歯周病と糖尿病:その2

2021年 1月25日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。
今日のテーマは、
『歯周病と糖尿病:その2』になります。
前回は糖尿病の基本的な話をしました。
今日は、糖尿病の合併症について解説します。
おそろしい糖尿病の合併症!
高血糖が続くことで様々な合併症が起こります。
<糖尿病性網膜症>

2005年の日本眼科医会の報告によると
糖尿病性網膜症
( 糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害を受け、視力が低下する病気 )
が進行することで失明を起こす人が
毎年 約3,000人いるとしています。
自覚症状が出にくいのが特徴で、
ある日突然目の前が真っ暗になることが多いです。
非常に怖いですね。
<糖尿病性神経障害>

高血糖が長く続くことで、神経周囲の血管が傷んだりするだけでなく、
神経そのものの性質が変わってしまい、
神経の働きを悪くさせてしまう状態です。
多くの糖尿病患者さんに起こりやすい病状です。
どこの神経が障害されたかにより症状はさまざまです。
自律神経障害が起こると
立ちくらみ
排尿障害
下痢
便秘
勃起障害
などが現れます。
感覚・運動神経障害が起こると
足のしびれ
冷え
つり(こむらがえり)
などが現れます。
足の指先に傷が生じることで
水虫により足が壊死し、
足を切断となることも多く、
その数は年間2万本にもなります。
これも恐ろしいことです。
<糖尿病性腎症>

腎臓(じんぞう)の小さな組織である糸球体ががダメージを受けて起こる病状です。
腎臓(じんぞう)は、
細小血管の集合体で、
血液の老廃物をろ過して
尿として身体の外へ排出させます。
糖尿病性腎症が進行すると
排出機能が弱まり、
むくみが起こったりします。
また
腎臓の機能が正常時の10%以下になると
血液のろ過が十分に行えず体内に
老廃物が蓄積されていきます。
そこで人工的に血液の浄化を行う
透析療法が必要になります。
日本透析医学会
(図説 わが国の慢性透析療法の現況 2015年12月31日現在)によると
国内で透析療法を受けている患者数全体は
32万4,986人で
糖尿病性腎症である患者の数は
12万278人と報告されています。
透析になると
通常は、週に3回(毎回4時間)行うことが必要です。
透析患者さんは、
腎臓移植しない限り、
一生続けなけることになります。
辛いことです。

次回も本日の続きを解説します。

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