インプラント 歯周病 専門医のブログ: CT撮影の必要性(安心してインプラント治療を行うために)その4

昨日の台風は大船(病院は横浜市になります)ではさほど被害はありませんでした。

患者様も2〜3人のキャンセルのみでほとんどの方がいらしゃいましたので結構忙しい日でした。
私自身は1日中、インプラントの手術をしていましたので、
麻酔医と手術室にほとんどいました。

昨日は結構大変な治療でした。

午前中は 静脈内鎮静法を行い、上顎の左右にサイナスリフト法 を行い、同時にインプラントの埋入も行いました。
さらに部分的に骨の幅や高さが少ない場所にも骨を増大させる治療である GBR法も行いました。

午後も 静脈内鎮静法を行い、上顎に6本のインプラント埋入を行いました。
こちらも骨の幅と高さが少なかったため、インプラントと同時に ソケットリフト法 GBR法も行いました。

両方とも骨の状態が非常に悪く、治療としては難易度の高い手術でした。

このような話をしたのはこのところシリーズで書いていますCT撮影に関連していたからです。

骨の状態が悪く、難易度の高いインプラント治療の場合、『CT撮影』が必要です。
昨日の2症例も『CT撮影』を行い、事前に他の先生とインプラント埋入のシュミレーションを行い、いろいろと検討をしていました。

ただし、『CT撮影』は単に撮影して見るだけではその効果は発揮されません。
撮影したデータを処理することが必要です。
そこで今日の話はCTデータをコンピュータ処理する最先端インプラントシュミレーションソフトについて
書きたいと思います。

『コンピュータによる最先端インプラントシュミレーションソフト』

『CT撮影』はだいぶ前からあったもので、だいぶ前からインプラント治療の際にも使用されてきました。
しかし、実際に『CT撮影』したデータをインプラント治療のために処理するソフトはほとんどありませんでした。
2000年頃からそうした『CT撮影』したデータを処理する『インプラントシュミレーションソフト』のレベルが向上してきました。
2005年頃から臨床においても十分利用できる『インプラントシュミレーションソフト』ができてきました。
これはインプラントの普及とともに向上してきました。
その先駆けが当医院でも使用している『SimPlant(シンプラント)』という
インプラントシュミレーションソフトです。
この最先端インプラントシュミレーションソフトを使用するとさまざまなことができます。
例えば写真のように『顎の立体模型』を作製することも可能です。
写真の模型は下顎です。
下顎神経のモデル

模型自体を透明な樹脂で作製します。中に見える赤いものは神経です。
透明なことにより、神経の走行まではっきりと確認ができます。
この模型は原寸大ですので、担当歯科医師が、実際に治療前にシュミレーションでインプラントの埋入ができます。
あらかじめ患者様に行うインプラント治療を同じ条件でできるため、非常有効な検査です。
これ以上の検査はないと言っても良いでしょう。
患者様とまったく同じ状態が再現できるのですから

続きはまた明日!

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。