入れ歯と金属アレルギー

はじめに

入れ歯を使用している方で金属アレルギーを発症する場合があります。
なぜ入れ歯で金属アレルギーが起こるのでしょうか?
入れ歯には、「部分入れ歯」と「総入れ歯」があります。

入れ歯と金属アレルギー

通常の部分入れ歯には、入れ歯を動かなく固定するための「クラスプ」という金属製の金具が付きます。
以下の写真のような金属製の金具です。

入れ歯と金属アレルギー

このクラスプは金属製ですから金属アレルギーが発症する可能性があるのです。
それでは、部分義歯を使用している場合には、どうしたら良いのでしょうか?

ノンクラスプ デンチャー

金属の金具(クラスプ)のない義歯を使用することが良いです。
金属の金具のない義歯を「ノンクラスプ デンチャー」と言います。
下の写真の左側が一般的な部分義歯です。
右側がノンクラスプ デンチャーです。

ノンクラスプデンチャー

この義歯の欠点の一つとして、保険が適応されないことです。
費用は歯科医院により異なりますので、通院先の歯科医院でご確認されて下さい。
また、ノンクラスプデンチャーと言っても さまざまなタイプがあります。
ピンク色のプラスチック製の部分に使用されている材質にもいろいろな素材があります。
場合によっては、一部金属製の素材が使用されている場合があります。(レストと言われる ほんの小さい一部分ですが…)