インプラントと骨の結合はいつ終了するのか?

インプラント治療後の骨の反応

インプラントと骨の結合は最新のインプラントであるSLAインプラントを使用すると上顎で約3~4ヶ月、下顎で約2~3ヶ月の期間で骨と結合します。
しかし、この結合するというのはインプラントと骨がくっつき始めた段階の話しです。
本当の結合は、インプラントの被せ物が装着されてから 噛む力に調和しながら順応して骨の改造がくり返され、約1年で骨が成熟するといわれています。
また、骨の成熟とともに口腔周囲の筋肉も強化されてきます。
いくつになっても、必要な部分は、新陳代謝によって強化されます。
しかし、使われない部分はどんどん、痩せていきます。
寝たきりになると、手足がどんどんと細くなります。
これは筋肉だけではなく骨もやせてくるからです。

しかし、ふたたび歩けるようになり、手足も使えるようになると、筋肉がつき、骨もまた太くなります。
口腔内も同様です。顎の骨は、歯から力を受けることにより骨の新陳代謝を行っています。

歯を失うと力は顎の骨に伝わらなくなり痩せ細ります。
また、噛む力が弱くなることにより口腔周囲の筋肉も退化してくるのです。
入れ歯では顎の骨に力が及ばないため骨は年々痩せていきます。
入れ歯がどんどんと合わなくなるのは骨が日々吸収(痩せ細って)しているためです。

今まで入れ歯をしていた方にインプラントを行うと色々な物が食べれるようになるだけでなく、噛む力も回復し、痩せた筋肉も回復してきて、お顔の筋肉に張りがでてきて健康的に見えてきます。