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インプラントの基礎知識● 患者さんに優しいインプラント治療
はじめに
インプラント治療と聞くと、
怖い! 痛そう! 手術なんて嫌だ! 何度も通院が必要なのは嫌だ! と考えている方もいらっしゃると思います。 やはり、治療を受けられる患者様にとっては、 痛み や 腫れがない! 手術回数 や 通院回数も少ない! そんな治療をご希望されているのは当然のことです。 私だって、大変な治療は嫌ですから… このタイトルである『患者さんに優しいインプラント治療』は、できるかぎり患者様に負担の少ない治療となるための話です。 その前に 『本当にインプラント治療は大変なのでしょうか?』 答えは、 簡単な治療もありますが、 大変な治療もあります。 インプラント治療の全てのケースが大変ではありませんし、 すべてのケースが簡単でもありません。 これは、単にインプラントの治療本数によるものではありません。 最大の原因は、治療前の骨や歯肉の状態に左右されるからです。 インプラント治療は、顎の骨の中に純チタンでできた人工の根(ネジのようなもの)を埋め込み、 骨とインプラントが安定後(通常2〜4ヶ月程度でインプラントと骨は結合します)、 型を取り、その上にセラミック等の被せ物を行うものです。 この治療の過程で、腫れや大変さが生じる時期は『インプラント手術時』になります。 その例えとして、 骨の厚みがあります。 インプラントの直径(太さ)は、約4ミリあります。 この太さ(直径)は、製造メーカーにより若干違いますが、 スタンダードなものとしては、約4ミリが最も多いでしょう。 それでは、4ミリのインプラントを顎の骨の中に埋め込む場合、 どの程度の骨幅があれば、良いのでしょうか? 答えは、6ミリです。 つまり、埋入したインプラントの脇に1ミリ づつの余剰な骨幅が残っていないといけません。 できれば、もっと もっと骨の幅があった方が良いでしょう。 7ミリでも 8ミリでも… 使用するインプラントの直径よりも骨の幅が多いことはインプラント治療の成功にとって最重要ポイントになります。 しかし、インプラント治療を希望される患者様の多くは、このような6ミリ以上の骨幅がないことが多いのです。 その理由として、 1 歯周病が進行してしまった! 2 歯の根が折れた状態で時間が経過してしまった! 3 歯がない状態が長く続いた! こうしたことがあると歯を支えている骨は吸収してしまいます。 (詳細は各項目をクリックして下さい) 話は戻りますが、治療後に腫れや痛みがあることは患者様にとって苦痛となります。 インプラント治療での質問で、 『治療後に腫れたり痛んだりしますか?』 という質問がよくあります。 この質問の答えは難しいことです。 インプラントを埋入するための骨に問題がなく1〜3本程度の少ない埋入本数であれば腫れる可能性は非常に低いかと思います。 しかし、同じ治療を行っても個人差があり、腫れる方もいれば腫れない方もいるのが現状です。 特に上記に書きましたように、骨の吸収が起っている場合には、腫れる確立が高くなります。 高度に骨の吸収が起っている場合には、下記のような治療法が必要になります。 ・ 『GBR法』 ・ サイナスリフト法 もちろん骨の吸収程度により、治療の難易度は違いますし、 難易度により、腫れの程度等も変わりますが、骨の増大法を伴う場合には腫れが起る確立は高くなります。 前置きが長くなってしまいましたが、以下では、各論について解説したいと思います。
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