インプラント 歯周病 専門医のブログ:メインテナンス

今日は歯周病や虫歯、インプラント治療後のメインテナンスについてお話したいと思います。

メインテナンスは大切です。
歯周病を例にとりますと
一度 歯周病になったということはなにか問題があったということになります。
その原因と解決すべく、治療を行いますが、
一番の原因であるプラークコントロール(歯ブラシの状態)が悪くなってくると
歯周病は再発します。

ほとんどの患者様は歯周病治療開始時や治療終了直後はプラークコントロールは非常に良いものです。

しかし、時間の経過とともに少しずつ悪くなっていくものです。

歯ブラシ(プラークコントロール)が問題ない状態でずーっといられる方は3〜4割程度です。

そのためプラークコントロールが悪い方は歯周病が悪化していきます。
またいくら歯ブラシをがんばっても、100%のブラッシングを行うことは困難なことです。

またメインテナンスにいらしていただくことにより
『またがんばって歯ブラシをしなければ…』とか
『ここの部分が磨けていなかった…』等
モチベーションにもつながります。

人間ずーっと完璧でいるのは難しいものです。

時々定期検査を受けることにより、維持できることもあります。

またこうした定期検査はご自身で『何ヶ月に1回行こう!』と
思っていてもなかなかうまくいきません。

そのため当医院では何ヶ月先のメインテナンスの日程をあらかじめ予約していただいております。

確実でなくともかまいません。

『この曜日のこの時間帯ならばだいたい問題ない』というような日程を予約していただきます。

そうすると予約していただいた日時の1週間前に病院からメインテナンスのお知らせハガキを送らせていただいております。

もし、ハガキが来た段階で来院が無理そうであればキャンセルしていただいてかまいません。

でも、こうした日程をあらかじめ決めていくことは定期検査に行くきっかけになりますので非常に有効です。

せっかく行ったインプラントや歯周病治療が悪くならないためにもできるかぎりがんばっていらしていただきたいと思っています。

メインテナンスは以下のように進めていきます。

1.歯周病検査
 ○歯周ポケットの検査(歯周病の進行参照)
 ○歯周病菌の検査
 (再発部位が多い場合初診と同様に行うことがあります)
 ○レントゲン撮影
 (毎回ではありませんが、23年に1回は行った方が良いでしょう)
 ○口腔内写真
 (初診時に撮影をした状態と比較をし、歯肉の状態や噛み合わせ、被せ物 
 の状態等を比較することにより問題点を見ます:必ず行うものではあり
 ません。)
 ○噛み合わせの検査
 (噛み合わせも問題が起こっていないかを確認します。もともと噛み合わ
 せに問題があった方はとくに重要です)
 
 上記のような診査を行うことにより問題点を発見します。

2.口腔内清掃の指導
 これは非常に大切なことです。
 歯周病治療開始直後は非常に良く歯ブラシを行っているものですが、時間の
 経過とともにおろそかになっていくものです。
 またご自身では磨けているように思えても磨き残しがある場合もあり、その
 ままにしていると必ず悪化します。
 問題点を指導し、再度歯ブラシに対する意識の向上をはかることを目的とし
 ています。メインテナンスにおいて非常に重要な部分です。

3.プロフェッショナル・トゥース・クリーニング
 病院で行う、専門的な歯の清掃のことです。
 始めに歯石の除去を行います。次に歯石の除去後は歯の表面はざらざらにな
 っているため歯の面をつるつるに磨きます。
 この過程が非常に大切です。歯の表面をつるつるに磨くことにより汚れをつ
 きにくくします。
 またポケットが再発している部分には再度歯肉の下の炎症物質の除去を行い、
 再発傾向が高い部位にはポケット内部に薬を入れます。

4.予防措置
 虫歯のリスクが高い方は虫歯予防薬であるフッ素を塗り込み予防処置を行い
 ます。虫歯のリスク検査を行い、リスクが高かった方は再度虫歯のリスク検
 査を行う場合もあります。

5.処置時間
 歯の数や口腔内の状態にもよりますが、30分60分程度です。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。