最新インプラント症例ブログ

2007年4月26日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:健康保険で歯周病の治療はしにくい?

インプラント 歯周病 専門医のブログ:健康保険で歯周病の治療はしにくい?

ここのところ日本の健康保険についてお話しをしています。

今日もその続きです。

当医院では歯周病の治療は健康保険で行っていますが、歯周病の専門医は自費診療で行っていることが多いのが現状です。

それは保険診療において歯周病の評価は非常に低いこととさまざまなきせいがあり、保険診療では歯周病治療が行いづらいことがあげられます。

何回かにわたり日本の保険診療は出来高払い制度であり、

虫歯を削ったり、

抜歯したりといった行為には保険点数が与えられていますが、

予防という概念が低いのが問題点です。

また歯周病の治療というのもまだまだ十分な体制とは言えません。

歯周病の治療(検査)は先進国の歯科医療からするとかなり遅れています。

そのため私どもの医院に歯周病治療を希望されていらした患者様の多くは、

検査後に治療計画の話をすると

『このような検査は始めてしました』とか

『今まで歯周病なんて言われたことがなかった』、

『昔は歯周病の検査はなかったのですか?』とか

『もっと前に検査をしていたら良かったのに』

と言った言葉を良く聞きます。

歯周病の治療(検査)はまだまだ多くの歯科医院に浸透していないのです。

確かに歯科医師自体の問題もあります。

しかし、保険制度にも問題が多くあります。

先程話ました歯周病治療に対する評価の低さです。

予防には費用をかけない日本の保険制度の典型的なあらわれです。

歯周病治療における保険の問題点を挙げるときりがないのですが、

わかりやすいところで一つお話します。

歯周病の検査後にまず簡単な歯石の除去を行うのですが、

この治療の進め方に問題があります。

簡単な歯石の除去とは歯肉の上にある部分の歯石の除去のことです。

つまり、お口の中に見える部分の歯石を取りましょうということです。

この見える部分の歯石は歯周病の程度(軽度から重度の歯周病までありますが…)にもよりますが、大量についている患者様とさほど歯石が付着していない患者様がいらっしゃいます。

見える部分の歯石を除去するだけでも何回もかかり非常に大変な場合もありますが、重度の歯周病であっても見える部分の歯石はさほどない患者様もいらっしゃいます。

重度の歯周病の場合、歯肉の深い中に歯石が付着していることが多いのですが、患者様の状態にもよりますが、先程お話したように見える部分(歯肉の上)にはさほど歯石の付着が少ない場合もあります。

ここからが問題です。

どのような場合であっても歯石の除去は2回行わなければならないのです。

1回で行ってはいけません。

また簡単な歯石の除去を行わないで次のステップに進むこともゆるされていません。

見える部分の歯石が付着していようが付着していなかろうが、

必ず2回の歯石除去をして下さい

という決まりが日本の歯科保険制度にはあります。

ここで誤解されないように話ますが、多くの歯周病治療の場合、最初に見える部分の歯石を取り除くことは大切なことです。

見える部分の歯石の除去を行うことにより歯肉の炎症を取り除くことができるのです。

さて話は戻ります。

問題なのはあまり見える部分の歯石が付着していない場合です。

それでも2回に分けて歯石を取る“行為”をしなければならないのです。

治療費を支払う患者さんにとっても無駄な治療です。

こうしたことを決める人はなにも分かっていないのではないかと思ってしまうくらいです。

歯周病治療を行っていない歯科医師や臨床現場を知らない人がこうした制度を作るからこうした矛盾が生まれてくるのでしょう。

今日はここまでにします。

続きはまた明日

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インプラント 歯周病の大船駅北口歯科インプラントセンター

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院

I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。

HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

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