くすり の 効果 と 副作用:その7

今日も抗生物質の続きです。

今日のテーマは『風邪に抗生物質は効くのか?』です。

ここまで何度もでてきましたように抗生物質は『細菌』に対して効果があるものです。
毎年のように起る流行性の風邪は『ウィルス』によって起るものです。
『ウィルス』と『細菌』はまったく違うものです。
まず、このことをしっかり覚えておいて下さい。
抗生物質は『細菌』を殺すものです。
『ウィルス』ではありません。

風邪のうち細菌によるものは約5%とされています。
つまり、風邪の95%は細菌感染によるものではないのです。

それでは何故 風邪の時に抗生物質を飲むのでしょう?
風邪の時に飲む抗生物質はウィルスを殺すためではありません。
風邪を引くことにより免疫力が落ちます。
風邪の時に服用する抗生物質は、免疫力の低下によって起る感染症予防の目的で使用します。

日本外来小児科学会の調査によると
『風邪で来院された方に対し、37.5度以上の熱があった場合に必ず抗生物質を処方する』と答えた医師は37%もいたというデータがあります。
もちろん症状によっては抗生物質の服用は必要な場合がありますが、
多少熱があるとか、咳が出るとか、だるいという理由だけで抗生物質を服用することには問題があると思います。
『とりあえず飲んでおけば安心』と言った理由で抗生物質を処方する医療サイドにも問題があると思います。

次回のブログは、11/26(月曜日)になります。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。