最新医療:PRP法:その2

今日も昨日と同様に最新医療:PRP法の続きです。

昨日は『 PRP 』は『 Platelet Rich Plasma 』の略で日本語では『 多血小板血漿 』
と言いうことを解説しました。
また『 PRP 』とは『血液中の血小板を濃縮した血漿』であることも書きました。

今日は『 PRP 法』のさらなる詳細です。

まず、成長因子としてのPRPについてです。

PRPは凝固反応する時に、
1 PDGF(細胞増殖の促進、血管の新生などに関係する成長因子)
2 TGF―β(細胞サイクルを刺激し、細胞の分化や増殖、遊走を調整する成
  長因子)
3 VEGF(局所の血管新生と炎症をコントロールする成長因子)
4 EGF(上皮細胞の成長を促進し、創傷部表面を被覆する成長因子)
などの様々な組織成長因子を放出します。
また、PRPが凝固反応をおこし形成されるフィブリン網(かさぶたのようなもの)が遊走してきた骨芽細胞や線維芽細胞の足場となり、創傷治癒が促進されると考えられています。

さて次にPRPの生成方法です。

ステップ 1:20〜30ccの採血を行います。 
       静脈内鎮静法という麻酔を行う際には同時に採血しますので、
       特別な作業はいりません。

ステップ 2:採取した血液を遠心分離器にかけます。
       当医院ではHeraevs社製のLabofuga300 という器械を使用して
       います。

ステップ 3:『PRP』と『PPP』の遠心分離作業
       まず、血小板が濃縮された血漿:『PRP』と
       血小板の少ない血漿『PPP』に分離します。

ステップ 4:アクチベータの生成
       『PRP』に自己トロンビン(0.75cc)と塩化カルシウム
(0. 25cc)を混合し、1ccのアクチベーターを生成し
ます。

ステップ 5:完成した『PRP』をインプラント本体に塗布したり、骨欠損部に
       入れたり、人工骨や自家骨と混ぜて使用したりします。
       またコラーゲンのシートにこの『PRP』をしみ込ませて使用する
       こともあります。

PRP-2

このように作製します。
患者様にとっては採血するだけの簡単なものです。
今、『 PRP 法』は美容外科の分野でものすごく注目(はやっているそうです)されています。
PRPを患者様の皮下に注入するらしいです。
皮膚の張りがでたり、シワが消えたり、美容効果があるそうです。
もちろんPRPはご自身の血液ですので、拒絶反応がありませんので、安心して使用できる点も注目されているのでしょう。
私の周囲ではPRPを皮膚に注射した人はいませんが…

先日PRPに必要な注射器等のセットがあるのですが、これを業者に注文しようとしたら、
『在庫がないので、納品までに時間がかかります』との連絡がありました。
今まではこんなことがなかったのに…
理由を聞いてみると『今、一番注文が多いのは美容外科です』とのこと。
ちなみに私が調べたところ、美容外科での PRPの皮下への注入費用は1回(1本)15万円程度です。
あまりにもぼったくりすぎ!
というくらい高いです。
どうしたらこのような料金になるのでしょう。
これでも支払う患者様はいっぱいいらしゃるのですから…
美容はおそろしい!

明日からまた新しいテーマになります。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。