インプラント 歯周病 専門医のブログ:デジタルレントゲン

今日はゴールデンウィークの2日目です。

また明日は仕事ですが…

今日の話はデジタルレントゲンについてです。

デジタルレントゲン?

分かりやすく話ますとカメラはちょっと前までフィルムを買って、写真と撮り、現像していました。
今はほとんどがデジタルカメラですよね。

レントゲンもまったく同じです。
以前は撮ったレントゲン写真を医院内で現像して見ていました。

ここ数年、新しく開業をする先生の多くはデジタルレントゲンです。

またその便利さと画像の良さから通常のレントゲンからデジタルに変更する歯科医院も増えています。

デジタルレントゲンの良さは撮影後すぐに画面に表示されることです。
また撮影したレントゲンを拡大できたり、画面上で線と引いたり、さまざなまことができます。
普通のデジタルカメラと同じような機能です。

その中でも最大の良さは色あせないことと、保存のしやすさです。
従来のレントゲンフィルムは時間の経過とともに色が変色してしまうため保存方法が大変でした。
その点デジタルはいいですね。
保存のしやすさがあります。

またデジタルレントゲンは患者さんにとっても良いのです。
レントゲンはX線で撮影するものです。
もちろんX線は体にいいものではありません。
できれば避けた方が良いものです。

でもこのデジタルレントゲンはX線による被爆が通常のレントゲンと比較して半分から数分の一になります。
ここで誤解しないためにお話しますが、歯科で使用するレントゲンによる被爆は人体に問題ある程度ではありません。
ただし、より少ないにこしたことはありません。

欠点としては非常に高価です。
歯科レントゲンの装置とそれに付随するコンピューター、モニター等も合わせると1000万円はします。
メーカーによれば1500万円はします。
高いですね。

ほとんどの歯科医院ではリースで購入しています。

歯科用のCTでは高いものですと5000万円近くするものもあります。

とでも買えるものではありません。

インプラントを専門としている歯科医院ではCTを設置している医院もありますが、数千万円のレントゲンを購入するわけですから当然その費用を回収するためにインプラントの単価は高く設定されています。

また歯科CTを設置する場所もいりますから病院自体の改装も必要です。
レントゲン装置を設置する場所は単に部屋になっていればいいということではありません。
先程説明しました、X線の問題があるからです。

X線の影響が外部にでないように厳重な設計が必要ですし、設置した場合には保健所の監査を受けなければなりません。

新しく歯科医院に導入するとなるといろいろな問題があります。
そのため多くの歯科医院では歯科CT撮影のみを外部に依頼しています。

この方がコスト的にも優れていると思われます。

患者様にとっては外部に撮影しに行ってもらう必要性はありますが、1回の撮影ですからコストの点から見ても優れていると考えられます。

しかし、今度は歯科CT装置の大きさも小さくなり、設置する場所を確保しやすくなったり、CTレントゲン自体の料金も下がってくるでしょう。

そうなれば歯科医院でもCTレントゲンが普及してくると思われます。
ただし、保険診療に適応される可能性は非常に低いので自費診療になると思われます。

現在の歯科用CTの撮影費用は施設により違いますが、2〜4万円です。

結構高いものです。

歯科用CTはインプラントだけでなく、親知らずの抜歯や歯周病による骨の状態を把握するのにも大変便利です。
私も使用していますが、診断という点では非常に優れています。

デジタルレントゲンだけでなく、歯科医療機器はどんどんと進化しています。

しかし、全てを導入するにはコスト等さまざまな問題もあります。

今日はこれで終了です。

また明日もインプラントを中心とした歯科情報を書いていきたいと思います。
できるかぎり他のHPやブログでは書いていないようなことを中心にお話します。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。