痛みを完全になくすというのは難しいことですが、ほとんど感じさせずに治療を行うことは可能です。

はじめに

歯科治療の多くのケースにおいて麻酔はどうしても避けられないものです。しかし、この麻酔が嫌だという方がほとんどです。その理由はもちろん痛いからです。
現在歯科治療において痛みを完全になくすというのは難しいことですが、ほとんど感じさせずに治療を行うことは可能です。

笑気麻酔は保険診療で行えます。
保険の負担率と使用時間によって違いますが、2割負担で30分使用したとすると525円程度です。

完全無痛治療をご希望の方は、以下を参考にして下さい。 インプラントにおける麻酔

痛くない麻酔!

まず緊張をとくことと痛みを感じにくくするために笑気麻酔(写真1、2)というものを使用します。

まず麻酔を行う前は緊張をしていたりしますからこの緊張をとくことと痛みを感じにくくするために笑気麻酔(写真1、2)というものを使用します。
この笑気麻酔は鼻から笑気というガスを吸うことにより行うものです。もちろん気体を鼻から吸うだけですので痛みはまったくありません。笑気麻酔を行ってから 5分程度すると頭がぼ-としてきます。そして痛みを感じることが通常よりもかなり減少します。この笑気麻酔は治療が終了つまり吸うのを中止するとすぐ麻酔効果がなくなります。このことにより治療が終了してもすぐ帰宅することができるため安全性の高い麻酔です。また健康保険も適応されます。

写真1 笑気麻酔器

酸素と笑気を混合させた気体を使用します。

写真2

笑気麻酔器を使用しているところ

笑気麻酔と併用して行うのが、表面麻酔(写真3、4)です。これは麻酔液と同様の成分を含んだゼリー状のものを歯肉の表面に塗ることにより歯肉を麻痺させるものです。

そしてこの笑気麻酔と併用して行うのが、表面麻酔(写真3、4)です。これは麻酔液と同様の成分を含んだゼリー状のものを歯肉の表面に塗ることにより歯肉を麻痺させるものです。これも歯肉に塗るだけですので痛みを感じることはまったくありません。
こうした麻酔前の処置をすることによりこの後に続く麻酔の痛みを感じさせなくします。そして麻酔ですが、最近は電動(自動)麻酔器(写真5)というものが多くの歯科医院にて使用されています。この電動麻酔器は麻酔液が体内に入る速度や量をゆっくりと一定にさせることができます。今まで行ってきた手で行う麻酔より痛みを感じることが少なくなりました。
上記のような方法をとることにより麻酔の痛みはほとんどありません。
※ 表面麻酔はどのような場合においても使用しますが、笑気麻酔は希望される患者さんに行っております。御希望の場合は受付もしくは治療時にお申し出下さい。
また表面麻酔はほとんどの歯科医院にありますが、笑気麻酔や電動麻酔は置いてない歯科医院もありますので予約時に聞いてみると良いでしょう。

写真3 表面麻酔

麻酔液と同様の成分が含まれています。

写真4 表面麻酔

表面麻酔を行っているところ
綿棒に表面麻酔をつけ歯肉に塗るだけです。塗布後数十秒で歯肉が麻痺してきます。
試着を行い変形がないことを確認します。

電動麻酔器は麻酔液が体内に入る速度や量をゆっくりと一定にさせることができます。今まで行ってきた手で行う麻酔より痛みを感じることが少なくなりました。

上記のような方法をとることにより麻酔の痛みはほとんどありません。
※表面麻酔はどのような場合においても使用しますが、笑気麻酔は希望される患者さんに行っております。御希望の場合は受付もしくは治療時にお申し出下さい。
また表面麻酔はほとんどの歯科医院にありますが、笑気麻酔や電動麻酔は置いてない歯科医院もありますので予約時に聞いてみると良いでしょう。

写真5 電動麻酔器