歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 :その4

2015年 8月31日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

休診案内です。

9月12日(土曜日)
9月13日(日曜日)
は日本歯周病学会のため休診となります。

患者様にはご不自由をおかけ致します。

第58回秋季日本歯周病学会学術大会
です。

今日のテーマは、
『歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 :その4』になります。

前回も歯周病細菌遺伝子(DNA)検査について解説しました。

歯周病の中でも進行度の早い 重症化する歯周病である
侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)といわれるタイプの場合、
通常の慢性歯周炎とは大きく異なる細菌叢が存在します。

こうしたタイプの歯周病の場合、
通常の歯周病治療では治らな可能性があります。

侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)に対する
歯周病治療が必要になってくるのです。

しかし、一般的に行なわれている歯周病検査では、
どのような細菌が関与しているのかは分からないのが現状です。

そこで歯周病細菌のタイプを検査することで
単に進行した歯周病ということではなく、
どのようなタイプの歯周病細菌に感染しているのかを判断することが可能となります。

それが歯周病細菌遺伝子(DNA)検査
リアルタイムPCR法なのです。

前回も説明しましたが、

歯がグラグラする!

歯肉が腫れることがある!

歯肉から出血がある!

年々歯が少なくなる! 

抜歯する歯が増え 入れ歯の大きさが多くなっている!

家族が歯周病である!

というような進行性の歯周病と考えられる方は、
一度検査をされることをお勧めします。

歯周病は放置期間が長ければ長いほど悪化します。

実際に 歯がグラグラ大きく揺れ 噛めないような状態になると
かなり歯周病が進行している可能性が高いです。

また、上記のような状態があり、
さらに欠損部がある方はかなり要注意です。

欠損部を放置することで、
噛み合う力の負担が 残っている歯に加わります。

こうしたことでさらに歯の動揺(グラグラ)は悪化します。

よくある歯周病のパターンとして
奥歯が欠損し、その状態を放置することで
前歯に負担が加わったり、
右側の奥歯(片側)が欠損することで、反対側に負担が加わります。

歯が欠損したままの状態にすることは良いことではありません。

下顎の奥歯が欠損すると
噛み合う上顎の歯が下方に挺出してきます。

上顎が欠損しても同じです。
噛み合う下顎の歯が上方に挺出してしまいます。

こうしたことは噛み合わせが変わる原因となり、
噛み合う力の負担が残っている歯に加わります。

歯周病の進行を放置することは
病状をどんどん悪化させていくことになります。

早期発見、早期治療が歯周病にとってとても重要なことなのです。

通常の歯周病検査は、非常に簡単な検査ですので、
通常どこの歯科医院でも実施することが可能です。

しかし、進行した歯周病の場合には、
歯周病専門医の方が確実です。

次回のブログも歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 の続きです。

このブログが始まって以来 毎週月曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週月曜日にアップしたいと考えております。

最新インプラント症例ブログは下記をクリックして下さい。
最新インプラント症例ブログ

インプラント基礎ブログは下記をクリックして下さい。
インプラント基礎ブログ

口臭外来ブログは、下記をクリックして下さい。
口臭外来ブログ

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科