歯磨き剤について学ぼう:8回目 知覚過敏予防 

2018年 3月11日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。
今日のテーマは、『歯磨き剤について学ぼう:8回目 知覚過敏予防 』になります。
本日は前回の続きで
「知覚過敏症」(ちかくかびんしょう)の2回目です。
前回のブログをご覧になっていない方は、
是非前回のブログもご覧になって下さいね。
前回のブログでは、
エナメル質 と 象牙質について解説しました。
また知覚過敏が起こる原因の一つとして
噛み合わせ や 食いしばり 等の噛み合わせについても解説しました。
本日のブログでは、歯肉の退縮による知覚過敏について解説します。
前回のブログでも解説しましたように
本来「象牙質」は、「エナメル質」の中(内側)にあるため、
外には見えない(露出していない)のです。
しかし、歯肉が退縮するなどで
「象牙質」が見えてしまうことで知覚過敏が起こるのです。
下の図は、正常な状態です。

歯肉が退縮すると象牙質が露出します。
緑色の点線が本来の歯肉の位置です。

前回のブログをご覧になっていただいた方は、もうお分りだと思いますが、
露出した象牙質には、
象牙細管が見えています。
この象牙細管は、神経につながっています。

だから歯肉が退縮するとしみちゃうんですよね。
歯肉が退縮する原因にはいくつかあります。
一つ目は歯周病です。
歯周病は、歯周病細菌による感染症です。
感染が進行すると
歯を支えている骨が吸収します。
骨が溶けちゃうんです。
以下の図は、このブログでもよくアップする図です。
歯周病による骨吸収をご理解いただくのに役立ちますから
歯周病は、歯と歯肉の境目に汚れが付着することから始まります。
歯と歯肉の隙間(すきま)を歯周ポケットと言います。
汚れの中にある歯周病細菌が歯周ポケットの中で増えていきます。


この歯周病細菌の影響で骨が溶けるのです。


さらに歯周病が進行すると骨はどんどんと溶けていきます。
そのうち歯がグラグラとしてしまいます。


骨の吸収と共に歯肉も下がっていきます。
そして、知覚過敏が起こるのです。
健康な方と
歯周病の方を写真で比較してみましょう。
以下は健康な状態です。


以下は、歯周病の方です。
歯肉が退縮しているのが分かるかと思います。


歯肉がこれだけ退縮すると
知覚過敏になる可能性が高まります。
ちょっと話が長くなったので本日はこれで終了です。
次回も知覚過敏の続きです。
次回はいよいよ知覚過敏の治療法について解説します。
お楽しみに!

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