歯周病専門医サイトブログ

カテゴリー: 歯周病の治療の記事一覧
2011年4月4日

歯周病治療と菌血症

4/4(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

このところ歯周病ブログのアップができずにすみません。

今日のテーマは、『歯周病治療と菌血症』になります。

歯周病治療(歯科治療)を行うと菌血症ということが一時的ですが 起こります。
歯周病治療における菌血症とは、歯周病細菌が一時的に血管の中に入り込む現象です。
歯周病は、歯周病細菌による感染症 です。
歯周ポケット という歯と歯肉の隙間から汚れが入り込み、歯肉を腫れさせたり、歯を支えている骨を吸収させる病気です。
shimiru_01

以下の写真は、歯の根に付着した歯石です。
スライド1

このような汚れが歯肉の内部に溜まっているのです。
この汚れの中には、歯周病細菌が存在するのです。
そして、歯周病治療のメインとなるのが、この汚れ(歯石)を取り除くことです。
歯周病治療として 最も初期の段階で行う治療がルートプレーニング という治療です。
スライド1

以下は模型上でルートプレーニング を行っているところです。

歯肉の内部には当然のことですが、血管が存在します。
特に歯周病で歯肉が腫れている方は出血が起こっていることが多いため、歯周ポケット 内部に存在する汚れ(歯石)と血管が触れていることになります。
他の言い方をすれば、汚れ(歯周病細菌)が血管に触れている状態といってもいいでしょう。
こうした汚れ(細菌)が一時的に血管内部に侵入することを菌血症と言います。
特に歯周病治療等の歯科治療を行うとこうした菌血症が起こることが報告されています。
ルートプレーニング では、報告に差はありますが、8〜79%の確立で菌血症が生じると報告されています。
事実ルートプレーニング を行った後(6分後)に採血して調べると血液中から歯周病細菌が発見されることが報告されています。
しかし、このような菌血症は、健康な方であれば1時間もしないうちにいなくなるため、問題となることはありません。
そのため、さほどご心配になることはないのです。
しかし、注意が必要な方もいらっしゃいます。
それは心疾患の方や 糖尿病の方など 全身的にご病気を持っていられる方や 抵抗力が低下している方です。
こうした場合には、歯石を取る治療や抜歯 等の歯科治療を行う際には注意が必要です。
また、重度歯周病の方は、炎症がある程度おちついていない状態でルートプレーニング を行うとよりリスクが高まりますので、歯周病治療前に歯磨きを徹底させたり、炎症を抑える治療を行った後でルートプレーニング 等を行った方が安全と言えます。
また、全身的に抵抗力が落ちている方の場合、治療前に抗生剤を服用して術前感染予防を十分に行うことも有効です。
当医院で治療を行っている患者様の中にも
当然のことながら 心疾患の方や 重度糖尿病の方もいらっしゃいます。
このような方の場合、状況によって治療の前日から抗生剤の服用を行ってからルートプレーニング 等を行うことがあります。

多くの歯科医院では、初診時に問診票で「過去病歴」を記載する欄がありますが、これをまったく記載されない患者様がいらっしゃいます。
たしかに 書くのが面倒なこともありますし、
単に虫歯治療や歯石を取るだけであれば、そこまで細かく病歴を記載する必要性はないと思っていらっしゃる方も多いのです。
しかし、たかだか歯石除去 や 抜歯といっても 問題が起こる治療もありますので、できるかぎり詳細に記載されていただきたいと思います。

話しはルートプレーニング に戻ります。
歯周病の治療を行う際には、このルートプレーニング はできるかぎり短期間で終了させることが重要です。
その理由として、歯周病は感染症 であるため、ある一部位のルートプレーニング を行ったとしても 他の部位の治療が終了していなければ、まだ感染している部位から 治療を行った部位(ルートプレーニング を行った部位)に感染が起こるのです。
そのため、ルートプレーニング はできるかぎり短期間で終了させることが必要です。
当医院では口腔内全体が歯周病の場合には、
一般的に4回に分けてルートプレーニング を行います。
一週間に1回の治療として
約1ヶ月間にルートプレーニング 終了するということです。
これは、歯周病治療の一つの方法として確立されたやり方です。
しかし、これは必ずということではありません。
患者様のさまざまなことを考慮して決定されます。
もし、非常に進行した歯周病の場合には、大量の歯周病細菌が歯周ポケット 内部に存在するということです。
このような方が重度糖尿病であった場合には、菌血症が起こる確立が高いため、できるかぎり炎症を抑える前処置を行ったり、4回に分けてルートプレーニング を行うのではなく、1回の治療での菌血症を抑えるために6回とか8回とかに分けて行うことも必要です。
もちろん抗生剤の前投与も検討することになります。

本日の話しは、菌血症という話しでした。
健康な方にとっては さほど気になさることではありません。
しかし、持病をお持ちの方は事前に担当医にきちんと伝えることも重要なことです。


次回の歯周病ブログは、4月11日(月)になります。



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2011年2月7日

歯周病は治るのか?:その2

2/ 7(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

始めに今週の休診日のお知らせです。
今週は、祝日や学会等があり 以下が休診になります。

2/ 7(月)定休日のため
2/10(木)定休日のため
2/11(金)祝日のため
2/13(日)学会のため

今日のテーマは、『歯周病は治るのか?:その2』になります。

前回のブログでは、「歯周病は治るのか?」ということをテーマに
歯周病の原因

中程度歯周病
について解説しました。
前回も説明しましたように 全ての歯周病が治るわけではありません。
あまりにも進行してしまった重度歯周病の場合には、治すことはできません。

本日は、
「非常に進行した歯周病とは どのような状態か?」
という話しをしたいと思います。

噛み合わせ等にもより違いますが、歯を支えている骨が1/3程度吸収してくると
“ 歯がグラグラ ” してきます。
骨の吸収が1/3以上ある場合には、中程度〜重度歯周病といってもいいでしょう。

しかし、重度歯周病といっても まだまだ 半分程度の 骨が残っている場合には、
抜歯にはなりません。

2/3以上の骨吸収がある場合には、非常に進行した重度歯周病になります。
shimiru_01



また、“ 歯のグラグラ ” 程度をあらわす数値として
『動揺度検査』という簡単な検査があります。
以下のようにあらわします。
動揺度0:歯がほとんど動かない
動揺度1:歯が頬側、舌側のみに若干動く程度
動揺度2:上記+歯が横(左右)にも動く
動揺度3:上記+上下にも動く

動揺度2以上であれば、重度歯周病です。
動揺度3であった場合、抜歯となる可能性が高くなります。

下の写真は、骨吸収がまったくない健康な状態のレントゲン写真です。
perio_p14


下の写真は、骨吸収が2/3以上ある重度歯周病のレントゲン写真です。
perio_p15

歯周病になると骨吸収が大きくなってくるのが分かるかと思います。

それでは、どこまで歯周病が進行したら抜歯になるのでしょうか?
前回も説明しましたように、歯周病の原因は さまざまあります。
そのため、抜歯の基準は正確にあるものではありません。

しかし、以下の場合には、抜歯になる可能性が高くなります。

1. 骨吸収が2/3以上ある
2. 動揺度が3
3. 6点法の歯周ポケット検査において、全てが7ミリ以上の歯周ポケット検査が存在する。
        ※1歯について6カ所を測定する歯周病ポケット検査については、
         こちら をクリックして下さい。
4. 歯磨きがまったくできていない

また、全身的に問題(糖尿病 等)がある方や
喫煙週間がある方は、
歯周病が治りにくいので、注意が必要です。

次回のブログではもう少し この話について解説していきます。

次回のブログは、2月14日(月)になります。



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2011年1月31日

歯周病は治るのか?:その1

1/31(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病は治るのか?:その1』になります。


『歯周病は本当に治るのか?』ということは、最も気になるところだと思います。

このHPでも 歯周病は治るのか? というテーマで解説してあるページがあります。
現在歯周病で悩んでいる患者様にとっては、
「歯周病は治るのか?」
ということは本当に気になるところであると思います。
まず 始めに その答えからお話します。
中程度までの歯周病であれば、十分改善します。
状況しだいで、重度の歯周病であっても改善する可能性もあります。
骨再生治療を行えば、骨の回復(再生)もかなり行えることができます。
しかし、あまりにも非常に進行した歯周病の場合には、治りません。
これが答えです。
具体的な話しは以下で解説しますが、
私のような歯周病専門医 であっても全ての歯周病を治療できるわけではありません。
しかし、大切なことは
どの歯が残るのか?(治療可能なのか?)
どの歯は抜歯なのか?(治療不可能なのか?)
をきちんと判断することです。
単に抜歯しないだけの治療はもっとも簡単です。
患者様が抜歯を希望しなければ、抜かなければ良いのですから…
これほど簡単なことはありません。
しかし、これでは歯周病は治らないのです。
歯周病は感染症 ですので、治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。
つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。
歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが 歯周病治療を行うための第一歩なのです。
以下の図の左側は、正常な(健康な)状態の図です。
右側は歯周病が進行した状態です。
歯周病が進行すると骨吸収が起こるのです。
shimiru_01

実際の歯周病の方のレントゲンを見てみましょう。
スライド1

以下のレントゲンの青線は骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は骨吸収を起こした現在の状態の位置です。
赤色は骨吸収を起こした領域です。
歯周病になると骨吸収が進行することが分かるかと思います。
スライド5

次に重度歯周病の歯を抜歯した状態の写真を見てみましょう!
黒っぽく見えるのが歯石です。
こんなものが歯肉の中に付着しているのです。
大変なことです。
スライド1

このような状態は重度歯周病です。
こうなると治療することは不可能です。
こうなる前に歯周病治療 が必要なのです。
できれば、中程度歯周病までに治療すれば一番良いのですが…

それでは、
『中程度とはどのような状態であるのか?』
『非常に進行した歯周病(重度歯周病)とはどのような状態か?』
『どこまで進行したら、抜歯となるのでしょうか?』
『また、治る場合、どこまで改善するのでしょうか?』

歯周病は、歯周病細菌による感染症 です。

そして、感染が進行すると 先程のレントゲンのように 歯を支えている骨が吸収 します。
この骨吸収がどの程度進行しているかが、歯を残せる大きなポイントになります。

ただし、骨の吸収だけで、治る基準 や 抜歯の基準 を正確に決めることは非常に難しいことです。
この理由として、歯周病は、生活習慣病であり、さまざまな要因から成り立っているからです。
歯周病の原因は、
1. 歯周病細菌
2. 歯磨きが適切にできていない(1.の原因になります)
3. 噛み合わせ (歯ぎしりを含む)
4. 喫煙者
5. 食生活、運動、飲酒、睡眠、ストレス…
等です。

そのため、単に骨の吸収があるからダメ(抜歯)ということではありません。

中程度以下の歯周病で、骨吸収がさほど少なくても、
歯磨きができていない、歯ぎしりが強い、噛み合わせが悪い、喫煙している ということが重なっている患者様では、治らない可能性が高くなります。

逆に骨吸収がある程度ある 重度歯周病でも
今後 徹底して歯磨きをきちんと行うことができる
喫煙や生活習慣が適切である
等も問題がなければ、治る可能性も十分あります。

それでは、「中程度の歯周病」とは どのような状態なのでしょうか?

歯周病の進行程度をあらわす検査には、
1. 歯周病ポケット検査
2. レントゲン写真による骨吸収程度の検査
3. 噛み合わせの検査
等があります。
この詳細は、こちら をクリックして下さい。

まず、歯周ポケット検査 において、5ミリ以上の歯周ポケットであった場合には、
中程度になります。
ちなみに7ミリ以上は、重度歯周病です。

しかし、もっとも重要なのは、レントゲン写真による骨吸収程度 の検査です。
歯周ポケットが7ミリ以上あっても、レントゲンで骨吸収がない場合もあります。
骨吸収がなければ、歯周ポケットが7ミリ以上でも 中程度以下の歯周病です。
言い換えれば、骨吸収が進行していると 状態としては悪いのです。

また、同じ歯周ポケットでも検査時に出血がある場合には、問題があります。
出血があるということは、現時点で進行している歯周病であるということです。
例えば、5〜6ミリ程度の歯周ポケットでも、出血があり、レントゲンで骨の吸収が進行していれば、重度歯周病ということになります。
※ ただし、出血がなくても歯周病が進行している場合もあります。
これは、喫煙者に多く見られる症状です。

1/3程度以下の骨吸収であれば、中程度の歯周病と言えます。

少し歯周病の程度が分かってきたと思います。
次回のブログでは、重度歯周病とは どのような状態であるのか?
ということと
実際に歯周病は治るのか?
という話しをしたいと思います。

歯周病の治療を行う際には まず歯周病の検査が重要です。
検査なしでの治療は考えられません。
適切な検査を行って 始めて 歯周病の治療計画が立てられるのです。
また、歯周病について患者様ご自身が十分理解をされることも重要です。
歯周病は生活習慣病です。
そのため、単に歯科医院での治療だけでは決して治りません。
これは 糖尿病 や 高血圧 といった病気と同じです。
高血圧 や 糖尿病の方は、
「病院から処方される薬を服用していれば 治る!」
ということはありません。
ご自身での 正しい食生活 等の改善を徹底して行わないと治らないのと同じです。
そのため、患者様ご自身が歯周病について十分理解することが
治療の第一歩なのです。
私が毎日 歯周病の患者様を治療する上で
この「歯周病について理解する!」
ということが本当に重要であることを感じています。
歯周病についてご理解が得られない患者様は現実問題として
ほとんと治っていない か 再発しています。
また、歯周病治療内容をご理解していないために
治療が中断されるケースも多いのです。
重度歯周病の患者様の典型的なパターンとして
治療が続かない!
多くの歯科医院を転々とする!
等が多く見られます。
歯周病に対して十分理解し、
治療に望むことが重要です。
歯周病は一度治っても 再発率が高い疾患です。
「ご自身の歯で一生食べていきたい!」
と思っていられる方は 真剣に取り組まないと治りません。
私自身は、重度歯周病の患者様が来院された場合、
かなり厳しく 現状を説明します。
患者様の中には そうした厳しい話しに嫌気がさしてきて
来院されなくなる方もいらっしゃいます。
しかし、私自身は、
重度歯周病は 患者様ご自身の
「治す!」
という強い気持ちがなければ けして治らないと思っています。
また、実際に一度歯周病治療を行っても 再発してしまいます。
「治したい!」
という気持ちをもっていただきたいからこそ
現状(歯周病)をきちんと理解していただきたいのです。


次回のブログは、2月7日(月)になります。

次回のブログは本日の続きになります。
さらに詳細な話しを解説します。

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2010年10月18日

骨再生治療(GTR法、エムドゲイン法):その2

10/18(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。


今日のテーマは 前回の続きで『骨再生治療(GTR法、エムドゲイン法):その2』になります。

前回のブログでは、
 歯周病の再生治療とは どんな治療か? 
 再生治療を行うと どこまで骨は再生するのか?
等を解説しました。

本日はその続きになります。

歯周病治療をご希望されて来院される患者様の中には、
 グラグラしている歯を再生治療で元の状態に回復させたい!
 他歯科医院で歯周病が進行しており、抜歯と言われたので治したい!
等 多くの悩みがあり、
『なんとか再生治療で治らないのか?』
『再生治療を行いたい!』
というご希望をお持ちで来院されます。

ただし、GTR法 や エムドゲイン法 は、魔法の治療ではありません。
こうした治療を行えば、骨がどんどんと再生するわけではありません。

本日は GTR法 や エムドゲイン法 の適応症について解説します。

GTR法 や エムドゲイン法の適応症は、垂直性の骨欠損です。
水平性の骨欠損は、適応症ではありません。
それでは、垂直性水平性は、どのような違いであるのでしょうか?

垂直性の骨欠損を例えて説明すると コップのような“ 穴 ”です。
コップの中に血液を満たしたとします。
壊れていないコップであれば、当然 血液はこぼれませんよね。
この満たされた血液の中で骨の細胞は、生きることができるのです。
そして、骨の細胞は再生し、骨が増大するのです。
コップの中 いっぱいに 骨が再生することもできます。
コップの“ 穴 ”が 骨が再生するのための『場所』なのです。
再生(増骨)する場所は、いっぱいあります

次に、水平性の骨欠損とは、平らな 浅い、お皿のようなものです。
コーヒーカップを置く、受け皿と言ってもいいでしょう。
平べったい、浅いお皿ですから、そこに血液を入れたとしても
さほど溜りませんし、いっぱい入れたら溢れてしまいます。
骨の細胞は、血液の中でしか生きられないのですから
骨の細胞が生きられる場所は限られてしまいます。
当然、骨の再生(増骨)する場所も限られてきます。

また、水平性の骨欠損の場合、他にも骨が再生する限界の理由があります。
それは、水平性の骨欠損の上方には、歯肉が存在するのです。
骨が再生しようと思っても、骨の上には、歯肉が下がってきています。
つまり、骨が再生する場所がないのです。
骨が再生する場所は、歯肉に押しつぶされてしまっているのです。
この話は、前回のブログで『骨が再生する原理』で解説したとおりです。

このようにGTR法 や エムドゲイン法 は、魔法の治療ではありませんので、
骨が再生するための、場所が確保できるような骨欠損でないと
その効果は発揮できません。
適応症とは、垂直性骨欠損なのです。

以下の図は、骨吸収がない正常な状態です。
reproduction2


以下の図は、垂直性骨欠損と水平性骨欠損の比較の図です。
reproduction3



次回のブログは、10月25日(月)になります。



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2010年10月11日

骨再生治療(GTR法、エムドゲイン法)

10/11(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
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今日のテーマは、『骨再生治療(GTR法、エムドゲイン法)』になります。
このテーマは以前にもお話した内容ですが、歯周病で悩んでいる方にはご興味のある話しであると思いますので、今回と次回の2回に分けてお話したいと思います。


当医院を受診される方の中には、歯周病で失った骨の再生治療(GTR法、エムドゲイン法)をご希望されて来院される方が多くいらっしゃいます。
まず、こうした骨再生治療とは どのような治療であるのか?
という話から始めたいと思います。

歯周病により失った骨は その原因である汚れ(プラークや汚染組織)を除去すれば再生しようとします。
汚れを取り除く治療がルートプレーニング 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 です。
こうした治療により、歯肉内部の汚れを取り除くことができれば、吸収した骨は自然と回復(再生)するのです。
骨には再生能力があり、高齢者であっても自然に骨の再生は行われるのです。
そのため、理論的には、歯周病で失った骨(吸収した骨)も 原因となる汚れさえとれば、骨は自然と再生するのす。

しかし これは理論上の話であって 現実的には骨の再生はほとんど起こりません。
その理由として、原因を除去した後(汚れを取り除いた後)、そのままであると
治ってほしい骨や歯肉繊維が再生する前に “ 別の組織 ” がそこに入り込み、治ってくれません。
この “ 別の組織 ” とは、歯肉です。
歯肉の再生 と 骨の再生を比較すると圧倒的に歯肉の再生の方が早いのです。

例えば、指を切ったとします。
健康な方で 多少の傷であれば、数日すれば、傷口は治りますよね。
つまり、皮膚や歯肉のような粘膜は治りが早いのです。
これは、傷口が早く治らないと傷口から感染が起こります。
生体は、この傷口は早く閉じることで、外部からの感染を防止しようと働きます。

それに対し、骨の再生は遅いのです。
例えば、骨折をした場合、ギブスをし 数ヶ月待ちますよね。
骨折が2〜3日で治ることはないことは分かるかと思います。
つまり、骨の治りは遅いのです。

こうした 再生の早い粘膜(歯肉)と 再生の遅い骨 が同じ環境にある場合には、
先に歯肉が治ってしまうのです。
つまり、骨が再生するためのスペース(場所)を歯肉が埋めてしまうのです。

そこで 歯石 等の除去後に “ 別の組織(歯肉)” が入り込まないように 歯肉と骨の間に “ 特殊な膜 ”を置きます。
歯肉と骨を遮断することになります。
この“ 特殊な膜 ”は、歯肉の侵入を防止する役目になります。
歯肉が侵入しない間に骨はゆっくりと再生をすることが可能なのです。

なんか難しい話で分かりずらいですね。

まずは、図解で解説したいと思います。
gtr1

gtr2


次に模型でGTR法について解説します。
gtr3

左側の写真ですが、*の歯に骨の吸収が認められます。
(両隣の歯の骨の位置と比較すると骨の吸収があるのがわかると思います)
このままでいると この吸収した穴に再生の早い歯肉が入り込んでしまいます。
結果的に吸収した穴は、歯肉で埋まってしまうのです。

この吸収した部位に対してGTR法を行ったのが、右側の写真です。
GTR膜を骨の上(吸収した穴の上)に置き、骨吸収部を覆います。
歯肉は、この膜の上になるのです。
つまり、骨と歯肉の間に“ 特殊な膜 ”が設置されたことになります。
骨の上に膜を置くことにより骨が吸収した部位に歯肉が入り込まない状態をつくります。
数カ月後、この膜の下で骨が再生しているのです。

それでは、この“ 特殊な膜 ”を使用すれば、骨は必ず再生するのでしょうか?
どこまで再生(治る)のでしょうか?
以下の参考例で GTR法の再生メカニズム と 骨再生の限界について解説します。

まず、腕 や 足 を骨折したとします。
ギブスをし、安静にしていれば、骨はくっつきますよね。
数ヶ月かかりますが…
それでも全身的に問題がない方であれば問題なく骨はくっつきます。
つまり、骨が折れた部位には骨が再生するのです。
骨が再生するには、『骨の細胞』が必要です。
『骨の細胞』が増殖することにより骨は再生するのです。
大切なのは、『骨の細胞』が再生するための場所や条件が必要だということです。
例えば、『コップ』があるとします。
そして、この『コップ』の中に『血液』を入れます。
『骨の細胞』は、この『血液が満たされたコップ』の中で再生(増殖)することができます。
しかし、『骨の細胞』は、『コップ』の外に出て、骨を再生(増殖)することはできません。
『骨の細胞』は、血液で満たされたコップの中でしか生存できないのです。
この『コップ』を骨に置き換えてみます。
骨の吸収と言っても、骨の中に穴があいているような状況であれば、骨の中に血液が溜まる場所があります。
血液が溜まることができれば、その中で骨は再生することが可能になります。
しかし、骨が水平的に吸収してしまっている場合、骨の上方へは、血液が溜まりません。
平な板の上に血液を溜めようと思っても流れてしまうのと同じ現象です。
血液が留まるための堤防がないとダメなのです。

また、歯周病で骨が水平的に吸収してしまい、歯肉が退縮している場合、
歯肉に押しつぶされてしまい、骨が増殖するスペースが存在しません。
そのため、歯肉が退縮している場合、GTR法を行っても歯肉が上に盛り上がってきて、骨が再生することはできません。

それでは、GTR法で どこまで骨の回復は可能なのでしょうか?
元の状態にまで骨が回復するのでしょうか?
答えとしては、適応症さえ合えば、骨の再生はある程度は可能です。
しかし、多くの症例では、GTR法によって十分骨の再生が可能と思われるケースの方が圧倒的に少ないのが現状です。
GTR法は、魔法の治療ではありません。
どのような進行した歯周病であっても 元の状態に回復できるわけではありません。
その理由は先程の項で説明したとおりです。
時々当医院に来院される患者様の中で、歯周病の再生治療を希望されて来院される方がいらっしゃいます。
特に他歯科医院にて抜歯と診断され、
抜歯が嫌で『どうにかならないか』
とインターネット等で検索され、GTR法があることを知り、
『骨が再生できるのではあれば、抜歯にならない!』と期待を込めて来院されるわけです。
しかし、いくら歯周病専門医と言っても全ての症例でGTR法を行っているのではありません。
もし、適応症でない場合、GTR法を行っても効果がないばかりでなく、逆に悪化してしまうことさえあります。
GTR法を行う場合には、術前にきちんとした適応を守ることが重要です。

前項で解説したように骨が再生するためには、血液が留まる場所が必要であることを解説しました。
骨の再生のためには、『骨の細胞』が必要です。
そして、『骨の細胞』が生存できる場所が必要なのです。
『骨の細胞』が生存する場所が確保できなければ、決して骨は再生しません。


次回のブログではもう少し この話について解説していきます。
次回のブログは、10月18(月)になります。



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2010年7月12日

歯周病予防薬

7/12(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病予防薬』になります。

歯周病を予防できる薬があればいいですよね。
簡単ですから…
例えば、テレビコマーシャル 等で歯周病に効果がある歯磨き粉の宣伝広告があります。
こうした歯磨き粉は本当に効果があるのでしょうか?
歯周病は治るのでしょうか?
答えとしては、歯周病の予防には効果がある可能性があります。
予防です。
しかし、歯周病が治ることはありません。
これは、歯周病の成り立ちを考えればご理解できます。
以前このブログでもこの話しを解説したことがあります。
重要なポイントですので、再度ご説明します。
歯周病は、歯周病ポケットという 歯と歯肉の境目に汚れが 入り込むことから始まります。
1111114

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この隙間が歯周病ポケットです。
以下が歯周ポケット検査をしているところです。
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歯周ポケット検査は、歯の周囲を6カ所測定します。
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この歯周病ポケット内部に侵入した汚れを取り除くことが 歯周病の治療です。
歯周病の治療の中でも最も一般的に行われるのが、ルートプレーニング です。
これは、歯肉の中に「キュレット」と言われる器具を挿入し、内部の汚れ(歯石 等)を取り除く治療です。
66543332

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以下の図はルートプレーニング を行っているところです。
歯周病のなると歯と歯肉の境目(歯周ポケット )に 汚れ(食べかす)が入り込みます。
歯肉の深い中に汚れ(歯石)が入り込むのです。
スライド1

   クリックすると拡大されます
この歯肉の中に存在する歯石を見てみましょう。
以下の写真が歯肉の内部に入った汚れ(歯石)です。
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この黒っぽいものが 歯石 です。
こんなものが歯肉の中に溜まっているのです。
この歯石を取り除くことは非常に難しいのです。
私達歯周病専門医 が行っても 完璧に歯肉の中深くまで侵入した歯石を取り除くことは困難です。
実際にルートプレーニング を行っている動画(21秒)がありますので、ご覧になって下さい。

以下の動画は、分かりやすくするために 抜歯した歯で歯石を取り除いている動画(55秒)です。

前置きが長くなってしまいましたが、こうした歯石が 歯周病の効果があるとされる歯磨き剤を使用したからといって取れると思いますか?
絶対に取れません!
また、『歯周ポケット内部にまで届く、毛先の細い歯ブラシ』というコマーシャルもあります。
これはどうでしょうか?
答えとしては、そのような歯ブラシを使用しても歯周ポケット内部に侵入した歯石を取り除くことは不可能です。
逆に歯周ポケット内部を傷つけてしまう可能性があります。
私達歯周病専門医 から言えば、歯周ポケット内部にまで歯ブラシを届かせる必要性はありません。
歯周ポケット内部の汚れを取り除く行為は、歯科医師の仕事です。
患者様は、歯肉の上(歯周ポケットの上)についている汚れを取りのいていただくのが役目です。
この歯周ポケット上部の汚れを歯ブラシで取り除くことだけで十分です。
しかし、現実的に歯周ポケット上部の汚れを歯ブラシで取り除くこと自体も大変なことです。
かなりの努力が必要です。
現実問題として、100%近く歯ブラシができる患者様は、ほとんどいません。
10人いれば、1人いれば良いほどです。
ほとんどの患者様は、歯肉の上に存在する汚れさえ、取り除くことができていないのが現状です。
でも、ほとんどの方は
「100%とは言わないが、だいたいできているだろう!」
と思っています。
現実と理想のギャップはほど遠いです。
患者様には、この歯周ポケットの上部の汚れを取っていただくだけで十分です。
このことに集中していただきたいのです。
さて話しは、本日のテーマである「歯周病予防薬」に戻ります。
歯周病予防薬としてきちんとした科学的データ(根拠)があるのは
『グルコン酸クロルヘキシジン』
という薬剤です。
学術的論文として、
『0.36%以上のグルコン酸クロルヘキシジンは歯周病予防に対して効果があります』
ただし、上記以下の濃度の場合には、その効果は減少します。
これは きちんとした科学的根拠のあるデータです。
しかし、これはあくまでも
「予防」です。
『0.36%以上のグルコン酸クロルヘキシジン』を使用しても
歯周病が治ることはありません。
「予防」です。
現在 進行した歯周病が治るような科学的根拠のある「薬」はありません。
しかし、多くの患者様は、薬局で販売されているような
歯周病予防歯磨き剤 や マウスウオッシュ を効果があるものとしてご使用されています。
こうした薬剤等を決して使用してはいけない とは言いません。
あくまで「予防薬?」の一つとしてご使用していただきたいのです。
問題なのは、こうした 市販されているものに頼り切ってしまうことです。
本来であれば、通常の歯周病治療で十分治るはずが、
市販の「予防薬?」に頼った結果、
歯周病を悪化させたり、することがあります。
なにが効果があって、
なにが効果がないのか?
現在の歯周病の状態でなにをすることが必要なのか?
を十分ご理解することが一番大切なのです。


次回のブログは、7月19日(月)になります。



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2010年7月5日

歯周病治療は痛いの?

7/5(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病治療って痛いの?』になります。
誰でも痛みがある治療は嫌なものです。
そのため、歯周病で悩んでいても
「歯周病治療は痛いのではないのか?」
「歯周病治療は大変なのではないか?」
等 心配な点も多いかと思います。

結論から言えば、基本的に歯周病治療は痛みがあるものではありません。
一般的な歯周病治療には、ルートプレーニング という治療があります。
軽度の歯周病であれ、重度の歯周病であれ、必ず行う治療です。
私達歯周病専門医 は、この治療を「歯周病の基本治療」と言っています。
この治療を簡単に説明すると
歯と歯肉の境目に侵入した汚れ(歯石 等)を取り除く治療です。
具体的な方法として、まず歯肉に麻酔をします。
麻酔をしないではできません。
そして、歯と歯肉の境目に入っている汚れを専用の器具で取り除きます。
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麻酔を行うため、痛みはありません。
しかし、ひびいたり、ガリガリという音はします。
これは、虫歯の治療と同じです。
神経のある歯の虫歯治療を行う際には、麻酔をします。
そして虫歯部分を取り除きます。
麻酔を行っているため、痛みはありませんが、
歯を削る音が聞こえたり、
振動があります。
歯を削る痛みはまったくなくても
こうした 音 や 振動自体 が不快に感じるのです。
このような虫歯治療まではいなかいですが、不快感というはどうしてもあります。
治療が嫌な人にとっては、直接的な痛みだけでなく、
こうした不快感も治療を遠ざけてしまう大きな要因になっていると考えられます。
ただし、100%無痛であり、不快感のまったくないという治療はありません。
もし、100%の不快感がない治療法を行うとすれば、
全身麻酔や静脈内鎮静法 といった完全に眠っている状態で治療を行うしかありません。
しかし、現実的には、麻酔さえしてしまえば、治療中に痛みを感じることはありませんので、ご心配はされないで下さい。
ただし、「麻酔自体が嫌!」という方は治療前に担当医にお話下さい。
麻酔の痛みを軽減させる方法はいくつもあります。

痛みを軽減さるための、麻酔方法は
1.麻酔による痛みの原因(痛みの部位)と表面麻酔
2.電動麻酔器の使用
3.笑気麻酔の使用
4.完全無痛麻酔(静脈内鎮静法)
の4つの方法が考えられます。
順番に解説します。

1.麻酔による痛みの原因(痛みの部位)と表面麻酔 麻酔の痛みには、2つの痛みあります。
一つは、針を刺す時です。
『チック』とする痛みです。
この痛みに対しては 『表面麻酔』の使用が有効になります。
これは、麻酔をする前に 歯肉に麻酔薬が入った塗薬をつけます。
塗薬をつけ、30秒〜1分程度すると歯肉の表面が麻痺してきます。
この段階で麻酔を行うと 針の痛みはほとんどなくすことができます。
50-1

次に 麻酔液を注入(入れる)時の痛みです。
これに対しては、麻酔を2回に分けて行うことにより軽減できます。
以下 麻酔液を注入する時に 実際に痛みをなくす麻酔方法について解説します。
痛みをなくす麻酔方法
歯肉には 痛みを感じる部分が大きく分けて2ケ所あります。
一つは ほっぺた に近い部分です。
歯の根の先にあたる部分で 歯肉の軟らかいところです。
専門用語で歯肉頬移行部(しにくきょういこうぶ)といいます。
この部分は粘膜が過敏な部分です。
針をチクッと刺すと非常に痛みを感じます。
しかし、麻酔液を入れる時にはあまり痛みを感じません。
そのため、先程説明したように まずこの部分に表面麻酔を行います(歯肉の表面が麻痺するため針の痛みはなくなります)。
ルートプレーニング を行う際には、この歯肉頬移行部(しにくきょういこうぶ)への麻酔で十分効きます。
しかし、この部分への麻酔だけでは、虫歯治療 や 抜歯、インプラントの治療 等はできません。
麻酔効果が低いからです。
そのため再度、他の部分への麻酔が必要になります。
これは 歯の周りの部分になります。
専門用語で歯槽頂部(しそうちょうぶ)と言います。
歯槽頂部の歯肉は、チクッと刺す痛みは 先程の歯肉頬移行部よりありませんが、麻酔液を入れる(注入する)痛みが強い場所です。
そのため 最初の麻酔(歯肉頬移行部への麻酔)でおおまかに麻酔を効かせ、1〜2分程度待ち、この部分(歯槽頂部)に麻酔を行います。
この部分は麻酔が非常に効く場所です。
このように 2段階で麻酔を行うと痛みも少なく、麻酔効果も得られます。

2.電動麻酔器の使用
最近は 電動(自動)麻酔器というものが 多くの歯科医院にて使用されています。
この電動麻酔器は、麻酔液が体内に入る 速度 や 量 をゆっくりと一定にさせることができます。
今まで行ってきた 手で行う麻酔より 痛みを感じることが少なくなりました。
50-2



3.笑気麻酔の使用
また、こうした歯肉に直接麻酔を行う以外にも併用する麻酔があります。
その一つが『笑気麻酔』です。
笑気麻酔は、麻酔のガスを鼻から吸うものです。
ガスですから もちろん痛みはまったくありません。
笑気麻酔(無臭のガス)を吸ってから5〜10分程度すると頭が『ぼーと』してきます。
人によっては 眠たくなることもあります。
『ぼーと』してくると治療に対する緊張や不安が減少され、リラックスした状態で治療が受けられます。
ただし、この笑気麻酔のみでは歯肉への麻酔効果はないため、通常の歯肉への麻酔も追加します。
笑気麻酔の良い点は他にもあります。
笑気ガスを中断(終了)するとすぐ麻酔が醒めます。
そのため、麻酔後に効果が切れるまで病院で待たなくても良いことになります。
健康保険が適応されます。
笑気麻酔の費用は 使用量(時間)によって違いますが、
虫歯1本を行う程度であれば、1.000〜1.500円程度(保険3割負担の方)です。


4.完全無痛麻酔(静脈内鎮静法)
こうした方法でも 御心配な方には もっと楽な麻酔方法があります。
『静脈内鎮静法』という方法です。
静脈内鎮静法を行うと 治療中のことはほとんど覚えていない状態になります。
眠っている間にインプラント治療が終了することになります。
治療に不安を持っている患者さんには最適な麻酔方法です。
方法としては、点滴をするように血管内(静脈内)に麻酔液を入れます(流します)。
麻酔が効くまで5〜10分程度です。
後は治療が終了するまで寝ている状態です。
欠点として、麻酔が終了しても完全に切れるまで時間がかかります。
通常、静脈内鎮静法による麻酔は麻酔を終了すると5分程度で麻酔はきれます。
麻酔により目覚めた後はぐっすり寝て起きた状態に似ています。
すっきりとした状態です。
患者様によっては『ひさしぶりにぐっすり眠った』という方もいらっしゃる程です。
ただし、この麻酔方法は、当医院では自費診療になります。
(1回3万円)

歯周病治療自体の痛みはさほどご心配されることではありませんが、
どしても痛みが苦手な方は歯科医院でご相談されてみて下さい。

次回のブログは、7月12日(月)になります。



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2010年6月21日

代替医療

6/21(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、予定と違う話しになります。
『代替医療(だいたいいりょう)』です。
最近毎日ワールドカップを見ながら夜仕事をしているのですが、
先日サッカー中継が終わった後に 代替医療(だいたいいりょう) という番組がありました。

代替医療(だいたいいりょう)とは、通常医療の代わりに用いられる医療 ということです。
「補完医療」、「相補医療」とも言います。

その番組では、乳ガンについての話しがありました。
通常乳ガンの治療方法には3つの治療法が考えられます。
1.外科手術
2.放射線療法
3.化学療法(抗ガン剤 等)
です。
これが、通常行われる癌(ガン)治療です。

代替医療(だいたいいりょう)とはそうした治療とは異なった治療方法と言えます。
例えば、
サプリメント等を含む食事療法 や 
はり、 灸、 マッサージ 等
瞑想 等の心理的療法
気功 等 エネルギー療法
他にもいっぱいあります。

ご存知のように 現在日本人の死亡原因の第一位は、ガン(癌)です。
そして、ガン患者様のほとんどが通常の医療行為と並行して
代替医療(だいたいいりょう)を行っていると言われています。

もちろん先程列挙した代替医療(だいたいいりょう)には、
生体にとって良いものもいっぱいあります。
しかし、その中には本当にガン(癌)に効果があるという科学的根拠が乏しいものがあります。
現実的には、癌(ガン)に効果があるという科学的根拠をもったものはないといってもいいでしょう。
その中でも もっとも私達の生活に密接している サプリメント にしぼってお話をしたいと思います。

先程の番組の中で、乳ガン と診断された方の話しがありました。
乳ガンと診断された患者様は、医師から 
『外科的手術以外には、治療は厳しい!』と診断を受けました。
患者様は、非常にショックで
『なんとか 切らずに治る方法はないのか?』と
さまざまな本 や インターネット、知人等から情報を得ようと努力をしたそうです。
その中で、インターネットであるサイトを見つけたのです。
『この治療(薬 等?)を使用すれば、乳ガンは切らずに必ず治る!』
と書いてあったサイトです。
患者様は、
『手術を避ける 治療方法があった!!』とよろこび、当然その治療法にとびつきました。
その後の話しは 飛ばしますが、
結果として、その方は数ヶ月後に亡くなりました。
大変お気の毒なことです。
その後、
『この治療(薬 等?)を使用すれば、乳ガンは切らずに必ず治る!』
といっていた人は逮捕されたそうです。
当然のことながら『うそ』だったのです。
こうした科学的根拠のない情報は本当に多く、今大きな問題となっています。
特にインターネットが普及するにつれ、
こうした『うそ の情報 』や 『過剰広告』は増え続けています。
私達医療人からすれば、明らかに『うそ』と分かることは多いのですが、
病気に直面した患者様にとっては、すがるような思いがあるのも事実です。
そのため、高額な『うそ の情報 』や 『過剰広告』のサプリメントは爆発的に売れるのです。

いくら警察が摘発しても こうしたことは今後 どんどんと増え続けるでしょう。
『うそ の情報 』や 『過剰広告』に期待を込めて 高額な費用を出す患者様がいるかぎり
終わりはありません。

もちろん『代替医療(だいたいいりょう)』が悪いということを言っているのではありません。
当然 身体に良い補助食品だっていっぱいあります。
しかし、それが、イコール ガン(癌)を治すということではないことをしっかり覚えておくことが重要です。

問題なのは、本来 きちんと治療(病院での治療)を行えば、十分治る範囲の病気であっても
そうした『代替医療(だいたいいりょう)』に強く偏ってしまったために、
病状が悪化してしまったりするケースも多く存在します。

このブログは歯周病のブログですから 代替医療(だいたいいりょう)と 歯周病 についてお話したいと思います。
このブログでも何度も取り上げました『パーフェクトペリオ』のことです。
この問題については、過去のブログをご覧になって下さい。
   1.根拠のない治療はやめよう!
   2.パーフェクトペリオ:1
   3.パーフェクトペリオ:2
   4.パーフェクトペリオ:3
本当に科学的根拠のない治療法をインターネット等で宣伝するのは止めてほしいです。
当医院に来院される患者様の中には、私自身が歯周病専門医 ということもあり、歯周病で悩んでいる方が多く来院されます。
歯周病検査 を行い、患者様に
『このような治療法で治ります!』とか
『この歯は歯周病の治療を行っても治りませんので抜歯が必要です!』
というような話しをします。
すると患者様の中には、
『治療が必要なの? 薬で歯周病は治せないの?』と怒りだす方もいらっしゃいます。
そうした方は、
『もっと簡単に治療したい!』
『できれば、1回の通院で完治させたい!』
『インターネットでどんな歯周病でも3回で治せると書いてあった!』
『本で歯周病は薬で治ると書いてあった!』と
患者様ご自身が知っている情報と
私の説明が違うと 明らかに不信感だらけになってしまうことがあります。

結局、通常の歯周病治療は行わずに 
ご自身の考えている治療法を選択する方がいらっしゃいます。

『本当だったら 通常の歯周病治療を行えば確実に治るのに…』
というようなケースはいっぱいあります。

先程 書きました『パーフェクトペリオ』という薬もそうです。
本来 通常の歯周病治療を行えば、十分治る状態であったのに、
科学的根拠もなく、使用し続けた結果、当然のことながら歯周病は治らず、
さらに歯周病が悪化し、結果的に歯を失ってしまう ケースは多く存在します。

これも以前のブログで説明しましたが、
インターネットで『パーフェクトペリオ』を通信販売している歯科医院にも大きな問題があります。
本当にあきれてしまいます。
根拠もない薬液を 診察もしないで 通信販売していること自体、医療人として問題です。
歯周病の悩みをもっている患者様が どういった歯周病の状態であるのかを検査しないで
単にインターネットで売っているのですから(また 過剰広告 や うその情報を掲載して)、
その薬を信じて 適切な歯周病治療をまったく受けなくなってしまう方も存在するのです。

科学的根拠のない治療は決してすべきではありません。

本日はテレビの 代替医療(だいたいいりょう)番組 を
『そうなんだよなー』とうなずきながら 見ていました。
歯周病治療 や 新しい情報 をお伝えすることだけが、このブログがある意味ではないので、
きちんとした情報 と あやまった情報を を区別するための お話しも今後していきたいと思います。

次回は、また歯周病情報をお届けします。
もちろん科学的根拠のある情報だけです。


次回の歯周病ブログは、6月28日(月)になります。



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2010年5月24日

歯ぎしりは 歯をダメにする大きな原因! これを知らないと歯科は語れない!:最終回

5/24(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯ぎしりは 歯をダメにする大きな原因! これを知らないと歯科は語れない!:最終回』になります。

このシリーズは今まで5回に分けて解説してきました。
その中で『歯ぎしり や くいしばり』が強い人は、

詰め物 や 被せ物 (差し歯)がすぐ取れてしまったり、
歯の根元付近が削れたり(根元付近に凹みができたり)、
歯がしみたり(知覚過敏)、
歯の噛む面が削れたり、
朝起きると顎が痛かったり、口が開きにくかったり(顎関節症)、
歯周病でもないのに歯が年々ダメになったり、
歯が折れたり(歯根破折)、
といったことが起こることを解説しました。

特に神経がない歯がある方の場合、歯自体が脆くなっているので、歯根破折 の可能性が非常に高くなります。
神経のない歯がある人が 歯ぎしり や くいしばり を起こしている場合には、さらに歯根破折 の可能性が高くなります。
歯根破折 を起こすと基本的に抜歯です。
そのため、歯ぎしり や くいしばり を防止することが重要になってくるのです。

本日は、歯ぎしり や くいしばり 防止対策について解説します。

『歯ぎしり』や『くいしばり』から歯を保護するのが、
『ナイトガード』と言われるものです。
簡単に言えば、『マウスピース』です。

これはスポーツをする人が使用しているものと同じような装置です。
ボクシング、ラクビーといったスポーツ選手が使用するものとほぼ同じものです。
『ナイトガード』保険診療が適応されますので、『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されているか、歯科医院で指摘された場合には是非 作製された方がいいでしょう。

『ナイトガード』の作製は簡単なものです。

歯の型を取るだけです。
型を取れば、次の日には完成します。
(お待ちいただければ、1〜2時間で完成できますが、具体的な時間は通院されている歯科医院で聞いてみて下さい)
歯科医院によっては作製に1週間程度時間がかかることもありますので、
あらかじめ聞いておいた方がいいでしょう。

歯科医院により『ナイトガード』の形は多少違いますが、
一般的には 透明な物で、歯の部分のみ覆います。
(歯科医院によって、赤や、青、模様がある場合もあります)
材質は柔らかいゴムのような柔らかい材質もあれば、硬いプラスチックの場合もあります。

この材質は患者様の状態により異なります。

費用は健康保険診療が適応されますので、約5000円(3割負担の場合)になります。

また この『ナイトガード』の耐久性ですが、
噛む力によりだいぶ違います。
噛む力が非常に強い場合には2〜3ヶ月ですり減ってしまうこともありますが、
一般的には1〜2年程の使用が可能になります。
すり減ってしまった場合に、修理することも可能な場合がありますが、
基本的には 新たに型を取り、交換(新規作成)になります。

『ナイトガード』のお手入れの仕方は 歯ブラシを使用し、流水下で洗っていただきます。
汚れの付着がひどい場合には歯科医院にお持ちになっていただければ、クリーニングできます。

また『ナイトガード』の使用は 通常、『就寝時』になりますが、スポーツをされている場合や、日常 くいしばりがある場合には常時使用されることをお勧めします。

もちろん 食事中には使用できません。

『ナイトガード』を初めて使用される場合には違和感がありますが、
だんだんと慣れてきます。
根気よく使用されて下さい。



次回のブログは新しいテーマになります。
次回のブログは、5月31日(月)になります。



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2010年3月29日

歯石は硬く取れない!

3/29(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯石は硬く取れない!』になります。

歯石という言葉はご存知のことと思います。
食事後に歯 や その周囲に付着した食べかすが固まったものです。
この歯石の中には、多くの細菌が存在しており、
歯周病の原因にもなります。

この歯石が付かないようにすることが最も大切ですが、
歯石がついてしまったら除去することが重要です。
一度ついてしまった歯石は、歯ブラシで取り除くことは不可能です。
かなり硬く、歯 や 歯根面にへばりついているのです。

それでは、実際に歯石を見てみましょう!
スライド1

これが歯石です。
この写真は、特別に すごく歯石がついている患者様ですが…

次に この歯石を超音波スケーラーという専用の器具で取っている動画を見てみましょう!
You tube なので携帯では見られない方もいるかと思いますが…


歯石を取ることは、本当に大変なんです。
このような歯石は、歯ブラシで取ることは不可能です。
もちろんうがい薬で取れるこはありません。

以前このブログで、パーフェクトペリオ という洗口薬 について解説したことがあります。
少し前に歯周病に効果がある薬として、テレビ等で話題になっていました。
それでは、この パーフェクトペリオ を使用すれば、上記のような歯石が取れるかと言いますと
絶対に取れません。
薬でこの歯石が取れることはありません。
その理由は、先程の動画を見ていただければ分かると思います。

パーフェクトペリオについての解説は、以前のブログをご覧になって下さい。
  1.パーフェクトペリオ:その1
  2.パーフェクトペリオ:その2
  3.パーフェクトペリオ:その3

パーフェクトペリオ という洗口剤が100%効果がないとはいいませんが、
この洗口剤が歯石を溶かすことはあり得ません。

歯周病に効く薬以外にも
ガンに効く薬であったり、
痩せる薬であったり、
さまざまな薬が出回っています。
この世の中に魔法の薬はありません。
過剰な広告には だまされないように注意が必要です。

歯肉深くに侵入した歯石は、
ルートプレーニング
『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』
取れるこは分かっているわけですから、科学的根拠のない治療を選択することはありません。
確実な治療方法を行うことが大切です。

パーフェクトペリオについては、多くの患者様から
『パーフェクトペリオを購入したいのですが…』
『パーフェクトペリオは 本当に効果があるのですか?』
等 さまざまなことを聞かれることがあり 本当に困ってしまいます。

パーフェクトペリオを取り扱っている歯科医院にも困ってしまいます。
私のような歯周病専門医から言わせれば、
『本当に効果があると思って販売しているの?』
『ただの金儲け?』
と思ってしまいます。


先日、パーフェクトペリオについて面白いサイトを見つけました。
ご興味のある方は、以下のサイトをご覧になって下さい。
   暴露:パーフェクトペリオの裏


次回のブログは、4月5日(月)になります。



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