インプラント周囲炎:その1

4/16(木曜日)です。
今日は、インプラントと歯周病の話をしたいと思います。

現在、新たに、歯周病の専門サイト(HP)を作製しているところです。

歯周病とインプラントは、非常に大きな関係があります。

このブログでも良く書きますが、インプラントは、虫歯にはなりませんが、
歯周病のような状態にはなってしまいます。

インプラントが歯周病のような状態になることを
『インプラント周囲炎』と言います。

インプラント周囲炎とは、インプラントが歯周病と同じような症状になることです。

インプラント治療後に歯ブラシが不十分になると
汚れは 歯肉とインプラントの境目から 内部に侵入していきます。
この汚れは 歯周病細菌と同様の細菌です。

そして、初期の段階では インプラント周囲の歯肉が腫れて行きます。
その後 インプラントを支えている 歯槽骨を吸収してしまいます。
最終的には インプラントは ダメになり、撤去することになります。

人工物であるインプラントには神経が通っていません。
そのため 初期の段階では 多くの場合、自覚症状がありません。
そのため、かなり状態が進行しなければ気付かないのが特徴です。

『インプラント周囲炎』にならないためには、
『歯磨き』が最も重要です。

インプラントを行う方は、もちろん 歯がない ということです。
歯がなくなる原因として最も多いのが、『歯周病』です。

歯周病になってしまう ということは、
その方が 歯ブラシがきちんとできていなかった ということになります。

『歯磨きがきちんとできていなかった』から歯がなくなってしまった
と言ってもいいでしょう。

そのため、歯周病で歯を失った方で、その後にインプラントを行うと
どうしても 歯磨きできちんとできない方 がいらしゃします。

多くの方は、歯周病で歯を失うと、大変なことになることを経験されていますし、
インプラント治療において高額な治療費を支払っていることもありますので、
『なんとかインプラントがダメにならないようにしたい!』
という強い意志をもっていらしゃいます。

しかし、時間の経過とともに そうした意識は少しづつ薄れて行きます。

だんだんと歯磨きがおろそかになっていくのです。

その結果、インプラント周囲に汚れが付着し、
『インプラント周囲炎』となってしまうのです。

インプラント周囲炎になってしまった場合には大変です。
状況によっては、インプラントを摘出することになってしまいます。

インプラント周囲炎の治療方法については、次回解説します。

今日は、これで終了です。
今週のインプラント手術報告は、お休みさせていただきます。
というのは、これから『往診』に行かなければならないからです。

当医院では、『往診』は行っていませんが、
知り合いの方で『緊急でどうしても治療をお願いしたい』という連絡が昨日あり、
本日の『往診』となったのです。

患者様は、現在『認知症』の方で、老人ホーム(?)で入れ歯をなくしてしまった
とのことでした。

歯が1本もない 総入れ歯の方ですから、早く作製しないと食事もできません。

入れ歯を紛失することは、『認知症』の方や 高齢の方で 良くあることです。

高齢の方にとって 食べることは、非常に大切なことです。
また、『認知症』の方にとっては、『噛む』という行為自体が大変効果が高いことです。

本日は、入れ歯の型取り と 噛み合わせを行います。
通常、総義歯の場合、型取り と 噛み合わせ には、2回以上の治療回数がかかりますが、
早急に作製しないといけませんので、
本日は、型取りの後、型に 石膏 という物を入れ、硬化まで、2時間程度待ち、模型を完成させます。
その後、模型上で、噛み合わせの装置を作製し、噛み合わせを行い、帰宅予定です。
半日は、かかるので、午前中から始めたいところです。

次回のブログは4/20(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『インプラント周囲炎:その2』です。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。