最新インプラント症例ブログ

2007年6月21日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯科衛生認定医

今日は木曜日ですので、休診です。

休診なのですが、午前中は仕事をします。
仕事と言っても、診療ではありません。

当医院で勤務している『歯科衛生士』が試験を受ける準備をしています。
なんの試験かと言いますと、日本歯周病学会が認定する『歯周病の認定衛生士』の試験です。

私達 歯科医師は 歯周病の専門医 や インプラントの専門医、矯正の専門医、麻酔の専門医等の資格が
あります。
これは大学を卒業し、国家試験に合格し、歯科医師になった後、
さらに専門的な知識や技術を習得した先生に対し、それぞれの学会が認定した専門医です。

合格する際には専門施設での研修期間が何年以上(日本歯周病学会の場合、歯周病専門施設で最低6年以上の研修が必要です)必要であったり、学会等で研究業績を発表する必要性や、実際に行ってきた臨床症例を報告する等 いくつもの条件があります。
結構大変なのです。
そのため、歯科医師の中でこうした専門資格を持っている先生は非常に少ないのが現状です。

現在、歯科医師の数は全国で約10万人います。
その中で歯周病の専門医は何人いると思いますか?
約800人程度です。
(私が8年前にもらった認定証には619番目になっていますので…
 今はおそらく このくらいだと思います)
つまり全国の歯科医師の1%未満ということになります。

少ないですね。

歯周病学会の専門医制度は歴史がありますが、
『歯周病認定歯科衛生士』は、数年前にできた新しい制度です。

このHPでなんどか紹介しましたが、歯周病を治療するためには歯科衛生士の役割は非常に大きなものです。
歯科衛生士の知識や技術、経験の差が歯周病を治す大きなポイントになってきます。

そこで、日本歯周病学会は 専門医は歯科医師だけでなく、実際に治療に携わっている『歯科衛生士』にも必要であるとし、歯周病の専門 歯科衛生士を育成するためにこの専門制度を立ち上げました。

合格者は現在また数十人程度です。

今回はこの試験を受けるためのデータの作製を歯科衛生士とともに行っているところです。
今月はずーとこの作業をしています。
歯科医師と同じように受験資格があります。
歯周病の専門施設での実務経験が必要であることはもちろんのこと
歯周病学会への活動経験も必要です。
歯科衛生士自体が行ってきた臨床データもきちんとまとめて報告しなければなりません。

単に毎日、仕事をしているだけでは受験することもできません。
日々、行っている患者様のデータをきちんとファイリングし、データとして記録を残しておかないと
いきなり受験することもできません。

毎日忙しく働いている中で患者様のデータをきちんとまとめることは大変なことです。

現実的には歯科医院で勤務している歯科衛生士の多くは、
診療のアシストを行うだけであり、
歯科衛生士の意思というよりは “院長に従っている” という状態です。

歯科衛生士自身で 日々 勉強したり、学会に参加したり、
患者様のデータをきちんと整理し、常に過去のデータを振り返るようなことはあまりないのが現状です。
『歯科衛生士自身の意思で “ 患者様を治療する ”』といったことが少ないのです。

2週間くらい前にこのブログで
『歯科治療はチームアプローチ』というテーマで話を何回かしましたが、
その時に『歯科衛生士の役割は非常に大きい』という話をしました。
特に歯周病治療においては歯科衛生士の能力の差が影響します。

歯科衛生士が『仕事をやらされている』という意識ではなく、
自らが考え、『患者様を治すためにはどうすれば、良いのか』
という意識を持たないと結果的に歯周病は治りません。
もちろん患者様にとっても不利益なことです。

医療の『質』を高めるためには授業員全てが、高い意識を持たないといけません。

先程話たように多くの歯科衛生士は『単に仕事をしているだけ…』、
『院長が言う通りに行っているだけ…』
といったことが現実的にはあり、
『真のプロフェッショナル』としての意識が低いのが現状です。

そのため歯科衛生士は離就率が高い職業です。
『歯科衛生士になったが、実際には 働いたら毎日歯科医師の補助ばかりで…』
とか
『歯科衛生士自身で考え、行動する機会が少ない…』
というようなことが多く、歯科衛生士としての目的意識が低くなっています。

そのため日本の歯科衛生士のレベルは世界中から見て 高い とは言えません。

この日本歯周病学会が推奨する『歯周病認定歯科衛生士』の資格はそうしたことを少しでも解消してくれるものだと思います。

今後は歯科衛生士の一つの目標となるでしょう。

『歯周病認定歯科衛生士』の数が増えれば、間違いなく、日本の歯周病治療のレベルもぐーとアップするでしょう。

さてそれにはまず試験に合格しないといけません。

今回はまず、第一次試験になります。
第一次試験に合格すると第二次試験があります。

がんばって合格していただきたいものです。
合格発表は秋頃の予定です。

『歯科衛生士のプロフェッショナル』を育てることが日本の歯科医療のレベルアップにつながります。

この前インプラントと『歯ぎしり』の関係をブログで紹介しましたが、
まとめましたのでご興味のある方は是非どうぞ!
(単にまとめただけなのでだいたいは同じ内容ですが…)
『歯ぎしり』はインプラントをダメにする!



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

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