最新インプラント症例ブログ

2010年7月22日

インプラント症例:62回目

7/22(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
本日の症例は、前回の続きになります。

前回(7/19)のブログを見ていないと 本日のブログは分からないため、
始めに 前回のブログを再度アップした上で
本日の続きを解説します。
前回のブログを読まれた方は、飛ばして下さい。

それでは、前回の内容から始めます。

患者様は、非常に進行した重度歯周病の方でした。
上顎の前歯部から左側にかけては歯が欠損している部位が多数ありました。
また、下顎の右側も歯がグラグラしている状態でした。
そのため、左右の奥歯では噛めないため、
『どうにか噛める状態になりたい!』との思いで来院された方です。
前回のブログ や、
前々回のブログ では、
重度歯周病の患者様の症例を紹介しました。
重度歯周病の方のインプラント治療は非常に難しいのです。
その理由には、いくつかあります。
一つは、重度歯周病の患者様の場合、歯を支えている骨がすでにかなり吸収 しています。
インプラント治療は、骨の中にチタンでできたネジを埋め込む治療です。
そのため、骨の吸収が起こっている場合には治療を難しくします。
重度歯周病を放置している患者様の場合には、
抜歯後にインプラントを埋め込むこと自体が難しくなることがあります。
次に重度歯周病患者様の場合、
どの歯を抜歯し、
どの歯を残すのか?
という問題があります。
もちろん可能なかぎり抜歯せずに 残した方が良いのですが、
将来性が非常に低い歯を無理に残した場合には、逆にその後の治療を難しくすることになります。
例えば、歯が1歯欠損していたとします。
患者様は、その欠損部のみにインプラント治療を行い、
他の歯は、触らずに治療を進めたい 
との希望があったとします。
しかし、欠損部周囲のほとんどの歯がグラグラ(重度歯周病)であった場合、
無理に欠損部のみのインプラント治療を行っても
すぐに周囲の歯がダメになるたびに
新たにできた欠損にインプラントを埋め込むことが必要になります。
この追加されるインプラントは、歯がダメになるたびに どんどんと増えていきます。
治療に終わりがありません。
当然のことながら そのたびに治療費はどんどんとかかります。
どのような歯科治療もそうですが、
悪い歯や欠損部だけを見て治療を行うのではなく、
口腔内全体を見て治療計画を立てることが重要なのです。
また、歯周病を放置した状態で、インプラント治療を行っても
インプラント自体も歯周病のような状態になってしまいます。
これをインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。
また、重度歯周病になるということは、簡単に言えば 
『歯磨きが十分にできていいない!』
ということです。
歯磨きが適切にできていないために 歯周病になったのです。
そうした方が、抜歯後にインプラント治療を行ったとしても
本当に適切に歯磨きができるか?
という問題があります。
多くの方は、インプラント治療前に歯周病についてご理解をされ、
徹底した歯周病治療を受けていただくため、
治療後には、適切な歯磨きを行っていただけます。
また、メインテナンス(定期検査) にもいらしていただいています。
しかし、これは100%の患者様に当てはまることではありません。
インプラント治療後も適切な歯磨きができなかったり、
メインテナンス(定期検査) に来院されない方もいらっしゃいます。
そのため、歯周病が再発してしまいます。
歯周病が再発すると インプラントにも感染を起こします。
結果的にインプラントもダメになってしまうのです。
こうしたことが起こることもあるため、
重度歯周病患者様の治療が非常に難しいのです。
今回ご説明していないことも、重度歯周病の方の治療の難しさは いっぱいあります。

前置きが長くなりましたが、症例を開始します。
以下が初診時のレントゲン写真です。
かなり前のケースですので、レントゲンが見にくくてすみません。
昔のレントゲンは、現在のデジタルレントゲンではなく、
フィルムのレントゲンでしたので、劣化してしまいます。
スライド01

多くの歯がグラグラでした。
スライド02

このままであると見にくいので、
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が本当に進行しているのが分かるかと思います。
歯周病専門医 でなければ、ほとんどの歯を抜歯と診断されてもおかしくない症例です。
さらに上顎では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド06

後で解説しますが、上顎左側の骨吸収 と 上顎洞の存在がこの後の治療を非常に難しくするのです。
初診時本当に大変な状態でした。
先にも書きましたようにグラグラが歯が多くありました。
患者様にはさまざまなお話をしました。
現在の歯周病の状態、
歯周病治療による改善の程度、
将来性、
治療期間、
インプラント治療について
等です。
その結果、以下の歯を抜歯することにしました。
スライド07

抜歯と判断した以外の歯は、徹底した歯周病治療 を行うことにしました。
このブログは、インプラントのブログですので、歯周病治療については省略します。
インプラント治療ですが、これが困難を極めました。
まず、上顎の左側についてです。
骨吸収が大きいことと、上顎洞の存在により、
残っている骨の高さは、本当に少ない状態でした。
スライド08

具体的な骨の高さは、
残っている歯の部位で約4ミリ、
その前後では1ミリもない状態でした。
スライド09

本当に大変な状態です。
通常、上顎にインプラントを行う場合、
最低限必要な骨の高さは、約10ミリです。
この高さ以下であると適切なインプラントが行えません。
今回は、1ミリ以下 と 
残っている部位(1カ所ですが…)でも4ミリです。
これでは、とてもインプラント治療が適切にできる状態ではありません。
困ったものです。
こうした骨吸収が高度に起こっている場合には、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) という治療法を行います。
しかし、この治療は、かなり大変です。
治療後の腫れ もかなり起こります。
患者様は、できるかぎり負担の少ない治療法をご希望されました。
そこで以下のような治療計画を立てました。
スライド10

この治療計画では、さまざまな治療法を併用し行うことが必要です。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
等です。
スライド11

以下は、上顎を抜歯した後です。
スライド12

ここで注目したいのが、上顎左側の抜歯した穴です。
『 穴 』です。
スライド13

この部分のみを拡大して見てしましょう。
スライド14


ここまでが前回の内容でした。
以下はその続きになります。

前回のブログの内容では、上顎の左側の抜歯した『 穴 』を見ていただきました。
この抜歯した穴をさらに見やすいように線で書いてみます。
スライド15

少しは分かりやすくなりましたか?
この抜歯した『 穴 』にさらに上顎洞を重ねてみましょう!
スライド16

さらに残っている骨の高さを書いてみましょう!
スライド17

残っている骨の高さがいかに少ないかが分かると思います。
ここに以下のようにインプラントを埋入するのです。
スライド18

GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
といった方法を併用してようやくインプラントが埋入できるのです。
スライド19

以下のレントゲンはインプラント埋入前の診査時です。
スライド20

以下のレントゲンは上顎左側のインプラント治療が終了した状態です。
スライド21

この状態で下顎右側の奥歯を抜歯しました。
上顎左側の奥歯のインプラント治療でも非常に大変だったのですが、
下顎も骨吸収が大きかったのです。
ちなみに上顎は大変だったといっても 骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) は行わなかったので、患者様にとっては最小限の簡単な治療で済んだということです。
大変であったのは、治療を行う私のことです。
かなり神経を磨り減らすような治療です。
でもこれで患者様の負担が減ることができました。
これは、治療の大変さ ということだけでなく、
治療費用 も大幅に削減できること
治療期間 も大幅に短縮できたこと
が患者様にとって大きな利点となりました。
さて、話しは下顎の右側に戻ります。
骨吸収が本当にすごい状態でした。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド22

この下顎右側で問題なのは、骨吸収だけではありません。
下顎神経という神経の存在も大きな問題でした。
スライド23

骨吸収が非常に大きいため、骨吸収部の真下に下顎神経が見えている状態になっていました。
こうした場合、まず 骨吸収部位に骨を増大することが必要になります。
具体的には、骨移植を行い、GBR法(骨増大法) を行うことです。
そして、骨の増大が完了した時点でインプラントを埋入するのです。
これが、正当な治療方法です。
しかし、この時点で すでに上顎の治療にある程度の時間がかかっています。
そのため、さらに下顎右側の治療に時間をかけることは、長期的に噛めない期間が長くなってしまうことがありました。
ただし、こうしたことの最終判断は患者様ご本人がお決めになることですので、
現在の骨吸収 等を含めた状態、
今後の治療期間、
治療内容、
治療費、
将来的なリスク

あらゆることをご説明した上で治療方針を決定しました。
以下が最終的なプランになりました。
スライド24

骨吸収部位 と 下顎神経を避けて少し奥にインプラントを埋入する治療計画です。
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
を併用したプランです。
スライド25

以下はインプラント治療終了後7年の状態です。
スライド26

治療終了後の状態に
上下後の骨吸収 と
上顎洞、
下顎神経
を記入したのが以下のレントゲン写真です。
スライド27

今回の症例がいかに難しいケースであったことが分かるかと思います。

今回のケースは、解説することが多かったため、2回に分けて解説しました。

今回のケースでは、
治療期間 の短縮、
治療費用 の削減、
サイナスリフト法(上顎底挙上術) 等の大変な治療は避ける
といったことで治療プランを考えていきましたが、これは全ての症例で行うことではありません。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行ってインプラントを埋入することもありますし、
十分なGBR法(骨増大法) を行ってからインプラントを埋入することもあります。

全てのケースが全て同じ治療プランになることはありません。


次回のブログは7/26(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。


治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
セラミックで 1歯126.000円(消費税込)、
ハイブリッドセラミックで 1歯84.000円(消費税込)、
金属製で 1歯58.800円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
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  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年7月19日

インプラント症例:61回目

7/19(月曜日)です。

始めに今週の休診のお知らせです。
7/21(水)、7/22(木)は休診とさせていただきます。

このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『61回目のインプラント症例』になります。

本日の症例は『難症例』になります。
本日はちょっと長い話しになります。
しかし、重度歯周病の方 で インプラント治療を考えられている方は
是非見ていただきたい内容です。

患者様は、非常に進行した重度歯周病の方でした。
上顎の前歯部から左側にかけては歯が欠損している部位が多数ありました。
また、下顎の右側も歯がグラグラしている状態でした。
そのため、左右の奥歯では噛めないため、
『どうにか噛める状態になりたい!』との思いで来院された方です。
前回のブログ や、
前々回のブログ では、
重度歯周病の患者様の症例を紹介しました。
重度歯周病の方のインプラント治療は非常に難しいのです。
その理由には、いくつかあります。
一つは、重度歯周病の患者様の場合、歯を支えている骨がすでにかなり吸収 しています。
インプラント治療は、骨の中にチタンでできたネジを埋め込む治療です。
そのため、骨の吸収が起こっている場合には治療を難しくします。
重度歯周病を放置している患者様の場合には、
抜歯後にインプラントを埋め込むこと自体が難しくなることがあります。
次に重度歯周病患者様の場合、
どの歯を抜歯し、
どの歯を残すのか?
という問題があります。
もちろん可能なかぎり抜歯せずに 残した方が良いのですが、
将来性が非常に低い歯を無理に残した場合には、逆にその後の治療を難しくすることになります。
例えば、歯が1歯欠損していたとします。
患者様は、その欠損部のみにインプラント治療を行い、
他の歯は、触らずに治療を進めたい 
との希望があったとします。
しかし、欠損部周囲のほとんどの歯がグラグラ(重度歯周病)であった場合、
無理に欠損部のみのインプラント治療を行っても
すぐに周囲の歯がダメになるたびに
新たにできた欠損にインプラントを埋め込むことが必要になります。
この追加されるインプラントは、歯がダメになるたびに どんどんと増えていきます。
治療に終わりがありません。
当然のことながら そのたびに治療費はどんどんとかかります。
どのような歯科治療もそうですが、
悪い歯や欠損部だけを見て治療を行うのではなく、
口腔内全体を見て治療計画を立てることが重要なのです。
また、歯周病を放置した状態で、インプラント治療を行っても
インプラント自体も歯周病のような状態になってしまいます。
これをインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。
また、重度歯周病になるということは、簡単に言えば 
『歯磨きが十分にできていいない!』
ということです。
歯磨きが適切にできていないために 歯周病になったのです。
そうした方が、抜歯後にインプラント治療を行ったとしても
本当に適切に歯磨きができるか?
という問題があります。
多くの方は、インプラント治療前に歯周病についてご理解をされ、
徹底した歯周病治療を受けていただくため、
治療後には、適切な歯磨きを行っていただけます。
また、メインテナンス(定期検査) にもいらしていただいています。
しかし、これは100%の患者様に当てはまることではありません。
インプラント治療後も適切な歯磨きができなかったり、
メインテナンス(定期検査) に来院されない方もいらっしゃいます。
そのため、歯周病が再発してしまいます。
歯周病が再発すると インプラントにも感染を起こします。
結果的にインプラントもダメになってしまうのです。
こうしたことが起こることもあるため、
重度歯周病患者様の治療が非常に難しいのです。
今回ご説明していないことも、重度歯周病の方の治療の難しさは いっぱいあります。

前置きが長くなりましたが、本日の症例を開始します。
以下が初診時のレントゲン写真です。
かなり前のケースですので、レントゲンが見にくくてすみません。
昔のレントゲンは、現在のデジタルレントゲンではなく、
フィルムのレントゲンでしたので、劣化してしまいます。
スライド01

多くの歯がグラグラでした。
スライド02

このままであると見にくいので、
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が本当に進行しているのが分かるかと思います。
歯周病専門医 でなければ、ほとんどの歯を抜歯と診断されてもおかしくない症例です。
さらに上顎では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド06

後で解説しますが、上顎左側の骨吸収 と 上顎洞の存在がこの後の治療を非常に難しくするのです。
初診時本当に大変な状態でした。
先にも書きましたようにグラグラが歯が多くありました。
患者様にはさまざまなお話をしました。
現在の歯周病の状態、
歯周病治療による改善の程度、
将来性、
治療期間、
インプラント治療について
等です。
その結果、以下の歯を抜歯することにしました。
スライド07

抜歯と判断した以外の歯は、徹底した歯周病治療 を行うことにしました。
このブログは、インプラントのブログですので、歯周病治療については省略します。
インプラント治療ですが、これが困難を極めました。
まず、上顎の左側についてです。
骨吸収が大きいことと、上顎洞の存在により、
残っている骨の高さは、本当に少ない状態でした。
スライド08

具体的な骨の高さは、
残っている歯の部位で約4ミリ、
その前後では1ミリもない状態でした。
スライド09

本当に大変な状態です。
通常、上顎にインプラントを行う場合、
最低限必要な骨の高さは、約10ミリです。
この高さ以下であると適切なインプラントが行えません。
今回は、1ミリ以下 と 
残っている部位(1カ所ですが…)でも4ミリです。
これでは、とてもインプラント治療が適切にできる状態ではありません。
困ったものです。
こうした骨吸収が高度に起こっている場合には、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) という治療法を行います。
しかし、この治療は、かなり大変です。
治療後の腫れ もかなり起こります。
患者様は、できるかぎり負担の少ない治療法をご希望されました。
そこで以下のような治療計画を立てました。
スライド10

この治療計画では、さまざまな治療法を併用し行うことが必要です。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
等です。
スライド11

以下は、上顎を抜歯した後です。
スライド12

ここで注目したいのが、上顎左側の抜歯した穴です。
『 穴 』です。
スライド13

この部分のみを拡大して見てしましょう。
スライド14


今回の症例は、非常に奥が深い話し(長い話し)になりますので、
続きは次回(7/22:木)にしたいと思います。

次回のブログは7/22(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(7/16〜18)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週末行ったインプラント手術の中から難しかった症例 と 比較的簡単であった症例を紹介します。
1症例目は、下顎の奥歯にインプラントを4本埋入したケースです。
骨吸収が著しかったことと 下顎の神経が非常に近かったために、短いインプラントを欠損の数分だけ埋入したケースです。
インプラントが短かったために インプラントの安定が悪くGBR法(骨増大法) も難しかったです。
2190_0005000

2症例目は、比較的簡単なケースでした。
上後に1本のインプラントを埋入しました。
同様にGBR法(骨増大法) を行いましたが、骨吸収はさほど大きくなかったため、その難易度は低いケースでした。
2057_0009000

同じGBR法(骨増大法) と言っても 骨吸収の程度によってその難易度は大きく変わってきます。
難易度が高ければ 高いほど 手術時間は長くかかります。
その結果、治療後の腫れ も起こる確立が高くなります。
骨吸収が大きくならないうちにインプラント治療を行うことが
重要なポイントです。
これらの症例もインプラントモニターですので、治療が完了しましたら
このブログでご紹介したいと思います。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、上顎は 約3〜4ヶ月後
       下顎は 約2〜3ヶ月後
  に型を取ります。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
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そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
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 さい。
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HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年7月15日

インプラント症例:60回目

7/15(木曜日)です。

今日は朝から外出していましてブログのアップが遅れました!

始めに来週の休診日(臨時休診)のお知らせです。
7/21(水)、7/22(木)は連休になります。


このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『60回目のインプラント症例』になります。
もうすでに60症例目です。
過去の症例もご覧になって下さい。
あなたと同じようなケースもきっとあるでしょう!

さて本日の症例は、『治療計画の難しさ』です。
治療計画というのは、口腔内だけでは考えられません。
虫歯がいっぱいあったり、
歯周病が進行していたり、
噛み合わせがズレていたり、
欠損数が多かったり
した場合には、治療計画が非常に複雑になります。
もちろん、治療期間、治療方法、治療費、患者様の体調、治療費対するご理解の程度…等に制限がなければ、理想的な治療方法があります。
しかし、現実問題として、
 忙しくて通院が難しい!
 痛みのある治療は嫌!
 体調が悪い!
 高額な治療費は無理!
といったさまざまな問題があり、『どこまで治療を行うか』ということは
患者様のご希望、口腔内の状態 等を考えた上で決定されます。

本日ご紹介する症例も悩むことが非常に多かったケースです。

それでは早速始めましょう。
以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

グラグラしている歯が多くありました。
スライド02

虫歯!
歯周病!
歯がない部分がある!
噛み合わせのズレが起こっている!
等さまざまな問題があります。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が非常に大きいのが分かります。
多くの歯が初診時にすでにグラグラです。
指で触っても取れそうな歯も多くあります。
下顎右側の奥歯がないことからも 噛むことも困難になっています。
一番最初に問題となるのが、
『どの歯を抜歯するのか?』ということです。
スライド05

現実問題としては、ほとんどの歯は将来性が低く、抜歯の対象です。
スライド06

逆に治療が可能な歯は以下の歯です。
歯周病治療、虫歯の治療…等を行うことにより治療が可能な歯です。
スライド07

患者様のご希望としては、
『極力 抜歯しないで 歯を保存したい!』
とのご希望がありました。
治療を受ける患者様側としては、当然のことです。
私達歯科医師も極力歯を保存したいと考えています。
しかし、将来性を考えた場合、
保存する方が良いのか?
抜歯した方が良いのか?
等を考えなければいけません。
スライド08

今回の症例も
歯周病の状態、
虫歯の状態、
噛み合わせの状態、
患者様のご希望を考えて以下の歯を抜歯することにしました。
スライド09

保存が厳しい歯もありましたが、それらの歯は残す(保存する)ことにしました。
最終的な治療計画は以下のようになりました。
スライド10

それでは、この治療の妥当性について解説していきます。
まず、右側です。
抜歯後 右側奥歯は、上下後ともに欠損になります。
欠損した部位の治療方法としては、
1.インプラント
2.義歯(入れ歯)
になります。
患者様は、取り外し式の義歯(入れ歯)は嫌なため、固定式のインプラント治療を選択されました。
スライド11

右側の奥歯の治療方法はこれで決定です。
次に上顎の前歯部です。
これが大きな問題となるのです。
今回の治療計画では、上顎前歯部は、2歯のみを抜歯し、2本のインプラントを埋入する計画になっています。
しかし、問題なのはインプラントを埋入した両側の歯(天然歯)です。
この歯自体すでにグラグラしています。
将来性はあまり高いとはいえません。
スライド12

もし、上顎の前歯部に2本のインプラントを埋入した後で
その両側の歯がダメになった場合には、
さらに2本のインプラントの追加が必要になります。
スライド14

そのため、理想的な治療方法としては、
上顎前歯部の2歯のみを抜歯するのではなく、
将来性の低い残りの歯も抜歯して治療計画を立てることです。
具体的には上顎前歯部は、4歯とも抜歯です。
スライド15

そして、2本のインプラントを埋入し、
インプラントブリッジとする方法です。
スライド16

この治療方法のが、最終的な治療費の削減にもなります。
治療の繰り返しもありません。
理想的な治療方法です。
しかし、理想的な治療方法 と 患者様のご希望とは違います。
患者様には、将来的に起こる さまざまな ことをご説明しました。
その結果、患者様は、
『なんとか歯を残したい!』という強いご希望がありました。
これが最終決定です。
スライド17

どの治療方法が良いということではありません。
それぞれの利点、欠点を十分ご理解していただき、
最終的な治療方針が決定されるのです。
次に下顎左側です。
スライド18

今回の治療計画では、欠損部周囲の歯を削り、ブリッジという治療方針になりました。
しかし、理想的には、ブリッジではない方が良いでしょう。
下顎左側の奥歯の治療方法としては、
1.ブリッジ
2.義歯(入れ歯)
3.インプラント
になります。
スライド19

患者様は、取り外し式の義歯は嫌であったため、
ブリッジ もしくは インプラント となります。
理想的にはインプラント治療が良いでしょう。
この理由として、歯を削ることがないからです。
スライド20

しかし、インプラント治療の場合、費用の問題がどうしてもあります。
スライド21

今回、右側 や 上顎前歯部 にもインプラント治療を予定しています。
さらに下顎左側までインプラント治療となると これは大変です。
今回の治療で最優先となる治療は、右側です。
右側の奥歯できちんと噛むことが可能となることが
将来的に口腔内を維持するために重要なことなのです。
スライド22

さまざまなことを考えた結果、下顎左側の奥歯はブリッジで対応することにしました。
また、このブリッジも治療費を抑えることを考え、保険のブリッジにしました。
ブリッジは、残っている歯の数によって違いますが、
ほとんどのケースで保険が適応されます。
ただし、材質は限定されます。(保険で セラミック 等は使用できません)
下顎左側のブリッジの治療費は、約25.000円程度です。
(神経がある、ない、によっても違います)
以下がインプラント治療が終了した状態です。
スライド24


今回の症例のテーマは、『治療計画の難しさ』でした。



次回のブログは7/19(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(7/13〜14)のインプラント手術報告

今週は比較的簡単なケースでさほど難しい手術はありませんでした。
ブログアップが遅れましたので、紹介はまた後日…

当医院の治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
1歯58.800円(消費税込)〜
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年7月12日

インプラント症例:59回目

7/12(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『59回目のインプラント症例』になります。

ワールドカップ 決勝見ましたか?
延長のため、終わったのが朝6:00頃でしたから
終わってからこのブログを書いています。

本日ご紹介する症例は、インプラントの歯周病です。
人工のネジであるインプラントも
天然歯と同様に 歯周病 になってしまいます。
歯周病は感染症 ですから、天然歯に歯周病 があると歯周病細菌 はインプラントにも感染します。
その結果、インプラント周囲の歯肉が腫れてきたり、インプラント周囲の骨が吸収したりします。
インプラントが歯周病のような状態になることをインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。

本日の症例は、他歯科医院でインプラント治療を行ったが、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) になった方です。

以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

初診時には、上顎前歯部が指でとれそうなくらい グラグラでした。
スライド1

インプラント自体も出血、腫れがありインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) になっていました。
スライド2

上顎の天然歯は、骨吸収が非常に大きいため、グラグラしてました。
前の歯科医院では、天然歯の歯周病治療をまったく行わない状態で、インプラントを埋入したのです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド02

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド03

骨吸収がかなり起こっているのが分かるかと思います。
なぜ、前医では、このような状態(歯周病の状態)でインプラント治療を行ったのでしょう?
歯周病は、インプラントにも感染してしまうのです。
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) の結果、インプラント周囲の骨も吸収してしまっています。
スライド04

さて、この状態でどのように治療を行うか悩むところです。
患者様には、上顎の天然歯は保存が難しいことをお話しました。
つまり上顎は全て抜歯ということです。
上顎の歯の中には、1〜2歯程度なんとか残すことが可能な歯もあります。
しかし、1〜2歯残したとしても その将来性は非常に低く、
近い将来にはダメになる確立が非常に高い状態です。
もし、1〜2歯を保存し、抜歯した部位にインプラント治療を行ったとしても
残した天然歯が再度歯周病が再発した場合、インプラントにも歯周病細菌が感染してしまいます。
また、将来性のない天然歯がダメになった場合、新たにインプラントを追加治療する必要性もでてきます。
こうしたことを患者様にご説明したところ 上顎は全て抜歯することに同意していただけました。
スライド05

以下が抜歯後です。
スライド06

抜歯後は暫くの間 義歯(入れ歯)になります。
このようなケースの場合、抜歯前に型を取ります。
そして、抜歯と同時に義歯を装着しますので、歯がないという期間は1日もありません。
先にも解説しましたが、歯周病は感染症 です。
そのため、治療の第一歩は、口腔内から細菌感染を取りのくことです。
そのため、一番最初に行うことが抜歯なのです。
歯周病があまりにも進行した歯(抜歯が必要な歯)は、細菌の塊です。
そのため、まず先に こうした歯を抜歯しないと 口腔内から感染をなくすことはできません。
こうした基本的な考えができていないと 今回の患者様のように
歯周病がある状態でインプラント治療を行うといった 間違った治療になってしまいます。
次に行うのが、残った天然歯の歯周病治療
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) の治療です。
スライド07

インプラント周囲炎の治療方法については以下を参考にして下さい。    
      インプラント周囲炎の治療
口腔内から歯周病細菌が排除できた状態でようやくインプラント治療が開始となります。
最小限の範囲でインプラント治療が行えるように 6本のインプラントでブリッジの形態を行うことにしました。
スライド08

以下がインプラントを埋入した直後です。
スライド09

骨吸収が非常に大きかったので、以下のような さまざまな治療法を併用して インプラントを埋入しました。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
ソケットリフト法
PRP法
以下のレントゲンは、治療終了時です。
スライド1

治療前後のレントゲンだけを見ると
あっという間に感じるかもしれませんが、
歯周病による骨吸収が大きいと 治療はそれなりに 大変なのです。
今後は、歯周病の管理が重要です。
特にインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) となった部位には、注意が必要です。
インプラント自体が骨吸収を起こしてしまうと いくらインプラント周囲炎の治療 を行っても完全に治る可能性は低いのです。
再度インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) になってしまうことも多いのです。
再発してしまうということは、インプラント自体がダメになるということだけではありません。
他のインプラント自体にも感染が引き起こります。
今後は注意して経過をみることが大切です。



次回のブログは7/15(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(7/9〜11)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週も 簡単かケースから 大変難しいケース もいっぱいありました。
治療が終了しましたら このブログでご紹介します。
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治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。


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治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
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OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
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治療計画以上の追加費用はありません。
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2010年7月8日

インプラント症例:58回目

7/8(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『58回目のインプラント症例』になります。

現在 朝の3:30です。
ワールドカップ スペイン × ドイツ 戦が始まりました。
この試合を見ながら ブログを書いています。
一気に眠気が覚めました!
いよいよ準決勝です。
勝った方がオランダと戦うことになりますが、
決勝より スペイン × ドイツ 戦 の方が興味があります。

本日ご紹介する症例は、いつもと違ったケースです。
いつもは、口腔内全体を考えた症例ですが、
本日は1歯のみにスポットを当てた症例です。
比較的多い症例で、神経のない奥歯が虫歯で折れたケースです。
折れた歯は抜歯となったケースです。
治療方法として、抜歯と同時にインプラントを埋入した症例です。
それでは早速始めましょう!
以下のレントゲンは初診時になります。
スライド1

下顎の一番奥の歯が折れたとのことで来院されました。
比較的多いケースです。
この症例は10年程前です。
この頃は現在使用しているデジタルレントゲンではなく、
フィルムのレントゲンのため、劣化しているため、少し見づらいかと思います。
折れた歯を分かりやすくするため、
歯自体を線で囲んでみましょう。
スライド2

折れた歯は このような大きさです。
患者様には、保存することは難しいので、抜歯と説明しました。
スライド3

患者様は、抜歯に同意していただけました。
抜歯後の治療方針として
1.義歯(入れ歯)
2.インプラント
3.なにもしない(治療しない)
ということが考えられます。
患者様は、インプラント治療を選択されました。
次に問題となったのが、治療期間です。
10年程前は、このようなケースは、
抜歯後に抜歯部位が治るまで待ってから インプラントを埋入するのが一般的でした。
(現在では、抜歯と同時にインプラントを埋入する治療もかなり行われています)
具体的には、抜歯後に約3〜6ヶ月程度待ちます。
その後、インプラントを埋入します。
そして、インプラントと骨が結合するまで 約2〜3ヶ月程度待ちます。
10年程前は、このような治療計画が一般的でした。
しかし、治療期間の短縮ということを考え、
抜歯と同時にインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド4

しかし、抜歯直後にインプラントを埋入すると
抜歯した穴とインプラントの直径はぴったりと合うということはありません。
抜歯した穴より、インプラントの直径の方が細いのです。
そのため、抜歯後にインプラントを行うと 抜歯した穴とインプラントとの間に若干の隙間ができます。
隙間ができるとインプラントは安定しません。
スライド5

そのため その隙間に骨を増大させる治療GBR法(骨増大法) が必要になってきます。
以下は、抜歯と同時にインプラントを埋入した直後です。
スライド6

レントゲンの見方ですが、
レントゲン上で骨は白く見えます。
骨がない部分(抜歯した穴)は、黒く見えます。
抜歯した穴とインプラントはピッタリとは適合しないため、
インプラント周囲には隙間(すきま)が見えます。
スライド7

この黒く見える隙間は、時間の経過とともに骨となっていくため
白っぽくなっていきます。
以下は、インプラント埋入後8週間経過した状態です。
インプラントの被せ物を装着し、治療が終了した直後です。
スライド8

インプラント周囲の黒かった部分(隙間)が白くなっているのが分かるかと思います。
以下のレントゲンは それから約10年経過した状態です。
スライド9


本日の症例報告は短い話しですが、これで終わりです。
これから スペイン × ドイツ 戦 に集中しなければ…

今週末も毎日インプラント手術でいっぱいです。
1日中、手術ばかりの日もあります。
手術の合間に一般の歯科治療を行うといった感じです。
今週末行った手術も次回のブログ時に報告したいと思います。

次回のブログは7/12(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(7/6〜9)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

この2日間は、比較的簡単なケースでした。
その中でご紹介するケースは、下顎にインプラントを1本埋入した症例です。
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使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
最近流行っている 国産格安インプラントとは違います。
コストはかなり高いインプラントですが、
その歴史、信頼性ともに世界一級品です。
私自身も10年以上使用していますが、奥歯においては最も信頼性の高いインプラントですね。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。
以外に治療回数はかからないものなのです。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
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治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

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そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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2010年7月5日

インプラント症例:57回目

7/5(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『57回目のインプラント症例』になります。

本日の症例のテーマは、
「最小限の範囲の治療とは?」と
「治療期間中の仮歯」
についてです。

患者様は、当医院に来院されるまで 治療を行っても次々に歯がダメになり、
気がついたら 上顎はほとんど歯がない状態でした。
初診時には、上顎に残っている歯は5歯のみでした。
しかも その5歯のうち1歯はすでにグラグラで 他の歯も状態としては良くありませんでした。
そのため、前歯科医院では、抜歯をし義歯(入れ歯)を作製するしか方法はないことの説明を受けたそうです。
しかし、患者様は
「どうしても入れ歯は避けたい!」
との強いご希望がありました。
しかし、欠損部位が多いこともあり、治療費の問題も大きくありました。
また、骨吸収が非常に大きく(詳細は後で解説)、治療自体も難易度が高い症例でした。

それでは初診時のレントゲンから見てみましょう。
スライド01

上顎は5歯のみが残っているだけです。
下顎も左右の奥歯はすでに欠損しており、残っているのは下顎の前歯の6歯のみでした。
現在は、下顎の左右は義歯(入れ歯)を使用しています。
しかし、違和感も強く、今後上顎がダメになると 上顎も大きな入れ歯になることを考えると
とても耐えがたい状態であると考えて当医院を受診されたのです。
患者様は、始めからインプラント治療をご希望されていました。
スライド02

ここで考えなければいけないことがあります。
この患者様がなぜ歯がダメになったのか?
ということです。
歯がダメになった原因をつきとめないと 適切な治療計画を立てることはできません。
まず、歯周病検査 を行いました。
その結果は、歯周病 には まったく問題がない状態でした。
歯周病でないとすると 歯がダメになった理由として考えられることとして
1.虫歯、
2.神経がない歯が歯根破折 を起こした。
3.噛み合わせ
が考えられます。
もう一度初診時のレントゲンに戻りましょう!
神経のない歯が多いのです。
スライド03

上顎前歯部の1歯を除いて 他は全て神経がない歯でした。
また、噛み合わせの状態を確認したところ 噛み合わせが非常に強いことが考えられました。
噛み合わせの問題とは、歯ぎしり や くりしばり のことです。
神経のない歯が多く、さらに噛み合わせの問題 があると歯は折れる確立が高くなります。
歯根破折 です。
歯根破折 については、このブログで何回もご紹介してきました。
神経のない歯は 非常に脆いため、通常の噛む力でも折れてしまいます。
また、虫歯になっても冷たい、熱い等の症状がでないため、手遅れになりやすかったりします。

今までの歯根破折 症例については以下をご覧になって下さい。


   1. 歯根破折症例:1
   2. 歯根破折症例:2  
   3. 歯根破折症例:3
   4. 歯根破折症例:4
   5. 歯根破折症例:5
   6. 歯根破折症例:6
   7. 歯根破折症例:7
   8. 歯根破折症例:8
   9. 歯根破折症例:9
  10.  歯根破折症例:10
  11.  歯根破折症例:11
  12.  歯根破折症例:12

こうした噛み合わせ や 神経がない歯が多いことを 十分に考慮して 治療計画を立てることが重要なのです。

問題はさらにありました。
骨吸収です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド04

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド05

上顎の奥歯では骨吸収がかなり大きいことが分かるかと思います。
さらに上顎では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド06

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド07

上顎の奥歯では、骨吸収が起こっていることと 上顎洞の存在から 骨の高さがほとんどないことが分かります。
これが、後で解説する治療計画を大きく悩ますことになります。
スライド08

神経がない歯が多い!
骨吸収にも問題がある!
噛み合わせにも問題がある!
等さまざまな問題を抱えている症例です。
また、残っている歯自体にも大きな問題があります。
スライド09

上顎左側の奥から2番目の歯は、現時点でグラグラで指で触ってもとれそうな状態でしたので、
抜歯と診断しました。
また、上顎左側の一番奥の歯も基本的には抜歯です。
しかし、この歯はとりあえず抜歯を行わずに 保存することにしました。
この理由として
1.患者様の抜歯をしたくないという強い希望があったこと
2.この後で解説する 治療期間中の固定式の仮歯を作製するために どうしても必要な歯であること
3.インプラント治療が完了した後でダメになっても その後の治療方針に大きな変更がないこと
等から状態は悪いがこの歯は残すことにしました。
スライド10

また、インプラント治療を行うにあたり 患者様のご希望として、
『治療費を最小限に行いたい!』
との希望がありました。
理想的には欠損全てにインプラントを埋入し、完全に義歯(入れ歯)でない状態になりたい
との希望もありましたが、治療費が高額になってしまうこともあり、
最小限の治療範囲でとどめたい とのご希望がありました。
具体的には、
下顎はとりあえず義歯のまま!
上顎は、左側の奥歯は、歯がなくなると噛めないし、義歯は嫌なため、上顎左側のみにインプラント治療を行いたい!
上顎の右側は、治療費を削減することを考えて治療は行わない!
というご希望でした。
上記のようなことを考慮した結果、以下のような治療計画になりました。
スライド11

上顎左側はインプラントによるブリッジ、
上顎右側は天然歯によるブリッジ(保険診療)
になりました。
インプラント治療については、骨吸収が大きく、上顎洞 の問題もあったため、
ソケットリフト法
カンチレバー
という方法で行うことにしました。
こうした方法を行うことで
治療の大変さを最小限にすること
治療費を最小限にすることが可能になります。
スライド12

次に問題になったのが、治療期間中の仮歯です。
通常現状の状態を考えると治療期間中は入れ歯になることになります。
しかし、患者様は
「治療期間中も入れ歯は絶対嫌!」
ということでしたので、以下のような仮歯を作製しました。
スライド1

上顎の残っている天然歯(黄色丸)を土台として、固定式のブリッジの仮歯を作製するのです。
この仮歯は、完全に固定式ですので、違和感もありません。
審美的にも問題はありません。
快適な状態でインプラント治療を進めることができるのです。
こうしたことを考慮し、上顎左側の一番奥の歯は抜歯しない計画になったのです。
しかし、欠点もあります。
仮歯の土台となっている歯の数が少ないので、仮歯を維持するための強度が不足します。
その結果、治療期間中に仮歯が壊れる確立が高くなるのです。
義歯(入れ歯)にするか?
固定式の仮歯にするか?
をそれそれの利点、欠点をお話した結果、患者様は固定式の仮歯を選択されました。
以下は、仮歯を使用した状態でインプラントを埋入した直後です。
スライド13

以下は、治療が終了した後です。
スライド14

上顎右側の天然歯のブリッジは、治療費を少しでも削減するために保険診療の範囲で行っています。
治療費というのは、費用 対 効果 が重要です。
現時点で最も重要なことは、患者様のご希望にもあるように
義歯(入れ歯)避けるための治療です。
このことを達成するためには、上顎の左側の欠損部は、インプラント治療しか方法はありません。
そのため、上顎左側に治療費をかけることは 費用 対 効果 が最も有効となるのです。
上顎右側の天然歯のブリッジは、その次に考えれば良いのです。
費用的に余裕があれば、上顎右側の天然歯のブリッジもセラミック等にすれば良いですが、
優先順位としては、まず上顎左側のインプラント治療です。
また、将来的には 上顎右側の奥にもインプラントを埋入すれば、さらに良いでしょう!
以下のレントゲンは、治療終了後に骨吸収と上顎洞の状態を表示したものです。
スライド15

上顎左側の奥歯では、骨吸収が大きく非常に厳しい状態であったことが分かるかと思います。

本日のテーマは、
「最小限の範囲の治療とは?」と
「治療期間中の仮歯」
ということで解説してきました。
正しい治療方針とは、患者様自身によって大きく変わってくるのです。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
白い被せ物で 1歯84.000円(消費税込)、
金属製で 1歯58.800円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のブログは7/8(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週(7/2〜3)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。


先週は日曜日がお休みでしたので2日間では、1件のみのインプラント手術でした。
上顎前歯部にインプラントを埋入しました。
長い間欠損部を放置していたため、骨吸収が大きかった症例です。
詳細は、また後日紹介しますが、インプラントの左側にある歯は歯根破折 しています。
782_0011109





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そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2010年7月1日

本日はお休みです

本日:7/1(木)は、朝から1日勉強会のため、ブログをお休みさせていただきます。
勉強会で得られた 新しい情報 等 がありましたら このブログでアップしたいと思います。
お知らせ:7/4(日)は勉強会のため、休診とさせていただきます。
2010年6月28日

インプラント症例:56回目

6/28(月曜日)です。

始めに今週の休診についてお知らせです。
7/4(日)はセミナー(勉強会)出席のため、休診となります。

このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『56回目のインプラント症例』になります。

本日の症例も 前回アップした 歯根破折 を中心としたケースの話しです。
ただし、今回のテーマは、少し違います。
『将来性を考えた治療計画 と 患者様のご希望は 違う!』
というテーマでお届けします。

前回のブログでも書きましたように神経のない歯は 脆く、
通常の噛む力でも折れたり(歯根破折 )、虫歯になっても 冷たい、熱い 等の症状がでないため、悪い状態で発見されることが多いのです。
現実問題として、神経がない歯は、神経がある歯と比較すると
ダメ(抜歯)になる確立が非常に高いのです。
そして、神経がない歯が多い方を治療する際には、
その将来性を考えて治療計画を立てることが 難しくなります。
今回ご紹介する患者様も ほとんどの歯が神経がない歯であり、
本当に頭を悩ませるケースでした。

それでは早速初診時のレントゲンから見てみましょう!
スライド01

このレントゲン写真は、本当の意味での初診時ではありません。
実は、10年程前に下顎の右側の奥歯に問題があり、当医院でインプラント治療を行った方です。
下顎右側の奥にある3本のインプラントは私が10年程前にインプラント治療を行ったものです。
スライド02

先程のレントゲンはインプラント治療終了時に撮影したレントゲン写真です。
このインプラント治療後患者様は、何年も来院されませんでした。
そして、だいぶ久しぶりに来院された時には、さまざまな問題を抱えていました。
このブログをいつも読まれている方には、たいぶ分かるかと思いますが、
神経がない歯が多いのです。
以下の●:赤丸は、神経がない歯です。
スライド03

久しぶりに来院された患者様の問題は、
『被せ物が取れた!』
とのことでした。
スライド04

取れた被せ物の状態を見ると
虫歯が非常に深い歯と
歯根破折 を起こしている歯
がありました。
スライド05

以下の×印は、保存不可能のため 抜歯と診断しました。
スライド06

治療方針として、患者様は
上顎右側は、インプラント治療をご希望されたため、抜歯後すぐにインプラント治療となりました。
下顎の左側については、抜歯することに同意していただけました。
しかし、今後の治療方針については 後で解説しますが、悩みが多い状態でした。
スライド07

以下のレントゲンは、上顎右側のインプラント治療が終了し、
下顎の左側が抜歯後 約3ヶ月経過した状態です。
スライド08

問題なのは、下顎の左側です。
このままインプラント治療を行うとすると以下のようになります。
スライド09

3歯欠損に対し、3本のインプラントを埋入する方法です。
この治療計画の場合、さまざまな問題点があります。
まず、インプラントの間にある天然歯が 神経がない歯です。
スライド10

先にも書きましたように 神経のない歯は、非常に脆く、トラブルが多いのです。
特にこの歯は、残っている歯が薄いこと 等の問題もあり、将来性が非常に低いと言えます。
そのため、もしこの歯がダメ(抜歯)になると…
スライド11

新たにインプラントの追加治療が必要になります。
スライド12

結果的に4本のインプラントが必要になります。
スライド13

また、他の問題もあります。
インプラント間に存在する神経のない歯は、歯自体が斜めになっています。
このことも大きな問題です。
歯が斜めになっているため、その奥に埋入するインプラントの埋入に制限があります。
傾斜している天然歯にぶつからないように 少し後ろ側に埋入することが必要になります。
そのため、インプラントの被せ物自体の形に問題が生じます。
スライド14

このような問題があるため、理想的には残っている歯も抜歯した方が良いと考えられます。
スライド15

この天然歯を抜歯すると
以下のようなインプラント治療計画になります。
スライド16

この治療計画の利点は、以下のようになります。
1.結果的に2本のインプラントで済むため、治療費を最小限に抑えることが可能!
2.何度もインプラント治療をしなくて済む!
3.傾斜している天然歯に影響を受けずにインプラントを埋入することが可能!
特に1番目の治療費の削減といったことは最も大きい利点です。
上記のような
治療計画:1
治療計画:2
を患者様にご説明しました。
最終的な患者様のご希望は、
『治療計画:1』でした。
私としては、『治療計画:2』の方が将来的なことを考えても良い選択であると思いますが、
最終的な判断は、あくまで患者様のご希望によります。
今回のような治療計画のご説明をすると
半数以上の方は、『治療計画:2』の将来性のない歯は抜歯して治療を行いたい 
といいます。
その最大のポイントは、
『治療費の削減 と 再治療を行いたくない』
ということです。
しかし、患者様の中には、
『確かに神経のない歯は、将来性は低いが、抜歯はできるかぎり避けたい!』
というご希望をもっている方もいらっしゃいます。
どちらの治療計画が正しい ということではありません。
それぞれの治療計画の 利点、欠点 を十分にご理解していただき、
お決めになっていただきたいと思います。

以下は、治療計画:1が終了した状態です。
スライド18


こうした神経のない歯が多い場合には、本当に悩みます。
私達歯科医師は、当然のことながら専門家ですから、
患者様の口腔内の状態を見ると
『将来的にはこうなるだろう!』
とか
『この歯は近い将来ダメになる可能性が高い!』
ということが分かります。
そのため、可能なかぎり 将来的に問題が生じないような
治療計画を立てたいと考えています。

本日の症例のテーマは、
『将来性を考えた治療計画 と 患者様のご希望は 違う!』
でした。

7/1(木)のブログは、勉強会出席のためお休みさせていただきます。
次回のブログは7/5(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(6/25〜27)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

先週は、難症例が多かったです。
骨吸収により、骨の幅がほとんどないケースや、
骨の高さが非常に少ないケース 等 
大変な治療ばかりでした。
以下は その中では比較的簡単であった症例です。
2164_0010000



今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約20日で完成した被せ物を装着し、完了です。
以外に治療回数はかからないものなのです。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。



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最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
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詳細は以下をご覧になって下さい。
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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
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2010年6月24日

インプラント症例:55回目

6/24(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『55回目のインプラント症例』になります。

いよいよ明日の朝方(深夜)は、日本 × デンマーク 戦ですね。
毎日、ワールドカップばかり見ていますので寝不足です。
でも楽しいー
昨晩もワールドカップをずっと見ていたので、朝のブログアップの時間が遅れました。


さて本日の症例は、多くの歯が歯根破折 していたケースです。
歯根破折 については、このブログで何回もご紹介してきました。
神経のない歯は 非常に脆いため、通常の噛む力でも折れてしまいます。
また、虫歯になっても冷たい、熱い等の症状がでないため、手遅れになりやすかったりします。

今までの歯根破折 症例については以下をご覧になって下さい。

   1. 6/ 7の歯根破折症例  
   2. 5/27の歯根破折症例
   3. 5/24の歯根破折症例
   4. 3/ 4の歯根破折症例
   5. 2/25の歯根破折症例
   6. 2/22の歯根破折症例
   7. 2/11の歯根破折症例
   8. 1/25の歯根破折症例
   9.  1/14の歯根破折症例
  10.  1/11の歯根破折症例
  11.  1/ 7の歯根破折症例

本日ご紹介する方は、本当に神経がない歯ばかりでした。
初診時来院された時には、上顎の前歯部が折れて 歯がない状態でした。
上の前歯がないと審美的にも大きな問題となります。
審美的な問題点も早期に解決することが重要なケースです。
以下のレントゲンは、初診時になります。
スライド01

問題はいっぱいありました。
神経のない歯が歯根破折 していたり、
虫歯が深い(進行している)歯がいっぱいありました。
スライド02

なぜ このような状況になったのでしょうか?
その最大の理由は、神経がない歯が多いからです。
先にも解説したように神経のない歯は、非常に脆く
さまざまな問題が起こりやすいのです。
その神経のない歯をブリッジとしているのですから
さらに問題は大きくなっているのです。
可能であれば、神経のない歯はブリッジにしない方が良いのです。
ブリッジは、欠損している部位を 残っている歯で支える治療です。
つまり、残っている歯(土台)には 負担が加わりやすいのです。
その負担が加わりやすい歯を ブリッジの土台とするわけですから
いつ 問題が起こっても不思議ではないのです。
以下のレントゲンの●:赤丸は神経がない歯です。
スライド03

本当に神経のない歯が多いですね。
上顎では、3本の歯を除いて 全て神経がありません。
結論として、以下の×印の 
虫歯が深かったり、歯根破折 している歯は 抜歯と診断されました。
スライド1

抜歯後に歯がなくなる部位は、
上顎で8歯分、
下顎で3歯分(下顎右側の一番奥は始めから欠損しています)です。
大変な数の 歯がなくなることになります。
スライド05

患者様は、欠損部に対しては、義歯(入れ歯)を使用することは嫌なため、
固定式のインプラント治療をご希望されました。
しかし、最初に問題となるのは、抜歯後の 審美性 と 噛む ことです。
抜歯するということは、歯がなくなる ということです。
この問題を解決することが 一番最初に必要なことです。
そこで、抜歯に 型を取り
あらかじめ 固定式の仮歯 を作製しておきます。
そして、抜歯と同時に残っている歯で 固定式の仮歯を作製するのです。
以下のようなプランです。
スライド1

黄色丸の歯を土台として、固定式の仮歯を作製するのです。
これで、抜歯当日から 審美的にも問題なく、
食事にも問題がない状態になります。
この仮歯を使用したまま インプラント治療を続けるのです。
次に問題となったのが、骨吸収です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド06

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド07

骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに上顎の右側では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド08

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド09

骨吸収上顎洞 の存在により、上顎右側の奥歯では、インプラントを埋入するための骨の高さが十分に存在していません。
上顎は8歯欠損、
下顎は3歯欠損です。
全ての欠損部にインプラントを埋入すると 治療費が高額になってしまいます。
当然のことながら患者様は、最小限の治療費で抑えたい というご希望がありました。
どこに 何本のインプラントが必要なのでしょうか?
『最小限のインプラントの本数で、最大限の効果のある治療計画!』
『残っている歯も神経がない歯が多いので、将来性をふまえた治療計画!』
が重要なことになってきます。
以下が最終的なインプラントの治療計画になります。
スライド10

下顎の左側の奥歯には、インプラントは埋入しません。
この理由として、
1.下顎右側の奥歯にインプラントを埋入することで右側で噛むことが可能となる
2.下顎の左側は、奥から2番目まであるので、噛むことにはさほど大きな問題にならない
3.下顎左側は、神経がない歯でブリッジを行ってあるため、
  将来的には問題が起こりやすい!
  そのため、現時点で一番奥にインプラントを行っても
  今後その手前のブリッジに問題が起こった場合には、
  再度インプラントを埋入する必要性がある!
  そのため、現時点で下顎左側の一番奥にインプラントを埋入することは
  費用 対 効果 といった点では問題が残る!
スライド13

このことから
今回の治療計画のポイントは、
1.無理がない範囲でインプラントの本数を少なくすること!
2.そのために ブリッジ と カンチレバー で対応する!
ということにしました。
スライド11

また、上顎右側の奥歯の骨吸収部位に対しては、
骨の高さが少ないため、理想的には骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要なことをお話しましたが、
患者様は、
『大変な治療は避けたい!』
とのご希望があったため、
ソケットリフト法 で対応することにしました。
スライド12

以下が治療終了後です。
スライド14

本日のテーマは、
『神経がない歯は本当に将来性が低く、大変になることが多い!』
ということです。
今後 神経がない歯でブリッジを予定されている方は、
今後のことを考えて治療プランを立てた方が良いでしょう。
歯根破折 を起こした場合には、抜歯になってしまいます。


治療費
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次回のブログは6/28(月曜日)になる予定です。
もしかしたら 来週の月曜日はお休みするかもしれません。
それは、ワールドカップの決勝トーナメントの状況次第で
寝不足が続く可能性があるからです。
4年に1度ですから…

今週(6/22〜23)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

先日の症例です。
詳細は治療終了後に再度解説します。
108_0003000





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2010年6月21日

インプラント症例:54回目

6/21(月曜日)です。
先週の木曜日はブログをお休みしてすみませんでした。
毎回楽しみに見ていられる方もいるようで…

今日は『54回目のインプラント症例』になります。

本日の症例は、前回予告しましたように 骨吸収が非常に大きく 通常の方法ではインプラントを埋入できなかったために ソケットリフト法 インプラントの傾斜埋入 という治療法を行い、インプラントを埋入した症例です。

それでは早速始めましょう!
10年程前に行った症例です。
以下は初診時のレントゲン写真です。
スライド01

患者様は、上顎の左右奥歯と下顎右側の奥歯がないため、食事ができないとのことで来院されました。
義歯は使用していましたが、違和感が強くほとんど食事ができない状態でした。
なんとか義歯ではない方法はないかと思い、当医院を来院された方です。
10年以上前は、現在よりインプラント治療が普及していない時期でした。
患者様が知り得る情報も限られていました。
そのため、ご紹介を受けて来院された方です。
歯はない部分は多数存在していました。
上顎右側の奥歯は 5歯欠損、
上顎左側の奥歯は 4歯欠損、
下顎の右側奥歯は 3歯欠損
でした。
スライド02

患者様は、初診時からすでにインプラント治療を行いたいとの強いご希望がありました。
そこで診査を行いましたが、さまざまな問題がありました。
一番大きな問題は、上顎の奥歯の骨吸収です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
いつもこのブログを見られている方には、だいぶなれた骨吸収の線だと思います。
始めてこのブログを見られている方は、是非この骨吸収の線を覚えて下さい。
当医院にインプラント治療をご希望されて来院される方で
骨吸収がある患者様には、インプラント治療計画時に
今回の症例と同じように骨吸収の線を書いたインプラントシュミレーション計画をお渡ししています。
当医院に来院される患者様の多くは、このブログを見られているようですので、
このブログを十分にご理解されると
患者様それぞれに合わせた治療計画書をお渡しする際にさらに分かりやすくなると思います。
それでは、骨吸収の線を書いたレントゲンになります。
スライド03

もっと分かりやすくするために、骨が吸収した領域を赤色で表記します。
スライド04

骨吸収が非常に進行しているのが分かります。
さらに問題となったのが、上顎洞です。
以下のレントゲンの緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の上方は、骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

上顎洞をもっと分かりやすくするために 上顎洞という空洞を緑色の領域で表してみましょう。
緑色の領域の部分は、全て空洞です。
骨吸収と空洞をみると奥歯には、ほとんど骨が存在していないのが分かるかと思います。
スライド07

部位別に残っている骨の高さを見てみましょう!
スライド08

奥歯は本当に骨吸収がひどく、インプラント治療が難しそうですね。
インプラントは骨の中にネジ(インプラント)を埋め込む治療です。
骨がなければ、インプラントを埋め込むことすらできません。
もし、この状態でインプラントを埋入すると以下のようになってしまいます。
スライド09

奥歯では、非常に短いインプラントになってしまいます。
現実問題として このような短いインプラントは存在しませんし、
もし、存在していたとしても これでは当然のことながらダメになってしまいます。
それでは、どうすればインプラントを埋入できるのでしょう?
一般的には、上顎洞という空洞の中に 骨の移植を行います。
上顎洞に 骨の移植を行う治療をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
スライド10

ただし、この治療法はかなり大変な治療になってしまいます。
患者様には、骨吸収が大きいため、骨の移植手術を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要なことをお話しました。
しかし、患者様は
『大変な治療は行いたくない!』とのご希望がありました。
そこで以下のようなプラン(治療計画)を立てました。
スライド11

ソケットリフト法
インプラントの傾斜埋入
という治療を駆使してインプラントを埋入する方法です。
スライド12

ソケットリフト法 は適応症はありますが、比較的患者様の負担が少ない治療法です。
上顎の奥歯で骨吸収があり、骨の高さが少ない場合には頻繁に使用される治療法です。
また、それでもインプラントが埋入できない部分には、無理にインプラントを埋入せずに
奥の骨が少しでも残っている部分にインプラントを斜めに埋入することにしました。
奥の骨が残っている部分は、親知らずがあった場所です。
この場所は比較的 骨が残っていることが多く、私自身 良く利用する場所です。
親知らず部分にインプラントを斜めに埋入(インプラントの傾斜埋入 )することで 可能となる治療方法です。
患者様もこの治療計画に同意していただけました。
そこでインプラントの診査になります。
以下はその診査の一つです。
インプラントを埋入する位置の確認です。
スライド13

そして インプラントの埋入に移ります。
まず最初に右側にインプラントを4本埋入しました。
ソケットリフト法 インプラントの傾斜埋入 を行ってです。
スライド14

次に左側にもインプラントを4本埋入します。
スライド15

さて次に考えなければいけないのが、下顎右側の欠損です。
下顎右側には2本のインプラントを埋入し3歯分を作製するインプラントブリッジの治療計画を立てました。
以下のようなプランです。
スライド16

以下が下顎右側にインプラントを埋入した直後です。
スライド17

インプラントと骨が結合(くっつく)まで待ちます。
上顎で約3〜4ヶ月、
下顎で約2〜3ヶ月
です。
その後、仮歯を作製します。
スライド18

この時点で下顎左側の奥歯が腫れてきました。
スライド19

初診時にすでにこの部分は、抜歯が必要なことをお話してあったため、この後抜歯となりました。
スライド20

抜歯後には以下のような治療計画になりました。
スライド21

ただし、抜歯した部位にインプラントを埋入するためには、抜歯部が治ってからの方が良いため、
まず1本のみを先に埋入し、抜歯部へのインプラント埋入は その後 行うことにしました。
スライド22

以下がインプラントの被せ物を行った後のレントゲンです。
スライド23

今後は、下顎左側の奥歯にインプラントを1本追加して終了です。
スライド24




次回のブログは6/24(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(6/18〜20)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、昨日行ったインプラント手術の中から 上下顎に同時に インプラント埋入を行った1症例をご紹介します。
患者様は、上下顎の奥歯が欠損していることと、重度歯周病という問題点もありました。
そのため、まず歯周病治療 を行い、昨日のインプラント埋入となったのです。
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インプラントは上下顎左右を1度(昨日1日)で埋入しました。
このように欠損が多数ある場合、
全て1回で埋入することもありますし、
2回に分けたり、
4回に分けて埋入することもあります。
1度で全てを埋入するか
何回かに分けてインプラントを埋入するかは、
患者様のご希望によります。
一度に全てを埋入することの利点として、
1.手術が1回で終了できる
2.インプラントの治療期間を短縮できる
以上の2点が最も大きな利点になります。
しかし、
1回で全てを行うのが怖い、
仕事柄、腫れるのを避けるため、負担の少ない方法で行いたい。
(手術を分けて行いたい!)
というご希望の患者様もいらっしゃいます。
どちらが良いということではありません。
現実的には欠損が多数ある方の場合、1回で全てを埋入する方法を選択される方の方が多いですね。

使用したインプラントは全てストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

使用した治療方法は、
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
PRP法
等 です。

麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) です。

治療費は、インプラント1本 168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

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現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
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