最新インプラント症例ブログ

2007年9月20日

日本歯周病学会について

今日も昨日と同様に学会について解説したいと思います。

今週末は日本歯周病学会です。
歯周病の場合、画期的な歯周病の治療法が発表されることはまずありませんが、
歯周病治療の考え方は以前と比較した若干変わりつつあります。
特に、先日までブログで書いていたような細菌検査の有用性は高まっています。
問題は保険診療との関係です。
歯周病や虫歯の細菌検査(リアルタイムPCR法等)は患者様のリスク診断という点からも非常に有効な検査です。
リスク診断という点では、もしあなたが、『癌』になりやすいことがあらかじめ分かったとすれば、どうでしょう?
『ガン』にならない努力をすると思いますよね。
『歯周病』や『虫歯』もそうです。
なりやすいと分かれば、治療や予防に対する意識もかなり違うと思います。
歯科ではこうしたリスク診断は可能なのです。
しかし、先程も先日までの『リアルタイムPCR法』の話しでも書きましたように保険適応ではないため、まったく普及していません。
また、虫歯や歯周病の治療と同時(並行して)に、こうした検査を行うことは禁じられています。
行ってはいけないということです。
健康保険で、虫歯の治療を行いながら、リスク診断のために細菌検査のみを保険以外(自費診療)で行った場合、日本の法律では医療サイドに厳しい罰則があります。
患者様の予防のため、行ったとしてもそれは『混合診療』とみなされるのです。

学会等で新しい治療法や予防法が研究され、実証されても日本の医療ではなかなか普及していかないのが現状です。

何でもかんでも新しい治療法やリスクのある治療にすぐ飛びつくもの問題だとは思いますが、慎重すぎてあまりも対応が遅れるものどうかと思います。

例えば、子供の生体移植は日本では禁止されています。
そのため、子供の生命を助けるために海外に治療を求めて行く方を時々テレビ等で見ますよね。
数千万円だとか1億円以上にもなることもあるようです。
実際にはそうしたことから断念する方が多いのも事実です。
この話は子供の生体移植を勧めている話ではありません。
もちろん、いろいろな問題があることも事実です。

しかし、医療の根本的なこととして患者様を治す(救う)ためのものです。

学会で新しい治療法等が発表され、それを見て『すばらしい』と思っても、
実際に診療室に戻り、日常の臨床に接すると、日本の保険診療の考え方とはあまりにもギャップを感じることが多いにも事実です。

『歯を削って なんぼ!』
『薬を出して なんぼ!』
といった出来高場合制の医療システムでは予防は普及してきません。
医療費もどんどんとかさむだけです。
ふくれあがった医療費負担は必ず国民へと返ってきます。
医療費の自己負担増 や 健康保険料の増額です。

『もっともっと医療の無駄をなくすことはできるのに…』
と思います。

しかし、あまり文句ばかり言っても始まりませんから…
現場での努力が必要です。

個々の医療現場で、

無駄な治療はしない!
(できるかぎり歯を削ったり、神経を取らない治療を心がける。
 神経を取らなければ、歯がダメになるリスクは低くなります。
 そうすれば、結果的に医療費の削減になります。
 医療費の削減の結果、その分予防に回せる)

できるかぎり予防を中心とした医療を心がける!
(現状ではメインテナンスを中心としたシステムの構築を診療所単位で努力
 する)

といったことが大切です。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。
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