インプラント治療

インプラントの基礎知識

どこのメーカーのインプラントを使用したらいいのか?
―最も優れたインプラントはどれか―

はじめに

インプラント本体の素材は純チタンでできています。
これは現在使用されているインプラントメーカーのほとんどが採用している素材です。
そして純チタンインプラントは腐食したり、それ自体の寿命(耐久年数)はありません。
現在、純チタンインプラントを製造、開発しているメーカーは世界中で
約200社あります。

最も歴史があるインプラント

インプラントの歴史は1950年にスエーデンの化学者ペル・イングウァール・ブローネマルク博士の発見から始まります。
ブローネマルク博士は純チタンが骨と拒否反応を起こさず、チタン表面の酸素の膜を介して非常に強く結合することを発見しました。
これがブローネマルクインプラントです。
その後1965年に臨床応用され、2000年現在、世界中で約60万人の患者さんがこのインプラントの治療を受けています。

それではどこのインプラントメーカーが一番優れているのでしょうか?

まずインプラント本体の強度(耐久性)ですが、現在はどこのメーカーもほぼ同じです。
先程書きましたようにどこのメーカーでも純チタンを使用しており、耐久年数が違うということはありません。
もし、あるメーカーのみが耐久年数が非常に高いということであれば、どこの歯科医院もそのメーカーを使用するはずです。
歯科医院自体もわざわざ耐久年数の低いメーカーは使用したくはないものです。
そのためある一つのインプラントメーカーのみが良いということではありません。

純チタンインプラントの歴史を知るといろいろと分かることがあります

ブロネマルクインプラントは人間に始めて使用されたインプラントということです。
約40年前(2007年現在)に始めて臨床応用され、その治療を受けた患者様が現在も御健在であることから最も臨床成績が長いということです。
その次(1974年)に臨床応用されたのがストローマン(I.T.Iインプラント)というメーカーです。

その後次々とインプラントのメーカーが誕生していきました。
この約40年間(2007年現在)の間にインプラントは次々と研究され、新しくなっています。
インプラント自体も約40年前(2007年現在)とはだいぶ違ったものとなっています。

人間に始めて使用されたインプラントの性状はすでに現在では主流ではありません。
インプラントはどんどんと進化し続けているのです。
ちなみに約40年前(2007年現在)に臨床応用されたインプラントは専門的用語で『機械研磨表面』と言われるもので、インプラントの開発当時は多くのメーカーが使用していましたが、現在はそれより優れたものが開発されたため現在は主要にはなっていません。

『ラフサーフェイス』と言う表面性状です。
また現在、インプラントの素材は純チタンですが、開発当時は人工サファイヤ等も使用されていました。これは現在使用されなくなってしまいました。

それ以外でも多くの素材や形態、性状等のインプラントが開発、使用されてきましたが、臨床過程でなくなっていくものも多くありました。
現在のインプラントの形態、表面性状は様々な研究機関やメーカー、臨床家の努力によりほぼ完成型近づいてきたと言われています。
そして現在ほとんどのメーカーがその安定性のある形態や表面性状を参考にし、製造しています。
そのため、インプラントの成功率は非常に高いものになり歯科治療の一つとして認知されるようになり急激に普及してきています。

それではどこのメーカーでもいいのか?

現在、主要なメーカーは多少のインプラントの形態、性状に違いはあれ、その臨床的成功率に差はないと思っていただいてかまいません。
ただし、注意するポイントはあります。
インプラントはメーカーによりその使用するパーツが違います。(いくつかのメーカーでは互換性があるものもあります)
もし、なにかのトラブルで再治療や修正となった場合、あまりにもマイナーなメーカーの場合、その時にそのメーカーがすでになくなっていたりすることも考えられます。(実際にはなんとかできると思いますが…)

次にインプラントの形態、性状を参考に作製しているだけで実際の研究がなされていないメーカーも多くあります。
私個人としては基礎研究のないメーカーのインプラントは使用したくはありません。
また約200社もインプラントのメーカーがあると少数ですが、現在の一般的な考えとは違うインプラントもあります。

こうしたインプラントはどうかと思います。
また世界中や各地域でどこのメーカーのインプラントの使用頻度が高いかということにはさまざまな要因があります。
例えば日本の中でも西日本と東日本とでは売れて(使用されて)いるインプラントのメーカーは違います。
これはメーカーや販売代理店の数、広告の方法等にもよります。
また日本で最も使用されているインプラントの一つは世界の中ではほとんど認知度がなかったりします。でもそのインプラントに問題はまったくありません。

最後に

インプラントの寿命はインプラントのメーカーによる差はなく、治療を行う術者によるものの方が遥かに高いものです。
またそれ以上に重要なことはインプラント治療後のアフターケアーです。
このことが最も重要です。
きちんとケアーしていかないとインプラント自体も歯周病のようなことになる可能性もあります。
また噛み合わせの状態も長い年月の間には必ず変化します。これは噛む力や歯軋りの程度に関係してきます。
現在、インプラントがダメになる最大の原因は上記の2つです。
つまりインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)と噛み合わせです。
インプラントメーカーによる差は多少あるかもしれません。
しかし、それ以上に大きいのは診査診断、医院内環境、術者の知識や技術(技量)、患者さんの口腔清掃、術後の管理(メインテナンス)です。

I.T.Iインプラントについてはこちらをご覧になって下さい。

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