こうして歯は失われる(歯周病の謎を解く) :第14回 歯周病は治るのか?

2020年10月 5日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話をしていきましょう。
GO TO キャンペーンもかなり盛り上がってきており、
人の活動が盛んになってきました。
経済を立て直すにはもちろん良いことです。
しかし、その反面感染リスクも高くなるわけですから
十分な注意が必要です。
最近では、
飲食店でも大きな声で会話をしている人も多くなってきています。
若い方は、感染しても重篤になるケースは稀ですが、
高齢者や持病のある方にとっては、
今後も十分な注意が必要です。
感染対策をしながら
経済活動をしていくことが大切ですね。
以下のYouTubeは、
前回にもご紹介した「DNAパパ」という方の動画です。
「新型コロナウイルスは秋に生存力が強くなる可能性」
という話です。

それでは、今日のテーマになります。
『こうして歯は失われる(歯周病の謎を解く) :第14回 歯周病は治るのか?』
です。
今日も前回の続きです。
骨吸収が進行してくると
歯がグラグラすることはすでに前回までのブログで解説しました。
歯周病の治療を行うと
このグラグラは治るのか?
ということですが、
基本的にグラグラは治りません。
基本的にです。
しかし、歯がグラグラしていることが
100%悪いわけではありません。
歯周病治療により
歯周ポケットは浅く改善された上で、
歯のグラグラが歯周病を悪化させる原因になっていない場合や、
歯がグラグラすることで、
食事や日常生活に問題がない場合には、
グラグラはそのままとして、経過観察していきます。
しかし、
歯のグラグラがあることで、
歯周病が悪化する傾向があったり、
食事等の際に不都合を感じられる場合には、
グラグラしないように
歯を固定します。
歯の固定方法には、様々な方法があります。
前歯であれば、接着剤を歯の間に流して、固定する方法があります。
非常に簡便ですが、固定能力は低いので
症例は限られます。
確実な固定方法として、
被せ物で固定することが有効です。
グラグラする歯にセラミック等で被せ物を作成して、
グラグラしない歯にも被せ物を装着します。
そして、それらの被せ物を連結します。
こうしたことでグラグラが改善されます。
治療前
前歯がグラグラで抜けそうであった。

治療後
グラグラしている歯を連結セラミックで固定

歯周病が進行している場合には、
こうした様々な対応を行うことで
長期的な維持をはかるのです。
「歯周病は治るのか?」
という話をしてきましたが、
歯周病が中程度までであれば
十分治る可能性はあります。
しかし、あまりにも骨吸収が進行した歯周病の場合には、
抜歯となる可能性もあります。
また歯周病の進行以外にも
噛み合わせの問題や、
喫煙習慣、
口腔清掃(歯磨きがどれだけできているのか)、
糖尿病等の全身的な問題
等 が大きく影響してきます。
どのような病気もそうですが、
早期発見、早期治療が大切になってきます。
そのためには、
痛みがない状態であっても
定期的な管理(メインテナンス)を受けていただくことが重要です。
適切なメインテナンス間隔には、
個人差がありますが、
歯周病のリスクの高い方の場合には、
1〜3ヶ月程度に1回、
軽度の歯周病であった方の場合には、
半年に1回程度、
歯周病のリスクがほとんどない方の場合には、
1年に1回で十分でしょう。
病気を悪化させないことが
なにより大切です。
また現在歯周病の問題がある方では、
早急の治療開始が大切です。
メインテナンスの重要性については以下を参考にして下さい。
歯周病メインテナンスの重要性
治療前

治療後

この続きは来週月曜日(10月12日)になります。

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