良い歯医者の見つけ方:その1

どうしら良い歯科医院を見つけられるか?

インターネットで歯科医院を検索している方は以前通院していた歯科医院に不満を持っていたり、引越し等で新たに歯科医院を見つけたいが、どこに行ったら良いか等の問題を持っていると思います。
それではどんな歯科医院がいいのでしょうか?
混んでいる歯科医院?
きれいな歯科医院?
きちんとした答えは難しいですが、私が考える良い歯科医院というものをあげてみたいと思います。

初診時にきちんとした診査と説明があること

これは基本的なことですね。十分な説明なしでは治療は受けれません。

治療計画がしっかりしていること

ある程度全体的に治療を行う場合、どうしても治療計画が必要になります。
治療する歯科医師も綿密な治療計画なしでは行えません。
まずどのような治療をし、何回くらい治療がかかるのか?
治療方法の選択肢、将来的なこと、治療費等考えなければならないことがたくさんあります。
きちんとした治療計画をたている歯科医院は患者さんに対し、治療計画書をお渡しているかと思います。
治療計画書を患者さんにお渡ししている歯科医院というのは良い歯科医院の原則であると思います。

口腔内写真を撮っているところ

口腔内写真というのはレントゲン写真のことではありません。
通常のカメラで写す写真のことです。
では何故口腔内写真と撮っていることが良いことなのでしょう。
口腔内写真には大きな意味があります。
ます初診時の状態を記録することは大切であるからです。
治療前にどのような噛み合わせであったのか?歯肉の状態(腫れの程度)はどうであったのか?等を記録するためです。
そうした記録が残っていると後から(何年かたってから)自分自身が行った治療を振り返ることができます。自分自身が行った治療をいつも振り返ることは大切なことです。
  また私達は難しい症例は多くの先生と話合いどうしたらベストな治療ができるかを決めます。
その時に口腔内写真がないとディスカッションできません。
きちんとした先生は必ずと言っていいほど多くの学会に参加していたり、多くのスタディーグループと言われる勉強会に参加しています。
その時に口腔内写真や詳しい検査データがないとディスカッションできないのです。

歯科衛生士によるブラッシング指導がしっかりと行われている歯周病の治療はとくにそうですが、予防なくして治療はありません。

歯周病や虫歯が再発しないためには予防が大切なのです。
そのためには毎日の歯ブラシがどれだけ正確にできているかが重要です。
歯周病や虫歯になるということは多くの場合、毎日のブラッシングに問題があることが多いのです。特に歯周病の治療を行う場合にはラッシングがきちんとできないと治療だけ行っても必ずと言っていいほど再発をします。
そのため歯周病治療を行う前に歯科衛生士によるブラッシング指導を行います。
ブラッシング指導を行わないで歯周病治療を行う歯科医院は良い歯科医院とは言えません。

衛生管理がきちんとしている歯科医院

病院が汚れていたり、治療器具が汚れていたりする医院は良いとはいえません。
衛生管理はが悪いと必ず治療に影響を及ぼします。
真剣に治療に取り組んでいる先生は病院の衛生管理にも気を使っているはずです。
また感染予防上グローブをして治療を行うことは基本中の基本です。

専門医を取得している先生であること

歯周病の専門医(認定医)やインプラントの専門医(認定医)を取得していることは病院を選択する一つです。ただし、専門医を取得していないからといってその先生が治療ができないということはありません。専門医を取得していなくてもすばらしい先生はいます。
しかし、そうした先生を探し出すのは困難なことです。
どこの医院に行ったら良いかと悩んでいる方はまず専門医にかかった方が無難です。
専門医は医院を選択される一つの目安となります。
しかし、逆に専門医を取得していてもダメな先生もいます。

最後に…

最後に治療の説明の際に先生の真剣さが伝わるかどうかということです。

参考リンク