最新インプラント症例ブログ

2009年10月12日

ドリルを使用しないインプラント治療:その3

10/12(月曜日)です。

昨日まで、宮崎で日本歯周病学会が開催され、参加してきました。

今日も前回の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その3』になります。

前回 と 前々回を見られていない方は、先にご覧になって下さい。

今日は まず おさらい として『ドリルを使用しないインプラント治療の利点』の再確認から始めたいと思います。

前回までで ドリルを使用しないインプラント治療は、以下の利点があることを解説してきました。

1. 骨の削除量が最小限 !

2. 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない !
 
3. 切開を最小限にできる !

4. 骨幅を増大できる!
 
5. 『初期固定』に優れている !

6. 『骨密度が向上』する !

7. 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない!

*それぞれの詳細は、前回までのブログを見て下さい。

これらの利点をお話すると いいことばかりのように思えます。
では、『ドリルを使用しないインプラント治療』の欠点は、ないのでしょうか?

最大の欠点として、『手術時間が長くかかる!』ことです。

例えば、骨吸収が少ない状態の方にインプラント手術を行う場合、
どのくらいの手術時間がかかるかと言いますと
1本の埋入で約5分程度です。
   (ただし、さまざまな条件により多少変わってくることがあります。また、麻酔時間 等を除きます)

思っているより、ずいぶん 短時間で手術が終わると思われるかもしれません。

5分程度ですからね。

しかし、『ドリルを使用しないインプラント治療』は、時間がかかります。

3倍は 時間がかかります。

手術時間がかかるということは、それだけ 患者様には、負担(苦痛)があるということです。

手術の成功基準の一つに、手術時間があります。
短時間で手術を終了することは、手術時の感染を防止するだけでなく、治療後の腫れも少なくなります。

そのため、なにがなんでも『ドリルを使用しないインプラント治療』を全てのケースに行う わけではありません。

今まで通常に行われてきた『ドリルを使用する方法』の方が 楽に行えることもあります。

私が診療する中では、骨幅が少ないケースでは、骨幅を増大させることが可能な『ドリルを使用しない方法』を行うことが多いのですが、
骨幅が十分存在する場合には、今までの『ドリルを使用する方法』で行います。

この方が結果的に患者様に苦痛が少ないからです。

インプラント治療は、年々進化しています。
さまざまな治療方法が開発されています。
しかし、その新しい治療方法は、時間(期間)の経過とともに 消滅(なくなって)していく方法もあります。

治療法の開発当初は、良い方法と思われたことが、後に否定されることもありますし、
欠点が見つかることもあります。
また、さらに良い方法が開発され、自然になくなっていくこともあります。

インプラント治療は、治療を受ける患者様にとっては、場合により大変な治療です。
以前は、治療技術のみが先攻し、治療を受けられる患者様の立場が置き去りにされてきた時代もあります。

一般外科においてもそうですね。
お腹の開腹手術 等においても 大きく切開して手術を行う時代もありました。
大きく切開をすることにより、手術視野が確実となるからです。

しかし、大きく切開をすることにより、手術後の回復時間も長くかかり、患者様には、負担が大きかったのです。
そうしたことから 内視鏡を使用した手術が増えたり、切開を極力少なくした手術方法が開発されています。

インプラント治療もまったく同じです。
少しでも治療を受ける患者様の立場にたって考えた場合、
『ドリルを使用しないインプラント治療』は、非常に優れた方法になります。

今後のインプラント分野は、単に技術的なことや 新しい開発以外にも
患者様に負担の少ない手術方法がどんどんとでてくるでしょう。

当医院においてもそうしたことを 十分に考え、より安全に より負担の少ない治療を選択していきたいと考えています。



次回のブログは10/15(木曜日)になります。
次回からは、新しいテーマになります。





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2009年10月12日

ドリルを使用しないインプラント治療:その2

10/12(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その2』になります。

前回は、ドリルを使用しないインプラント治療の利点を7つ列挙しました。
(前回のブログを見られていない方は、是非 前回のブログを見て下さい)

その中で、まだ解説していなかったのが、4番目に列挙した『骨幅を増大できる!』です。

それでは、なぜ『ドリルを使用しないインプラント治療』は、『骨幅を増大できる!』のでしょうか?

前回解説しました『ドリルを使用しないインプラント治療』の術式をおさらいします。

まず、顎の骨に 針のような細い器具(リーマー)を挿入します。
その後、リーマーより若干太い器具(キリのようなもの)を挿入します。
少しずつ、この器具を大きくしていきます。

通常のインプラントで使用される『ドリル』は 骨を削るものですが、
『ドリルを使用しないインプラント治療の器具』は、骨を削ることはありませんので、
穴が開いた(押し広げられた)分だけ 骨の幅は広がっていきます。

この時、『骨は本当に広がるのか?』と思われるかもしれません。
骨には弾性があります。
骨をゆっくりと押し広げることにより、穴は少しづつ大きくなるのです。

最終的に押し広げられた 穴 が4ミリになったとします。
結果的に、骨の幅は、押し広げられた分だけ、幅が増大するのです。
(現実的には 4ミリの骨幅が広くなることはありませんが、ある程度は、押し広げられます)

この骨幅が押し広げられるということは、インプラント治療において非常に有効な方法です。

私が日々診療する インプラント治療(手術)の中で 骨の吸収があり、そのままでは、インプラントが埋入できない症例がほとんどを占めます。

つまり、多くの症例において骨吸収が起っているのです。

骨吸収が起る原因として、歯周病 であったり、歯根破折であったり、歯がない状態を放置 したり 等があります。

骨の吸収がある場合には、そのままでは、インプラントを埋込むことができません。

通常インプラントの幅(直径)は、約4ミリあります。
直径4ミリのインプラントを埋込むためには、6ミリ程度の骨幅が存在することが必要です。
もし、骨の幅が3ミリ程度であった場合には、そのままの状態では、インプラントを埋込むことが困難になります。

そこで、骨の増大治療が必要になってくるのです。
骨の増大治療のことをGBR法(骨増大法) と言います。

しかし、GBR法(骨増大法) は、万能な治療法ではありません。

どのような状態でも骨が元通りに再生できるわけではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。


また、GBR法(骨増大法) の欠点として治療の難しさがあります。

5ミリ程度の骨幅であった場合、1ミリ程度の骨幅を増大させるために GBR法(骨増大法) を行うことはさほど難しくありませんが、
始めの段階で1〜2ミリしか骨幅が無かった場合には、6ミリまで骨の幅を増大させることは非常に難しい治療になります。

治療の難易度が高ければ、手術時間も長くなり、治療に伴う患者様の大変さも高くなります。(腫れたり、痛みを伴うということです)

また、経験の浅い歯科医師では骨幅を4ミリも5ミリも増大させるような治療は困難を極めます。

難易度が高いということは失敗(骨が増大できない)する可能性も高くなります。

その点、骨幅を押し広げるこの治療法は、初診時に狭い骨幅であっても少しずつ押し広げることにより、 GBR法等を行わなくても骨幅を改善させることが可能になります。

もちろんこの方法により、 GBR法(骨増大法) がまったくいらなくなったということではありません。

例えば、2〜3ミリ程度しか骨幅がない場合でも『ドリルを使用しないインプラント治療』により、骨幅を5ミリ程度まで拡大できれば、
あと1ミリ分GBR法(骨増大法) のみで骨幅を増大すれば、
良いことになります。

GBR法(骨増大法) により1ミリ骨幅を拡大させることはさほど難しいことではありません。

治療の難易度も低くなりますし、リスクも低くなります。

これが、ドリルを使用しないインプラント治療の利点の一つなのです。



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2009年10月8日

ドリルを使用しないインプラント治療:その1

10/8(木曜日)です。


今週末は、日本歯周病学会のため、
10/10(土)午後 と 10/11(日)は、休診になります。


今日は、『ドリルを使用しないインプラント治療』になります。

インプラント治療は、チタンでできたネジを 顎の骨の中に埋込む治療方法です。

具体的には、専用のドリル を使用し、骨に穴をあけます。
そして、その穴の中に チタンのネジを埋込むのです。

この ドリル を使用することは、骨にダメージを与えることになります。
できるかぎり、骨にダメージを加えないためには、ドリルを使用しないことです。
しかし、現実的には、ドリルを使用しないと インプラントを埋込む “ 穴 ”をあけることができません。

まず、一般的な ドリル を使用した インプラント埋入方法について図解します。
30918817177
左の図をクリックすると拡大されます。









このように ドリル を使用することが通常の方法です。


次にドリルを使用しない インプラントの埋入方法を図解します。
1887661661111
左の図をクリックすると拡大されます。









治療の開始は、リーマーと言われる 直径1ミリ程度の小さな 針のようなものを 骨に刺します。
本当に小さな穴があきます。
そして、使用する器具を少しずつ大きくし、穴を拡大します。
最終的には、埋入予定のインプラントの直径に近い状態まで 穴を拡大します。

こうした方法により、ドリルを使用しないで、穴をあけることができるのです。

このような話をすると 
『それでは、全てのインプラント治療をドリルなしで行えば、良いのでは?』
と思うかもしれません。

このドリルを使用しないインプラント治療には、
利点もありますし、欠点もあります。

本日は、利点について解説します。


1. 骨の削除量が最小限 !
   ドリルを使用しないので、骨はほとんど削ることはありません。

2. 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない !
   骨を削らないため、通常のインプラント治療よりも腫れにくいのです。

3. 切開を最小限にできる !
   ドリルの操作 等が必要ないため、切開自体も最小限で行えます。
   この点も 治療後の腫れ 等 が少なくなる大きなポイントになります。

4. 骨幅を増大できる!
   このことが この治療の最大の利点と言ってもいいでしょう。
   この解説は非常に長くなるので、次回(10/12:月)解説します。
 
5.『初期固定』に優れている !
   骨の弾性により押し広げるため、インプラント埋入後に
   骨が収縮(縮む)します。
   骨が収縮すると、インプラントを『ギュッ』と押さえ込むこと
   になります。
   これが、インプラントの安定につながります。
   インプラント手術直後の安定性のことを
   『初期固定』と言います。
   初期固定はインプラントの成功にとって最も重要なことの一つ
   です。

6. 『骨密度が向上』する !
   骨を削らず、骨を圧迫して穴を開けるため、圧迫された骨の密
   度が向上します。
   骨が柔らかい方や骨粗鬆症の方に有利な方法です。

7. 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない!
   ドリルを使用すると ドリルによる振動があります。
   こうした振動による手術中の不快感を最小限にできます。



今日は、話が長くなってしまいましたので、これで終了です。

次回のブログは10/12(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その2』です。


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2009年10月5日

今週もインプラント手術報告になります

10/5(月曜日)です。
今日も『インプラント症例報告』になります。

このところ 9月の連休も終わったこともあり、インプラント手術が急激に増えています。
昨日も診療開始から終了まで、1日中 ほとんど手術ばかりしていました。
また、難症例が多かったので結構大変な週末でした。

本日は、今週末 行ったインプラント手術の中で、特に難しかった上顎の奥歯について解説します。

このブログでもインプラント手術報告は、良く書きますが、その多くは、上顎の奥歯です。

この理由として、上顎の奥歯は、骨の吸収が大きい部位であり、
インプラントを埋込むための骨量(骨の高さ)が少なくなっていることが多いのです。

この内容も良く書く内容です。

骨が吸収すると インプラント治療が難しくなったり、
場合によっては、できないこともあります。

さまざまな歯科医院のホームページ等で
『骨が少ない場合には、骨の増大を行えば、インプラント治療は可能です』
と書いてありますが、骨の吸収量にもよりますが、こうした治療法は大変なことがあります。
大変というのは、治療時間がかかったり、治療後の腫れ や 痛み を伴う可能性が高くなるということです。

特に骨吸収が大きい場合には、治療は非常に大変になります。
吸収状態によってが、『骨移植手術』ということも必要になることもあります。

具体的には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法です。

通常 上顎の奥歯にインプラントを埋込む場合、理想的な骨の高さは、10ミリ以上 必要です。
10ミリ以上の骨の高さが残っていないと 良い状態とは言えません。

しかし、多くの場合、
歯周病 を放置していたり、
歯根破折を放置していたり、
歯がないまま にしておいたり
等により、歯を支えている骨は、どんどんと 吸収してしまいます。

その結果、上顎の奥歯にインプラントを行おうと思っても
骨の高さが、5ミリとか 3ミリとか 場合によって 1ミリ程度しか存在しないことがあります。
このような場合には、骨を増大(再生)させる治療法が必要になってきます。

しかし、同じ骨吸収があっても
多少骨吸収があるのか?
かなり骨吸収があるのか?
では、治療の難易度はまったく違ってきます。

例えば、上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ程度であった場合には、ソケットリフト法 という治療法を行えば、長さが10ミリ程度のインプラントを埋込むことが可能になります。
ソケットリフト法 は、治療の難易度はさほど高くなく、治療後の腫れ等も大きく起ることが少ない治療法です。

しかし、上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ以下であった場合には、
治療は非常に難しくなります。
先にも記載しましたようにサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法を行う必要性があります。

この治療法は、骨の移植を伴うことになり、治療後の腫れ 等も大きく起りやすいのです。
当医院でも こうしたサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、行いますが、できるかぎり避けていきたい治療法です。


さて話は、今週のインプラントの症例になります。
今週末も 上記のような 上顎の奥歯に骨吸収が認められる症例が多くありました。
その中の一症例をご紹介します。

患者様は、重度の歯周病です。
働き盛りの忙しい男性です。
歯周病であることは だいぶ以前より分かっていましたが、
忙しく なかなか歯科医院に通院できなかった方でした。
そのうち歯がグラグラとしてきて、1本、2本…とどんどんと歯を失う結果となっていきました。

そして、上顎は 前歯の4本を残して 全ての歯を失ってしまいました。
義歯も作製しましたが、違和感が強く、どうしても使用できなかったため、
インプラント治療を希望され来院されました。

診査の結果、上顎の奥歯は、骨吸収が非常に進行していました。
その理由は、歯周病 の状態を長く放置していたからです。

歯周病を放置すると 歯を支えている骨は どんどんと吸収してしまいます。
骨が吸収してしまうと 抜歯となった後に 治療が困難になってしまいます。

インプラント治療が困難になり、
吸収状態によっては インプラント治療ができなかったり、
また、欠損部位に義歯(入れ歯)を作製しようと思っても、骨が吸収した状態では、入れ歯も合いにくくなってしまいます。
入れ歯(義歯)は、顎の土手(歯肉の高まり)の上にあるものです。
顎の土手が高ければ、その高まりに入れ歯は、フィット(安定)します。
しかし、骨吸収が起った顎であった場合、顎の高まりは なくなり 平になってしまいます。
顎が平になってしまった状態では、その上に義歯(入れ歯)を作製しても 動いてしまいます。

歯周病を放置した方は、インプラントにせよ 義歯にせよ 非常に困難な状態になってしまうのです。

現在歯周病である方は、できるかぎり早急に治療を行うことが大切ですし、
もし、歯周病が完全に治らない状況であれば早期に抜歯しないと 骨の吸収がさらに進行してしまいます。

また、骨の吸収は、周囲の歯にも感染しますので、歯周病の歯が1本でもあると
その歯の周囲の歯から感染が始まり、最終的には、全ての歯に歯周病細菌の感染が拡大します。

話しは、非常に長くなってしまいましたので、昨日の症例に戻ります。
インプラント治療を行った奥歯は、
ソケットリフト法
GBR法(骨増大法)
を行い、なんとかインプラントを埋込むことができました。

使用したインプラントは、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)が3本です。

麻酔は、静脈内鎮静法 で行いました。
この麻酔方法は、治療中は、完全に眠ってる状態です。
そのため、治療(手術中)の不安がまったくなく行えます。
一度この静脈内鎮静法 で行うとほとんどの患者様は、2回目の治療もこの麻酔方法を“ご希望されます。



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2009年10月1日

高齢者のインプラント治療

10/1(木曜日)です。
今日のブログは、一昨日行ったインプラント手術について解説します。

一昨日にインプラント手術を行った患者様の年齢は、96歳です。
私が今まで行ってきたインプラント手術の方で最高齢の方です。

今までも90歳近くの方でインプラント手術を行った患者様は、何人かいらしゃいました。
お体が健康であれば、インプラント治療(手術)に年齢制限はありません。

今回インプラント治療をご希望されたのは、義歯が合わないとのことで来院されました。

下顎が長期間 無歯顎(総入れ歯)の状態でした。
歯が欠損すると 顎の骨が吸収を起こします。
個人差はありますが、長期間 歯がないと顎の骨がどんどんと痩せていきます。

この詳細は、以下を参考にして下さい。
     ・歯がないと顎の骨が吸収する!

患者様は、お若い頃から義歯となり、現在96歳ですから かなりの長期間 総入れ歯を使用していたことになります。
96歳の現在では、顎の骨はほとんど平になるくらい吸収してしまっていました。
そのため、義歯がほとんど合わずに、食事も十分にできない状態でした。

患者様は、上下顎とも総義歯でしたが、上顎の方は、まだなんとか義歯が安定すう状態でしたので、
下顎を動かないような義歯にしたい とのご希望がありました。

治療計画として、ご高齢ということもあり、できるかぎり負担の少ない治療法を行うことになりました。

下顎の前歯に2本のインプラントを埋入し、そこに義歯を固定するための『アタッチメント』を装着する方法になりました。
この治療法については、以下を参考(クリック)にして下さい。
   ・アタッチメント義歯

先程 骨吸収が非常に大きいということを説明しましたが、インプラント治療を行う際には、骨吸収は大きな問題です。
骨吸収が大きいとインプラントを埋込むことが困難になるからです。

今回の患者様も骨吸収が大きかったため、インプラントを埋込む場所がほとんどない状態でした。
しかし、通常 下顎の前歯部は、わりと骨吸収が少ない場所ですので、
骨吸収が大きい方でも この部分には、インプラントを埋込むことができる場合が多いのです。
今回の患者様も 唯一 下顎の前歯部だけは インプラントを埋込むことができる状態でした。


インプラントを埋込む時間は、10分程度でしたので、負担も最小限に行えました。

96歳というご年齢ですが、自律歩行で通院も可能ですし、本当にご健康な方です。


インプラントを利用したアタッチメント義歯は、治療も簡単ですし、入れ歯も動かなくなりますので、
大変有効な治療方法です。





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2009年9月28日

インプラント症例報告

9/28(月曜日)です。

今日もインプラント手術報告になります。

連休(シルバーウィーク)明けだったので、今週末は、手術でいっぱいでした。

その中から症例として、最も簡単であった下顎の奥歯の1歯欠損について解説します。

欠損部位は、下顎の奥歯です。
1歯分の欠損です。
また、欠損した両側には、天然歯が残っています。

こうした場合の治療方法として、
1. インプラント
2. 義歯
3. ブリッジ
が考えられます。

どの治療方法が一番優れているかといことではありません。

そこで患者様には、以下にあるような それぞれの治療法の特徴について説明しました。


1.インプラントは歯を削らず、固定式のため違和感がありませんが、
  治療期間が長いことと、保険がきかないことが欠点です。

2. 義歯は歯を削ることなく、型を取るだけの簡単な治療で、保険診療で行え
  ますが、食事のたびに取り外し、洗う必要性があります。
  また、義歯は、プラスチックで作成されており、歯より大きさがあるため、 
  違和感(異物感)があります。
  ただし、この違和感には個人差がありますので、ます義歯を作成し、
  体験してもらい違和感等で使用ができない場合には、ブリッジや
  インプラントを選択することも一つの方法です。

3. ブリッジは固定式で違和感はありませんが、歯を削ることが必要になりま
  す。 
  また、ブリッジの土台となる歯には、どうしても負担がかかります。
  とくに、土台となる歯の神経がない場合には、荷重負担となり、
  折れたりする危険性が高くなります。
  また奥歯は保険では金属製になります。

それぞれの治療には利点、欠点があります。

上記のようなことをご理解して頂いた上、
患者様は、取り外し式の義歯(入れ歯)は、希望されなかったため、
治療の選択肢としては、インプラント もしくは ブリッジにしぼられました。

ここで今回の症例では、欠損の両側の歯が、神経がない状態でした。
このブログでも良く書きますが、神経のない歯は、非常に脆く、
通常の噛む力でも折れたりすることがあります。

神経のない歯は非常にリスクが高いのです。

この詳細については、以下を参考にして下さい。
     ・歯根破折

もし、ブリッジを選択した場合、
ブリッジの土台となる 両側の歯は、神経がないので、トラブルが起きやすいのです。

そのため、インプラント治療を選択することになりました。

将来的なことを考えれば、インプラント治療を選択した方が良かったと思います。

ただし、同じような欠損状態であったとしても
必ず、インプラント治療が適しているということはありません。
例えば、インプラント予定部位に骨の吸収が高度に起っていた場合には、
インプラントより、ブリッジの方が適していることもあります。

また、ブリッジの欠点として、天然歯を削る必要性がありますが、
すでに インプラント予定部の 両側の天然歯が削られており、被せ物が装着されている場合には、
新たに歯を削ることにはなりませんので、ブリッジも選択肢として十分考えられます。

どの治療法が一番適しているかは、
インプラントを埋込む骨の状態や 
ブリッジの土台となる歯の状態、
歯周病の状態、
噛み合わせの状態、
全身的な問題、
虫歯のリスクの問題、
等さまざまなことを考え、選択することになります。

どの治療法が適しているかは、担当医と十分お話の上、全ての治療方法についてご理解の上、
お決めになることが大切です。




今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約1〜2週間で完成した被せ物を装着し、完了です。



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2009年9月24日

インプラント手術報告:2

9/24(木曜日)です。

当医院は、今日まで休診になります。
明日(9/25:金曜)は、9:30から診療になります。
連休開けということもあり、今週末は、忙しく 多くの手術もあります。


今日のテーマは、インプラント手術報告の続きです。
前回のブログを見られていない方は、先に前回のブログを見て下さい。

前回のインプラント手術報告では、上顎の奥歯に骨吸収があり、残存する骨の高さが1ミリしか残っていなかったため、そのままでは、インプラントを埋入することができないことを解説しました。

そのため、骨移植を行うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うか?

骨移植を避けてインプラントの傾斜埋入 を行うか?
の選択があり、
今回は、インプラントの傾斜埋入 を選択しました。

しかし、今回の症例の問題点は、奥歯だけではありませんでした。
歯が欠損していたのは、奥から4歯分であり、骨吸収していたのは、奥から2歯分だけでなく、
手前2歯分も骨吸収がありました。

手前2歯分は、残っている骨の高さが4〜5ミリ程度でした。

前回も解説したように上顎の奥歯において、インプラントが安定するためには、10ミリ以上の骨の高さが必要です。

今回は、手前の部分でも4〜5ミリの骨の高さしか存在していなかったのです。

つまり、上顎の奥歯の4歯欠損のうち 残っている骨の高さは、
手前の2歯分は、4〜5ミリで
奥の2歯分は、1ミリ程度でした。

このことからも今回の症例がいかに難症例であったかが分かります。

さて手前の2歯部分には、ソケットリフト法 という治療方法を行いました。

この治療により、長さ10ミリのインプラントを埋込むことができました。

どのような方法かは、以下を参考(クリック)にして下さい。
      ・ソケットリフト法

ソケットリフト法 は、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と比較すると 難しい治療ではありません。
治療後の腫れ等は、比べ物にならないくらい 楽な治療法です。

治療を行う歯科医師にとっても 2つの治療法には、技術的に大きな差があります。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、非常に技術力を必要とします。
インプラント治療を行っている歯科医師でもほとんどの先生は、行うことができません。
その点ソケットリフト法 は、インプラントを手がけている多くの歯科医師が行うことができる治療法です。

今回のケースでもソケットリフト法 を行いました。

使用したインプラントは、全てが ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。

上顎の左右に合計6本のインプラントを埋入しました。

麻酔方法は、静脈内鎮静法 でした。
この麻酔方法は、治療中は、完全に眠ってる状態です。
そのため、治療(手術中)の不安がまったくなく行えます。
一度この静脈内鎮静法 で行うとほとんどの患者様は、2回目の治療もこの麻酔方法を“ご希望されます。



次回のブログは9/28(月曜日)になります。


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2009年9月21日

インプラント手術報告

9/21(月曜日)です。

シルバーウィークですね。
当医院も9/24(木)まで休診となります。


さて、このところ いろいろと話が長くなり、インプラント手術報告ができていなかったので、
本日は、インプラント手術報告になります。
ちょっと長い話になりますので、本日と次回(9/24)の2回に分けて解説したいと思います。


昨日行ったインプラント手術は、非常に難症例でした。

歯が欠損していた部位は、上顎の左右奥歯です。
右側も左側もそれぞれ4歯分が欠損していました。
つまり奥歯がまったくない状態でした。

患者様は、義歯(入れ歯)では、違和感が強く、使用しづらい ということと
今後、づーっと入れ歯で過ごすのは、“ 嫌 ” であり、なんとか固定式になり、
きちんとした食生活がしたい というご希望があり、インプラント治療を考えているということで来院されました。

インプラント治療を行うためには、まず 診査です。

診査の結果、上顎の奥歯は、骨吸収が非常に進行していることが分かりました。

奥歯の4歯欠損のうち、最も後方の2歯分は、骨吸収が非常に進行しており、残っている骨の高さは、わずかに1ミリ程度しか存在しない状態でした。
1ミリしか骨が存在しない部位にインプラント治療を行うのは、非常に難しいことです。

通常、上顎の奥歯にインプラント治療を行うためには、ある程度長さのあるインプラントを埋込むことが必要です。
具体的には、長さ10ミリ以上のインプラントを埋込むことがインプラントの安定にとって重要です。

今回の症例では、骨の高さが1ミリしか存在しないので、明らかに現状ではインプラント治療が不可能といえます。

このような場合、インプラント治療を可能にするためには、骨吸収部位に骨の移植を行い、骨増大をさせることが必要になります。

それでは、『骨増大?』『骨移植?』はどのようなことなのでしょうか?
本当にできるのでしょうか?
簡単な治療なのでしょうか?

上顎の奥歯において、骨の高さが1ミリ程度しか存在しない場合には、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療を行います。

サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、患者様ご自身の骨や人工の骨を使用し、骨吸収部位に移植する方法です。

術式 等の詳細については、以下を参考(クリック)にして下さい。
    ・サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)

この治療は非常に大変です。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) の治療中は、静脈内鎮静法 という麻酔で行いますので 治療中は、完全に眠ってる状態です。
そのため、治療(手術中)の不安がまったくなく行えます。
治療中の心配はいりません。

しかし、治療後には、腫れがかなり起ります。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療は、インプラント治療の中でも最も大変な治療の一つです。

当医院でもサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は行いますが、
どうしても他に方法がない場合や、
骨吸収が大きく、他の歯科医院では、インプラント治療が行えないと言われたが、どうしてもインプラント治療を行いたいという患者様の強いご希望があった場合に対し行います。

その理由は、先程も書きましたように治療後の 腫れ 等が非常に強く起るからです。
そのため、治療計画のご説明時にサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) による腫れ等を十分ご説明させていただきます。

それでは、骨の移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) 以外には、治療法がないのでしょうか?

今回の症例では、上顎結節を利用したインプラントの傾斜埋入 という方法を行いました。

この治療法の詳細は、以下を参考(クリック)にして下さい。
     ・インプラントの傾斜埋入

ここでは、この方法について簡単に解説します。
今回の症例では、上顎の奥2歯分の欠損では、骨の吸収が高度に進行しており、残っている骨の高さ(量)が1ミリ程度ということは先にご説明しました。
そのため、同部位には、インプラントを埋込むことができなかったのです。
そこで、骨吸収が起っている部位のさらに後方にインプラントを埋込むのです。
後方とは、親知らずが存在していた部位です。
この部分のことを『上顎結節』と言います。

上顎結節は、骨吸収が非常に少ない部分なのです。
そのため、上顎の奥歯(大臼歯部分)に骨吸収が起っても 上顎結節部のみは、骨吸収が起らないことが多いのです。

今回の患者様においても上顎結節部の骨は、しっかりと残っていました。
そのため、今回は、この上顎結節部にインプラントを埋入することにしました。

しかし、問題点として、上顎結節部は、親知らずが存在していた部位であるため、かなり後方に位置します。
同部位にインプラントをそのまま真直ぐに埋込むと 歯ブラシが行えなかったりしてしまうことになります。
そのために、少し斜めにインプラントを埋込むのです。
具体的には、インプラントの先(先端)部分は、上顎結節に埋込み、被せ物を作製する上部は、手前に傾斜させて埋込むのです。

解説するより具体的な症例を見ていただいた方が分かりやすいと思います。
以下の症例は、今回治療したケースではありませんが、参考として見て下さい。

1111110
クリックすると拡大されます。




このように 状況にもよりますが、骨移植を避ける方法もあるのです。
ただし、症例によっては、上顎結節にも骨吸収が起っていることもあります。
また、上顎結節は、骨が軟らかいことが多いのです。
骨が柔らかい部分は、インプラントの安定性が悪いため、インプラントが適していないのです。
この骨の硬さにも個人差があり、非常に柔らかい方は、上顎結節に埋込むことが不可能になることもあります。
骨の硬さは、検査で計測することができます。


昨日行ったこの患者様の症例については、まだまだ、問題が多くありました。
この続きは、次回のブログでさらに解説します。



次回のブログは9/24(木曜日)になります。



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2009年9月17日

歯がダメにならないためには…:その2

9/17(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯がダメにならないためには…:その2』になります。


前回のブログでは、神経がない歯は、折れる確率が高く、神経がある歯に比較してダメ(抜歯)になる確率が高いことを解説しました。

神経を取らないような状態に維持することが、歯がダメにならないための第一歩となるのです。

さて、今日は『歯周病によって歯がダメになる』という話です。

当医院でインプラント治療を行う患者様の半数以上は、歯周病で歯がなくなった方です。
前回お話した『歯根破折』は、突然起ることですが、
歯周病は、非常に時間がかかる病気です。

抜歯となるような 進行した重度歯周病となるには、最低でも10年以上の期間がかかります。

歯周病になると歯を支えている骨の吸収が起ります。
骨が吸収すると 歯がグラグラとしてきます。

歯周病による骨吸収は、年々少しずつ進行します。
そのため、早く 歯周病の検査をし、早く 治療を行えば、その進行を停止させることが可能なのです。

早期発見(検査)、早期治療が 歯周病を治す最も重要なことなのです。
歯周病があまりにも進行してしまった場合には、抜歯となってしまいます。

歯周病の方は、びっくりするくらい 本当に多いですね。
『どうして もっと早く検査に来なかったのか?』と考えられることが多いのです。

歯がグラグラしてきた段階では、すでに歯周病は、かなり進行している重度歯周病です。
歯がグラグラしている方は、赤信号です。
1日でも早く歯科医院を受診し、歯周病の検査を受けることが大切です。

今回のテーマである『歯周病によって 歯がダメ(抜歯)にならないためには…』の大きなポイントは、
定期的に歯科医院で検査を受け、歯周病がどの程度進行しているかの状態を把握することが重要です。
そして、もし、歯周病と判定された場合には、早期に治療を開始することです。

もし、歯周病がある状態でインプラントを行うと さまざまな問題が起ります。
歯周病は、 歯周病細菌による感染症です。
この歯周病細菌は、インプラントにも感染してしまいます。

また、歯周病の方で、すでに歯がない部分があり、その欠損部位にインプラント治療治療を行っても 残っている歯がダメになれば、またインプラントを埋込むことが必要になってしまいます。
このように 歯がダメになった原因を根本的に治療していかないと
単に歯がないからといって インプラント治療を行っても 問題は解決しません。

歯周病によって歯を失わないためには、まず歯周病の検査を行うことが重要です。
そして、もし、歯周病をと判断されたら、きちんと治療を行うことが必要です。

また、歯周病は、一度治っても、再発する可能性が高い病気です。
患者様に 歯周病のことを『歯周病は、生活習慣病です!』と説明します。
生活習慣病とは、高血圧 や 糖尿病 等と同じです。
例えば、糖尿病になり、病院で薬を処方された とします。
いくら病院で処方された薬を服用しても 普段の食生活 や 運動 、睡眠、ストレス、喫煙 等
生活習慣が乱れていれば、当然のことかながら糖尿病は、治りません。

歯周病もまったく同じです。
歯科医院での治療のみでは治りません。
口腔内の清掃管理(歯ブラシの程度)も重要ですが、先程あった 食生活 や 運動 、睡眠、ストレス、喫煙 等
生活習慣の改善が必要です。

歯周病は、歯科医院での治療と ご自身の生活習慣の改善があってこそ治るのです。
また、治った状態を維持できるのです。

そのためには、まず歯周病の検査が必要です。
歯を失う原因として最も多いのが、歯周病です。
歯周病は、きちんとした治療を行えば治すことができます。
しかし、あまりにも進行してしまった場合には、抜歯となってしまいますので、
早めの治療が必要です。

本日のテーマである『歯がダメにならないためには…』では、
歯周病の検査の重要性と治療が重要であるということです。


次回のブログは9/21(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『歯がダメにならないためには…:その3』です。


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2009年9月14日

歯がダメにならないためには…

9/14(月曜日)です。

インフルエンザがだいぶ流行しているようですが、みなさんはどうでしょうか?

私自身は、うがい、手荒いを徹底して行っています。
もちろん 仕事中は、ずっとマスクを着用しています…

みなんさんも うがい、手荒いは徹底して下さい。

咳をしている方 や 体調不良と感じている方は、必ずマスクの着用が必要です。
人にうつさないことが大切です。


今日は、『歯がダメにならないためには…』になります。

インプラント治療をお考えの方は、当然のことながら 歯が欠損している方です。
1本歯が欠損している方もいらっしゃれば、
多数歯が欠損している方もいらっしゃいますし、
全ての歯がない方(総入れ歯)もいらっしゃると思います。

歯がなくなれば、噛むことも十分できなくなりますし、審美的にも問題が生じます。

そのため、歯が欠損した場合の治療方法として、
ブリッジ と 義歯(入れ歯)があります。

ブリッジは、欠損した周囲の歯を削ることが必要な治療方法です。
義歯は、取り外し式の装置のため、審美的に問題が生じたり、違和感が強いものです。

このした問題点を解決する方法として、インプラント治療が考えられます。

しかし、歯がなくならないことが最も重要なことなのです。

今回のブログでは、歯を失わない方法について解説します。

歯がなくなる大きな原因として、
1.歯周病
2.虫歯
3.歯根破折
があります。

今回は、2番目の歯根破折について解説します。
歯根破折については、このブログでも良く話す内容ですので、お分かりの方も多いかと思いますが、
簡単に説明致します。

歯根破折とは、ほどんの場合、歯の神経を取り除いた歯で起る現象です。

歯の表面には、エナメル質という硬い組織があります。
歯の表面に見える “白い歯” の部分です。
虫歯になりにくい硬い組織です。

このエナメル質の内部には、象牙質という組織があります。
エナメル質よりは、軟らかい組織です。
非常に虫歯になりやすいのです。

さらに象牙質の内側には、神経があります。

虫歯が象牙質に達すると 痛み が生じます。

虫歯が神経に直接触れるような状態になったり、ズキズキとした痛みが生じると
神経を取り除くことが必要になる場合があります。

神経を取り除いた歯は、神経だけでなく、歯の内部の血管も取り除くことになるため、
歯の内部への血液の循環がない歯になってしまいます。

このように血液循環がない歯を 患者さんに説明する時に ” 木 “に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木は たたいたり、蹴ったりしても 折れたりすることはありませんが、枯れた木は 折れる可能性があります。
神経を取った歯も 枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は、血液供給がなくなるため もろくなってしまうのです。

そのため、神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも 割れてしまうことがあります。

折れてしまった場合ですが、割れた(折れた)場所にもよりますが、抜歯になることがほとんどです。

神経のある歯が折れることはほとんどありません。

神経のない歯は、非常にリスクが高いと思って下さい。

このことから言えることは、『神経はできるかぎり取らない!』ということです。
私達は、毎日の臨床の中で、神経のない歯が折れたりするトラブルを毎日のように経験します。

神経のある歯と比較すると
神経のない歯は、圧倒的にリスクが高いのです。

逆に言えば、神経を取らないことが 抜歯とならないための大きなポイントになります。

そのためには、虫歯を放置しないことも重要です。
虫歯が深くなるとどうしても神経を取る確率は高くなります。

神経があるか 神経がないか は将来的に大きな差になります。

虫歯は徹底した管理によってかなりの確率で防ぐことが可能な病気です。
本日解説できなかった歯周病についても次回のブログで解説したいと思いますが、
歯周病も徹底した管理によって十分防ぐことが可能です。

歯の神経を取り除くことは、以前の歯科医院では、かなり行われていました。
もちろん、虫歯あ深く、どうしても神経を取り除くことしか方法もない場合があります。
しかし、神経を残すことを本当の意味で重要視していないような
治療方法が行われていたと感じられることも毎日の臨床の中で感じます。

患者様のレントゲン写真をみると
ほとんどの歯が神経がないということもよくあります。
先にも書きましたように神経のない歯は、神経のある歯と比較して
高確率でダメになります。

『もし、神経があれば…ダメになっていなかったのに…』と考えられることも多くあります。

神経を簡単に取っていた歯科医院自体にも大きな問題ああったと考えられます。

*ただし、現在でも虫歯が深く、神経を取らざる得ないこともあります。

神経のない歯は、虫歯になってもしみたり 等の痛みがでないため、
無症状でも虫歯が進行してしまいます。
そのため、神経のない歯がある方は、定期的に問題が起っていないかを歯科医院にてレントゲン等で確認されることが重要です。



次回のブログは9/17(木曜日)になります。


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