今日のインプラント 2005-08-20

今日は午前中に1件のインプラント手術、午後に骨の増大法(GBR法)があります。
GBR法の中でも事前に骨の増大のみを行い、骨が再生してからインプラントを行う方法です。
本日はこの治療法にについて説明します。

まずGBR法について昨日解説しましたのでステージドアプローチについて説明します。

       ステージドアプローチとは?

 今日の患者さんは初診時に重度歯周病のため(骨の吸収がかなり進行していました)抜歯した部位に対し、抜歯後に骨を増大させるためにGBR法を行います。これが昨日解説したGBR法です。

これから約3ヶ月間骨ができるのを待ちます。
3ヶ月後にレントゲン等の診査を行い、骨ができているのを確認後インプラントの埋入になります。

骨の幅や高さが十分ない場合、インプラントを埋入すると同時にGBR法を行う場合もありますが、骨の吸収量が多い場合にはあらかじめ骨を増大させておきます。
このように術前に骨を増大させる方法をGBR法の中でも『ステージドアプローチ』といいます。それに対しインプラント埋入と同時に行うGBR法を『サイマルテイニアスアプローチ』と言います。
骨がない場合には時間はかかりますが、『ステージドアプローチ』で骨を増大させた方が無難な治療法です。

骨がなくなるとインプラントを行うのに不利となりますので、早めの対応が重要です。

インプラントの杉山歯科医院