治療において大切なのは、細菌検査です。

どんな細菌がいて?

どれくらいの数がいるのか?

を調べることが重要です。

細菌を調べることでリスクが分かります。

細菌の調べ方を虫歯 と 歯周病について解説します。

始めに虫歯細菌からです。

SALIVA-CHECK LAB  虫歯細菌DNA検査 : リアルタイムPCR法

細菌の遺伝子(DNA)から調べる検査方法です 非常に精度の高い検査方法です

細菌の種類 量 等を詳細に調べることが可能です

精密検査であり外注のため 1週間〜10日程度の検査期間がかかります

また特殊な検査のため検査費用がかかることが欠点です

虫歯のリスクを知るためには非常に有効な検査方法と言えます

検査する細菌は以下の3種類です

・ S.mutans菌

・ S.sobrinus菌

・ 乳酸桿菌

ハイリスクの方が3DS除菌治療の対象となります

検査費用 15.000円(消費税別)

次に虫歯細菌の調べ方としてもっと簡単な方法もあります。

それが以下のRDテストです。

簡易虫歯細菌検査 昭和薬品 RDテスト

RDテストは 細菌検査ほどの精度はありませんが 非常に簡易的で

結果もすぐに分かり 費用も格段に抑えられます

検査方法はいたって簡単で

だ液をレサズリンという指示薬が塗布されたシールにつけます

そのシールを腕に貼って15分待ちます

この15分間で培養されるので 剥がしてシールの内側の色を確認すると

虫歯菌の数によって,

Low(青色)→Middle(青紫色)→High(紅紫色)に変色します

ハイリスクの方が3DS除菌治療の対象となります

検査費用  500円(消費税別)

*虫歯検査の場合 リアルタイムPCR法 もしくは RDテストから1つを選択していだきます

次に歯周病細菌についてです。

SALIVA-CHECK LAB  歯周病細菌DNA検査 : リアルタイムPCR法

歯周ポケット内から採取した歯周病細菌のDNAから 以下の5種類の細菌を

特定することができる非常に精度の高い外注検査方法です

・ P.g.菌(P.gingivalis)

慢性歯周炎の発症に関連が深い菌

年齢に比較して骨吸収が大きく この菌の比率が高い場合

侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)と診断される非常に悪性度の強い細菌

・ A.a.菌(A.actinomycetemcomitans)

若年者でも急速な進行を起こす侵襲性歯周炎の発症に関連が深い菌

非常に悪性度の強い細

・ T.d.菌(T.denticola)

スピロヘータというラセン状をした運動性のある細菌の仲間です

歯周病が進行すると組織の隙間に入って病状を急激に悪化させます

また 免疫を抑制する成分を持っているため この菌が爆発的に増えて

いても 抗体が産生されないと言われ ています

・ T.f.菌(T.forsythia)

紡錘状の形をした細菌です

P.g.菌 や T.d.菌 と共に検出されると歯周病のリスクが高くなります

・ P.i.菌(P.intermedia)

女性ホルモンによって発育が促進される細菌

思春期性 や 妊娠性のホルモン関連性歯周炎を起こします

これらの細菌を遺伝子的に解析しますので非常に精度の高い検査方法と言えます

検査費用

2菌種 10.000円

3菌種 15.000円

5菌種 20.000円  (消費税別)

*5菌種検査が基本ですが 3菌種でもリスク判定は行えます

遺伝子検査リアルタイムPCR法の詳細については以下を参考にして下さい
歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 リアルタイムPCR法(当院HP)

SALIVA-CHECK LAB  Oral Check Center(外部サイト)

虫歯細菌リアルタイムPCR法検査結果 参考例

本日は3DS除菌療法についての検査方法について解説しました。

次回は具体的な3DS治療について解説します。

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2017年2月13日

3DS除菌治療:虫歯の成り立ち - 虫歯はこうしてできる –

2017年 2月13日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

 

今日のテーマは、3DS除菌治療:虫歯の成り立ち - 虫歯はこうしてできる - になります。

 

通常口腔内は中性に近い状態で維持されています。

食後 虫歯細菌は食物ショ糖を利用してを産生します

このにより口腔内は酸性に傾きます

食後3分もするとの影響により歯質は溶け出します

この状態を脱灰(だっかい)と言います

虫歯です

しかし 食事中に分泌される唾液に含まれる重炭酸塩は

酸性に傾いたpHを中性に戻す働きがあります

この状態を再石灰化(さいせっかいか)と言います

虫歯が自己修復された状態です

食事をするたびに

この脱灰(だっかい:虫歯)

再石灰化(さいせっかいか:自己修復)

が繰り返されているのです

 

 

脱灰の時間が多くなると虫歯になりやすく

再石灰化の時間が多くなると虫歯になりにくい状態と言えるのです

 

 

間食が多いと 歯が脱灰(だっかい)する時間が長くなるため

歯はどんどんと溶けてしまいます

 

 

本日は簡単ですが、これで終了します。

 

次回も3DS除菌治療の続きです。

 

 

 

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2011年4月18日

Full Mouth Disinfection:歯周病細菌除去療法 その2

4/18(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

始めにゴールデンウィークの休診のお知らせです。
   4/28(木)休診
   4/29(金)休診
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   5/ 2(月)休診
   5/ 3(火)休診
   5/ 4(水)休診
   5/ 5(木)休診


今日のテーマは、『Full Mouth Disinfection:歯周病細菌除去療法 その2』になります。

前回と前々回のブログを読まれていない方は、是非先に過去2週のブログをご覧になって下さい。

    •4/4のブログ(歯周病治療と菌血症)

    •4/11のブログ(Full Mouth Disinfection:歯周病細菌除去療法 その1)

前回のブログでは、
歯周ポケット
ルートプレーニング(歯周病細菌除去療法)
について解説しました。

このルートプレーニング(歯周病細菌除去療法) の進め方として
1回の治療で4〜7歯程度を行うため、
口腔内全体が歯周病の場合には 治療回数は4〜6回になります。
通常、『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』は、1週間に1〜2回程度行うペースが最適です。
もし、これが、1ヶ月に1回というようなペースで行った場合には、問題が生じる可能性があります。

つまり、『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』によって歯肉の内部がきれいになった(除菌)されたとしても、
他の部位がまだ汚れていれば、『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』した部位にも 再度新たな感染が生じてしまう可能性があります。
ある程度短期間で行う必要性があることが『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』にとって重要なのです。
これが欠点でもあります。

ここまでが前回のブログの話しです。

本日の話しを始めます。
そこで、1日で 全ての歯周病に感染した歯に対してルートプレーニング(SRP、スケーリング・ルートプレーニング、歯周病細菌除去療法) を行えば、新たな感染を生じないという考え方が このテーマである
『フルマウスSRP法』です。
また、『Full Mouth Disinfection』とも言います。
『フルマウス(Full Mouth)』とは『口腔内全体』という意味で、
『Disinfection』とは『殺菌』という意味です。
口腔内全体を 1日で殺菌しましょうということです。
理論的には優れた治療法です。

しかし、現実的な問題点として 治療時間があります。
先程書きましたように7歯程度のルートプレーニング(SRP、スケーリング・ルートプレーニング、歯周病細菌除去療法) で約30〜60分の治療時間がかかるわけですから、
口腔内全ての歯を行うとすると 120〜240分かかることになります。

こんなに長時間は口を開けていられませんよね!

ただし、考え方としては 優れた方法だと思います。

そのため、60分程度で全体的にルートプレーニング(SRP、スケーリング・ルートプレーニング、歯周病細菌除去療法) が行えるような場合にはこうした方法を行います。

また、インプラントが既に埋入してある患者様で、歯周病が再発して場合には感染防止のため、歯周病に感染している歯は一度に全て行うことにしています。

さて ここで問題となるのが、前々回のブログで紹介したテーマの歯周病治療と菌血症 の話しです。
このブログをご覧になっていない方のために簡単にルートプレーニングと菌血症について解説します。

歯科治療における菌血症とは、
汚れ(細菌)が歯周病治療(抜歯 等の他の歯科治療でも起こります)を行うことにより、身体の中(血管内)に侵入することを言います。

歯周ポケット内部(歯肉の内部)には当然のことですが、血管が存在します。
特に歯周病で歯肉が腫れている方は出血が起こっていることが多いため、歯周ポケット 内部に存在する汚れ(歯石)と血管が触れていることになります。
他の言い方をすれば、汚れ(歯周病細菌)が血管に触れている状態といってもいいでしょう。
こうした汚れ(細菌)が一時的に血管内部に侵入することを菌血症と言います。
特に歯周病治療等の歯科治療を行うとこうした菌血症が起こることが報告されています。
ルートプレーニング では、報告に差はありますが、8〜79%の確立で菌血症が生じると報告されています。
事実ルートプレーニング を行った後(6分後)に採血して調べると血液中から歯周病細菌が発見されることが報告されています。
しかし、このような菌血症は、健康な方であれば1時間もしないうちにいなくなるため、問題となることはありません。
そのため、さほどご心配になることはないのです。
しかし、注意が必要な方もいらっしゃいます。
それは心疾患の方や 糖尿病の方など 全身的にご病気を持っていられる方や 抵抗力が低下している方です。

『フルマウスSRP法:Full Mouth Disinfection』を行うと大量の細菌が粘膜に触れることになるので、通常のルートプレーニングよりも菌血症の確立が高くなります。
こうしたことも『フルマウスSRP法:Full Mouth Disinfection』の問題点と言えます。

つぎに『フルマウスSRP法:Full Mouth Disinfection』を効果的に行うための治療方法について説明します。

『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』をさらに効果的に行う方法として

1 『局所的薬物送達療法:LDDS(Local drug delivery system)』

2 『抗菌性グルコン酸クロルヘキシジン含嗽剤の使用』

3 『経口的抗菌薬の投与』

が考えられます。
順番に説明します。

『局所的薬物送達療法:LDDS(Local drug delivery system)』とは、
歯肉の内部(歯周ポケット )に 抗菌作用のある薬を直接注入し、
歯周ポケット 内部の細菌を直接除菌するという方法です。
日本の歯科界では、『塩酸ミノサイクリン』という 薬 が良く使用されています。
『塩酸ミノサイクリン』は、 テトラサイクリン系 の抗生物質で、細菌の発育を抑制する作用があります。
歯周ポケット内部 に薬を入れるだけの治療です。
痛みもありません。
しかし、『局所的薬物送達療法:LDDS』は、歯周ポケット 内部の細菌の数を減らすことはできても、
それ自体が 歯根表面 に付着した『歯石』そのものを取り除くことはできません。

次に『抗菌性グルコン酸クロルヘキシジン含嗽剤の使用』です。
『グルコン酸クロルヘキシジン』という 含嗽剤 は 歯周病細菌 に対して効果が高いものです。
『抗菌性があるクロルヘキシジン』を治療中に使用していただくことにより 口腔内の 歯周病細菌 の 繁殖 を防ぎます。

さらに『経口的抗菌薬の投与』です。
歯周病細菌に効果がある『抗生剤』をある程度の期間(2〜4週間程度)服用していただきます。
抗生剤の効果により、歯周病細菌を少なくするのです。
歯周病の進行程度によりこの抗生剤の効果は非常に高いと言えます。
しかし、全ての抗生剤が歯周病に効果があるのではありません。
効果がある抗生剤は決まっているのです。
有効性の高い薬を使用しなければ意味はありません。


次回のブログは、4月25日(月)になります。



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