患者さんに優しいインプラント治療:その5

4/17(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その5』になります。

優しい治療 その5:ソケットリフト法
上顎の奥歯にインプラントを行う場合、非常に難しい場合があります。
その理由として、上顎においてはインプラントを行うための骨が不足していることの方が多く、 60〜70%の方は骨の増大なくしてインプラントを行うことはできないからです。

特に骨の高さが不足していると治療は困難を極めます。

上顎の奥歯にインプラントを埋入する場合、必要な骨の高さは8〜10ミリ程度です。
しかし、先程書きましたように、上顎の奥歯が欠損している場合、骨の吸収が高度に起っていることが多く、インプラント治療を行うには高さが足りません。
具体的には、骨の高さが5ミリ以下という場合が多くあります。
こうした場合、以前は、 サイナスリフト法という治療を行う必要性がありました。
サイナスリフト法は骨を増大させるのに非常に有効な治療法です。
しかし、この サイナスリフト法の最大の欠点は、患者様に対して非常に負担が大きい治療なのです。
サイナスリフト法は、 骨移植がどうしても必要な治療です。
骨移植を行うとどうしても術後の腫れがかなり起ります。
手や足を治療するのであれば、腫れても 包帯や衣服で隠れますが、『顔面』が腫れた場合には、ちょっと困りますよね。
日常生活にも問題を生じる可能性があります。
骨移植を伴う サイナスリフト法は、上顎の奥歯において高さ的に骨吸収が高度に存在する場合には、非常に有効な方法です。
しかし、患者様にとっては、負担が大きい治療なのです。
それでは、上顎の奥歯に骨の吸収がある場合(高さが少ない場合)、他に治療法はないのでしょうか?
上顎の奥歯に骨の高さが5ミリ程度残っていれば、患者様に負担が大きい サイナスリフト法を行わなくても、『ソケットリフト法』という治療法があります。
『ソケットリフト法』は、 骨移植を行う必要性がないため、治療後に腫れる可能性が非常に低い方法です。
近年では、『ソケットリフト法』は、多くのインプラントを手がける歯科医師では一般的な方法になっています。
『ソケットリフト法』の詳細は以下を参考にして下さい。(図解で解説しています)
  ・ソケットリフト法

次回のブログは4/21(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その6』です。

次回は、このテーマの最終回です。
その後は、新しいテーマになります。
『金具を使用しない審美性の高い義歯:ノン クラスプ デンチャー』を予定しています。

お知らせ
4/25(金曜日)午後、4/26(土曜日)は 日本歯周病学会出席のため休診です。

話は、大きく変わりますが、メジャーリーグベースボールの話になります。

イチローや松井の話ではありません。

『薮』投手の話です。

現在、メジャーのジャイアンツに移籍した『薮』ですが、

久しぶりの勝ち投手(2005年5月20日のアスレチック在籍以来)となったようです。

良かったですね。

なぜ『薮』の話かと言いますと、

この白星となった前にインプラントの手術を受けていたそうです。

歯が折れて、抜歯となったために、インプラント手術を行い、手術当日に仮歯をつける

『即時負荷インプラント』を行ったそうです。

投げている最中に、傷口から出血があったそうです。

なにも当番当日に手術をしなくても… と思うのですが…

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。