日本の歯科レベル:大船駅北口歯科インプラントセンター

af4d4c5f.JPGここしばらく続けている医療の話シリーズでは日本の歯科保険医療にはさまざまな制限があることをお話してきました。
歯科医師が診療に十分な時間をかけられないというのも現状です。
それでは日本の歯科レベルは世界から比べるとどうなのでしょうか?
レベルは高い?
低い?
世界的にみてこれだけ保険医療が充実している国はあまりないでしょう。
医療が受けられない国が多いのも現状です。
ただし、考えていかなければならないのは日本の経済レベルと医療の質です。
日本の同等の経済レベルをもっている国との比較になります。
いわゆる先進国の医療と考えて下さい。

先進国において日本の歯科レベルは決して低いものではありません。
ただし、予防は非常に遅れています。
ものすごく遅れているといってもいいでしょう。

日本国民は健康保健法によりほとんどの方が医療を受けることができます。
病院の数も充実しています。
しかし、予防(ここでは歯科の予防)においては非常に遅れているのです。
それは健康保険上、予防というのはあまり重要視されていないからです。
近年では若干ではありますが、予防という概念が保険に組み込まれていますが、基本的にはありません。

例えば虫歯予防です。
日本の医療は虫歯になったり、歯肉が腫れたり、入れ歯がすると歯科医院に行きます。
当たり前ですね。
しかし、他の先進国では予防のために歯科医院におくことは普通なことです。
最近は日本でも予防のために歯科医院に通院される方も増えてきましたが、まだまだです。

当医院ではメインテナンスというかたちで3〜6ヶ月(問題がなければ1年に1回)に1回の間隔で多くの方に来院していただいております。
予約に関しても『3ヶ月先にいらして下さい。』
ということではなく、だいぶ先になりますが、実際に予約をとっていただきます。
だいたいこの曜日のこの時間帯であれば可能という日にとっていただいております。
そして当医院からはその予約日の1週間前にハガキでメインテナンスの通知を行います。
もちろんその時に都合が合わない場合にはキャンセルしていただいてかまいません。
あらかじめメインテナンスの予約をとっていただくことにより予防のために歯科医院に行くことの動機になります。
痛み等がないとなかなか定期的には行きにくいものです。

話は戻りますが、予防のために歯科医院に通院することが海外では一般的なのに対し、日本では患者様も歯科医師側も予防という概念が低かったのです。

明日は日本の歯科予防の現状についてお話します。

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