謹賀新年:審美的にインプラント治療は行えるのか?:その3

明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願い致します
今年最初のブログになります。
今日は、新年ですので、インプラント情報の話の前に
昨年(2007)の当医院の状況 と 今年の当医院(抱負)について話したいと思います。
(今日は、ちょっと長いブログになります)
東京(杉山歯科医院)から大船(大船駅北口歯科インプラントセンター)に移転して2年になります。
早いものです。
移転したばかりでしたので、病院が混むまで時間がかかるかと思いましたが、
私が考えている以上にインプラント治療を希望される患者様は多く、
昨年1年間で、466本のインプラントを埋入しました。
(1日に約2本ペースでのインプラント埋入になります。
1日に何件ものインプラント手術があった日もありましたが、
ほぼ、毎日インプラント手術をしていた感じはします)
あらかじめドクターの人数を6名と増やしておいて よかったです。
東京では5名の歯科医師(1名は矯正専門医)が勤務していました。
1年に500本近いインプラントの埋入件数となると
2〜3名の歯科医師ですと、診療がバタバタになってしまいます。
インプラント手術自体は、
院長である私がほとんど行いますが、
当然、他の治療もあるわけです。
歯周病の治療であったり、虫歯の治療、入れ歯やインプラントの型を取ったり、被せ物を装着等もあります。
時間が必要(時間がかかる)になることの一つとして『診査』と『治療計画の説明』があります。
この診査と治療計画の説明にはかなりの時間を必要とします。
十分なカウンセリングを行うためには2時間以上必要なこともあります。
そのため、私自身が全てを行うのは時間的に難しいことになります。
私自身はインプラントの手術等をメインに行いますので、
1日に診察できる患者様の数には限界があります。
適切な診療を行うためには、
1日5〜10人が限界かと思います。
(1人の患者様の1時間の診療時間として8時間の診療ですと…)
そのため、移転とともに新たに常勤になった『真鍋先生』がフル回転で活躍してくれました。
真鍋先生は当院で最も若い先生(卒業後5年になります)ですが、
患者様の話を聞く姿勢や優しい話し方は好評で、
当医院の大戦力になりました。
また、麻酔科医『北浜先生』も東京の時より引き続き勤務していますので、
静脈内鎮静法等の麻酔と全身管理については信頼をおいてまかせています。
麻酔専門医がいることはインプラント手術において非常に大きなポイントになります。
また、義歯や噛み合わせを専門としている『渡辺先生』も現在の
『補綴専門医』に加えて 日本歯周病学会 『歯周病専門医』の1次試験を昨年末に受けました。
今年は2次試験を受け、合格すれば、ゴールデンウィーク頃には結果が分かるでしょう。
結果はまた、ブログや 認定医賞のところで報告させていただきます。
また、『山科先生』も東京の時から常勤として継続8年の勤務になり、院内のことをほとんど理解しています。
『島崎先生』も 元 口腔外科医として一般歯科医とは違った面から診療をサポーロしてくれます。
もちろん、歯科医師だけでなく、受付や歯科衛生士のみなさんにも大変お世話になりました。
歯科衛生士2人については昨年 『日本歯周病学会の歯周病認定衛生士』の試験に合格し、日本では、数少ない『歯周病の専門歯科衛生士』になりました。
こうしたスタッフに恵まれたこともあり、昨年は忙しい日々でした。
全てのスタッフに感謝しなければなりません。
最初に書きました昨年(2007)の466本というインプラントの埋入本数は現在の当医院の状況を考えると適度な治療数であると考えられます。
あまり多すぎ(忙しすぎても)ても、質の低下につながります。
今年も、無理をせず、マイペースで診療していきたいと思います。
よく、インプラントの経験数(年間埋入本数)を歯科医院を選択する一つの基準になさっている方もいらっしゃいますが、
同じ経験度(年間インプラント埋入本数)でも、歯科医院に勤務する歯科医師の数やスタッフの数等により1人の歯科医師が実際に行っているインプラント経験やそれ以外の時間の取り方にも差があるかと思います。
また、インプラント治療後のメインテナンスの問題もあります。
現在インプラントを行う歯科医院を考えられている方は、
歯科医院を選択される場合には、ホームページで見つけた1カ所の歯科医院にするのではなく、いくつかの歯科医院でカウンセリングされ、十分検討された上でお決めになることが大切です。
セカンドオピニオンも大切です)
また、今年は新しいインプラントの種類(インプラント・メーカー)を導入する予定です。
より、審美性を重視したインプラントです。
この話はまた、次回のテーマの時にお話したいと思います。
話が長くなってしまいましたね。
そろそろ今日の本題に入りたいと思います。
今日のテーマは審美的にインプラント治療は行えるのか?:その3:難症例で起る審美障害を図で解説です。
以下では、難症例に起る問題点とその対処法について図で解説していきたいと思います。
*以下は前歯部のインプラントにおいてよく起る話ではなく、骨の吸収が高度に起っているような難症例に対する話です。
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画像をクリックすると拡大されます。
拡大された画像は別ウインドウで表示されますので、その画像を見ながら下記の説明をご覧下さい。
図①
骨がしっかりあると歯と歯の間の骨もしっかり残っています。
それに伴い、歯肉もしっかりと存在し、歯と歯の間を埋めています
図②
しかし、歯周病や歯根破折、抜歯後時間が経ってしまうと骨は吸収してし
まいます。
図③
骨や歯肉が吸収(痩せて)した状態であるとインプラント後に、歯と歯の
間に隙間(すきま)
が若干できることがあります。
また、骨の吸収状態によっては歯(被せ物)自体が長くなってしまうこと
があります。
これは、細菌感染や欠損状態が長いことにより骨が吸収してしまったため
で、インプラント治療を希望される患者様の多くで起っていることです。
奥歯であれば、審美的にも見える範囲ではないので、さほど問題にはなら
ないことが多いのですが、前歯部では審美性を損なう可能性があります。
現実的には、治療後に歯と歯の間に隙間が多少ある程度や
歯が多少長くなる程度であれば、
唇で隠れ、見えないために問題となることはさほどありませんが、
笑うと歯肉まで見えるような方は審美的問題を生じる可能性があります。
こうした場合には以下のような対処法が必要です。
図④
インプラント治療前に GBR法を行い、骨の増大を十分行う。
歯肉の厚みを増やす(歯肉結合組織移植)。
ということが必要です。
しかし、術前の状態が悪いとこの治療を行っても完璧ではありません。
図⑤
次に歯と歯の間に開いてしまった隙間を埋めるため、歯(被せ物)を若干
横に大きくする方法

図⑥
長くなってしまった歯(被せ物)は長い部分のみ歯肉の色にし、目立たな
くさせる方法
があります。
どちらにせよ、骨の吸収が大きかったり、歯肉薄い場合には、歯と歯の隙間ができたり、歯(被せ物)が長く見えるといったことが起こる可能性があります。
今日はこれで終了です。
次回のブログは1/7(月曜日)になります。
次回のテーマは審美的にインプラント治療は行えるのか?:その4:歯肉が薄い場合に起る問題です。
また、今年からはインプラント最新情報とともに、インプラント手術情報も書いていきたいと思います。
どのような症例であったのか?
どのようなインプラント手術を行ったのか?
手術のポイントは?
等をインプラント情報と共に書いていきます。
今年もよろしくお願い致します。
診療は1/5(土曜日)9:30から開始致します。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。