最新インプラント症例ブログ

2009年11月26日

インプラントモニター:本年度最後の募集

11/26(木曜日)です。
今日は、『インプラントモニター:本年度最後の募集』になります。

インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
     •インプラントモニター(20%割引)


このブログでは、『今週のインプラント症例報告』を毎回ご紹介していますが、
こうした症例は、患者様の個人情報ですので、レントゲン写真等をお見せすることはできないのですが、
インプラントモニターとして登録されている方は、
事前に 口腔内写真 と レントゲン写真 のみを公開することを承諾していただいているので
本日は、そうしたインプラントモニターの症例をご紹介させていただきます。


それでは、現在治療中の方の症例をご紹介します。
まず、初診時のレントゲン写真です。
987654
クリックすると拡大されます





初診時 上顎には、2歯のみが残っていました。
しかし、この2歯ともに歯根破折
していました。
また、CT検査 の結果、骨の高さはある程度残っていましたが、骨のが非常に少なくなっていることも分かりました。

欠損も多く、骨幅も吸収しているため、比較的難症例になります。


患者様は、インプラント治療に対して以下のご希望を強く望んでいました。

1. 治療期間中も食事が不自由がないようにしたい!
2. 骨吸収はあるが、骨移植 等の大変な治療はできるかぎり避けたい!
3. 腫れることはできるかぎり避けたい!
4. 治療回数をできるかぎり少なくしたい!

以上のようなことをふまえ、骨の吸収が大きい部位には、無理にインプラントを行わず、GBR法等の骨の増大治療も可能なかぎり避け、骨幅や高さが比較的存在する部位にインプラントを埋入する計画を立てました。
また、治療回数を少なくするために、インプラント埋入と抜歯も同日に行う計画にしました。
最大の問題点となる 『治療期間中も食事が不自由にならないようにしたい!』というご希望があったため、
インプラント即時加重•負荷(インプラント手術当日に固定式の仮歯まで行う) を行いました。

骨が比較的残っている部位にインプラントを埋入するため、
インプラントの傾斜埋入
カンチレバー
で対応しました。

以下のレントゲン写真は、上顎にインプラントを埋入後、約4ヶ月後のレントゲン写真です。
28872662
クリックすると拡大されます





患者様は、下顎もインプラント治療を希望していましたが、
『治療による負担を最小限にしたい!』というご希望があったため、
まず、上顎のみインプラントを行い、
『きちんと噛める状態になったら、下顎も開始したい!』
とのご希望があったため、上顎完了後、下顎のインプラント手術になりました。

そして、先日下顎のインプラントを埋入しました。
そのレントゲン写真が以下になります。
977266277228
クリックすると拡大されます





今後は、約2ヶ月後に下顎の型を取り、治療は終了します。


治療方法は、患者様の生活スタイルやご希望によっても変わってきます。
インプラントの埋入位置を最優先させ、
GBR法
ソケットリフト法
サイナスリフト法(上顎底挙上術)
といった骨の増大法を積極的に行うこともありますし、
今回の患者様のご希望の範囲でできるかぎり無理のない治療計画を立てることもあります。


インプラント治療を始めて行う場合、さまざまな不安やご希望があるかと思います。
そうしたことは、治療開始前にきちんち主治医に伝えることが重要です。




現在、今年最後のインプラントモニターを募集しています。

インプラントモニターをご希望の患者様は
下記をクリックして下さい 
      •オンライン見積もり
そして 欠損部にチェックをし、通信欄に『インプラントモニター希望』と書いて送信して下さい。

前回インプラントモニターを募集したところ 多数の申し込みがありました。
電話での対応が困難になる可能性がありますので、お手数ですが、インプラントモニターご希望の場合には 必ずオンライン見積もり でお願い致します。
募集条件に合えば、できるかぎり多くの患者様に対し、対応させていただきたいと思います。

欠損状態等を考慮の上、折り返し、ご連絡させていただきます。

もちろんインプラントモニター以外の患者様も 
オンライン見積もり がご利用になれます。
是非ご利用下さい。




次回のブログは11/30(月曜日)になります。


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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2009年11月23日

インプラントの失敗原因:その2  全身疾患

11/23(月曜日)です。

先日お知らせしたように、現在当医院のでネット環境トラブルがあり、インターネットがまったく使用できなくなっています。

そのため、メールご相談も不可能になっています。
大変申し訳ありませんが、復旧には1週間程度かかる予定です。

ちなみに このブログは、病院近くのインターネットカフェから書いています。
何年も前にインターネットカフェに1回 行ったことはありますが、
だいぶ久しぶりに来ましたが、最近はすごくきれいになってますね。

若い女性の方も1人で来られているようですし、意外にもくつろげる場所です。
私もこのような トラブルがなければ、来ることはなかった場所です。

初めての体験もあり、おもしろく過ごしています。
私が来ているネットカフェでは、夜間から朝まで 8時間で1250円です。
普通こんなものなのでしょうか?
安さにびっくりです。

ソファーでくつろぎながらこうして、仕事もできますし、
カフェラテ 等のドリンクも全て飲み放題ですし、
私は、利用しませんが、
シャワーもあり、
マンガ本も何千冊とありますし、
今週発売の雑誌もありますし、
ビデオやDVDもあります。
コピーも取れますので、仕事に来ている人もいるようです。

さらにびっくりしたことに食事もできるのですね。
インターネットカフェと同じビル内にある居酒屋さんから出前ができます。
ビールと裂き鳥、さしみまで、居酒屋と同じメニューが ここにいながら注文できるのには本当にびっくりです。

便利なこともあり、人はいっぱいです。

でもネット環境が復活したら、来ることはないでしょう。

いくら便利でも家の方がはるかに快適ですから!

さて、前置きはこれくらいにして2時間の予定で帰らなければいけませんので、急ぎたいと思います。

それでは、本日の本題に入ります。
今日も前回の続きで、『インプラントの失敗原因:その2  全身疾患』になります。

全身疾患の中でも本日は、『インプラントと糖尿病』について解説します。

日本での糖尿病の患者数は、約 740万人と推計されています。

さらに、糖尿病の可能性のある、糖尿病予備軍の方の数を入れると、約 1620万人というすごい数になります。

そして、糖尿病は年をとるにしたがって発症しやすくなる病気なのですが、調査によると、40歳以上の約10%、つまり 10人に 1人が糖尿病であるという結果もあります。


歯科と糖尿病の関係で言えば、
糖尿病が進行すると抵抗力や免疫力が低下し、歯周病を引き起こしやすくなります。

また、インプラント埋入後に骨とインプラントが接合しないで失敗に終わるケースもあります。

私の臨床の中でも 糖尿病が原因でダメになったと考えられる患者様を経験したことがあります。

インプラント治療前の問診では、全身的なご病気はないということでした。

しかし、これは病気がないのではなく、患者様ご自身がまったく 気がついていいないのでした。

後からわかったのですが、この患者様は、健康診断を以前はづっと受けていたが、
ここ数年は、受けていなかったとのことでした。

健康診断を受けていた時には、検査にひっかかることもなく、体調も良好でした。
現在も特に体調が悪いと自覚されてはいませんでした。

歯周病 や 噛み合わせにも問題なく、お忙しい方ということもあり、治療計画のご説明後、インプラントを埋め込みました。

その後、抜糸まで行いましたが、消毒や経過観察には、まったく来られないようになってしまいました。

インプラント手術後半年以上経ち、ご予約がありました。

「その後はどうですか?」とお話をしたところ
「糖尿病で暫く入院していた!」とのことでした。

現在は、体調もだいぶ良くなってきたとのことでした。

しかし、手術を行ったインプラント部分を拝見したところ
インプラントがグラグラとしていました。

歯周病の問題は、もともとなく、
歯磨きの状態も悪くはありませんでした。
処方した抗菌性の強い、うがい薬も使用していたとのことでした。

100%原因をつきとめることは難しいのですが、おそらく全身的な問題と考えられます。

この患者様は、たいぶ前に他の部位にインプラント治療をすでに行っており、その部分はまったく問題ありませんでしたが、今回新たに手術を行った部位がグラグラしていたのです。

入院したのは、抜糸の後すぐのようです。
ふらふらとし、病院に行ったら糖尿病と診断されたようです。


しかし、全ての糖尿病患者様がインプラントが禁忌ということではありません。
血糖値のコントロールがうまくできていれば、インプラント治療も十分可能になります。
絶対的な基準というのはありませんが、

1 空腹時血糖値が150以下(状況により200以下であれば可能)

2 HbA1-cが7%以下(状態により8%以下であれば可能な場合があります) 
   *HbA1-c(過去1ヵ月の平均的な血糖値)

3 尿ケトン体(―) 

4 重篤な合併症がない

であれば、ほぼ問題はないといえます。

しかし、このような数値でも 通常の方よりは感染のリスクは高いため、
十分な注意が必要です。

また、現在糖尿病で通院されている場合には
必ず内科主治医との連絡をとって行えるかどうか決める必要性があります。

また、インスリン注射や血糖降下剤を服用されている方はインプラント手術の際には問題なとる場合があります。
以下のようなことです。

インプラント治療の難易度や埋入本数により、治療後に食事の制限がある場合があります。
これは、非常に骨吸収があった場合に骨の増大治療を行った場合などです。

このような場合、インプラント手術当日の血糖降下剤の服用やインスリンの自己注射に問題を生じることがあります。

つまり、手術後に腫れ等で食事が十分取れなかった場合、いつも通りに決まった時間に血糖降下剤の服用やインスリン注射を行ってしましますと、血糖値が下がりすぎてしまい低血糖症となってしまいます。 
         
そのため、インスリン注射や血糖降下剤を服用されている方はインプラント相談の段階で必ず担当歯科医師に申告されることが必要です。

そして、インプラント治療後に腫れがあるのか?
食事制限があるのか?等の検討をし、
もし、そうしたことが考えられれば、事前に内科担当医師との打ち合わせが必要になる場合もあります。

糖尿病だからといってインプラントができないということではありません。
重要なのは、担当歯科医師に現在のご病気や体調等を事前にきちんとお話することが必要なのです。



今週のインプラント手術報告

昨日のインプラント手術についてお話します。
昨日のインプラントは、上顎の左右奥歯に4本のインプラントを埋入しました。

2本のインプラントは、骨吸収もさほどなく、特に問題はありませんでした。
しかし、他の2本は、骨の高さ、幅ともに骨吸収が起こっていたため、
多少の問題がありました。

特に骨の高さが少ない状態でした。
上顎にインプラントを埋入する場合、でいるかぎり長いインプラントを埋入した方が長期的な安定性は高いと言えます。

そのため、今回はソケットリフト法 を行い、長いインプラントを埋入しました。
また、骨幅を増大させるGBR法 と骨増大をさらに促進するために、PRP法 も併用しました。

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) で、長さ12ミリが4本です。
これだけ長いインプラントが埋入できれば、安心です。

麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に治療が終了) です。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のソケットリフト法 GBR法 PRP法 の費用も含まれています。


次回のブログは11/26(木曜日)になります。
次回のブログもネットカフェで書いているでしょう。
早く直らないかな?

メールもづっと見ていないので



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』になります。
2009年11月20日

現在ネット環境に不都合があり、ご質問等のメール相談がご利用できません。

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大変申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

インプラントブログは、通常通りの日程で更新予定です。
2009年11月19日

インプラントの失敗原因:喫煙

11/19(木曜日)です。
今日は、『インプラントの失敗原因:喫煙』になります。

歯が欠損している場合の治療方法には、
 天然歯を削除して行うブリッジ、
 歯を削らずに行うインプラント、
等が考えられます。

天然歯を削除する治療よりは、インプラント治療の方が 
一般的に 長期的な安定性が高いことが多くの論文で報告されています。

インプラントの10年後の予後(成功率)は、95〜99%程度という報告が多くみうけられます。
しかし、この成功率は、上顎や下顎、インプラントを埋め込んだ長さ、噛み合わせ、歯周病の程度…
等さまざまな要因によって変わってきます。

治療前にリスクが高いことを排除するれば、より予知性は高くなります。

例えば、歯周病の問題がある方は、インプラント治療前にきちんと歯周病の治療を完了させることです。
インプラントも歯周病になってしまいますから…

リスクを排除するということで言えば、喫煙は、非常に大きなポイントです。
喫煙をされている方は、インプラントがダメになる確率が非常に高いと思って下さい。

喫煙といっても 喫煙本数 や 喫煙期間 にもよっても違います。
(もちろん喫煙本数が多ければリスクは高くなります)

また、喫煙以外のリスクがあれば、さらにダメになる確率が高くなります。
例えば、
喫煙者 で 歯ぎしりが強いとか、
喫煙者 で 糖尿病とか、
喫煙者 で 歯周病であるとか、
インプラントがダメになるリスクはどんどんと高くなります。

インプラント治療(歯周病治療にはもっと関係してきます…)を行う際には、絶対に禁煙していただきたいのですが、これがなかなかうまくいきません。

治療前に『インプラントと喫煙のリスク』をご説明し、
『これを機会にタバコを止める!』といっていた方でも
結局、吸っている方も多くいらっしゃいます。

こればかりは、患者様の努力必要になってきますから…

しかし、インプラント治療と喫煙を考える上でもっとも重要なポイントになる時期があります。
手術直後です。

インプラント手術は、当然のことながら歯肉を切開します。
切開し、縫合した歯肉が治癒する段階で、喫煙すると 傷口の治りは非常に悪くなります。
喫煙した煙が直接傷口に触れるからです。

私が手術した患者様の中でも明らかに喫煙による失敗を経験したことがあります。

また、インプラントと骨は、一定の期間(2〜4ヶ月程度)をかけて骨と結合します。
特に最初の1ヶ月程度は、非常に重要な時期です。

この時期に喫煙をされると インプラントと骨が結合するのを阻害してしまいます。
特に上顎の奥歯にインプラントを行った場合には、問題が起こる確率が高くなります。

上顎の奥歯は、骨の吸収が多い場所であり、
適切なインプラントを行うために、
ソケットリフト法 サイナスリフト法(上顎底挙上術) という治療を行うことがあります。

このような場合には、手術後 暫くは、喫煙は禁忌です。

ソケットリフト法 サイナスリフト法(上顎底挙上術) は、上顎の奥歯に存在する空洞(上顎洞)に骨の移植を行います。

この空洞(上顎洞)は、副鼻腔とも言います。
つまり、鼻とつながっているのです。
そのため、喫煙による煙の影響は、非常に大きなものです。

絶対に禁煙しなければなりません。

また、同様の処置として、骨の増大治療を行った場合です。
具体的には、GBR法を行った場合です。

GBR法は、骨を増大させるために、歯肉の中に 人工骨やGBR膜といった材料を埋め込みます。
こうした材料は、本来生体(身体)のものではありませんので、
GBR法を行った後には、異物反応や炎症が起こります。

骨吸収もなにもなく、単にインプラントを埋め込んだ場合と比較して、
歯肉の治りにより繊細な状況になるのです。
こうした場合に、喫煙をされていると 失敗につながります。

もちろん、ソケットリフト法 サイナスリフト法(上顎底挙上術) GBR法以外は喫煙しても大丈夫ということではありません。
しかし、上記のような骨増大を行った場合には、絶対に禁煙をしなければなりません。

このようなお話をしても喫煙される方がいらっしゃるもの事実です。
幸い、問題が起こらなかった方もいますが、
インプラントが骨とくっつかず(結合)せず、グラグラとしてくる方もいらっしゃいます。

インプラントがダメになった場合には、再度治療はやり直しです。

時間(期間)もかかり大変です。

きちんとしたインプラント治療を行っている歯科医院の中には、
喫煙者はお断りするところもあります。
また、喫煙者は保証の対象外になっている歯科医院もあります。

それだけ、リスクが高いということなのです。



次回のブログは11/23(月曜日)になります。



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2009年11月16日

インプラント症例報告

11/16(月曜日)です。

今日は、少し遅れてのアップです。

今日は、『インプラント症例報告』になります。

年末になると手術が非常に多くなっています。
昨日も一日中手術をしていました。
その中から2ケースご紹介したいと思います。

まず1症例目は、上顎の前歯部(1歯欠損)にインプラントを埋入したケースです。
インプラント手術自体は、多少の骨吸収があり、骨増大法(GBR法)を行いましたが、さほど難しケースではありませんでした。

しかし、問題があったのが、術前の歯肉の状態です。
今回インプラントを埋入した部位は、歯根破折 を起こしていた部位です。
歯根破折 を起こすと、折れた部位から血液 等が入り込み、感染を起こします。
感染を起こすと 歯肉がはれ、膿みが溜まります。
このような状態になると 歯を支えている骨の吸収が起こってきます。
骨吸収が起こった状態で抜歯を行うと
抜歯後に歯肉も大きく退縮してしまいます。
退縮程度にもよりますが、この退縮を100%元の状態に回復させることは難しいのです。

先にもありました骨増大法(GBR法)ですが、どのような状態でも100%元の状態に回復させることは難しいのです。
骨の再生には限界があります。
この詳細は、以下を参考にして下さい。
    •GBR法(骨再生治療)の限界

骨吸収が完全に回復できないと歯肉は下がったままになってしまいます。
今回の症例は、上顎の前歯部が1歯欠損していましたので、この部分の歯肉が退縮してしまうということです。
結果的に、前歯の左右の長さが変わってしまうことになります。
インプラントの方が歯肉退縮があったために、長く見えてしまうのです。
この詳細は、以下を参考にして下さい。
インプラント治療後に歯が長く見える原因と歯と歯の間に隙間ができる原因

このように 左右の歯の長さが非対称になってしまうケースでも さほど問題にならないこともあります。
これは、笑った時に歯肉があまり見えない方です。
長くなった部分が見えない方は、左右の歯の長さが非対称でも審美的には問題が起こりません。

しかし、笑った時に歯肉が見える方は、審美性に問題を生じてしまいます。

今回の患者様は、もともと笑った時に歯肉が大きく見える方でした。
患者様ご自身も歯肉が見えることを気にしていらっしゃる面ありました。
そこで治療方法として、
退縮を起こしている部位に合わせて、周囲の天然歯の長さを長くする方法を選択しました。
(専門用語で “ 根尖側移動術 ” と言います)

吸収してしまったインプラント予定部はそのままで、
逆に周囲の歯を下げて、インプラント部分に合わせるのです。

結果的に、インプラント部分と天然歯は、歯の長さは同じになり、笑った時に以前より歯肉が見えないようになります。

骨吸収が起こっている場合で審美的に問題がある場合には、さまざまな対処方法があります。
今回のように退縮したことを利用することもありますし、
歯肉の再生(回復、増大)治療 を行うこともあります。

使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
このインプラントは、審美的な部位には、非常に優れたインプラントです。
プラットホーム・スイッチング というシステムが取り入れられたインプラントメーカーです。
現在審美性を重要視する部位は、ほとんどこのインプラントを使用しています。

麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。


次の症例です。
患者様は、上顎が全てない方でした。
そのため、今年の始めに上顎にインプラントを7本埋入し、インプラントブリッジとしました。
今まで義歯で食事が十分できない!
入れ歯が落ちてくる!
といった不満がありましたが、インプラントブリッジをすることで
『何でも噛めるようになった!』と大変喜ばれています。
そこで、今回は、『下顎にもインプラントを行いたい!』 というご希望がありました。
下顎は、前歯部はありますが、左右の奥歯(4歯づつの欠損)は、義歯(入れ歯)を使用していました。
今回は、この部位にインプラントを埋入することになりました。
4歯欠損に対しては、2本のインプラントを埋入し、インプラントブリッジとします。
これを左右(4本埋入)同時に行いました。

骨幅は、十分存在していたため、治療自体は、難しいものではありませんでした。

前回の上顎の手術は、インプラントの埋入と同時に固定式の仮歯を作成する方法でした。
インプラント即時加重•負荷(インプラント手術当日に固定式の仮歯まで行う)

その時には、埋入本数も多かったため、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。

眠っている間に治療が終了できたので、患者様は、負担もなく非常に楽だったということで、今回も同様の静脈内鎮静法 で手術を行いました。

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) が4本です。

ストローマンインプラント(ITIインプラント)は、私自身10年使用していますが、さすが世界的にトップシェアーのインプラントと言えます。

今回の患者様のようにまず問題となっている部位や気になる部位から始め、最終的に他の部位もインプラントをされる方も多くいらっしゃいます。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のGBR法の費用も全て含まれています。



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2009年11月12日

OAM(大口式)インプラント方法:その2

11/12(木曜日)です。

先日、年末になると忙しくなることをお話しました。
やはり、今年も年末が近づくにつれ、忙しくなってきました。

病院は、不況に大きく左右されないと言われますが、そのようなことはなく、
経営が厳しい歯科医院も増えてきていると言います。

実際に、東京都内の歯科医院では、年間 300件程度が倒産もしくは、廃業しているようです。
どの業種も同じように厳しい状況です。

当医院でも 今年の初め頃は、インプラント治療を希望される患者様も減少傾向にありましたが、政権交代もあったせいか 年末になるとだいぶ変わってきました。

年内になんとかしたいと 考えられている方が多いからでしょうか?
インプラント治療を希望されて受診される方が多くなってきています。

昨晩も診療終了後、初診の患者様にお渡しする『 治療計画書』を朝方まで作っていました。
この治療計画書が結構大変なんです。

簡単な症例ですと、10〜20分程度で完成しますが、
大変な症例ですと、1症例で 2時間以上もかかることがあります。

お渡しする治療計画書は、治療内容等により変わりますが、
簡単なケースでは、A4用紙で 5〜10ページ程度、
難しいケースですと A4用紙で 30ページ程度の量があります。
簡単な本のようです。

新規の患者様が多いと この治療計画書を作成するだけでも 毎日大変なのです。
昨晩も6名の治療計画書を作成していましたので、朝4:00までかかってしまいました。

インプラント治療は 単に欠損部の問題を解決するだけではありません。
噛み合わせをきちんとすることは、口腔内全体にとって重要なことです。

現在欠損部がある方で、インプラント治療を考えてはいるが、
どうするか迷っている方もいらっしゃるかと思います。
このような場合には、インプラントを行わなくても欠損部を放置しないことが大切です。
仮歯を利用したり、仮の義歯を使用したりすることが重要です。
欠損部をそのままにするこは、結果的にさらに多くの問題を生じてしまいます。

また、欠損があるということは、 歯周病等も問題が起きている可能性も高いのです。

歯周病は、放置するとどんどんと状態は悪くなり、さらに多くの歯を失うことになります。
早期に対応することが最も重要なのです。




それでは、本日の本題に入ります。
今日も前回の続きで、『OAM(大口式)インプラント:その2』になります。

OAM(大口式)インプラントは、インプラント治療で一般的に使用される
骨に穴を開けるための『ドリル』を ほとんど使用しないで治療を行います。

OAM(大口式)インプラントの最大の利点は、骨を押し広げるように行いますので、骨幅が少ない症例でも骨幅を広げることが可能になります。
(ドリルで骨を削らないことが最大の利点です)

その結果、骨を増大させるようなGBR法を最小限にすることが可能になります。
実際に 私自身も 『スプリッティング法』を行うようになってから GBR法を行う頻度がだいぶ少なくなってきました。

骨吸収が大きい場合には、GBR法を行うことがあっても 簡単な処置のみで終了させることができるため、患者様の負担もずいぶんと少なくなってきています。

GBR法は、骨吸収の程度にもよりますが、それなりに大変な治療です。

手術時間が かかれば かかるほど 術後の腫れ 等も大きくなります。

私もインプラント治療を始めた頃から もっと患者様に負担の少ない治療法はないのかと考えていました。
以前のインプラント治療は、骨の吸収がある場合には、骨の移植を積極的に行い、インプラントを埋め込むといった方法が主体であり、治療優先の考えがありました。

もちろん骨吸収がある部位には、インプラントは適切に行えませんので、骨を増大させることは重要なことです。
しかし、骨を増大させることと同程度で患者様の負担を軽減することも重要です。
もちろんOAM(大口式)インプラントで全ての問題が解決できるわけではありませんが、多くの症例で手術にかかわる負担を軽減させるこが可能になります。

今後は、さらに負担の少ない治療が開発されることと思います。



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2009年11月9日

OAM(大口式)インプラント方法

11/9(月曜日)です。
昨日の日曜日は、私(院長)は 名古屋でインプラントの勉強会がありました。
どんな勉強会だったかを ご紹介します。

通常、インプラントを顎骨内に埋め込むためには、専用のドリルで穴を形成します。

インプラントの直径は、使用するインプラントメーカーにより多少違いますが、
3.5〜4.5ミリ程度あります。

そのため、適切なインプラントを埋入するためには、それ以上(インプラントの太さ以上)の骨の幅が必要になるのです。

具体的には、インプラントの周囲に1ミリ以上の余剰な骨幅が存在することが必要です。
つまり、6ミリ以上は 骨幅が必要だということです。

しかし、多くの症例で6ミリ以上の骨幅が存在するケースは、少ないのです。

骨幅が少ない場合には、骨を増大させるGBR法(骨再生治療法) が必要になります。

この治療は、骨を増大(再生)できる大きな利点もありますが、大変な面もあります。
大変というのは、手術後の 腫れ や 疼痛 が起こる確率が高いということです。

もちろん、骨吸収が大きく、大幅に骨の増大(再生)を行おうとすれば、それだけ大変になります。

また、骨の再生量には 限界があり、どのような状態でも骨を元通りの状態に回復させることが可能なわけではありません。詳細は、以下をクリック
    •GBR法(骨再生療法)の限界
     
できれば、GBR法(骨再生治療法) を行わない方が楽なことになります。

今回、聴講してきた話は、ドリルをほとんど使用しないで、骨幅を増大させて インプラントを埋入する方法です。

私自身もこの方法は、数年前から行っていました。
しかし、『OAM(大口式)という方法は 非常に良い!』ということを学会や多くの先生から聞いていたので、もっと詳しい話を実際に話を聞いてみたい と思っていました。
それが、昨日の名古屋での聴講になったのです。

話は、また一般的なインプラントの手術方法になります。
通常、骨に穴を開けるドリルですが、2〜4種類程度の太さがあります。
細いドリルから始め、最終的なインプラントの直径に近いサイズまで 順番にドリルを太くし、穴を開けていくのです。

OAM(大口式)インプラントは、ドリルではなく、細いキリのような器具です。
骨を削る刃は 付いていないので、骨が削られることはありません。
細いキリのような器具から 少しずつ 太くし、穴を押し広げて拡大します。

一番細い器具(キリ)で、0.5ミリです。
そこから約0.2ミリづつ 器具(キリ)は、太くなります。
最終的に、インプラントを埋め込むことが可能になるまで、16〜20種類の器具(キリ)を使用します。

一般的なインプラントに使用するドリルが2〜4種類なので、いかにOAM(大口式)が少しずつ穴を拡大しているかが分かるかと思います。

ドリルは、骨を削りとり、穴を開けますが、
OAM(大口式)は、骨を削らないため、穴が大きく拡大されるたびに 骨幅が、押し広げられるのです。

骨には弾性があります。
例えば、厚さ3ミリの骨幅があったとします。
この骨の真ん中に 小さい 器具(OAMのキリ)を挿入し、穴を4ミリ程度まで拡大したとします。
計算上は、骨幅は、7ミリまで拡大されることになります。

現実的には、骨の吸収状態は、凸凹していたり、硬さも違うため、全て理論上とは違いますが、
確実に骨幅は、太くなります。

ただし、時間はかかります。
通常、ドリルを使用すれば、骨幅に問題がなければ1本の埋入で5〜10分程度で十分終了しますが、
OAM(大口式)では、16〜20種類の器具(キリ)を使用し、他にも使用する器具がありますので、
大変時間がかかります。

しかし、非常に有効な治療法であることは間違いないことです。

当医院でも早速 来週にでもこの器具を購入し、インプラント治療を行いたいと思います。

当医院でも 今までに 骨幅を押し広げる治療法を行ってきましたが、
その器具は、OAM(大口式)のように多種類の器具ではありませんでした。
そのため、適応範囲は限られてきました。

OAM(大口式)は、0.2ミリ間隔で 少しずつ拡大できることが 大きなポイントです。

また、実際の症例については、今後ブログで紹介します。



次回のブログは11/12(木曜日)になります。
次回も今日の続きになります。



今週(11/6〜7)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

昨日は私が不在でしたので、一昨日のインプラント手術報告を行います。

一昨日は、3件のインプラント手術がありました。
いつもは、難症例の話をしますが、この3件は、どれも さほど難しい症例ではありませんでした。

難しいかどうかは、骨の状態に左右されます。
骨の吸収が大きいケースでは大変ですが、
骨吸収がさほどなければ、治療は簡単です。

インプラントの埋入本数も 2症例が2本の埋入、1症例は1本のみ の手術でしたので、
手術時間も10〜15分程度でした。
全ての症例がこのような状態であれば、私も患者様も楽で良いのですが、そうはいかないのが現実です。

来週は、大変なインプラント手術が何件もあります。

骨吸収を起こさないためには、悪い状態を放置しないことです。
具体的には、
歯根破折を放置しない!
歯周病を放置しない!
歯がないままにしない!
ことが重要です。

良くあることとして、どうしてもダメな歯を 治療 も 抜歯もせず、そのままに放置することです。

悪い状態がある方は、そのまま放置せず、早めに治療を行うことが重要です。




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2009年11月5日

ワンピースインプラント:その5

11/5(木曜日)です。

今日は、木曜日ですが、一昨日が祝日だったため、診療します。

ブログの前に今週のお知らせです。
今度の日曜日(11/8)は、院長は インプラントの勉強会のため、不在です。
他にも北浜先生も学会のため 不在ですので、日曜日は、山科先生と真鍋先生の2人での診療になります。


今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その5』になります。

このシリーズも今日で最終回です。

まずは、 今までの おさらいをしたいと思います。
同じような話にはなってしまいますが、分かりづらい話でしたので…

最初に インプラントの基本構造のおさらいです。
通常 使用されているインプラントのほとんどが、ツーピースタイプのインプラント です。

以下は、ツーピースタイプのインプラントのの写真です。
3つのパーツでできています。
28665515111
クリックすると拡大されます。






1. 上記写真の 最もの部分は、 インプラント本体: 『フィクスチャー』と
  言います。

2. 上記写真の 間の部分は、 アバットメント: 被せ物の歯を付ける『土台』
  のことです。

3. 上記写真の 最もの部分は、 上鵜構造『補綴物(ほてつぶつ)』とも
言います。:被せ物のことです。

上記のように インプラントの構造は大きく分けて この3つから成り立っています。

一般的な手術方法は、第一段階として『フィクスチャー』と言われる ネジ の部分のみを 骨の中に埋め込みます。(インプラントの手術時です)
そして、骨とインプラントが結合(くっつく)まで 約2〜4ヶ月程度待ちます。
その後、『フィクスチャー』の上に 『アバットメント』を接合します。
そして、型を取るのです。
この3つのパーツは、全て別々である ということです。

しかし、ワンピースインプラントは、始めから 『フィクスチャー』と『アバットメント』が一体型になっています。

インプラント と アバットメント が結合する部分は、緩んだり 取れたりすると問題になってしまいますので、非常に精密な構造になっています。

コストの面からすると このアバットメントの価格は、インプラント本体(フィクスチャー)とさほど変わらないのです。
そのため、インプラント と アバットメント が一体型になっている ワンピースインプラントは、コストが安くできるのです。

もう少し 違いについてのおさらいは続きます。

インプラント手術後には、インプラントと骨が結合するまで、安静にすることが重要です。
具体的には、インプラントに外力が加わらないようにすることが重要なのです。

ツーピースタイプのインプラント は、インプラントを埋入する手術直後には、インプラント自体は、歯肉の中に埋め込まれることになります。
(インプラントの種類 等によっては、インプラントの蓋のみが歯肉の上に見える  1回法 の場合もあります)

これは、インプラント自体に外力が加わらないようにするためです。
しかし、ワンピースインプラントは、インプラント本体(フィククチャー)と土台(アバットメント)が一体型になっているため、手術直後から棒状のアバットメントが見えるのです。
そのため、舌に触れたり …等外力が加わりやすいのです。

また、インプラント手術を行う際には、インプラントを埋め込むための骨の状態が大きく関係してきます。
骨の幅や高さが十分に存在することが重要です。
しかし、現実的には、骨の吸収が起こっていることが多いのです。

骨の吸収が起こっている場合には、 骨増大治療(GBR法) を行います。
この場合には、インプラント本体(フィクスチャー)を歯肉の中に埋め込むことが基本になります。

そのため、骨吸収が起こっているケースでは、ワンピースインプラントは一般的には、使用されないことが多いのです。

また、インプラントの土台(アバットメント)についても解説しました。
ツーピースタイプのインプラント の場合、このアバットメントを選択することが可能です。
アバットメントの高さ や 角度を自由に選択できるのです。
これは、大きな利点になります。

次に、セラミック等のインプラントの被せ物です。
インプラントの被せ物には、
セメント(接着剤)で固定する『セメント固定式』と
ネジで固定する『スクリュー固定式』があることも解説してきました。
症例によっては、後で取り外しが可能な『スクリュー固定式』の方が有利なことが多いのです。
『スクリュー固定式』は、ツーピースタイプのインプラント でしか行えません。

それでは、『ワンピースインプラントは良くないのか?』
ということですが、
そうではありません。
確かに ツーピースタイプのインプラント と比較すると 治療の選択範囲は遥かに少ないですが、利点もあります。

ワンピースインプラントの最大の利点は、コストです。
治療費は、 ツーピースタイプのインプラント に比べ、圧倒的に安くなります。

インプラント治療は どうしても治療費が大きな問題になりますので、安く行えるワンピースインプラントは、大きなポイントになります。

現在、世界的にみて ほとんどのインプラントは、ツーピースタイプのインプラント です。

ツーピースタイプのインプラント の方が圧倒的に利点が多いからです。

しかし、きちんとした適応症さえ守れば、ワンピースインプラントも十分可能であると考えられます。


本日は、診療中で 朝途中まで書いていたブログを 現在 お昼休み中に書き終えました。

もうすぐ午後の診療ですので、本日のブログはこれで終了です。
午後は、インプラントの手術から診療開始です。
骨吸収が進行した上顎に5本のインプラントを埋入します。


次回のブログは11/9(月曜日)になります。


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2009年11月2日

ワンピースインプラント:その4

11/2(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その4』になります。

当医院は、2日(月)と3日(水)は休診です。
そのかわり、通常は、休診の木曜日(11/5)は、診療致します。
11/5(木)のご予約は、オンライン予約は行えませんので、電話でご予約お願い致します。

また、救急の場合には、メール(info@sugiyama-d.sakura.ne.jp)でご連絡下さい。



さて、今日もツーピース インプラントの利点についてです。

前回から解説しているように世界中のインプラントのほとんどがツーピース インプラントです。
その理由として、ワンピースインプラントと比較して 圧倒的に多くの利点があるからです。

本日は、その中でも 前回予告した セメント固定式 と スクリュー固定式について解説します。

スクリュー固定式は、具体的に言うと、型を取ってできた被せ物を接着剤で付けるのではなく、『ネジ』で固定する方法です。

完成した被せ物の噛む面や 被せ物の横の部分に メガネで使用するような『小さなネジ』が付いています。
インプラントとは この『ネジ』で固定されることになります。

インプラントに被せ物を取り付ける際に、ドライバーのネジのようなもので、
締め付けて固定します。

『スクリュー固定』の最大の特徴として『取り外し』ができることです。
この『取り外し』ができることは 将来性を考えた場合、非常に利点となります。

被せものが セラミック や ハイブリッドセラミックのような白い材質の場合、 歯ぎしり や くいしばりの程度等によりますが、磨り減ったり、欠けたりする可能性があります。

もし、欠けたりした場合、『取り外し』ができれば、一度取り外して修理できます。
長期間の間に磨り減った場合でも取り外し、修理が可能になります。
また、万が一、インプラント自体に問題があった場合、取り外しができた方が
その後の治療を行いやすいという利点があります。

この取り外し式ができるスクリュー固定式は、非常に利点が多いのです。

たたし、欠点として、小さな歯(セラミック等)の内部にネジが入ってるため、構造が非常に複雑になります。
そのため、作成するコストは、セメント固定式と比較すると圧倒的に高くなります。


次にセメント固定式ですが、これは、通常の天然歯の被せ物と同様に 接着剤でセラミック等をくっつけることになります。
非常にシンプルな術式で治療が行えます。
治療に対するエラーが少ない方法とも言えます。

また、治療に関わる材料費等のコストを抑えることができます。

しかし、セメント固定式は、審美性を重視した前歯部では、問題が生じることがあります。

前歯部の場合等、インプラントを審美的に行う場合、インプラントと上部構造(被せ物)の境目が見えないように この境目の部分を歯肉の内部に設置します。

なんのことだかわからない方のために、天然歯において被せ物を行う際の治療方法について解説します。
通常、天然歯を削って、被せ物を行う時には、削る境目をどこに設定するかは、前歯、奥歯等により異なります。
奥歯は、削る境目を 歯肉と同じ位置もしくは 若干歯肉より少し上に設定します。
つまり、被せ物と削った境目が歯肉の上になり、直接見える状態にします。
こうすることにより、境目に直接歯ブラシを当てることが可能となります。
また、被せ物は接着剤でつけますので、つける際にできる余分な接着材を取り除くことが確実に行えます。

しかし、削った境目が歯肉の上に直接見えるということは 前歯では審美的に問題を生じることがあります。
そのため、前歯等の審美性を重視する場合にはこの境目を歯肉の中(約1〜1.5ミリ)に設置します。
境目は、歯肉の内部にあるため、審美的には優れていますが、問題点もでてきます。
一つは 型を取ることが困難なため、エラー(再度型を取ったり、完成した被せ物がぴったりと合わない等)がでてきます。
次に先程あった、境目にある余剰な接着剤を正確に取り除くことが難しいのです。
これは 余剰な接着剤がきちんと取り除けたか確認することが困難であることとつながります。
もし、余剰な接着材が歯肉内部に残ると それが、原因で炎症が起ります。

話は長くなりましたが、審美性を重視する部位にインプラントを行う場合、
インプラントと被せ物の境目を歯肉の内部(歯肉縁下1〜1.5ミリ)に設定しますので、接着剤を取り残す可能性があります。
審美性重視するために、歯肉縁下にインプラントを埋入した場合には『スクリュー固定』の方が優れていると言えます。


本日の内容は、なかり難しい話になりました。

前回のブログにも書きましたようにインターネット等で良く広告されている 格安インプラント の多くは、
ワンピースインプラントです。
インプラントの土台(アバットメント)が一体型になっているタイプです。

全てが一体型になっているため、非常に安価でできます。

骨吸収がなく、埋入部位 や 欠損数…等さまざまな条件さえあえば、ワンピースインプラントでも 十分対応ができると考えられます。

しかし、現実的には、土台(アバットメント)の長さ や 角度 等の種類を後から選択できないことや 『スクリュー固定』も選択できない 等 多くの問題点を抱えてることも事実です。

ワンピース インプラント か ツーピース インプラントかの選択は、さまざまな条件を考慮に入れて選択することが大切です。


次回は、今回のシリーズの最終回になります。
次回のブログは11/5(木曜日)になります。

今週(10/30〜31)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

毎回この手術報告では、難症例を解説しています。
今回のケースも本当に難しい症例でした。

骨の吸収が非常に大きかったケースです。

インプラントの埋入部位は、下顎の奥歯でした。
骨の幅は、約3ミリ程度です。

インプラントを適切に埋入するためには、約6ミリの骨幅が存在しないといけません。
骨幅が3ミリですから 適切な範囲の約半分しかありません。

そのため、インプラントを埋入する際に、骨幅を広げる方法と併用しました。
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法) です。

決行大変な治療でしたが、予定どおり、行うことができました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが3本でした。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×3本です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のスプリットクレスト法、GBR法の費用も全て含まれています。




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2009年10月29日

ワンピースインプラント:その3 

10/29(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その3』になります。


このテーマも3回目になりました。
ワンピースインプラント についてお分かりにならない方は、前回と前々回のブログを御覧になって下さい。

前回までのブログでは、インプラントと骨が結合するまで期間は、 安静にすることが重要であることを解説しました。

ワンピースインプラントは、インプラント手術当日からインプラントの土台(アバットメント)が口腔内に見えるため、どうしてもインプラントに力が加わってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に GBR法(骨増大法)を行います。
この場合には、インプラントは、歯肉の中に埋め込みます。
つまり、骨吸収がある場合には、ワンピースインプラントは適していないことになります。

ここまでが、前回解説した内容でした。

本日は、 ツーピース インプラントの 他の利点について解説します。

ちょっと難しい話にはなりますが、他のHPではまず掲載されていないマニアックな内容ですので、御興味のある方は是非御覧になって下さい。

前回も解説しましたように 現在世界中で行われ入るインプラント治療のほとんどが ツーピース インプラントです。

先にも書きましたように インプラントと骨が結合した後で インプラントの土台(アバットメント)は、装着されます。

この土台(アバットメント)は、噛み合う歯との噛み合せ等により、その 長さ や 角度 が変わってきます。

メーカーに違いはありますが、土台(アバットメント)は、その長さ や 角度により 10種類以上が存在します。

細かく選択すれば、もっと数多くのアバットメント(土台)があります。

この角度 や 長さにを選択できることは 非常に有効です。

例えば、前歯部には、ワンピースインプラントはほとんど使用されません。

この理由として、前歯にインプラントを埋入した時には、インプラントの埋入角度と アバットメントの角度を変えることがほとんどだからです。

もし、前歯部に インプラントと土台(アバットメント)が一体型の、ワンピースインプラントを埋入した場合、どうしても 土台(アバットメント)が斜め前方に出っ張ってしまいます。

簡単に言えば、ワンピースインプラントを前歯部で使用した場合、出っ歯になってしまうのです。
(ちょっと分かりにくかもしれません)

そのため、ワンピースインプラントを行っている先生でも
前歯部は、 ツーピース インプラントを使用していることが多いのです。

ワンピースインプラント場合、土台の角度 や 長さを調節する必要性があった場合には、インプラントと骨が結合した後で、口腔内で直接土台を削ることになります。

削ることは可能ですが、足すことはできなくなりますし、角度をつけるために削ると 土台(アバットメント)の維持力が落ちることもあります。

土台と一体型のワンピースインプラントより
後から土台(アバットメント)を選択できる ツーピース インプラントの方が圧倒的に利点が多いのが事実です。

また、インプラントの被せ物は、大きく分けて2つの方法があります。
一つは、 セメント固定式で、
2つめは、  スクリュー固定式です。

これは、インプラントの被せ物を行う際に、大きなポイントになります。

次回のブログでは、
セメント固定式とはなにか?
  スクリュー固定式とはなにか?
という話から
それぞれの利点、欠点について解説します。

次回の話の内容にはなりますが、ワンピースインプラントは、セメント固定式しか選択できません。
それに対し、 ツーピース インプラントの方は、両方とも選択が可能です。

こうしたことが分かると、なぜ世界で使用されているインプラントメーカーのほとんどが ツーピース インプラントを製造しているかが分かります。


『インプラントについてもっともっと知りたい!』
と思っている方は、他では知ることができないことが分かります。


また、『格安インプラントのほとんどがワンピースインプラントを選択している理由』も分かります。

お楽しみに!!



次回のブログは11/2(月曜日)になります。


今週(10/27〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
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それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


昨日インプラント手術を行った患者様は、今回が初めてのインプラント手術ではありませんでした。

初診時には、骨吸収が非常に高度に起っていました。

どれくらい骨の吸収が起っていたかと言えば、
下顎の骨の高さが 1/3〜1/4程度 になってしまっていました。
つまり、顎の骨の60〜70%が吸収していたのです。

大変なことです。

インプラントを埋め込むことすらできなかったのです。

そのため、先に骨の増大法のみを行いました。
GBR法(骨増大法)です。

『骨増大を行えば、骨は、増えるの?』
『それなら 骨が吸収しても大丈夫では?』
と思われるかもしれません。

しかし、そう簡単にはいきません。

骨を再生させることは、大変難しいのです。

多少骨の吸収がある程度であれば、さほど大変ではありませんが、骨の吸収が大きい場合にはかなり大変です。

大変というのは、手術自体が大変だということです。
もちろん 骨吸収が大きければ、それだけ、手術時間はかかりますし、手術後の腫れ 等も大きくなります。

また、骨の再生には限界があり、どのような状態でも元通りに復元できるわけではありません。

骨の再生には限界があるのです


さて話は症例に戻ります。
数カ月前に GBR法(骨増大法)を行ったため、本日はインプラントを埋め込むことができるまで、骨の再生が認められました。

骨の再生は、十分達成できたので、手術時間はさほどかかりませんした。

今後は、インプラントと骨が結合するまで約3ヵ月待ちます。

初診時から  GBR法(骨増大法)によって骨が増大するまで、約3〜4ヵ月、
インプラントを埋入してから骨と結合するまで約3ヶ月、
トータルで約7ヵ月以上かかってしまいます。

骨吸収がさほどなければ、半分以下で治療は終了できるのですが…

骨吸収が起きないうちにきちんと対応することが重要なのです。

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