CAD/CAM:(コンピューターによるインプラント補綴物作製器械)その3

今日は『 CAD/CAM 』の3回目です。
『 CAD/CAM 』の利点と欠点について解説します。

今までのセラミックは作製するのに非常に時間がかかり、作製する歯科技工士の技術差も大きいものでした。
これは昨日、一昨日に書きました従来のセラミックは全て人の手で作製するフルオーダーメイドだったからです。
しかし、『 CAD/CAM 』はコンピューターにより制御された器械により作製されるため、精度のエラーが非常に少なく、短時間にセラミックの補綴物の作製が可能になりました。
『 CAD/CAM 』による『オールセラミック』の利点は以下のようになります。

1 金属を使用しないため、審美性に優れる
2 今までのセラミックと比較すると強度は比べ物にならないくらい強い
3 今まで、何時間もかかっていた作製時間が数分になった
4 コンピューターで作製するため、作製者の技術的なエラーが非常に少ない
5 金属を使用しないため、金属アレルギーの患者様にとっては有効な治療と
  なる。
等です。

欠点として
1 『 CAD/CAM 』という器械自体がまだ高価なものであるため、どこの歯科技
  工所にもあるわけではない。
2 『 CAD/CAM 』自体が高価な器械のため、今までのセラミックよりもCAD/CAM
   によって作製された『オールセラミック』の方が費用がかかるため、
  患者様の負担がある。
3 現時点ではまだ全ての症例に適応できない。
等があります。
しかし、将来的には費用も下がり、症例の適応範囲も向上する結果、『 CAD/CAM 』を使用した『オールセラミック』が主流となるでしょう。

『 CAD/CAM 』についてはこれで終了です。
明日からは以前ブログに書いていました『オールセラミック:ジルコニア』の話です。
明日からのオールセラミック:ジルコニアは以前に話た内容より、かなりマニアックな内容にする予定です。
お楽しみに!

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。