骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その2

11/6(木曜日)です。

今日から新しいテーマになります。
『骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その2』になります。

次回のブログは11/6(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その2』です。

前回から始まったテーマです。
GBR法は、どのようなものかということが分かったことを前提として始めます。

今日は、『骨はなぜ再生(増骨)できるのか?(骨再生のメカニズム)』になります。

それでは、骨は本当に再生(増大)可能なのでしょうか?
可能です。
基本的に骨は再生(増大)可能なものです。
例えば、腕や足が骨折したとします。
ギブス等をし、安静にしていれば、骨はくっ付きますよね。
これは、骨折した部位に骨が再生しているからです。

が再生するためには、『骨の細胞』が必要です。
『骨の細胞』が増えることにより骨は再生するのです。
しかし、骨の再生スピードは非常に遅いのです。

それに対し、歯肉や皮膚等(『歯肉の細胞』)は、再生スピードが非常に早いのです。
骨折した部位がくっつくのに数ヶ月はかかりますが、
皮膚(指 等)の粘膜が切れても 傷口がくっつくのに数ヶ月かかるということはありませんよね。 数日あれば、十分傷口は治ります。

つまり、皮膚や歯肉等の粘膜の治りは非常に早いのですが、
骨は治るのに時間がかかるのです。
この骨と歯肉の再生するスピードの違いが、骨の増骨(再生)に違いを及ぼすのです。

再生スピードの違いの話を 抜歯 に例えて解説します。
抜歯をすると“穴”があきます。
歯の根が埋まっていた骨の中の“穴”です。
この“穴”は、いつまでも開いているわけではありません。
次第に埋まっていきます。

ここで登場するのが、先程の『骨の細胞』『歯肉の細胞』です。
『歯肉の細胞』は、治り(再生スピード)が早いため、抜歯でできた“穴”を急速に埋めてしまいます。
抜歯でできた“穴”に歯肉が入り込むということです。
この理由として、抜歯でできた“穴”がそのまま空いていたら大問題です。
“穴”の中には、食べ物は入ってしまいますし、
なにより“穴”の中は 骨 ですから感染してしまいます。
そのため、生体防御のために、歯肉(『歯肉の細胞』)は早く治り“穴”を塞ごうとするのです。
その結果、抜歯によりできた“穴”は、歯肉(『歯肉の細胞』)でいっぱいになってしまいます。

骨(『骨の細胞』)が再生(増骨)する場所がなくなってしまうのです。

GBR3
(クリックすると拡大されます)

今週のインプラント手術報告は、お休みさせていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
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