2005年1月21日				
				今日のインプラントと吸収のお話し
今日は下顎の3歯欠損に対し2本のインプラントの埋入を行いました。
 骨の吸収状態にもよりますが、通常欠損全てに(3本)インプラントを埋入する必要性はありません。骨の状態が良ければ2本のインプラントを埋入し、ブリッジという方法をとります。
 今日は骨の吸収について話しをします。
 不適切な義歯の使用や歯が抜けたままにしていると顎の骨は吸収してきます。
 骨は機能圧(噛むカ)が加えられることによりその高さや幅は維持されます。
 歯周病に問題がなく歯がきちんとあれば顎骨の吸収はほとんどありません。しかし、抜歯を行うと個人差はありますが、必ず顎骨は吸収していきます。
 現在義歯をしている方はわかると思いますが、義歯を作成しても数年経つと顎骨が吸収するために合わなくなっていきます。数年おきに顎骨が吸収した分を裏打ちしたり、再製したりする必要性があります。
 歯のない部分にインプラントを行うことによりインプラントから顎骨に機能圧(噛む力)が加えられるため顎骨が吸収するのを防止します。  
インプラントの杉山歯科医院