インプラント症例 ゴールデンウィークですね

5/4(月曜日)です。
昨日から当医院もゴールデンウィークです。
5/3(日)〜5/7(木)まで休診になります。

今日もインプラント症例の話のみになります。

今週(5/1〜2)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

この数日も非常に難症例が多かったのですが、
今回は、比較的簡単なケースについて解説したいと思います。

難症例というのは、『インプラントを埋込むための骨が少ない!』ということです。
骨が吸収してしまったのです。

骨が吸収してしまった原因については、このブログで良く書く内容です。
同じ内容になりますが、骨吸収が起る原因は、以下のようになります。

歯根破折
歯周病
欠損状態の放置
等です。

難症例になると、インプラント治療自体が大変になります。
手術自体が大変になりますので、治療後の腫れが大きくなり、
治療期間も長くなります。
また、骨吸収部位に対しては、骨の増大治療を行うのですが、骨の増大治療は魔法の治療ではありませんので、骨の再生(回復)程度には限界があります。
そのため、骨が吸収しないうちに対応することが最も重要なのです。

インプラント治療の失敗の多くは、難症例で起ります。

今回の話は、早期に対応ができたために、治療が比較的簡単に行えた症例をご紹介します。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎の奥から2番目の歯が 歯根破折したため、抜歯となった患者様です。
歯根破折した場合には、ほとんど抜歯となることが多いのです。
このブログでも 歯根破折による抜歯について よく書いています。

今回の患者様は、 歯根破折してから、抜歯までの期間が短かったため、骨吸収がさほど起っていませんでした。
歯根破折は、痛み等がないことが多く、被せ物等が取れて、来意されることが多いのです。
そして、検査の結果、 歯根破折が分かるのです。
歯根破折の場所にもよりますが、多くは抜歯になってしまいます。
しかし、患者様にとっては、抜歯はもちろん嫌なことです。
特に痛みや腫れの症状がない場合には、抜歯をためらうものです。
当然だとは思います。
ただし、 歯根破折した歯に再度 被せ物を行っても くっつかないのです。
そのため、脱離した被せ物を再度 接着剤で装着しても すぐ取れてしまいます。
そして、脱離した被せ物を再度付けるために来院されます。
このようなことを繰り返しているうちに、折れた部位から感染が起こり、
歯根周囲の骨吸収が起ります。
最終的に抜歯した時には、高度の骨吸収により難症例になってしまうのです。

話は、今回ご紹介する症例に戻ります。
歯根破折してから早く抜歯したため、骨吸収は最小限ですみました。
ただし、他の問題もかかえていました。
骨の高さがもともと少なかったのです。

上顎の奥歯の上方には、上顎洞という大きな空洞が存在します。
この空洞があるために、上顎の奥歯では、骨の高さに限りがあるのです。
今回のケースでは、骨の高さが6ミリ程度でした。
そのため、 『ソケットリフト法』という治療を併用し、インプラントを埋入しました。
このことで、長さ10ミリのインプラントを埋入することができました。

・ 使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ  直径4.8ミリ、長さ10ミリ が1本でした。

直径4.8ミリ というインプラントは、通常の太さより、太めのインプラントです。
インプラント治療を行う場合には、できるかぎり 長く、太い インプラントを埋込むことが
その後の将来性を大きく左右します。

今回の症例で、もし、もう少し 抜歯が遅れていた場合には、
直径4.8ミリ のインプラントは無理だったでしょう。
また、10ミリというインプラントも無理だったかもしれません。

無理ということは、インプラント治療ができない! もしくは、
骨移植等を伴う 上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を行う必要性があったかもしれません。
上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)はかなり大変です。

通常1年以上の治療期間がかかり、
手術後の腫れ等も大きくなり、
骨移植等の治療費もかかります。

早く対応すれば、それだけ、簡単に済むだけでなく、
将来性も高くなります。

今回の症例の話は、歯根破折を早めに抜歯して良かったという内容でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約1週間で完成した被せ物を装着し、完了です。
以外に治療回数はかからないものなのです。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、ソケットリフト法の費用も全て含まれています。

次回のブログは5/7(木曜日)になります。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。