最新インプラント症例ブログ

2009年1月12日

P.R.P法

1/12(月曜日)です。
今日は、『P.R.P』の話になります。

このブログの『今週インプラント手術報告』でも良く書きますが、
最近は、インプラントの難症例が非常に多いのです。

インプラントの難症例とは、
インプラントを埋込むための骨の状態が悪いということです。
骨が吸収してしまっているのです。

このブログを見ていられる方の中にもインプラント治療を考えているが、
歯科医院で『骨が吸収してしまってインプラントは難しい…』と言われた方もいらっしゃるかと思います。

骨の吸収が高度に起ると治療は大変困難になります。

今日のテーマは、吸収した骨を再生するための一つの方法をご紹介します。
それが、『 PRP 』です。

『 PRP 』とは『 Platelet Rich Plasma 』の略で
日本語では『 多血小板血漿 』と言います。

『 PRP 』とは『血液中の血小板を濃縮した血漿』のことであり、
近年、『 PRP 』が歯肉の治療や骨の増殖を促進する物質であることが、多くの研究により解明されてきています。( Saltz ら1991、Anitua 1999、Kassolis 2000 )

『 PRP 』を おおさっぱに言いますと濃度の濃い血液のことです。
骨の再生に大切な細胞がいっぱい詰まっています。
『 PRP 』を使えば、なんか骨がいっぱいできそうですよね。

この治癒に必要な成分が凝縮された『 PRP 』を歯周病やインプラント治療に応用することにより早期の回復が期待できます。

インプラント治療では、GBR法 ソケットリフト法 サイナスリフト法 スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)等に併用します。

骨の再生能力が高まります。

ただし、『 PRP 』を行えば、どのような状態でも骨が回復するわけではありません。
適応症があります。

また、GBR法は、骨の状態にもよりますが、治療の大変さがあります。
治療後に腫れたりする可能性もあります。

また、上顎の奥歯において骨の吸収が高度に認められる場合には、 サイナスリフト法という治療を行うことがあります。
この治療においても『 PRP 』を併用することがあります。
しかし、この サイナスリフト法はかなり大変な治療であり、術後の腫れも大きくなります。

今日の結論として、骨の吸収が高度にあってもインプラントはできます。
現在では、『 PRP 』
GBR法 ソケットリフト法 サイナスリフト法 スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)等多くの治療法が開発されており、今まで行えなかった状況でさえ
インプラント治療を可能にしています。
しかし、これらの治療に伴う大変さは必ずあります。

一番大切なことは、骨を吸収させない(悪くさせない)ことです。

私は 歯周病専門医ですので、当医院には重度の歯周病の患者様が多くいらっしゃいます。
しかし、 歯周病専門医であっても全ての歯を残すことはできないのです。
進行した歯周病であった場合、抜歯するしかない場合もあります。

また、あまりにも進行した歯周病の歯を放置することは非常に危険なことです。
先程書きました骨の吸収が起ってしまうのです。
また、歯周病細菌は、必ず他の歯にも感染します。
感染が拡大すると最終的には、全ての歯を失うことになってしまいます。
つまり総入れ歯になってしまうのです。

重度歯周病の患者様には このような話をしますが、
それでも、歯周病の治療を希望しなかったり、
ダメな歯の抜歯を希望されない場合があります。
そうした場合、感染はどんどんと進行してしまいます。
骨が吸収するのです。

その結果、何年か後にはさらに多くの歯を失うことになります。
歯を失って始めて
歯がないことの大変さ、
入れ歯の大変さ
を実感されます。

そして、固定式であるインプラント治療をご希望されることになるのですが、
その時にはすでに高度の骨吸収が起っており、
『インプラントができない!』
『インプラントができても非常に難症例であり、治療が大変!』
ということになってしまっています。

病気は進行すると治療することが困難になってしまいます。
例えば、糖尿病でも軽度であれば食事療法で改善することも可能ですが、
重度になると合併症を併発することも多くなり、
場合によって『死』の可能性も高くなります。
そのような状態では医師も手のつけようがなくなってくることもあります。

病気とは、早期発見、早期治療が最も大切です。



次回のブログは1/15(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『歯周病の恐ろしさ!』です。


今週(1/9〜11)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

元々 歯根破折を起こしており、
そのままの状態で長期間放置されていたケースです。

歯根破折した部位から感染が起こり、骨が高度に吸収してしまっているケースでした。

そのため、インプラント治療前に骨を増大させる治療法を行いました。
GBR法です。

そして骨が再生(増骨)するまで約3〜4ヶ月待ちます。

その後インプラントの埋込みになります。
今回はその手術だったのです。

それでは、GBR法を行った結果、骨は100%元に戻った(回復した)のかと言いますと
違います。

100%骨を元に戻すことは不可能です。

今回は、ある程度の回復(増骨)が達成できたため、インプラント治療が可能でしたが、
どうしても時間(期間)がかかってしまいました。

ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ が1本でした。

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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