ジルコニアセラミックの適応症

2020年12月14日(月曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  オールセラミック/ジルコニア/金属アレルギー専門サイト」です。

今日のテーマは、
『ジルコニアセラミックの適応症』になります。

早速症例から見ていきましょう!

以下は初診時です。
上顎の歯を噛む面から見た状態です。
奥歯の左右に金属製の被せ物が認められます。

今回のポイントは、
右側の一番奥歯の金属製の被せ物です。

この歯を拡大してみましょう。

すり減っていて
金属に穴が開いているのです。

この手前の歯もかなりすり減っています。

何故このようなことが起こっているのでしょうか?

この患者様は、
歯ぎしり や くいしばり といった
噛む力の負担が強い方です。

噛む力は、
非常に強大なことで、
金属はどんどんとすり減っていきます。

ご自身の歯(天然歯)であっても
どんどんとすり減っていきます。

患者様は、奥歯を金属ではない
オールセラミックを希望されました。

ここで問題となるのが
セラミックの強度です。

セラミックは、噛み合わせの力の強い方の場合、
破折する可能性があります。

今回のように
金属製の被せ物がすり減って
穴があくような場合、
オールセラミックにすると破折することが考えられます。

そのため、
強度の高いオールセラミックを使用することと
オールセラミクの厚み等を考慮することが重要です。

今回のケースでは、
ジルコニアセラミックを選択しました。

以下の*印をジルコニアで治療することにしました。

ジルコニアは、
オールセラミックの中では、
最強度のある素材です。

しかし、ジルコニアの厚みが確保できないと破折する可能性があります。

特に破折しやすいのが
左側です。

左側の奥歯は、
ブリッジという形態になっています。

このケースでは、
一番奥歯が存在して、
奥から2番目の歯はありません(欠損している)。

そのため、
一番奥歯と
欠損部手前の歯とで
ブリッジという形態になっています。

壊れやすいのは、
一番奥歯と欠損部の間(中間部分)です。

この部分が薄くなると割れることがあります。

噛む面の厚みも1ミリ以上は確保したいところです。

様々なことを考慮して作成したのが以下です。

治療費用

オールセラミック(e.max エンプレス 等)
1歯 55.000円(消費税込):天然歯

ジルコニアオールセラミック
1歯 88.000円(消費税込):天然歯


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