最新インプラント症例ブログ

2007年6月1日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:神経のない歯が痛む理由

昨日は『歯根破折』についてお話しました。
そして『歯根破折』は神経のない歯に起ることもお話しました。

そして神経がないと 虫歯になっても痛み等がなく、気がつかないため、状態が悪化してから発見されることが多い
ということもお話しました。

しかし、正確に言いますと神経のない歯でも痛みはあります。

これは『熱い』、『冷たい』と言った歯の根の中にある神経自体の痛みのことではありません。

歯の根の周囲にある『骨』や『歯肉』の痛みです。

ちょっとわかりづらい話ですので、今日はこの話をします。

神経がない歯なのになぜ痛みがあるのでしょうか?

2つのことが考えられます。

一つは虫歯がひどく進行してしまったために自然に神経が死んでしまい、膿となって痛みがある場合です。

もう一つは以前に神経を取る治療が終了しているが、
その治療中に唾液などで感染してしまい根の先に膿を持っている場合です。

どちらにせよ膿がたまっているので痛みがでているのです。

治療は歯の根の中にある膿を除去し、
消毒薬を入れ、
膿が減少するのを待ちます。
消毒の回数は症状によって違いますが、
通常膿の程度がひどくなければ2〜3回程度です。
この治療を感染根管治療といいます。



図で説明した方が分かりやすいかと思いますので、
以下に治療方法を示します。

感染根管1





最初の図:
根の先に膿がたまっている状態です。
膿は骨の中でどんどん大きくなり、
時には骨を破壊し、
歯肉の外にでてくることもあります。
膿がたまっていても痛みがでないこともありますが、
いつ痛みがでるかわからないのです。
神経を取った後に治療が中断してしまった時などはバイ菌が入りこのような状態になります。


感染根管2






2番目の図:
治療はまず、歯の上から穴をあけ、
リーマーという針金のような器具を用いて 根の中にある
『死んでしまった神経』や『膿』などを取り除きます。
また最終的にこの根の中を封鎖させるような樹脂を詰めていくために歯の根の長さを計測します。
これは上図のように根の中にリーマーを入れ、
根の先に到達したかどうかの確認のレントゲンを取ることで長さを計測します。



感染根管3





3番目の図:
根の長さの計測と膿やバイ菌の除去が終了したら、
歯の中に薬を入れ、
外れないようにふたをします。
バイ菌などの汚れが除去され、
薬の効果があらわれれば、
1〜3回程度の薬の交換で膿の状態は回復し、痛みは消えます。
膿が多く認められたり、
痛みがある場合はさらに消毒を繰り返すこともあります。


感染根管4





4番目の図:
根の中が消毒され、
膿が減少すれば歯の中に『樹脂』を入れて根管を封鎖します。
これにより再度膿が繁殖する場所をなくすのです。
後はかぶせものの治療を行います。

これが『感染根管治療』という治療です。

この前までブログで連載していました『良い歯医者の見つけ方』
をまとめてアップしました。
ご興味のある方は御覧になって下さい。
良い歯医者の見つけ方その2
良い歯医者の見つけ方その3



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。
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