最新インプラント症例ブログ

2005年7月26日

今日のインプラント:台風接近

今日は午前1件(5本埋入)、午後1件(3本埋入)のインプラント手術があります。
しかし、台風が接近しているのでどうでしょうか?
午前中の患者さんは大丈夫かと思いますが、午後からの患者さんはいらっしゃるのが大変だと思います。
午前中の手術は上顎に3本、下顎に2本の埋入です。昨日の日記にも書きましたソケットリフト法です。
骨の高さが5mm程度しかないため骨を押し上げさらに長いインプラントを埋入します。
本来、骨がない部分に押し上げてインプラントを埋入するのですからその部分には骨が後から再生することになります。
ただし、なにもしないでは骨は再生はかなりしずらいので、骨が再生するためのことを行います。
そのれが骨の移植です。
骨の移植にはさまざまな方法があります。

移植骨には人工的な物と患者さんご本人の骨があります。
やはり良いのは御自身の骨、つまり自家骨です。
御自身の骨を移植すると聞くとびっくりするかもしれませんが、
さほどたいしたことではありません。
例えば上の奥歯にインプラントを埋入するのであれば同じ手術部位から骨を採取します。骨を採取する時間は1分もかかりません。
上の奥歯のさらに奥の上顎結節というところから採取します。
“ノミ”のようなこので少したたいて骨を採取します。
得に痛みがあることもなく、先程話しましたように1分程度で終了しますので、御心配されるようなことではありません。

次にそれ以外の骨ですが、大きくわけて、人工で作られた骨と他の生物から得られた骨があります。
人工で作られたものには多数の移植材料があります。これらは生体内でアレルギー反応等の問題を起こすことがないため安全性があります。しかし、基本的には生体の骨とは構造が違うためそれ単体では骨にはなりません。御自身の自家骨と混ぜて使用することになります。
そして次は他の生物から得られた骨です。これには同じ人間ですが、他人の骨のことです。アメリカを中心として使用されていますが、日本では認可がおりていないため使用はできません。また日本では他人の骨というと多くの患者さんは拒絶されます。日本では認可がおりてもなかなか使用は難しいかと思います。人間以外の動物から得られた骨を使用するという方法もあります。
動物?と聞くと嫌な感じがするかもしれませんが、同じ骨です。免疫反応が起らない処理をすればまったく問題がありません。
しかし、狂牛病(BSE)で有名になったように実際には問題がなくても『牛の骨を使用します』と言ったら現在希望する人はいるでしょうか?
医療の分野においては牛やブタの骨を使用した材料は古くから多く存在します。もちろんその安全性は高く、効果も実正されています。しかし、患者さんが希望しないかぎり勝手に使用はできません。
そのため現在当医院では自家骨をまず第一に考え、自家骨では足らない場合には人工の骨を使用します。(人工の骨は安全性という点では優れていますが骨の再生能力は低いものです。そのため自家骨と混ぜて使用します)


インプラントの杉山歯科医院
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