最新インプラント症例ブログ

カテゴリー: インプラント症例報告の記事一覧
2010年4月15日

インプラント症例:39回目

4/15(木曜日)です。

ブログのデザインを変えてみました!!

今日もいつものように『インプラント症例の39回目』です。

本日の症例は、重度歯周病の患者様です。
全体的に歯周病が進行しており、当医院を受診した段階では多くの歯を抜歯しなければならないような状態でした。
歯周病については、歯周病専門サイトHP で詳しく掲載してありますが、歯周病を簡単に説明すると歯周病細菌による感染症 です。
歯周病細菌が歯周ポケット 内部に侵入することにより歯肉の炎症が起こり、さらに進行すると骨が吸収する 病気です。
骨が吸収すると歯がグラグラ とし、最終的に抜けてしまうのです。
一般的に歯周病の進行は遅いもので、歯が抜けるまで10年以上の歳月がかかります。
しかし、確実に骨吸収は進行していくのです。
そして、グラグラする! 腫れた! 等の症状が出始めた時にはすでに遅いことが多く、
抜歯となってしまうことがあります。

このブログは、インプラントのブログですので、歯周病の話しはこれくらいにします。
歯周病のブログは以下をご覧になって下さい。
   歯周病専門サイトブログ

本日ご紹介する患者様も歯周病が非常に進行していました。
それでは早速見てみましょう。
以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

私達歯科医師がこのレントゲンを見れば、非常に進行した歯周病であることはすぐ分かります。
しかし、当然のことながら一般の方が見ても分からないため、
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド02

骨吸収をする前が青線ですから 奥歯においてはかなり骨吸収を起こしているのが分かるかと思います。
さらに分かりやすくするために
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
スライド03

奥歯は、かなりの骨吸収を起こしていることが分かるかと思います。
以下の×印は抜歯と判断しました。
スライド04

しかし、問題なのはこのこれらの歯だけではありません。
他にも問題はかなりあります。
以下の△印は 抜歯まではいきませんが、歯周病が非常に進行している歯です。
将来性は悪い歯になります。
スライド05

先程の×印の歯を抜歯すると 左右の奥歯では噛めないことになります。
奥歯で噛めないということは、残っている歯にも負担が加わるということです。
先程もご説明したように△印の歯は骨吸収が高度に起こっている歯です。
つまり、△印の歯は噛む力の負担に耐えきれないような歯なのです。
残した厳しい歯をなんとか長期的に安定させるためにも 噛み合わせの安定が重要なのです。
まず、歯周病の治療が必要です。
このブログは、インプラント専門ブログですので、歯周病の治療内容については以下を参考にして下さい。
     1.ルートプレーニング
     2. 歯周外科処置(フラップ オペレーション)
     3.GTR法
     4.エムドゲイン法

以下は、抜歯後の欠損部位の治療方法です。
スライド06

上顎の奥歯を抜歯した後は、骨吸収が非常に進行しているため、インプラントを埋入するにはかなり厳しい状態でしたので、ブリッジで対応することになりました。
また、この治療方法の選択には治療費も大きく関わってきます。
全ての欠損部位をインプラントで行う場合、どうしても治療費が高額になってしまいます。
そのため、上顎の抜歯後は保険適応のブリッジで対応することにしました。
保険対応のブリッジの場合約15.000円(保険3割負担でブリッジを装着時にかかる費用)になります。
今回の治療で大切なことは、
 歯周病治療を徹底的に行うことと、
 噛み合わせの安定です。
治療費というのは、患者様にとって非常に大きなことです。
重度歯周病の状態を治療後に長期的に安定させるためには、どうしても噛み合わせの安定が重要になってくるのです。
最小限の治療費で最大限の効果が行える治療方法が今回の計画になりました。
次に右下の治療方法です。
右下の欠損部位には、インプラントもしくは義歯しか治療方法はありません。
義歯は 患者様にとって違和感があるだけでなく、噛み合わせが安定しにくい治療方法です。
そこで下顎右側の奥歯は、インプラント治療を選択しました。
スライド07

しかしここでも問題がありました。
スライド08

これでは インプラントを行うことはできません。
インプラント治療前にGBR法(骨増大法) を行う必要性があります。スライド09

以下のレントゲンは、
×印の歯を抜歯し、
歯周病治療を行い、
上顎の欠損部にはブリッジの仮歯を行い、
インプラント予定部にはGBR法(骨増大法) を行っているところです。
スライド10

上記にも書いたようにインプラント治療前には必ず歯周病治療を終了させておくことが必要です。
歯周病治療を行わないでのインプラント治療はあり得ません。
当医院ではインプラント治療をご希望される方には、歯周病検査 を必ず行います。
以下のレントゲンは、治療終了後になります。
スライド12

GBR法(骨増大法) を行う前と治療後の比較です。
スライド13

緑色の部分がGBR法(骨増大法) によって骨が再生した部分です。
治療後のレントゲンだけを見ると簡単そうに思えますが、そうではありません。
よくさまざまなホームページで、
『当医院でインプラント治療を行った方はほとんど腫れません!』
『インプラント治療はまったく大変な治療ではありません!』
というようなことを書いてあるサイトを見ます。
絶対嘘です!!
もちろんまったく腫れず、治療後にまったく痛みがないケースも多く存在します。
しかし、骨吸収が非常に進行したケースの場合、まったく腫れないなんてことはあり得ません。
GBR法(骨増大法) を伴うようなケースであれば、多少でも腫れることはありす。
それを正直に書いていないホームページを見ると
『嘘つき!』
と言いたくなります。
『腫れる!』
『痛い!』
なんてことを書くとマイナスイメージになるので、嘘でも 良いことばかりを書いているのです。
話しはズレてしまいましたが、骨吸収が進行するとどうしてもインプラント治療が大変になります。
そしても最も大きな問題なのは、残した他の歯です。
今回は、徹底した歯周病治療を行ったために歯周病の進行は停止しました。
しかし、一度失った骨は元に戻るわけではありません。
骨の支持が少なくなった歯は、当然のことならが健康な歯と比較すれば
その予知性(将来性)は低いものです。
再度歯周病が再発すれば、一気にダメになることもあります。
このような状態にならないようにすることが重要なのです。

今回の症例のテーマは、重度歯周病であった症例に対し、噛み合わせの安定を得ることで
その将来性を高めたケースです。

現在歯周病で悩んでいる方は、歯周病が進行しないうちにきちんと対応することが必要です。

次回のブログは4/19(月曜日)になります。
次回もインプラント症例です。
明日からの週末はインプラント手術予約がいっぱいですので、かなり忙しい3日間になりそうです。



今週(4/13〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

一昨日行ったインプラント手術の方は、今回で2回目のインプラントでした。
一度インプラント治療を終了し、メインテナンス(定期検査) を行っていた方です。
今回インプラント治療となった原因は、歯根破折 です。
この方は、本当に神経がない歯が多い患者様です。
今回も神経がない歯が折れたのです。

使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
私が今まで使用したどのインプラントメーカーと比較しても圧倒的に前歯部に関しては優れていると感じています。

今回のインプラント手術では、骨吸収も大きく起こっていたため、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
GBR法(骨増大法)
を行いました。


当医院では治療費の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、土台(アバットメント) の費用、仮歯
の費用、型を取る費用、治療経過のレントゲン撮影、セラミック等の被せ物の費用、
今回のスプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法 の費用、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
当医院では最初の治療計画時の費用以外は、追加費用は一切ありません。



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2010年4月12日

インプラント症例:38回目

4/12(月曜日)です。
今日も『インプラント症例(38症例目)』になります。

1週間に2回(月曜日と木曜日)に書いているこのブログですが、
毎回症例をまとめて書くのは結構大変なことなのです。
ブログを始めてからもう6年を過ぎ だいぶ慣れたとはいえ、
症例をまとめるのは それなりに大変なことです。
それでも 症例を書き続けるのには理由があります。
症例がその医院(歯科医師)が分かる表現方法だからです。

それでも 忙しい時には結構大変なんです。
昨日、一昨日の週末も 非常に混んでいたため、診療が終了したら もうヘトヘトでした。
特に昨日は本当に予約が混んでいた日でした。
私(院長)以外にも歯科医師は3名いましたが、それでも私が担当する患者様が一番多いので
大変忙しい週末でした。
また、診療が終わってからも すぐ帰れるわけではなく、
雑用はいっぱい残っています。
特に時間がかかるのが『治療計画』です。
昨日も全ての仕事が終わったら 日付が変わっていました。
そして 全ての雑用が終わってから このブログを書いています。

前置きが長くなりました。
今日で この症例シリーズも 38症例目になりましたが、
いつもは骨吸収が大きかったりしてさまざまな問題があるケースに対して、
いろいろと工夫をした症例をご紹介しています。
本日のケースは、今まで紹介した中では最も簡単な症例です。

本日のテーマは、
1.治療方法の選択
2.早期対応
といった点をテーマに解説していきます。

歯が欠損している場合の治療方法には以下のように いくつか考えられます。
1.義歯(入れ歯)
2.天然歯を削り固定式のブリッジ
3.インプラント
4.自家歯牙移植
です。

どの治療法が一番優れているということではありません。
上記の4つの治療法にはそれぞれ 特徴があり、利点、欠点もあります。
それぞれの利点、欠点と簡単に説明します。

1.義歯(入れ歯)
  利点
  ・ブリッジのように治療のために欠損部の両側の歯を削る必要性がない
  ・比較的治療期間が短い
  ・保険が適応されるので、もっとも治療費が安い
  ・インプラントのように外科的治療がないので全身的に問題がある方に適していることがある
  欠点
  ・違和感が非常に強い
  ・取り外し式である
  ・義歯を固定するのための金具がつくことがあり、審美的に問題がある
  ・顎の骨が吸収したりした場合には定期的に再製(修正)が必要

天然歯を削り固定式のブリッジ
  利点
  ・固定式である
  ・義歯と比較すると違和感が非常に小さい
  ・多くの場合保険が適応される
  ・治療期間が比較的短い(状況により2回の治療回数)
  欠点
  ・歯を削ることが必要
  ・保険の場合、奥歯は金属製になってしまうため、審美的に問題が残る
  ・欠損部に加わる力を削った歯で補うため、土台となった歯に負担が加わりやすい
   特にブリッジとなる歯が神経がな場合にはトラブルが起こりやすい

3.インプラント
  利点
  ・固定式なので違和感が少ない
  ・義歯と比較すると圧倒的に審美的回復が可能なケースがほとんど
  ・ブリッジのように歯を削らない
  ・残った天然歯に負担をかけない
  ・義歯と違い、ほとんど天然歯を同じような感覚で噛むことが可能
  欠点
  ・外科治療が必要
  ・保険が適応されないため、治療費が高額になる
  ・治療期間が長い
  ・骨吸収が高度に起こっていると治療が大変もしくはできないこともある

4.自家歯牙移植
  利点
  ・固定式なので違和感が少ない
  ・ブリッジのように歯を削らない
  ・残った天然歯に負担をかけない
  欠点
  ・一般的に移植する歯は親知らずであるため、
   親知らずがなかったり、虫歯になっていたり、埋まっている歯であったり
   した場合には適応にならないことが多い
  ・通常、ダメな歯を抜歯と同時に親知らずを移植するため、
   すでに歯が欠損している部位への移植は適応とされない
  ・ほとんの場合、移植した歯の神経は死んでしまうため、
   結果として神経がない歯が移植されることになる。
  ・現実問題として移植の適応症は非常に少ない


次に、もう一つの本日のテーマである『早期対応』です。
歯が欠損した状態が長く続くとさまざまな問題が起こります。
欠損した歯の周囲の歯が動いたり(歯の移動)、
噛み合う上下顎の歯も動きます(歯の挺出)。
また、歯がないと顎の骨が吸収 してきます。
欠損部位では噛めないため残っている歯へ負担が加わり、その結果さらに多くの歯を失うことになる。

上記のような問題が生じた場合、その後に治療を行っても完全に問題を回復ができないことも多いだけでなく、残っている歯への影響が強くなります。
歯が欠損している場合には可能なかぎり早急に対応することが重要です。

前置きが長くなりましたが、本日の症例の説明を始めたいと思います。
患者様は、上顎の左右の奥歯を他歯科医院で抜歯されたため、噛めないとのことで当医院を受診されました。
以下のレントゲンが初診時になります。
スライド1

以下の●:赤丸が歯がない部分になります。
スライド2

患者様は、左右の奥歯が欠損してから
『噛みにくい!』
とのことでした。
下のレントゲン写真は、上下顎の歯が噛み合っている位置を表したものです。
スライド3

今日の最初に解説したように このような場合の治療方法には、
1.義歯(入れ歯)
2.ブリッジ
3.インプラント
が考えられます。
どの方法が良いのでしょうか?
まず、上顎の右側の奥歯の欠損に対しては 上記の3つの治療法とも可能です。
しかし、患者様は取り外し式の義歯は ご希望されませんでした。
次にブリッジはどうでしょうか?
上顎右側の欠損の両側は、無傷(なにも削られたいない歯)の歯です。
できれば 治療のために歯を削りたくないものです。
上記のように利点、欠点をご説明したところ、インプラント治療を選択されました。
上顎左側については、欠損の奥に歯がないため、
治療の選択肢は、義歯 もしくは インプラント治療のどちらかになります。
患者様は、インプラント治療を選択されました。
また、こうした治療法を選択する場合、単に患者様のご希望だけで決められるものではありません。
骨の吸収状態にも影響されます。
例えば、骨吸収が非常に大きい場合には、インプラント治療が非常に難しくなることがあります。
特に上顎の奥歯では、骨吸収が非常に高度に起こっていることがあります。
もし、骨の高さがほとんどない状態まで骨吸収していた場合には、骨の移植手術を行わないとインプラント治療ができません。
この治療をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) は、それなりに大変な治療ですので、治療内容のご説明をすると インプラント治療をあきらめてブリッジや義歯等の他の治療法を選択される方も多いのです。
それでは、この患者様の骨吸収の程度はどうでしょうか?
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド4

以下のレントゲンは、
上顎洞(空洞部分)を緑色
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
確かに骨吸収はありますが、インプラント治療を行うには さほど問題はありません。
スライド5

ソケットリフト法
多少のGBR法(骨増大法)
を行うことで十分対応可能です。
スライド6

以下のレントゲンは、インプラント手術直後です。
スライド7

このようなインプラント手術は非常に簡単です。
腫れたりする確立も低いものです。
ソケットリフト法 は、上顎の奥歯が骨吸収を起こしていて 長いインプラントを埋め込むための適切な高さがない場合に行う治療です。
一般的に 骨の高さが5ミリ程度存在していれば可能な治療法です。
ソケットリフト法 は、難しい治療ではありません。
しかし、2〜3ミリ程度しか骨の高さが存在しない場合には、通常ソケットリフト法 を選択しません。
この場合には、骨移植を伴う大変なサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行うことになります。
治療の簡単さも どの治療を行うかの選択の一つになります。
以下のレントゲンは、インプラント治療終了時です。
スライド8

このレントゲンに上顎洞 を記入したのが 以下になります。
スライド9

この患者様は、この時点でインプラント治療を選択されたことが最も良かったことです。
その理由として、欠損状態を放置すると さまざまな問題が起こります。
噛み合わせが変化したり、骨の吸収が起こります。
歯がないと骨は吸収するのです。
この詳細は、以下をご覧になって下さい。
   歯がないまま長期間そのままになっていると骨吸収を起こす
もし、今回インプラント治療を行わなければ、もっと骨吸収を起こしていたでしょう。
骨吸収が起こった結果、インプラント治療が難しくなり ブリッジしか選択肢がなくなってしまったかもしれません。
ブリッジは、歯を削る治療ですので、健康な歯を傷つけてしまう結果になります。
骨吸収が少ない状態でインプラント治療を行えたことが最も良かったことです。
今回の紹介した患者様は 早めの判断の結果、歯を削らずに最小限の治療が達成できたのです。
早めに治療を行えば、簡単に治療を完了させることができるのです。

現在 歯が欠損している方は、できるかぎりお早めに治療した方がいいです。


次回のブログは4/15(木曜日)になります。

本日から歯周病ブログで新しいテーマを始めました。
歯周病ブログ をご覧なって下さい。
テーマは、『歯ぎしりは 歯をダメにする大きな原因! これを知らないと歯科は語れない!』です。


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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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2010年4月8日

インプラント症例:37回目

4/8(木曜日)です。
今日もまだまだ続く『インプラント症例(すでに37症例目)』になります。

今までの症例報告をご覧になりたい方は、さかのぼってご覧になって下さい。
いろいろな治療ケースがご覧になれますので、
現在悩んでいるような状態と同じような症例もあるかと思いますので、
参考にして下さい。

さて本日の症例は、治療中の仮歯を工夫したケースです。

インプラント治療を行う場合、治療期間中をどうするかが大きな問題です。
インプラント治療を行うということは
歯がないことになります。
欠損している部位にインプラントを埋入するわけですから…
また、インプラント治療はどうしても治療時間(期間)がかかります。
一般的にインプラントを埋入してから 骨と結合(くっつく)までには、
一定の時間(期間)がかかります。
上顎では約3〜4ヶ月、
下顎では約2〜3ヶ月
です。
そのため、骨とインプラントが結合するまでは安静にすることが必要です。
具体的にはその期間歯がないということになります。
これでは困りますよね。
どうにか仮歯があったり、仮の義歯を作成することはできないのでしょうか?
可能です!
基本的にインプラント治療期間中は歯がないということはありません。
インプラント手術直後から噛めるようにします。
ただし、
固定式の仮歯にするのか?
義歯(入れ歯)にするのか?
は、口腔内の状態によって大きく変わります。
欠損部位の両側に歯が存在していれば、固定式の仮歯(ブリッジの仮歯)を作成します。
しかし、
歯が多数欠損している場合や、
総入れ歯のような方には固定式は難しいことです。
このような方の場合、基本的に義歯(入れ歯)を使用しながらインプラント治療を進めていきます。
ただし、特殊な治療方法として
インプラントを埋入時(手術当日)にインプラント自体に固定式の仮歯を装着する方法もあります。
この方法をインプラント即時加重(負荷):インプラント手術当日に固定式の仮歯まで行う治療法 と言います。
ただし、この方法は全てのケースで適応されることはありません。
インプラント即時加重(負荷) の適応基準にはいくつかありますが、最も重要なこととして、
『骨吸収がほとんどなく、埋入したインプラントがしっかりと安定していること!』です。
もっと言えば、インプラント即時加重(負荷) が適応されるケースが少ないのが現状です。
そのため、多数の歯がない方は、どうしても義歯(入れ歯)を使用しながら インプラント治療を進めることになります。
ただし、患者様によっては
『どうしても義歯を使用したくない!』
と言われる方も多いのです。

今回ご紹介する患者様は、上顎に歯が3歯(本)しか残っていない方です。
しかもこの3歯(本)が全て歯根破折 をしています。
3歯(本)とも抜歯が必要です。
しかし、患者様は
『インプラントの治療期間中 どうしても義歯(入れ歯)を使用したくない!』
との強い希望を持っていました。
また、この患者様の骨は非常に大きな吸収を起こしていました。
つまり先程ご説明したインプラント即時加重(負荷) が適応ではない患者様です。
それでは、歯根破折 した3歯(本)のみしか残っていない状態で固定式の仮歯は可能なのでしょうか?
前置きが長くなりましたが、これを可能にした症例をご紹介します。
10年以上前の症例ですのでレントゲン写真の写りが悪くて見にくいかもしれません。


患者様は、上顎の前歯部が3歯(本)しか存在しない状態でした。
その3歯(本)でブリッジをしていたのです。
上顎の左右の奥歯は、欠損している状態でした。
奥歯の義歯は作成したのですが、違和感が強く使用できない状態でした。
このような方は、本当に多いですね。
奥歯の義歯を使用しない状態が続いたため、上顎の前歯部に負担がかかり、歯根破折 したのです。
当院にいらした時にはすでに上顎の前歯部のブリッジはグラグラでした。
以下は、初診時の口腔内写真とレントゲン写真です。
スライド01

写真が小さくて見にくいかもしれません。
真ん中の口腔内写真を見ると 一見 歯がきちんとあるように見えるかもしれません。
しかし、上の写真を見ると前歯部分しか歯がないことが分かります。
上顎の奥歯には歯がないのです。
上顎の前歯部には、3歯(本)のみが残っています。
そして、この3歯(本)で6歯分のブリッジとなっていたのです。
上顎の前歯部のブリッジ自体がグラグラと動いていたのです。
グラグラしているブリッジを撤去したのが下の写真です。
インプラント診査時のレントゲンです。
スライド02

上顎前歯部に3歯のみが残っているのが分かるかと思います。
以下の●:赤丸が歯根破折していたのです。
スライド03

この歯は抜歯するしか方法がない状態でした。
スライド04

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

以下のレントゲンは、
上顎洞(空洞部分)を緑色
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
上顎の左右奥歯では、骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド06

残っている上顎の3歯は、歯根破折 していますし、奥歯は高度の骨吸収を起こしています。
非常に難しいケースですね。
しかも 患者様は、『義歯は嫌!』というご希望ですから…
難題が多いケースです。
いろいろと考えた結果、とりあえず 上顎の3歯を抜歯しないで インプラントを埋入する計画を立てました。
つまり、残っている3歯でブリッジの仮歯を作成し、欠損している部位にインプラントを埋入する方法です。
そして、インプラントと骨が結合したら 歯根破折 している3歯を抜歯して、今度はインプラントを土台とした仮歯に変更するという治療計画です。
スライド07

まず、インプラント治療に先立ち、上顎前歯部に仮歯(仮のブリッジ)を作成することになりました。
残っている3歯を土台として、8歯分の仮歯を作成しました。
その時の写真が以下になります。
スライド08

とても仮歯には見えないですね。
また、義歯を使用しなくても歯がないようには見えません。
初診時のブリッジよりも左右に1歯づつ歯を延長させていますので、
これだけでも見た目はかなり改善されたと思います。
この状態でインプラント治療を開始します。
この時点で患者様は、きれいになった見た目に満足されていました。
以下が具体的なインプラントの埋入計画です。
6本のインプラントを埋入します。
スライド09

そして、11歯分の歯を作成するという方法です。
また、奥歯の骨吸収が大きい部位は、ソケットリフト法 という方法でインプラントを埋入しました。
また、このレントゲンでは分かりませんが上顎の前歯部も骨吸収が非常に大きかったため、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) GBR法(骨増大法) にて骨の増大を行いながらインプラントを埋入する計画を立てました。
さらに骨吸収が進行している最も奥には、インプラントを埋入せずにカンチレバー という方法で被せ物を作成することにしました。
以下が被せ物を含めた最終的な治療計画です。
スライド10

以下のレントゲンは、3歯を残してインプラントを埋入した直後です。
スライド11

さまざまな治療方法を組み合わせて治療を行うことにより難症例に対応できるのです。
スライド12

以下は、治療終了後です。
スライド13

スライド14

治療期間中、固定式の仮歯を使用していたため、
見た目(審美面)、
噛むこと(食事)
に問題がなく過ごすことができました。
このまま1年に2回の間隔でメインテナンス(定期検査) を行っていました。
そして、5年が経過したことろで、他の問題が起こりました。
また、歯根破折 です。
スライド15

本当に神経のない歯は問題が起こりやすいです。
この歯も抜歯となりました。
スライド16

抜歯後はインプラント同部もインプラント治療を行い、現在は以下のような状態です。
スライド17


今回のテーマは、インプラント治療期間中の歯がない期間をどうするか?
というお話でした。
現在インプラント治療を考えられている方で
治療期間中がご心配な方は、担当歯科医師にご相談下さい。

今日はだいぶ話が長くなりましたので、これで終了です。
次回のブログは4/12(月曜日)になります。

最近は難しい話ばかりでしたので、次回はよくある簡単なケースの話をしたいと思います。
お楽しみに!


次回も『インプラント症例』です。


 インプラントモニター募集(20%割引
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さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年4月5日

インプラント症例:36回目

4/5(月曜日)です。
今日も『インプラント症例(36回目)』になります。

今日このブログを始めて見られる方がいらっしゃいましたら 是非今までの症例もご覧になって下さい。
きっと患者様にあった症例もあるはずです。

それでは本日のブログを始めたいと思います。
いつもご紹介する症例は、骨吸収が起こっているケースばかりです。
骨吸収を起こす原因は以下のようなことです。
1.歯根破折
2.歯がないまま長期間そのままになっている
3.歯周病
しかし、今回ご紹介する患者様は、欠損数は多いですが、骨吸収がさほどないケースです。
そのため、インプラント治療自体はさほど難しいことではありませんでした。
約10年前に行った治療です。
10年以上前は、まだデジタルレントゲンではなかったため、フィルムの古いレントゲンです。
そのため、久しぶりにカルテから取り出したら、かなり劣化して見にくくなっていました。
カルテに入れたままにしておくのではなく、
もっときちんと管理していれば…と後悔しました。

以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド01

ちょっと見にくいですが、骨吸収はさほどない状態でした。
患者様は、『入れ歯ではなく、固定式の歯で噛みたい!』という強いご希望を持っていました。
ここで問題なのは、歯がない部分に何本のインプラントが必要かということです。
現在 下顎の欠損数は9歯です。
スライド02

必要なインプラントの数というのは決まっているものではありません。
骨吸収が大きく、短いインプラントしか埋入できなかったり、
噛み合わせ(歯ぎしり等がある)が悪かったりした場合には、
インプラントの本数を多くして強度を増強することが必要です。
一般的には、欠損数の半分程度のインプラントが必要です。
今回下顎の欠損数は 9歯分ですので、
5本のインプラントを埋入することにしました。
また、上顎の左側の奥歯の2歯欠損にもインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド03

インプラントにどうしても治療費がかかってしまいますので、他の部分は全て保険診療で行うことにしました。

患者様のご希望も含め、現在大切なことは欠損部をインプラント治療により噛めるようにすることです。
そのため、インプラント治療にかかる治療費を最優先させ、
他の天然歯の治療は保険で行うことです。
こうしたことで、患者様のご希望である 固定式で奥まできちんと噛める状態が達成できたのです。
以下がインプラント治療終了後 10年経過した状態です。
スライド04


さて、これで全てが終わったわけではありません。
インプラント治療の終了が治療のゴールではないのです。
インプラント治療部位も含め、他の天然歯の部分もダメにならないように管理することが大切なのです。
メインテナンス(定期検査) が重要なのです。

もともとこの患者様が歯がダメになった原因は、虫歯です。
患者様曰く、小さい頃から歯が悪く いつも歯科医院を受診していました。
しかし、ある時から虫歯治療を行った被せ物が脱離(取れてきた)し、
『虫歯が深いから抜歯です!』と歯科医院で言われ続けてきた結果、
多くの歯を失うことになってしまいました。

多くの歯を失うことになってからも
歯科医院の転院を繰り返して、最終的に当医院にたどり着いたのです。
虫歯治療を繰り返してダメになった大きな理由として
神経がない歯が多いからです。
神経のない歯は 非常に脆く 通常の噛む力でも割れることがかなりの確立であります。
また、神経がない歯が虫歯になっても 痛み等がありませんので、分からないうちに進行していることもあります。
神経がない歯は本当にリスクが高いのです。
ちなみに神経のない歯を赤丸:●で表示します。
スライド1

ほとんどの歯が神経がないのが分かるかと思います。
先程も書きましたが、患者様は当医院を受診するまでに 小さい頃からづーっと歯科医院に通院をし続けてきました。
しかし、通院していたにも関わらず どんどんと歯がダメ(抜歯)になっていったのです。
きちんとした治療がなされていなかったのもあるかと思いますが、
適切なメインテナンス(定期検査) をされていなかったのも事実です。

患者様は、当医院でのインプラント治療が終了後すでに10年という歳月が過ぎました。
しかし、その10年間は抜歯がないだけでなく、1回の再治療も行っていません。
治療後、づーっと問題なく維持されてきたのです。
これは、患者様の日々の適切な歯磨きができてこそです。
また、10年間つーっとメインテナンス(定期検査) に通院されています。
この継続的な努力も良好な結果をもたらしたのです。

現在は、まったく問題がないので、6ヶ月に1回のメインテナンス(定期検査) となっています。
このまま20年、30年…と問題なく維持していきたいものです。

本日の症例のテーマは、
今まで年々歯がダメ(抜歯)になっていた方でも きちんとした治療と その後の適切な維持管理ができれば、トラブルなく維持できるという症例のご紹介でした。


次回のブログは4/8(木曜日)になります。
今日も『インプラント症例』です。

今週(4/9〜11)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日行ったインプラント手術の患者様は、インプラントモニター の患者様でした。
最近は、インプラントモニター(20%割引) をご希望される方の方が多いくらいです。

初診時は、以下のような状態で来院されました。
スライド05

下顎の左側の奥歯がかなり以前から欠損していました。
そのため、食事のほとんどを右側で食べることになっていました。
ところが、少し前から上顎の左側の奥歯で噛むことができなくなってきました。
上顎左側が歯根破折 していたのです。
歯根破折 についてはこのブログでも良く紹介する内容です。
スライド06

歯根破折 している場合、抜歯となることがほとんどです。
スライド07

この歯を抜歯すると奥歯では噛めなくなるとの思いから
当医院を受診された患者様です。

また 診査の結果、さまざまな問題が起こっていました。
その一つが、噛み合わせのズレです。
下顎の右側の奥歯が欠損した状態で長期間放置してしまったため、
噛み合う上顎の歯が挺出してきたのです。
以下のレントゲンは、噛み合わせのズレを表示したものです。
青線は、正常な状態を表した状態です。
スライド08

以下の赤線は、現在の患者様の状態です。
スライド09

上顎の歯が挺出し、噛み合わせが斜めになっているのが分かるかと思います。
青線赤線を合わせたのが以下の写真です。
スライド10

『奥まできちんと噛みたい!』という患者様のご希望もあり、
以下のような治療経過になりました。
上顎の埋入部位はまだ決まっていませんが、以下のようにインプラントを埋入できれば、
最も噛める状態になります。
スライド11

昨日は、下顎の左側に2本のインプラントを埋入しました。
スライド12

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) を2本です。
麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、2〜3ヶ月後に型を取ります。

治療費
治療費は、インプラントモニターですので、
1本168.000円(消費税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、静脈内鎮静法の費用も全て含まれています。
当医院では最初の治療計画時の費用以外は、追加費用は一切ありません。



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2010年4月1日

インプラント症例:35回目

4/1(木曜日)です。
今日も『インプラント症例』になります。
35回目です。
いつも見ていられる方にとっては、症例も あきてきたかもしれません。
ためになるような症例があればご紹介していきますが、
来週からインプラントの最新情報もご紹介したいと考えています。

さて、本日の症例は、歯がほとんどない方のインプラント治療です。
だいぶ前のケースです。
もう10年近く経っているケースです。
患者様は、上下顎の歯が グラグラ で食事がほとんどできない状態で来院されました。
歯周病の検査をすると 歯を支えている骨は、ほとんど吸収してしまっている状態でした。
私は、日本歯周病学会の歯周病専門医 ですが、
どのような状態でも歯を残せるわけではありません。
今回の患者様は、歯を支えている骨がほどんと吸収 してしまっていました。
どの程度骨吸収が進行していたかと言いますと
『歯を支えている骨が90%以上吸収していた!』のです。
もうグラグラです。
いつもと違い、初診時の口腔内写真から見てみましょう。
スライド1

骨吸収が進行しているため、歯がグラグラ と動いているため、歯と歯の隙間が大きくなっています。
また、歯周病の原因となっている歯石が大量に付着しているのが分かるかと思います。
以下の写真は、上下顎を内側から見たところです。
スライド2

左側の奥歯は、欠損しています。
それでは、初診時のレントゲンを見てみましょう。
スライド3

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド4

以下のレントゲンは、
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド5

先にも解説したように すでに90%以上の骨が吸収してしまっている状態でした。
大変な状態です。
問診で患者様は、歯磨きを行う習慣がほとんどなかった ことが分かりました。
歯石の付着状況からしても 患者様は、歯磨きがほとんど行われていなかったことが分かります。
歯周病は感染症 です。
歯石の内部には、細菌(歯周病細菌)がいっぱい生存しています。
この細菌が原因となり、骨吸収が起こったのです。
歯周病の治療の中には、失った(吸収した)骨を再生(回復)させる治療法があります。
GTR法 エムドゲイン法 です。
しかし、これらの骨再生治療は 魔法の治療法ではありません。
骨が再生するといっても骨再生には限界(適応症) があります。
私自身も歯周病専門医 ですから、こうした骨再生治療 を含め歯周病治療 が当院の診療の基本になっています。
しかし、この患者様の場合、とても保存することができない状態でした。
1歯を残して全て抜歯と診断しました。
スライド6

それでは、
『抜歯と診断した歯以外は、本当に残すこができなかったのでしょうか?』
徹底した 歯周病治療 を行えば、もう何本か(3〜4歯程度)保存することは可能かもしれません。
しかし、あと数本の歯を抜歯しないで残したとしても その将来性はほとんどありません。
結果的にすぐにダメになってしまうでしょう。
また、完全にダメな歯を中途半端に残してしまうと
逆に治療計画が難しくなってしまいます。
特に抜歯後にインプラント治療を計画した場合、
ダメな歯を無理矢理残すとさらに問題が大きくなってしまいます。
例えば、下顎の右側の奥歯を2歯のみ、下顎の左側の奥歯を1歯のみ、下顎の前歯部を2歯のみ
なんとか残せたとします。
そして、抜歯した欠損部には、インプラントを埋め込んだとします。
しかし、無理矢理残した歯は グラグラしているため噛むことはできません。
せっかく治療を行ったのに 食事が十分にできません。
また、無理矢理残した歯も近いうちにダメになっていきます。
インプラントによって欠損部を治療したとしても 
残した歯がダメになってしまえば、また欠損部ができてしまいます。
そして、また新たに欠損部にインプラント治療を行うことが必要になってしまうのです。
こうしたことを繰り返すとインプラントを埋入する本数もどんどんと増えていきます。
治療費も年々増加していくだけです。
治療もいつまでたっても終わりません。

患者様にとって抜歯ということは、非常にためらうこと(嫌なこと)ですが、
私達歯周病専門医 からすれば、
『この歯は徹底した治療を行えば、十分治る!』
『この歯は絶対に治らない!』
『ダメな歯を無理に残すと 逆に問題が大きくなる!』
といったことが分かるのです。
そのため、
歯を残すことで治療を複雑にしたり、
他の歯へ感染してさらに悪化させたり、
いつまでも治療が終わらなかったりすると判断した場合には、抜歯と診断します。
将来性を考えた 適切な治療計画がないと決して良い結果にはなりません。

こうしたことに患者様はご理解していただけました。
患者様ご自身もほとんどの歯がグラグラで
指で触っても取れてしまう状況であることは十分に分かっていましたので、
患者様のご希望は、
『早く きちんと噛めるようになりたい!』
『 再治療を繰り返すようなことはしたくない!』
『将来的にも不安がない治療を行いたい!』
『審美的にも問題がない状態にしたい!』
『治療費も最小限にしたい!』
とのご希望がありました。
また患者様は、今まで義歯(入れ歯)を使用した経験がなかったために、
義歯への不安をかなり持っていました。
そこでまずダメな歯を抜歯し義歯(入れ歯)を作成することから始めました。
義歯は抜歯前に型を取り、作成しておきます。
そして、抜歯と同時(当日)に義歯を装着します。
歯がないという期間は1日もありません。

義歯(総入れ歯)になった状態で暫く経過をみていただきました。
義歯にはなかなかなれない状態でしたが、上顎はなんとか使用できるようでした。
しかし、下顎の義歯は違和感が強くまったく使用でいない状態でした。
そこで、下顎にはインプラントを埋入し、完全固定式のブリッジを作成する計画を立てました。
以下のレントゲンは、抜歯後のインプラント診査時です。
スライド7

インプラントの治療計画は、骨吸収等を考え以下のようになりました。
スライド8

以下のレントゲンは、下顎のインプラント治療が終了した後です。
スライド9

下顎は、完全固定式ですので もともと歯があった状態に回復できたのです。
患者様も何十年ぶりに、きちんと食事もでき、審美的にも満足できると 非常に喜んでいただけました。
上顎については、このまま義歯のご使用に問題がなければ、そのまま使っていただきますが
ご希望により インプラントによる固定式のブリッジを作成することも可能です。

今朝は、起きるのが遅くなり、アップが遅れたため これで終了です。


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2010年3月29日

インプラント症例:34回目

3/29(月曜日)です。
今日も『インプラント症例』です。
この症例シリーズもすでに34回目です。
つまり、34症例も紹介したことになります。
どの症例もさまざまな問題があり、大変な治療もありました。

現在インプラント治療で悩んでいる方の中にも
今までの『インプラント症例』の中に当てはまるような症例もあるかもしれません。
是非探されて ご覧になって下さい。

今回の症例も骨吸収が大きくあったために、治療方法を工夫したケースです。
本来は、骨吸収が起こる前に
きちんと治療するとか
ダメならダメで抜歯するとか
なにかの手だてを行うことが必要ですが、
現実問題として、悪い状態を放置してしまっている方が多くいらっしゃいます。

本日ご紹介する患者様も 悪い状態が放置したために
骨があまりにも吸収しすぎてしまったのです。

話より実際の症例を見た方が分かりやすいので早速見てみましょう。
以下は、初診時のレントゲンです。
上顎の左側の奥歯がグラグラして腫れて 痛い!
とのことで来院されました。
スライド1

以下のレントゲンの赤丸が問題となっている歯です。
スライド1

上顎左側の奥歯は、もうグラグラです。
指一つで取れてしまいます。
その手前の2歯は、だいぶ前に抜歯となっていました。
現在は、この欠損部は義歯(入れ歯)を使用していました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド2

さらに分かりやすくするために
以下のレントゲンは、
上顎洞(空洞部分)を緑色
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
奥歯では、骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド4

上顎左側の奥歯は、抜歯です。
スライド3

抜歯を行うと欠損は、3歯分になります。
それでは、骨吸収ががった奥歯には、インプラントを埋め込むことが可能なのでしょうか?
もし、抜歯を行った奥歯にインプラントを埋入すると以下のようになります。
スライド5

抜歯を行った奥の部分には、このままではインプラントを埋入することは無理なことは分かると思います。
もし、この部分にインプラントを埋め込むためには、骨の移植手術が必要になります。
骨の移植手術とは、サイナスリフト法(上顎底挙上術) のことです。
私自身もサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行うことはあります。
しかし、可能なかぎり避けたい治療です。
その理由として、かなり大変な治療だからです。
まず、移植を行う骨を 口腔内のどこからか取ってこないといけません。
これが、大変なのです。
また、取ってきた骨を上顎洞の中に挿入する治療も大変です。
治療後に大きく腫れる確立が非常に高く、
治療を受ける患者様にとって非常に大変な治療になります。
そのため、可能であれば、避けたいと考えています。

患者様自身も
『仕事のこともあり、腫れるような大変な治療は行いたくない!』
とのご希望がありました。
そこでカンチレバー という治療方法を行うことにしました。
具体的には以下のような治療方法です。
スライド6

3歯欠損に対し、手前に2本のインプラントを埋入し、
奥にはインプラントを埋入しない方法です。
ただし、作成する歯の部分は、3歯分です。

抜歯後、インプラント手術が終了した直後が以下のレントゲンです。
スライド7

埋入した2本のインプラントの奥には、大きな穴が開いています。
以下のレントゲンは、治療終了後です。
スライド8

治療終了後の状態に骨吸収を表す線を記入したのが以下のレントゲンです。
スライド9

インプラントを埋入しなかった奥歯の部分には、骨吸収による穴があるのがわかると思います。

それでは、こうしたカンチレバー は、大丈夫なのでしょうか?
噛み合わせ等が安定していれば、問題はありません。
しかし、この患者様は噛み合わせが強い方でした。
そのため、就寝時にはナイトガード という歯ぎしり防止装置を着用していただいています。
また、インプラントの被せ物自体に過大な力が加わった場合には、
わざと 被せ物自体が緩んでくるようなシステムをとっています。
具体的には、インプラントの被せ物を『ネジ固定式』 にする方法です。
通常、セラミック等のインプラントの被せ物は、強力な接着剤で取り付けます。
一般的な差し歯やブリッジと同じです。
しかし、こうした接着剤でしかかり固定してしまうと
もし、過大な力がインプラントの被せ物に加わった場合、
インプラント本体にも過大な力が加わることになります。
このようなことが起こるとインプラント本体が動いてしまうことがあります。
万が一、インプラント本体が動くと インプラント治療は失敗です。
また、セラミック等のインプラントの被せ物に過大な力が加わると欠けたりすることがあります。
もし、セラミック等の被せ物を強力な接着剤で固定した場合には、
欠けてしまっても修理が難しくなってしまいます。
そのため、なにか問題があった場合でも インプラントの被せ物が取り外すことができれば、
欠けたセラミックを修理することも可能ですし、
インプラントの被せ物に過大が力が加わった場合にも
インプラントの被せ物自体が緩んでくれるため、インプラント本体のダメージも防げます。
これが、『ネジ固定式』 です。

具体的には、歯の噛む面に小さなネジの穴が開いています。
メガネに使用するような小さなネジです。
接着剤で被せ物を固定するのではなく、この小さなネジで被せ物とインプラント本体を固定する方法です。
これが、『ネジ固定式』 なのです。
『ネジ固定式』 の場合、過大な力が加わるとネジが緩んできます。
そうすると被せ物が少しグラグラしてきます。
被せ物自体がグラグラと緩んでくるとにより、
インプラント本体に負担が加わるのを防ぎます。
患者様ご自身は、食事をすると『なんか歯がグラグラする!』と感じるようになります。
このようなことが起こったら、来院していただきます。
そして、歯科医院で被せ物を固定してあったネジを再度締め付けます。
こうすれば元に戻るのです。

インプラント治療が終われば、絶対に一生問題が起こらないということではありません。
インプラント治療は ブリッジ や 差し歯 の治療と比較すれば その成功率は非常に高いものです。
しかし、100%という治療法はありません。
そのため、リスク回避といったことを考えることが重要なのです。

この方は、実際にメインテナンス(定期検査) の中で被せ物を固定していたネジが緩んできたことがありました。
この時には、再度ネジを締め付けなおし、現在問題なくご使用していただいています。


次回のブログは4/1(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。
さまざな症例をどんどんと報告します!


現在、インプラント基礎ブログ では、面白いテーマでブログを書いています。
そのテーマは、『インプラントの本当の治療費は?:隠された追加費用のなぞ』です。
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本当に安いのか?
という話の真実についての 裏話 を解説しています。
先週から始めたばかりの連載シリーズですので、是非ご覧になって下さい。
先週の基礎ブログは、以下です。
   インプラントの本当の治療費は?:隠された追加費用のなぞ:その1


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年3月25日

インプラント症例:33回目

3/25(木曜日)です。
今日も『インプラント症例(33回目)』になります。

本日の症例は、抜歯即時インプラント です。

通常 ダメな歯を抜歯してインプラントを埋入する場合、
抜歯後に一定の期間を待ってからインプラントを埋め込みます。
具体的には、抜歯後に約3ヶ月程度待ちます。
場合によっては、半年程度待つこともあります。
そして、抜歯部が治っていからインプラントを埋入するのです。
これが一般的な治療方法です。

しかし、抜歯後に一定期間待つと トータルの治療期間が長くかかってしまいます。
そのため、抜歯と同時(同日)にインプラントを埋入する方法があります。
これを抜歯即時インプラント と言います。

抜歯と同時(抜歯当日)にインプラントを埋入することにより、
治療期間が短くなるだけでなく、
抜歯とインプラント治療を1回で終了できるため、
麻酔を行う回数も1回になります。
患者様への負担も減少できるのです。

しかし、こうした抜歯即時インプラント はどのような方でも適応されることはありません。
適応基準(適応症)もあります。
ただし、この適応基準さえ守れば 非常に良い治療方法と言えます。

本日ご紹介する症例は、抜歯即時インプラント になります。

通常こうした症例をご紹介する場合には、良い結果を得られたケースをお見せすることになります。
しかし、それであると抜歯即時インプラント の難しさが分かりづらいので、以下の症例はあえて問題点を提示したいと思います。

当然のことながらネットでは、良い結果の症例のみが掲示されています。
しかし、これでは本当の結果(状況)が分かりません。
実際の臨床では、さまざまなことが起こります。
例えば、
治療期間(治療回数)に制限があるとか、
治療費に制限があるとか、
骨吸収があり、インプラントができない場合もあったり、
骨吸収が大きい場合には、骨の増大治療を行います。
ケース(骨吸収の程度)によっては、治療が非常に大変になることもあります。


抜歯即時インプラント を行うにあたり 最も重要な点は、骨吸収の有無です。
骨吸収が起こっている場合には適応症ではありません。
特に切開をしないで、抜歯した穴にインプラントを埋入するだけの治療法であると 骨吸収の程度をきちんと把握することは難しいため、
『切開しないで、抜歯当日にインプラントが行えるから 簡単だ!』
と思っていると大きな問題に直面します。

今回の抜歯即時インプラント の症例は、初診時の診査の結果、多少の骨吸収がありました。
骨吸収の原因は、歯根破折 です。

それでは、骨吸収が起こっている状態で抜歯即時インプラント を行うとどのような結果になるのかを紹介します。

抜歯即時インプラント の症例は、いつものようにレントゲンではなく、口腔内の状態をそのまま見ていただいた方が分かりやすいので、口腔内写真を中心に解説します。

症例は、10年程度前になります。
患者様は、突然前歯が取れたとのことで来院されました。
痛みはありませんでしたが、取れた歯は大きく虫歯になっていました。
以下の口腔内写真は初診時になります。
スライド1

また、歯の根には、亀裂 が入っていました。
スライド2

診断は抜歯です。
その理由として、
1.虫歯を除去すると歯自体がほとんどなくなってしまう!
2.根には、亀裂(歯根破折 )がある!
ということです。
患者様は、抜歯自体には同意していただけました。
抜歯後の治療方針として、
1.両側の歯を削除し、ブリッジとする
2.義歯(入れ歯)
3.インプラント
という話をさせていただきました。

ブリッジ、義歯、インプラントの違いについては、以下を参考にして下さい。
   ブリッジ、義歯、インプラントの比較
   ブリッジ、義歯、インプラントの平均寿命

患者様は、歯を削除する治療は避けたい とのご希望がありました。
そのため、インプラント治療をご希望されました。
ただし、ここで問題となったのが、治療期間です。
10年程前は このような症例の場合、抜歯を行い 3ヶ月程度抜歯部が治るのを待ってから インプラントを埋入することが一般的でした。
まだまだ抜歯即時インプラント は一般的な治療方法ではなかったのです。
患者様には、インプラント治療の場合
抜歯も含めて半年以上の治療期間がかかることをお話しました。
もちろん治療期間中には、仮歯がないということはありません。
仮歯 はきちんとあります。
しかし、どうしてもこの治療期間がかかることがネックになっていました。
そこで、その当時はまだまだ一般的ではありませんでしたが、抜歯即時インプラント を行うことになりました。
もちろんさまざまな検査を行なった結果、歯根破折 を起こしていたため、歯の周囲の骨吸収が多少起こっていました。
そのため、抜歯後には多少の歯肉退縮(骨吸収)が起こる可能性があることを説明しました。
具体的には、抜歯即時インプラント を行うと治療後にインプラントの被せ物が周囲と比較すると長く見えるということです。
通常のインプラント治療(抜歯して一定期間待つ治療法)と抜歯即時インプラント の利点、欠点をご説明した結果、患者様は治療期間を短縮する抜歯即時インプラント を選択されました。
以下の写真は、抜歯直後です。
スライド3

抜歯した穴の中には、汚れ(細菌)が存在しているため、内部を徹底してきれいにすることが重要です。
その後、インプラントを埋入します。
抜歯した穴があるので切開等もまったくしません。
スライド4

以下の写真は、インプラント埋入後に 蓋 をした状態です。
スライド5

この後仮歯 をしますので、この金属の蓋が見えることがありません。
仮歯は、インプラントの両側の歯にプラスチックでできた仮の歯を接着剤で固定します。
審美的に問題となることはありません。
以下の写真は、インプラント埋入後約3ヶ月後の仮歯を撤去した状態です。
スライド6

金属の蓋を取った状態が以下の写真です。
スライド7

現状を細かく言えば、抜歯後に骨吸収が若干起こったために、歯肉が多少退縮しています。
以下が最終的な被せ物を装着した写真です。
スライド8

写真が少しピンぼけしてしまっています。
術前に骨吸収があったために、歯肉の退縮が若干認められますが、患者様は最短期間での治療結果に満足されています。
抜歯即時インプラント は、全ての症例に適応されるわけではありませんが、適応症さえ守れば有効な治療方法です。
以下は、治療終了後のレントゲンです。
スライド9


以下は、同様(虫歯と歯根破折)な状態でインプラントを行った 別の症例になります。
患者様は、上の前歯が取れたとのことで来院されました。
以下のレントゲンは、取れた被せ物をそのままご自身で付けた状態でのレントゲン写真です。
*印が取れた被せ物です。
スライド1

差し歯を取り診査をした結果、虫歯もありましたが、歯根破折 が起こっていました。
スライド2

診断としては、抜歯になります。
歯根破折 を起こした場合、できるかぎり早急に抜歯を行うことが大切です。
抜歯が遅れると根の周囲の骨が吸収します。
骨吸収が進行すると先の症例のように治療後の審美性に問題が生じることもあります。
今回の患者様の場合、歯根破折 してからさほど時間が経っていなかったので、さほど骨吸収はありませんでしてた。
以下が治療後になります。
スライド3

スライド4


このように インプラントの治療には、さまざまなことが考えられます。
どのような治療方法が良いのかは、
骨吸収の状態、
患者様のご希望、
噛み合わせ、
全身状態…
等を考え決定されます。

次回のブログは3/29(月曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。

今週(3/23〜24)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日行ったインプラント手術は、『インプラントによるアタッチメント義歯』という治療方法でした。
歯が多数欠損している場合、インプラントを使用した治療方法には2つの治療法が考えられます。
一つは、欠損数に対して半数程度の数のインプラントを埋入し、インプラント ブリッジ とする治療法です。
インプラントブリッジは、完全固定式になりますので、元々歯があった状態のようになります。
最も違和感が少なく快適な治療方法です。
しかし、欠損が多数存在する場合、インプラントの埋入本数が多くなってしまうため、治療費が高額になってしまうという欠点があります。
例えば、歯が1本もない場合 完全固定式にする場合には、6本程度のインプラントを埋入してインプラントブリッジとします。
かなり治療費がかかります。
そのため、治療費を抑えるために2本のインプラントのみ埋入し、
義歯(入れ歯)を固定させる方法があります。
これを『アタッチメント義歯 』と言います。
義歯とインプラントを結合させるための アタッチメント を装着することにより義歯は、落ちたり、動いたりすることが少なくなります。
義歯が取れたりする方に対しては、非常に有効な治療方法です。

高齢者の方で、総入れ歯をご使用されている方の中には、
義歯が動いたり、
取れたりして
食事に不自由を感じている方がいらっしゃいます。
アタッチメント義歯 は、こうした方に非常に有効な方法です。




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さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
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2010年3月22日

インプラント症例:32回目

3/22(月曜日)です。
今日も『インプラント症例(32回目)』です。


ここ数回は、歯根破折 の症例ばかりを紹介してきましたが、本日は 重度歯周病の症例です。

患者様は、年々 歯がなくなってきて、噛むところも少なくなって困っている方でした。
最近も残っている下顎の歯がグラグラしてきたため、近くの歯科医院を受診したところ
『歯周病が進行しているため、何本もの歯を抜歯しなければならない!』
との診断を受けました。

『このままでいると 全ての歯がなくなってしまう』 と考え、
歯周病の専門医を受診しようと探されて、当医院に来院されました。

初診時の状態は、かなり悪い状態でした。
上顎は 4歯のみ残っているだけで、
下顎は 10歯残っていましたが、4歯はグラグラで 指で触っただけでも取れそうな状態でした。
当然のことながら 腫れ や 出血 もありました。
初診時のレントゲンが以下になります。
スライド1

このままでは、骨吸収の状態が分かりませんで、いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
下顎の前歯部から右側にかけて かなりの骨吸収があるのが分かるかと思います。
スライド2

歯周病検査 の結果、グラグラの4歯は、歯周病治療 を行っても改善しないと判断したため、抜歯になりました。
スライド3

問題なのは、抜歯後の治療方針です。
患者様は、義歯(入れ歯)は可能なかぎり避けたい とのご希望がありました。
現在、上顎は大きな義歯を使用していますが、やはり違和感があります。
また、下顎の左右の奥歯が欠損していますが、義歯は違和感が強く義歯が使用できない状態でした。
そこで、下顎のグラグラしている4歯を抜歯後には、ブリッジで対応する計画になりました。
スライド4

ブリッジは、歯を削除し連結した被せ物を装着する治療です。
そのため、どうしても歯を削除することが必要になります。
可能なかぎり歯を削除しない方が良いことは事実です。
また、ブリッジは欠損している部位を残っている歯で支えるため、支える歯(土台となる歯)に負担が加わりやすい治療です。
もし、治療期間、治療費 等をまったく考えなければブリッジよりは、インプラント治療の方が優れている点は多くあります。
しかし、治療費の問題は大きく 
それぞれの利点、欠点をお話した結果、ブリッジで治療することなったのです。

ただし、今回のブリッジにはリスクはあります。
下顎の一番奥の歯は、神経がない歯なのです。
スライド5

神経のない歯は非常に脆く、歯根破折 のリスクが高い歯です。
神経がない歯の歯根破折 については、このブログを何回か見られている方であればお分かりのことと思います。

ブリッジの土台となる歯が神経がない!
欠損数が多いので、土台には負担が加わりやすい!
等の問題を抱えることになります。
また、患者様は下顎の奥歯は、義歯(入れ歯)を使用しない!
という点もブリッジに負担が加わりやすいことです。

そこで少しでのブリッジの負担を軽減することと
下顎の臼歯部の欠損部で噛めるようにするために、左右の奥歯に1本づつの合計2本のインプラントを埋入することになりました。
以下のような治療計画です。
スライド6

ただし、本来であれば下顎の奥歯は、左右2歯分が欠損しているので、
左右に2本づつの合計4本のインプラントが必要なところです。
しかし、治療費を抑えるということから最小限のインプラントの埋入となりました。
スライド7

以下が治療終了後です。
スライド8

今回の症例のインプラント治療は非常に簡単でした。
骨吸収もほとんどありませんでした。
本日の症例のポイントは、
下顎の左右に1本づつですが、インプラントを埋入することにより
下顎は、義歯を使用しないですみました。
また、インプラントにより噛み合わせの安定が得られた結果、
下顎のブリッジの負担も少なくなり将来的な予知性も高まりました。

もちろん保存した他の歯については、
インプラント治療前に 徹底した歯周病の治療も行っています。
現在、6ヶ月に1回のメインテナンス(定期検査) を行っているところです。
インプラントだけでなく、残っている天然歯のブリッジの方が心配な面もありますが、
患者様の歯ブラシ状態も良好ですので、この状態を維持できるように管理をしていきたいと思います。
上顎の欠損部についても将来的に患者様がご希望されれば、今後インプラント治療となるでしょう。


次回のブログは3/25(木曜日)になります。


今週(3/19〜20)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


一昨日行ったインプラント手術の患者様は、今回で3回目のインプラント手術でした。
今までの2回とも骨吸収が非常に大きく大変でしたが、
一昨日は、相当大変なケースでした。
骨幅は、2ミリ程度しかありませんでした。
一般的にインプラント手術を適切に行うために必要な骨幅は、約6ミリです。
2ミリという骨幅がどれだけ、少ないかが分かるかと思います。
2ミリの骨幅は大変です。
さまざまな治療を駆使していインプラントを埋入しました。
まず、OAM(大口式)インプラントシステム で骨幅を広げる治療を行いました。
このOAM(大口式)インプラントシステム は、ドリルではなく、細いキリのような器具を使用します。
このキリには、刃が付いていないので、骨が削られることはありません。
細いキリのような器具から 少しずつ 太くし、穴を押し広げて拡大します。
一番細い器具(キリ)で、0.5ミリです。
そこから約0.2ミリづつ 器具(キリ)は、太くなります。
最終的に、インプラントを埋め込むことが可能になるまで、16〜20種類の器具(キリ)を使用します。
最終的な太さの器具(キリ)を使用する時には、骨の幅は約5〜6ミリ程度まで拡大されます。
その状態でインプラントを埋入するのです。
また、不足した部分には、GBR法(骨増大法) も併用して行いました。

使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。


治療費

インプラント手術の治療費は、
インプラントが1本21万円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のOAM(大口式)インプラントシステム GBR法(骨増大法) の費用も全て含まれています。

インプラントモニターの場合には、
1本168.000円(消費税込)になります。


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2010年3月18日

インプラント症例:31回目

3/18(木曜日)です。

今日は、家族で1日『人間ドックの日』です。
毎年この時期に行っています。
2〜3日前から検査ケータを取るために、痰(たん)の採取を行ったり、便の採取を行い、前日からは絶食です。
今日は長い1日になりそうです。
毎年のことですので、検査スケジュールは分かっていますので、文庫本を持って検査にいどみます。
みなさんも『人間ドック』を受けた方がいいですよ。
ただし、人間ドックといってもどこまで検査するかによって大きく違ってきます。
可能な方は、できるかぎり詳しい検査をされた方がいいです。
人間ドックは確かに検査費用はかかりますが、
病気が悪化した状態で発見されれば、治療費はそれどこではありません。
結果的に検査(人間ドック)を受けていた方が安くすみます。
当然病気が発見されるのであれば、早いにかぎります。

そう考えれば、歯周病検査 なんて簡単なものです。
検査時間は30分もかかりませんし、費用も保険であれば2.000〜3.000円程度です。(3割負担の方)
インプラント治療をご希望される方の多くは、歯周病で歯を失った方です。
もっと早く歯周病検査 を行い、歯周病の治療 を開始していれば、
治療費 も安くなったはずですし、通院回数 も少なくできたはずです。
どのような治療もそうですが、早く対応すればそれだけ 簡単になります。

このブログが書き終わったら、人間ドックに行きます。
急がなければ…


それでは、今日も『インプラント症例』になります。

このブログでは、歯根破折 について良く書いています。
それは、歯根破折 により抜歯となることが多いからです。

以前の歯根破折 のブログについては以下を参考にして下さい。
  1.3/4の歯根破折症例
  2.2/25の歯根破折症例
  3.2/22の歯根破折症例
  4.2/11の歯根破折症例
  5.1/25の歯根破折症例
  6. 1/14の歯根破折症例
  7. 1/11の歯根破折症例
  8. 1/ 7の歯根破折症例

さて 本日も歯根破折 症例なのですが、骨吸収が大きかったために、インプラントを行うのが難しいケースでしたが、大変な骨移植 避けて治療を行ったケースをご紹介します。

実際の症例を見てみましょう。
以下のレントゲンは、初診時になります。
スライド01

上顎の右側の奥歯の被せ物が取れた とのことで来院されました。
スライド02

この折れた歯は、神経がない歯です。
本当に神経のない歯は脆いです。
折れる確立が非常に高いのです。
ちなみにこの方の口腔内のほとんどは、神経がない歯です。
以下のレントゲンの赤丸は、神経がない歯です。
スライド03

今回、被せ物が取れた上顎右側の奥歯以外にも問題がある歯が多いのです。
今後、どんどんと問題が起こってくることが想定されます。
患者様には、問題はかなりあることをご説明しましたが、仕事が忙しく頻繁に通院が難しいため、
噛む場所をきちんと確保するために、まずは上顎の右側の欠損部分をインプラント治療を行いたい とのご希望がありました。

上顎の右側の1歯は抜歯になります。
スライド04

抜歯後のレントゲンが以下になります。
スライド05

インプラント治療前に診査をした結果、骨吸収の問題がありました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド06

以下のレントゲンは、
上顎洞(空洞部分)を緑色
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド07

治療計画として、下顎の右側の一番奥の歯は親知らずのため、
この歯と噛み合う部分にはインプラントを埋入しません。
そのため、以下のレントゲンのように2本のインプラントを埋入する計画になりました。
スライド08

しかし、先程の骨吸収のレントゲンからみても分かるように
骨吸収と上顎洞 との関係からインプラントを埋入する部位は限られてしまいます。
骨の高さが少ないため、現状では以下のレントゲンのように短いインプラントしか埋入できません。
スライド09

これでは、適切なインプラント治療とは言えません。
そのため、最終的な治療計画は、以下のようになりました。
スライド10

奥のインプラントは、極力長いインプラントを埋入するため 斜めに埋入する傾斜埋入 という治療法を行うことにしました。
また、手前のインプラントも極力長いインプラントを埋入するためにソケットリフト法 という治療を併用して埋入することにしました。
こうした治療法により、大変な骨移植(サイナスリフト法:上顎底挙上術) を避けることが可能になりました。
以下のレントゲンが上顎右側の治療終了後です。
スライド11

治療終了後のレントゲンに骨吸収上顎洞 の関係を合成したのが、以下になります。
スライド12

骨の存在しない部分を避けて 可能なかぎり長いインプラントを埋入しているのが分かるかと思います。

患者様のご都合もあり、この時点でいったん治療は終了になりました。
しかし、まだまだ問題は多く抱えているのです。
神経がない歯が多いですから…
最近になり、下顎右側の奥歯が取れて来院されました。
取れた歯は、虫歯が深く、抜歯となりました。
神経がないと問題は多いです…
スライド14

この歯を抜歯後にインプラントを埋入したのが以下のレントゲンです。
スライド15

この患者様には、まだまだ治療を行いたい部位がいっぱいあります。
しかし、お仕事の都合等でなかなか進まないのが現状です。
しかし、あまり治療が進まないと最終的には多くの歯がダメになってしまいます。
可能であれば、できるかぎり早急に治療を行いたいものです。

本日のインプラント症例は、骨吸収が高度に起こっているケースに対し、
骨移植を避けるために、傾斜埋入 ソケットリフト法 で対応したケースでした。


次回のブログは3/22(月曜日)になります。
通常のインプラント治療ではなく、さまざまな問題に対して対応した症例をご紹介します。
現在インプラント治療で悩まれいてる方に当てはまるケースもあるかと思います。



今週(3/16〜17)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

この2日間は、骨吸収の程度もさほどなく、簡単なケースが多かったですね。

一昨日のケースは、上顎にインプラントを1本埋入 のみ 埋入しました。
この患者様は、以前にもインプラント治療(上下顎に数本のインプラントを埋入しました)を行っている方です。
今回は、メインテナンス(定期検査) 期間中に神経のない歯が歯根破折 を起こしたため、抜歯した症例です。
1本のインプラント埋入のみでしたので、手術時間は5分程度(麻酔時間 等を除く)でした。

使用したインプラントは、アンキロス インプラント でした。
当医院では、前歯部の治療では 第一選択肢となっているインプラントです。

このような簡単な症例ばかりであるといいのですが…
なかなかそうはいきません!!

明日のインプラント手術は結構大変なケースです。
骨幅が2ミリ程しかないのです。
ちなみにインプラントを適切に行うために必要な骨幅は、約6ミリです。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4ヶ月後に型を取ります。


お知らせです。
このブログ以外にも 2つのブログを毎週書いているのですが、
現在インプラント基礎ブログ では、『骨粗鬆症治療薬 と 歯科治療の関係』 について シリーズで解説をしています。
明日(3/19)は、最終回です。
ご興味のある方はご覧になって下さい。
    インプラント基礎ブログ(骨粗鬆症治療薬 と 歯科治療の関係)
基礎ブログは、毎週金曜日にアップしています。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年3月15日

インプラント症例:30回目

3/15(月曜日)です。
本日も30回目になりました『インプラント症例』です。

今まで さまざまなケースに対応した症例をご紹介してきました。
このブログを見られている方で インプラント治療を考えられている方の中の症例にも当てはまることもあるかと思います。
探されてみて下さい。

それでは本日の症例です。

本日の症例は、『上顎の左側の奥歯がグラグラしている!』とのことで来院されました。
この時すでに
下顎の左右の奥歯 もありませんでした。

どんどんと歯がなくなっていく状態で、噛むところがなく 心配になり
『インプラント治療でどうにか噛めるようになりたい!』
とのご希望で来院されました。

以下のレントゲンが初診時になります。
スライド01

上顎の左側の奥歯がグラグラしていました。
指で触っても 取れそうなくらいです。
以下のレントゲンの赤丸が問題となっている歯です。
スライド1

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド02

骨吸収がなかり進行していますね。
本来このように骨吸収する前にきちんと治療しておけば良かったのですが…
現状では、治療が不可能な状態です。
骨吸収が進行しすぎているため、上顎洞との距離もほとんどない状態でした。
以下のレントゲンは、骨吸収の状態 と 上顎洞 との関係です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド03

結論として、上顎の左側の奥歯(3歯)は、抜歯になりました。
スライド04

もちろん、可能なかぎり抜歯は避けたいところですが、
完全に治すことができない歯周病の状態の歯を そのままにしておくと
治らない歯から歯周病細菌は、他の歯へと感染 してしまいます。
これは、歯周病が感染症 だからです。
抜歯しないでそのままにしておくと 他の歯もダメになってしまいますのでどうしても抜歯が必要です。
また 感染が取除けないと 歯を支えている骨は どんどんと吸収してしまい、抜歯となった後の治療が難しくなってしまいます。
以下のレントゲンは、抜歯後です。
スライド05

次のレントゲンは、抜歯後の状態に 骨吸収 と 上顎洞 を表示したものです。
スライド06

これだけ、骨吸収していると 抜歯後にどのようにしてインプラント治療を行うか悩んでしまいます。

現状で、残っている骨量は非常に少なく、
奥歯では、骨の高さが1〜3ミリしかありません。
通常、上顎の奥歯に適切なインプラントを埋入するためには、
骨の高さは10ミリ以上は必要です。
あまりにも足らない(骨吸収している)のが分かると思います。
上顎の左側奥歯にインプラントを埋入するためには、どうすれば良いのでしょうか?

通常これだけ骨吸収があると 上顎洞内部に骨移植を行うことが必要です。
骨移植とは、サイナスリフト法(上顎底挙上術) のことです。
この治療はかなり大変な治療です。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) しか治療方法がない場合には、私自身も行うことはありますが、できれば避けたい治療です。
その理由として、
1.治療自体が大変で、治療後の 腫れ 等が大きく起こる!
2.治療期間が非常に長い!(トータルで1年〜2年近くなることもある!)
3.骨移植に伴う治療費がかかる!
といったことがあります。

この部分へのインプラント治療も大変ですが、
他の欠損(下顎の奥歯)の治療はどうしたら良いでしょうか?
ベストな治療方法としては、欠損全てにインプラントを埋入することです。
以下の シュミレーション:1 のように 左側の上下顎にインプラントを埋入すれば、奥まできちんと噛めます!
スライド08

しかし、患者様はこの治療方法は希望されませんでした。
その理由としては、
1.シュミレーション:1のように行うと治療費が高額になる!
2.骨移植 等の大変な治療は避けたい!
とのご希望です。
特に治療費については、『最小限の範囲(治療費)で抑えたい!』とのご希望がありました。
また、患者様は下顎は義歯(入れ歯)を使用したくない
とのご希望もありました。

だんだん難しくなってきますね。

ここで治療計画の重要点をまとめます。

1.下顎は義歯(入れ歯)を使用しないため、
  それに合わせた上顎にインプラントを埋入しても意味はない!

2.治療費、骨移植を避けるために最小限の負担で治療を行う!

以上の2点を考慮した結果、インプラントプランは、以下のレントゲンのように
2本のインプラントのみ にしました。(シュミレーション:2)
スライド09

上顎の左側に2本のインプラントを埋入することにより
下顎の残っている2歯とは噛めるようになります。
これは、最小限のインプラント治療本数で
最大限の効果を発揮するプランです。
もちろん欠損全てにインプラントを行えばより良いですが、
無理な治療計画は、単に理想で終わってしまいます。

ここでもう一つの問題があります。
先程の骨の高さです。
骨吸収が大きいため、現状ではどうしても 短いインプラントしか埋入できません。
骨移植 も避けたいのです。
そのため、最終的なインプラント治療計画は以下のようになりました。
スライド10

具体的な治療内容は、以下のようになります。

1.手前のインプラントは、骨移植を避けて可能なかぎり長いインプラントを埋入するために、
  斜めにインプラントを埋入する
  これをインプラントの傾斜埋入 と言います。

2.のインプラントは、大変な骨移植は避けてソケットリフト法 で対応する

以上の2つです。

以下のレントゲンが治療終了後になります。
スライド11

このことにより、
1.最小限の治療期間
2.最小限の負担(大変な治療は避ける)
3.最小限の治療費
で治療が行えました。

今後注意することは、
下顎の右側では噛めないことと 
右側の奥歯でも噛めないことがあるため、
インプラント部分で噛む機会が多くなります。
そのため、インプラント部分が加重負担となり、トラブルがおきないように管理することが必要です。

以下のレントゲンは、治療終了後の状態に 骨吸収の状態 と 上顎洞 を表示したものです。
骨吸収が大きいにも関わらず、極力骨が存在する部位にインプラントが埋入されているのが分かるかと思います。
スライド12



次回のブログは3/18(木曜日)になります。
次回もまだまだ『インプラント症例』です。
さまざまな問題に対応した症例をご紹介します。

お知らせです。
このブログ以外にも 2つのブログを毎週書いているのですが、
現在インプラント基礎ブログ では、『骨粗鬆症治療薬 と 歯科治療の関係』 について 今週から シリーズで解説をしています。
ご興味のある方はご覧になって下さい。
    インプラント基礎ブログ(骨粗鬆症治療薬 と 歯科治療の関係)
基礎ブログは、毎週金曜日にアップしています。



今週(3/12〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週末は、簡単な症例が多かったのですが、一昨日行ったインプラントは、少し大変なケースでした。
それは、骨の高さが非常に少なかったからです。
上顎左側奥歯にインプラントを埋入しました。

術前の状態が以下のレントゲンになります。
スライド1

骨の高さが非常に少なく、ソケットリフト法 を応用してインプラントを埋入しました。
詳細は、また後日解説しますが、下顎に埋入してあるインプラントは、他歯科医院にて行った治療であり、下顎左側のインプラントは、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) になっています。
*この症例の詳細は、後日解説します。
以下がインプラント手術直後です。
スライド2

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
この症例はまだ始まったばかりですので、続きはまたご紹介します。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4ヶ月後に型を取ります。



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