口臭の話し:その17
2012年6月18日(月曜日)です。
 このブログは、歯周病に関するブログです。
 毎週月曜日 にアップしています。
今日のテーマは、『口臭の話し:その17』になります。
今日も口臭の話しの続きです。
今日は、「口臭予防のための生活習慣の改善」です。
 口臭を気にされる方の多くは、すでにさまざまなことを実施しています。
 歯磨きを十分に行なったり、
 舌磨きを行なったり、
 口臭予防用品を使用したり、
 歯科治療を行なったり…
 等です。
 しかし、こうしたことは逆に口臭を増悪させる原因になっていることを
 このブログで解説してきました。
 口臭の原因をきちんと理解しないと 治らないだけでなく、
 悪化させることにつながります。
 正しい知識が重要なのです。
 そして、口臭対策を行なっているにも関わらず、治らないため、
 「なぜ治らないのか?」という 不安が持続していきます。
 また、「歯周病ではないのか?」
 ということから歯科医院を受診し、
 「口臭の原因は歯周病ではないかと思うので歯周病の治療を希望!」
 と歯科医師に伝えますが、
 「歯周病に問題はありません!」
 「口臭にも問題がないので、心配いりませんよ!」
 というような対応をされます。
 そして、
 「誰も口臭を理解してくれない」
 「口臭は ない と言われたが、実際にあるのに…」
 という気持ちが続きます。
こうした不安の持続が口臭を悪化させているのです。
 実際に私自身も口臭について学ぶ前には、
 口臭が気になることで来院された患者様の中で
 歯周病 等 の検査を行っても問題はなく、
 実際に口臭を感じられない方が多いことを感じていました。
 会話の中で口臭を感じられることはほとんどないのです。
 それでも患者様は、口臭を感じられているのです。
 実際に歯周病等に問題のない方の口臭を治すことはできなかったのです。
 そうしたこともあり、きちんと口臭について学ぶ必要性があると感じ
 口臭治療の権威である ほんだ先生にお世話になることになったのです。
 話しはズレてしまいましたが、口臭症で悩む方の中には、「自臭症」という方がいらっしゃいます。
 「自臭症」は、一般的に問題なしとされている方です。
 歯周病や虫歯もなく、通常の歯科検査時には、口臭を感じられないからです。
 しかし、実際には患者様は、口臭を感じているのです。
 この点が、歯科医師と患者様の壁となっているのです。
「自臭症」で悩まれる方の中には、生活習慣の乱れが原因となっていることがあります。
 口腔内の生理的機能は、自律神経系 と 体制神経系の二重支配を受けています。
 無意識時には、自律神経系に支配され、
 意識時には、体制神経系の支配下になり得ます。
 特に「自臭症」については、
 無意識時の口腔生理機能が影響を受けて問題を引き起こしていることがあります。
 自律神経系に影響を及ぼす要因には、
 1.生活習慣、
 2.飲食生活習慣、
 3.肉体的、精神的ストレス
 が考えられます。
 まず生活習慣ですが、基本中の基本です。
 朝 定時に起きて、夜は夜更かしをせず、十分な睡眠をとる。
 朝起きて、太陽の光をあびて、
 夜は眠い、眠くないにも関わらず定時に布団にはいる。
 これが大切です。
 自律神経の乱れ(自律神経失調)が起こると唾液の分泌コントロールも不調となります。
 そうなると口腔乾燥を引き起こし、口臭の原因となります。
 唾液の重要性については、このブログでも何回も解説してきたことです。
 次に飲食生活習慣です。
 「自臭症」の方の中には、
 「食べると臭いが起こる!」というような誤解をいだいている方がいらっしゃいます。
 そのため、朝食を食べなかったり、軽度で済ませることがあります。
 空腹になると空腹時口臭が起こりやすくなります。
 朝食は、きちんと取ることが口臭予防に対して有効です。
 朝食内容は、和食が望ましいですね。
 朝は、バタバタと忙しいいため、パンのみで終わらせる方も多いかと思いますが、
 パン は、粘膜に付着しやすく、咀嚼回数も少なくなります。
 前回 と 前々回のブログでは、
 食後の食べかすは、
 歯の隙間に 約10%
 舌の上 や 頬 等の粘膜に 約90%
 残っていることを解説しました。
 パンは、どうしても粘膜に残りやすいので、
 忙しい朝にパンのみを簡単に食べて、粘膜に付着した食べかすが残るために
 日中の口臭につながりやすくなります。
 和食は、パン食と比較して噛む回数が多い食物が多くあります。
 食べかすは、粘膜に残りにくいのです。
 また、ある程度時間をかけて朝食を取ることは重要なことです。
 噛む回数を増やすことにより
 舌は良く動くことになり、結果的に
 舌機能の促進が行なわれ、唾液の分泌促進につながります。
 舌を十分に動かすことは、本当に大切なことなのです。
 また、口臭予防として 食後に重要なのは、お口直しです。
 これは、前回のブログで解説した内容です。
 「お口直し」についておさらいをします。
 お口直しの方法
 飲食後に口に水を軽く含みます。
 軽くブクブクとし、頬と歯肉についた食べかすを取り除き、
 その水を飲み干して下さい。
 次に 再度水を口に含みます。
 そして 舌を口蓋(こうがい:上顎の真ん中の天井の部分)に擦り付けて洗って下さい。
 舌の上には、食べかすが多く残ります。
 これを取り除くことが目的です。
 そして その水も飲み込んで下さい。
この作業を 味 や 臭気 がなくなるまで行ないます。
 口に含んだ水は、飲んだ方が良いです。
 吐き出しても良いですが、吐き出すと唾液を失うことになりますので、
 できるかぎり飲み込んだ方が良いです。
 次に水を適時に飲用することが大切です。
 口臭予防に対しては、お茶 や コーヒーは不適当です。
 水分補給の重要性については以前のブログを参考にされて下さい。
  4/23:水分補給の重要性
 就寝前4時間は水以外の飲食を避けて下さい。
 これは忙しい方には難
しいことかもしれません。
 消化途中で就寝すると、
 起床時の口臭を増悪されることもありますし、
 翌朝の朝食時の食欲減退にもつかがります。
生活習慣のリズムをきちんとすることが自律神経の働きを適切にするために大切なことなのです。
次回も口臭予防のための具体的な対策について解説します。
次回のブログは、6月25日(月)になります。
 口臭で悩んでいる方は非常に多く、
 当医院でも口臭外来を新設するために現在準備を行なっています。
 今年の夏頃に「口臭外来を開設」する予定です。
 正確な日時等が決まりましたら お知らせします。
 口臭外来前に 完全に無臭にするための
 口臭用品の取扱を口臭外来開設 前より開始する予定です。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!
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 今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。
 ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
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