最新インプラント症例ブログ

2008年10月20日

患者様から受ける質問特集:その19

10/20(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その19』になります。

前回は、『喫煙』についていろいろと解説しました。
今日は、前回ご紹介した質問21についてです。

ここで再度質問21を書きます。
質問21
 他歯科医院にて重度の歯周病と言われ、多くの歯を抜歯しました。
抜歯後には、インプラント治療を考えているのですが、
重度の歯周病の場合、将来的にインプラントも問題が生じる可能性が高いと言われました。
これ以上、歯を失いたくありません。
インプラント治療を行うにあたり、歯周病治療は徹底して行いたいと思っていますが、
将来的に歯周病が再発しない方法はありますか?


回答21
歯周病とインプラントの関係については、このブログでも何度も書いてきました。
詳細は、以下を参考にしていただきたいと思います。
インプラント周囲炎

今回は、歯周病が再発しないかどうかという点について解説します。

まず、結論から言いますと、歯周病は再発率が非常に高い疾患です。

もともと 歯周病は、生活習慣病です。
『高血圧』とか、『糖尿病』等と同じです。
例えば、『糖尿病』は、生活習慣が大きく関係してきます。(*遺伝的なものを除く)
食生活運動ストレス喫煙…等です。
『糖尿病』と診断され、病院で薬をもらい服用した結果、血糖値が安定してきたとします。
それでは、薬を服用していれば、二度と『糖尿病』にならないかと言いますと
もちろん違いますよね。
食生活の乱れ等により、一度良くなった『血糖値』は再度悪化してしまう可能性があります。
元々が生活習慣病なのですから、いくら薬を服用していても
食生活等の生活の乱れにより、状況は悪化します。
逆に言えば、規則正しい食生活 や 適度な運動 ができなければ『糖尿病』は治らないのです。

歯周病まったく同じです。
歯周病予防の第一の基本は、『歯ブラシをきちんと行う!』ことですが、それだけではありません。
当然、口腔内も全身の一部ですから、身体の状態が悪くなれば、その影響は口腔内にも及びます。

また、『歯ブラシによる手入れ』を100%行うことはほぼ無理です。
『毎日、毎食がんばって歯磨きを行っている!』という方でも汚れを確実に取り除けている方はほとんどいません。

歯周病の方で『毎食磨いているのに…』と思っていても
実際には、汚れが非常に付着していて磨けていないことが多いのです。
『磨いている』ということと『磨けている』との違いです。

そのため、自己流でブラッシングを行っていても予防できないばかりか
悪化していることがあります。

現状では、100%病気(歯周病)にならない方法はありません。
特に一度歯周病にかかった方(特に重度歯周病)は、健康な方と比較して、
リスクが非常に高いのです。

そのため、健康な方の2倍、3倍の時間をかけて丁寧に歯ブラシ(ブラッシング)を行うことが重要です。
また、食生活や運動にも気をつけることが必要です。

それでは、そうしたことを徹底して注意した場合、絶対に歯周病にならないかと言いますと そうではありません。

重度歯周病の場合、それでも再発するリスクはあるのです。

最後に、今回の質問(将来的に歯周病が再発しない方法はありますか?)の結論になります。
100%歯周病が再発しない方法はありません。
そのため、口腔内の管理(ブラッシングの徹底)や食生活、運動、適正な睡眠、ストレス等 日常生活において注意することはいっぱいあります。

特に 喫煙は絶対に避ける必要性があります。
大変なことかもしれませんが、『健康』とは日々のそうしたことの積み重ねなのです。

また、 定期検査(メインテナンス)を受けられることも大切です。
早期発見、早期対応(治療)が大切です。

そして歯科医院で行う PMTC(プロによる歯のクリーニング) も有効です。




次回のブログは10/23(木曜日)になります。
次回も今日の続きになります。
歯科(インプラント、歯周病)と健康の関わりです。


今週(10/17〜19)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎前歯部に行った 抜歯即時インプラントについて解説します。

抜歯即時インプラントとは、抜歯と同時(同日)にインプラントを埋入する方法です。
抜歯を予定している全ての症例に対して行える方法ではありませんが、
条件さえそろえば、抜歯と同時(同日)のインプラント埋入が可能です。

今回のケースでは、以前に歯が折れた歯が 歯肉の中に埋まったままの状態でした。
歯(根)が埋まった状態が長く経過していたケースです。
レントゲンや口腔内の状況から感染は認められなかったため、
今回は、 抜歯即時インプラントになりました。

麻酔をし、切開後、埋まっていた歯の根を除去し、
インプラントの埋入を行いました。

この際、抜歯した穴とインプラントは、ぴったりとはしませんので、
穴とインプラントには、若干の隙間(すきま)があきます。
この隙間に人工骨( β―TCP)を入れ、GBR法を行いました。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラントです。

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
治療費は、210.000円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、人工骨( β―TCP)、GBR法の費用も全て含まれています。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


2008年10月16日

患者様から受ける質問特集:その18

10/16(木曜日)です。

いつも朝書いているブログですが、朝から急用がありまして、アップするのが遅れました。

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その18』になります。

今回は、以下のような3つの質問についてまとめて解説していきます。
以下のような質問には、全身的な関わりが強くあるからです。
このような質問をふまえ、今日から何回かに分けて全身疾患と歯科の関わりを始め、
病気にならないための話について解説していきたいと思います。


質問20
 喫煙者は、インプラントの成功率が低いと聞きましたが、本当でしょうか?

質問21
 他歯科医院にて重度の歯周病と言われ、多くの歯を抜歯しました。
抜歯後には、インプラント治療を考えているのですが、
重度の歯周病の場合、将来的にインプラントも問題が生じる可能性が高いと言われました。
これ以上、歯を失いたくありません。
インプラント治療を行うにあたり、歯周病治療は徹底して行いたいと思っていますが、
将来的に歯周病が再発しない方法はありますか?

質問22
 歯周病に悩んでいます。
数年前から歯肉の腫れと出血があり、最近では歯がグラグラしています。
近医にて重度の歯周病であり、現時点では治療は難しいと言われました。
抜歯する必要性があるということです。
また、糖尿病や高血圧、高脂血症があるため、インプラント治療も難しいと言われました。
歯周病を治す方法はないのでしょうか?
また、ざまざまな病気があると インプラント治療は本当にできないのでしょうか?


回答(20〜22)
 まず、最初の『喫煙とインプラントとの関係』ですが、
喫煙者は、インプラント治療に限らず、歯周病にも大きな影響があります。
特に重度の歯周病であった場合、喫煙していると
歯周病の治療を行ったとしても再発するリスクは、非常に高くなります。
もちろん 喫煙は、歯周病やインプラントだけに悪影響があるわけではありません。
全身のさまざまな病気に対して非常に大きな問題を生じます。

タバコを吸っている方にできるかぎり『禁煙』していただきたく、以下のお話をさせていただきます。

喫煙による問題として第一に挙げられるのは、『肺ガン』です。
現在、日本において『肺ガン』は、急激に増加傾向にあります。
戦前は、日本人の死亡原因として最も多かったのが、『結核』などの感染症でした。
その後、『脳血管障害(脳卒中)』が増え始めました。
そして、80年代頃から、『ガン』が死亡原因として最も多くなりました。
2004年人口動態統計(厚生労働省)によると、『ガン』による死亡者は約32万人であり、年々増えています。
これは、3人に1人が『ガン』で死亡する ということです。
以前は、日本人のガンで最多かったのが『胃ガン』でしたが、
近年 男女ともに急激に増加しているのが、『肺ガン』です。
『肺ガン』は、2008年現在、男性では最も多い『ガン』の一つです。
また、『肺ガン』は、治療が困難な『ガン』です。
そのため、他の『ガン』と比較して死亡率が非常に高いのです。

『ガン』は、生活習慣と密接な関係を持っており(一部のガンを除く)、日常生活に注意すれば ある程度予防可能です。
特に『肺ガン』は、喫煙さえしなければ、かなり予防できます。

2008年現在、日本人の3人に1人は、『ガン』で死亡します。
今後、この割合はさらに増えていくでしょう。
そして、『ガン』のうち『肺ガン』は最も多い一つなのです。

つまり、ガンで死なない最大の予防方法が『タバコを吸わない』ことなのです。

また、ご本人が喫煙しなくても周囲の人がタバコを吸っている場合、
『受動喫煙』になります。
周囲の人のことも考え、『タバコ』は止めるべきです。


喫煙と歯周病、インプラントの関わりについては、以下を参考にして下さい。

タバコは歯周病を悪化させる!
喫煙による周囲への影響
歯肉への影響
喫煙の全身的な害
喫煙の口腔内への害
喫煙と骨粗鬆症
インプラントと喫煙の関係


次回のブログは10/20(月曜日)になります。
次回は、今日の続きになります。
今週(10/14〜15)のインプラント手術報告

今日は、話が長くなってしまいましたので、簡単な症例をご紹介します。
下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

下顎の奥歯が3歯分欠損していたケースです。
骨の幅も高さもさほど問題がないケースでした。
そのため、2本のインプラントを埋入し、インプラント・ブリッジ にしました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが2本でした。

骨の状態に大きな問題がないと手術は簡単で良いですね。
かかった手術時間(インプラント埋入時間)は、約10分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
1本21万円(税込)×2本分です。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年10月13日

患者様から受ける質問特集:その17

10/13(月曜日)です。

連休最後の休みですね。
当医院は、土曜、日曜日と仕事でした!

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その17』になります

さて、今日のご質問は、『インプラント治療が怖い!』という内容です。


質問19
 インプラント治療を考えているのですが、ドリルを使用し、穴をあけると聞きました。
怖い感じがします。
他に方法はないのでしょうか?

回答19
 従来、インプラント手術は『ドリル』で骨を削り、できた穴にインプラントを埋入するという方法です。
しかし、骨を削るため、出血を伴い、腫れや痛みの原因となっていました。
そこで、近年では、ドリルをほとんど使用しないで、インプラントを埋入するための骨穴を形成する手術方法が開発されてきました。
ドリルで骨をほとんど削らないので安全、確実、だから外科的侵襲も最小限になります。

まず、通常のインプラント治療の場合、細いドリルから少しづつ、太いドリルに変え
穴を大きくしてききます。
穴がインプラントが入る大きさまでできれば、ドリルは終了です。
完成した穴にインプラントを埋入するのです。

しかし、新たに開発された『ドリルをほとんど使用しない方法』は、
始めの段階だけ、ドリルを使用します。

その後、最初の小さな穴に骨を広げる器具を挿入します。
これは『ドリル』ではありません。
『キリ』や『ノミ』のようなものと思って下さい。
先の細い尖った器具です。
そして、この骨幅を広げる器具を順次大きいものにし、穴をどんどんと拡大します。

この時、『骨は本当に広がるのか?』と思われるかもしれません。
骨には弾性があります。
骨をゆっくりと押し広げることにより、穴は少しづつ大きくなるのです。
こうすることにより、穴の大きさは、インプラントが入りまでに大きくなります。

使用する『ドリル』は最初の1回だけです。
『ドリル』をほとんど使用しないため、手術中の患者様の不快感はかなり減少します。
また、骨を削らないため、腫れが少ないのも特徴です。

以下には、『ドリルをほとんど使用しないインプラント治療』の利点です。

1 骨の削除量が最小限
2 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない
3 切開を最小限にできる
4 『初期固定』に優れている
  骨の弾性により押し広げるため、インプラント埋入後に
  骨が収縮(縮む)します。
  骨が収縮すると、インプラントを『ギュッ』と押さえ込むこと
  になります。
  これが、インプラントの安定につながります。
  インプラント手術直後の安定性のことを
  『初期固定』と言います。
  初期固定はインプラントの成功にとって最も重要なことの一つ
  です。
5 『骨密度が向上』する
  骨を削らず、骨を圧迫して穴を開けるため、圧迫された骨の密
  度が向上します。
  骨が柔らかい方や骨粗鬆症の方に有利な方法です。
6 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない

しかし、全てのケースでこうした方法が行えるわけではありません。
欠点もあります。
骨が硬い場合には骨を押し広げる『スプリッティング法』は適応されません。
骨が硬いため、骨を押し広げることができないのです。
通常、下顎の骨は硬いため、骨を押し広げる『スプリッティング法』は適応されないことがあります。
*もちろん骨の状態(硬さ)によっては、下顎でも十分使用できる方法です。




次回のブログは10/16(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その18』です。


今日は、朝から急用がありますので、前回と同様に『今日のインプラント手術報告』はお休みさせていただきます。
次回からはまた再開します。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


2008年10月9日

患者様から受ける質問特集:その16

10/9(木曜日)です。


今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その16』になります。

さて今日も、前回の続き(質問18の続き)になります。

まずは、2回にわたって行った質問18を再度以下に記載します。

質問18
 歯周病で抜歯したところにインプラントを考えているのですが、
インプラント治療を行うと、もともとあった天然歯と同じような状態にまで回復できますか?
噛んだ感じは、天然歯と同じでしょうか?
また、審美的には、どうでしょうか?

上記の回答を何回かに分けて行ってきましたが、
今回は、審美的な問題の中でも『歯肉の厚み』についてです。

インプラント治療後に歯肉が退縮を起こし、審美的に問題を生じることがあります。

薄い歯肉は時間の経過とともに退縮していきます。
少しでもこの退縮を防止するためには予め歯肉を厚くする治療を行うことが有効です。
そのためインプラントを埋入時もしくはインプラント埋入後(型を取る前)に歯肉を厚くする治療を行う必要性がある可能性があります。
(この歯肉の厚くする治療法を『歯肉結合組織移植』と言います)

 通常、歯周病等の病的な状態でなくとも加齢とともに歯肉は下がってくるものです。 
これは生理的な現象です。
歯肉退縮には個人差があり、下がりにくい方もいれば
下がりやすい方もいらっしゃいます。
特に歯肉が薄い場合、歯肉が下がりやすくなります。
歯肉が下がってくるとインプラントの金属部分が見えてくることがあります。

奥歯の場合であれば、歯肉の退縮がある程度起っても審美的に大きな問題を生じることはありませんが、前歯では問題となります。

歯肉退縮の予防策として歯肉の厚みをあらかじめ増やす(増大させる)治療法があります。
この治療を『歯肉結合組織移植』と言います。

治療方法は、上顎の内側に麻酔を行い、歯肉を採取します。
採取した歯肉を歯肉の薄い部分に移植します。
治療は麻酔をして行いますのでもちろん痛みはありませんが、
治療後、採取した上顎の内側の部分に違和感を感じたり、
食事がしずらいということがあります。
その期間は1日程度から人により10日程度になることもあります。

しかし、こうした方法は、必ず行うということではありません。

また、治療前に骨の吸収が著しくあった場合で
『歯が長く見える』ような場合には、以下のような対策を取ることもあります。

歯(被せ物)を若干横に大きくする方法や長くなってしまった歯(被せ物)は、
長い部分のみ歯肉の色にし、目立たなくさせる方法があります。
長くなった部分を歯肉色にするため、目立たなくなります。

今日で質問18は終わりです。
質問18では、インプラント治療後に起ることについて解説してきました。
インプラント治療を受けられる患者様にとっては、治療を行うと100%元の状態に回復できると思われている方も多くいらしゃいます。
しかし、どこまで元の状態に回復できるかは、骨の吸収等に左右されます。
特に審美的なことに対しては起こりえます。

インプラントは義歯と違い、固定式にはなりますが、100%天然歯と同じような状態に回復できるものではありません。
術前の状況により、歯肉や骨の状態等完全に回復できないこともあるのです。

今回の質問に対する回答は、何回にも分けて長くなってしまいました。

ご心配な点がありましたら、事前に担当医にご相談されて下さい。

次回のブログは10/13(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その16』です。
好評につき まだ暫くこの質問特集を続けます。

今日は、これからインプラントのセミナー(勉強会)に出席しなければならないので、
すみませんが、『今週のインプラント手術報告』は、お休みさせていただきます。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


2008年10月6日

患者様から受ける質問特集:その15

10/6(月曜日)です。
ちょっと寝坊をして、アップが10:30になってしまいました。
いつも朝に書いているもので…

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その15』になります。


今日も、前回の続き(質問18の続き)になります。

まずは、2回にわたって行った質問18を再度以下に記載します。

質問18
 歯周病で抜歯したところにインプラントを考えているのですが、
インプラント治療を行うと、もともとあった天然歯と同じような状態にまで回復できますか?
噛んだ感じは、天然歯と同じでしょうか?
また、審美的には、どうでしょうか?

そして、
『噛んだ感じは、天然歯と同じでしょうか?』
『歯が長く見える』
『歯と歯の間に隙間がある』
ということについて解説してきました。

今日は、そうしたことにならないような対策について解説します。

まず、骨の吸収に対しては、骨の増大治療を行います。
骨が薄い状態でインプラントを行うと後に審美的にも問題が起ることがあります。
そのため、十分に厚みや高さのある状態まで、骨(骨幅や高さ)を回復させておくことが大切です。
骨を増大(増やす)方法をGBR法と言います。
このブログでもよく書いている内容です。

しかし、GBR法を行えば、完全に元通りに回復できるわけではありません。
また、骨の吸収が大きい場合には、GBR法の難易度も高くなります。
GBR法の難易度が高い場合には、治療も大変になります。

骨の吸収が大きい場合には、 骨移植等が必要になり、
治療後の“腫れ” 等も起る確率が高くなります。
“腫れ” 等が大きくなった場合には、“痛み” 等が起る確率も高くなります。

GBR法は、骨を再生(増大)させる方法ですが、
治療に伴う大変さもあります。
また、技術的にも100%元の状態に回復させることは難しいのです。

しかし、実際の臨床では、骨の吸収がなく、骨の幅や高さが十分あるようなケースばかりではありません。
骨の吸収が起っていることの方が多いのです。

そのため、単に骨の幅や高さを増大させるだけでなく、
治療を受ける患者様の大変さを軽減させるための
『やさしい治療』
『負担の少ない治療』
が大切です。

その一つが 『スプリットクレスト法』と言われる治療法です。
吸収してしまった骨幅を 骨移植を行うのではなく、
骨幅を“押し広げる”ように拡大する方法です。
腫れ等の負担が少なく、現在骨幅の少ないケースでは、一般的に行われるようになっています。

ここまでは、骨の幅が少ない場合の骨増大法(GBR法)について書いてきましたが、骨の高さが少ない場合には、難易度がぐっとアップします。
特に上顎の奥歯において、骨幅が少ない場合には、治療は困難を極めます。

骨が吸収した状態でインプラントを行うと
今回の質問特集の内容である
『歯が長く見える…』
というような状態になります。

大切なのは、骨を吸収させないようにすることです。
それは、
悪い状態を放置しないことです。
歯根破折を放置しない。
歯が欠損したままにしない
歯周病を放置しない
ことが大切です。

悪い状態が長くなると
治療も難しくなり(大変になり)、
審美的にも問題が残ります。

次回は、審美的に問題が起ることとして
『歯肉の厚み(薄さ)』について解説したいと思います。

次回のブログは10/9(木曜日)になります。


今週(10/3〜4)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎の奥歯にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

この『インプラント手術報告』でも良く書きますが、上顎の奥歯は、骨が吸収していることが多く、インプラント治療を行う際に、骨の高さが不足していることが多い場所です。

今回のケースでも骨の吸収が大きく、そのままインプラントを埋入することが難しい状態でした。

奥歯が2歯分欠損した状態です。

一番奥は、骨の高さが非常に少なく、1ミリしか存在していません。
その手前は、5ミリ程度です。

このブログで良く書きますが、上顎の奥歯において、必要なインプラントの長さは、
10ミリ程度あることが良い と書いています。
今回は、1ミリ5ミリですから まったく足らないということになります。

得に奥の方は、骨の高さが1ミリしかありませんので、
普通に考えればインプラントは無理になります。

このように骨の高さが非常に少ない場合
には、さまざまな方法を行います。

通常、上顎の奥歯において、
骨の高さが1ミリしかない場合には、
サイナスリフト法という 骨移植を伴う治療を行う必要性があります。
しかし、この治療法は、大変な治療であるため、
治療後の腫れ等も大きくなります。

できるかぎり患者様に『やさしい治療』を行いたいと思っています。
治療の大変さが少なく、腫れや痛みも少ない治療です。

そのため、今回行ったのが、
ソケットリフト法
インプラントの傾斜埋入です。

手前の5ミリの骨の高さが残っていた部分には、 ソケットリフト法を行い、長さ10ミリ ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプを埋入しました。

ソケットリフト法については、このブログでも良く書きますので今回は省略します。
お分かりにならない方は、以下を参考にして下さい。
      ・ソケットリフト法

さて、問題なのは、奥の骨の高さが1ミリしかない方です。
今回はこの部位に、骨の増大治療(骨移植)を行わずに、インプラントを埋入しました。
これが、 インプラントの傾斜埋入です。

一番奥の1ミリしか骨の高さが残っていない所のさらに奥には、
骨の高さがある程度残っていることがあります。
“親知らず” にあたる部分”です。
この部分を『上顎結節』と言います。

今回もこの『上顎結節』には、骨が残っていたため、
ここにインプラントを斜めに埋入しました。

先程書いたように『上顎結節』は、“親知らず” にあたる部分です。
歯があった方向で埋入すると 埋入後も歯ブラシがしにくい位置になってしまいます。
そのため、手前に傾けた状態で、斜めにインプラントを埋入するのです。
インプラントの埋入位置は、親知らず部分である『上顎結節』ですが、実際の歯の位置になる部分は、骨の吸収が起っている高さ1ミリの位置です。

インプラントの傾斜埋入では、長さ12ミリのインプラントを埋入することができました。

治療前には、『1ミリ』『5ミリ』しかない欠損部に、
『10ミリ』『12ミリ』のインプラントが埋入できたのです。
しかもダメージの大きい、骨移植等をまったく行わずにです。

こうしたことは、治療を受ける患者様にとっては、非常に “楽” で負担が少ない方法です。

インプラントの傾斜埋入についての詳細は、以下を参考にして下さい。
       インプラントの傾斜埋入

手術時間は、約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。


治療費
インプラントが1本21万円(税込)×2本になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、傾斜埋入法、ソケットリフト法の費用も全て含まれています。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年10月2日

患者様から受ける質問特集:その14

10/ 2(木曜日)です。

前回は、質問18回答が長くなってしまったので、その続きになります。

まずは、前回の質問18を再度以下に記載します。

質問18
 歯周病で抜歯したところにインプラントを考えているのですが、
インプラント治療を行うと、もともとあった天然歯と同じような状態にまで回復できますか?
噛んだ感じは、天然歯と同じでしょうか?
また、審美的には、どうでしょうか?

このご質問の中で、
『噛んだ感じは、天然歯と同じでしょうか?』という回答を前回しました。

今日は、
『歯が長く見える』
『歯と歯の間に隙間がある』
ということについて解説します。


2 『歯が長く見える』、『歯と歯の間に隙間がある』

この理由として、 歯周病 歯根破折等で細菌感染を起したり、
欠損状態が長いことにより骨は吸収してしまいます。

骨が吸収するとい歯肉自体も下がって(退縮)しまいます。
歯肉が退縮している状態でインプラントを行うと結果的に歯が長く見えたり、歯と歯の間に隙間でできたりします。

歯と歯の間に隙間ができた場合、基本的にはそのままです。
隙間は歯間ブラシ等で清掃をしていただきます。

『歯肉の退縮』 や 『歯と歯の間に隙間ができたりする』ようなことが起らないように、 骨の増大治療『GBR法』を行ったり、
歯肉の厚みを増やす(歯肉結合組織移植)ということが必要です。

しかし、術前の状態が悪いと この治療を行っても完璧ではありません。
そのため、歯と歯の間に開いてしまった隙間を埋めるために、
歯(被せ物)を若干横に大きくする方法や長くなってしまった歯(被せ物)は長い部分のみ歯肉の色にし、目立たなくさせる方法があります。

どちらにせよ、骨の吸収が大きかったり、歯肉薄い場合には、歯と歯の隙間ができたり、歯(被せ物)が長く見えるといったことが起ります。


今週(9/30〜10/1)のインプラント手術報告

今週は、インプラント手術予定が全てキャンセルだったため、報告はありません。
すべてキャンセルというのはめずらしいですね。
季節の変わり目ですので、“風邪”等体調をくずさずにして下さい。

このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

2008年9月29日

患者様から受ける質問特集:その13

9/27(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その13』になります。

今日の質問の回答は長くなりますので、今回と次回の2回に分けて解説します。


質問18
 歯周病で抜歯したところにインプラントを考えているのですが、
インプラント治療を行うと、もともとあった天然歯と同じような状態にまで回復できますか?
噛んだ感じは、天然歯と同じでしょうか?
また、審美的には、どうでしょうか?

回答18
 インプラントは、義歯(入れ歯)とは違い、固定式ですので、違和感がなく
快適なものです。
今まで義歯(入れ歯)をされていた方で、入れ歯(義歯)の違和感等があり、
どうしても装着できなかった方が インプラント治療後には、
『何でもよく噛める』
『入れ歯のように違和感がない』
『何年ぶりかに食事がおいしく食べられた』
…等
喜んでいただけています。

しかし、非常に少数ですが、インプラント治療後に以下のような意見もあります。
一番多い意見から順番に記載しますと、
『しゃべりづらい』
『歯が長く見える』
『歯と歯の間に隙間がある』
…等です。
この理由について順次解説します。

1.『インプラント治療後しゃべりづらい…』
 長い治療期間の後、ようやく型を取り、
インプラントを応用した固定式の仮歯や
セラミック等の被せ物を装着する段階の話になります。

患者様も『これでようやく噛める!』
…と期待がいっぱいです。

しかし、固定式の仮歯 や セラミック等の被せ物を行った時に
『しゃべりづらい…』
と感じることが 非常に稀なケースですが、あります。

それでは、なぜこのようなことが起ったのかと言いますと…
歯周病
歯根破折
歯が欠損のまま放置していた
等により 骨の吸収が大きかったことが原因です。

このようなことは、
顎で、総義歯のように 歯がほとんどない方
インプラント治療を行った場合に起る可能性があります。

欠損が多い方の場合、暫く歯がない状態でいると、骨が吸収してきます。
骨の吸収は、必ず頬側(外側)から起ります
そのため、歯列が小さくなります。(顎の形が小さくなるということです)
分かりづらいですが、歯を噛む面から見ると、歯は馬蹄形のように“U字型”に並んでいます。
つまり、顎の骨の形が“U字型”ということです。
骨吸収を起こすと この“U字型”が小さくなります。
これが、歯列が小さくなるということです。
このことについての詳細は、以下を参考にして下さい。
歯がないと顎の骨はどんどんと痩せる

歯列(顎の形)が小さくなった状態で、インプラントを行い、最終的に被せ物を装着すると、元々あった歯列より小さい(狭い)状態になります。

その結果、舌を動かす範囲が狭くなり、
『発音がしづらい』、
『舌が動かしづらい』、
『違和感がある』
といったことが起ることがあります。

義歯(入れ歯)を経験されたことがある方は分かるかと思いますが、
初めて義歯をされた時には、かなりの違和感があります。
突然口腔内に異物が入る『違和感』です。

そのため、骨吸収が起こり、歯列が小さくなった状態でインプラントを行うと『違和感』が起るのです。

しかし、これは、時間の経過とともに改善されます。
なれるまで若干時間がかかるのです。


次回のブログは9/30(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『歯が長く見える』、『歯と歯の間に隙間がある』になります。


今週のインプラント手術報告はお休みです。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年9月25日

患者様から受ける質問特集:その12

9/25(木曜日)です。
今日もシリーズで行っています『患者様から受ける質問特集:その12』になります。

今日は、『歯ぎしり』をしている方からのご質問になります。

質問17
 以前に神経をとった歯が折れてしまい、抜歯となりました。
抜歯後の治療方針として、 ブリッジかインプラントを考えています。
私は、 歯ぎしりが強く、歯が磨り減っている状態です。
さまざまなホームページを見ると、通常の 歯には骨との間にクッションのようなものがあり、それで骨を守っているということですが、
インプラントは直接骨に力が加わるため、 歯ぎしりなど強い力が毎日加わると、
問題が生じやすいということですが、本当でしょうか?
また、 歯ぎしりが強い場合、インプラントは大丈夫なものでしょうか?

回答17
インプラント治療を行う際に、 歯ぎしりは非常に大きな問題です。
歯ぎしりが強い方は、インプラントであっても、ブリッジを選択しても
リスクは高いものです。

・ インプラントとブリッジの違いについては以下を参考にして下さい。
  『インプラントとブリッジの違い』

インプラントだから 歯ぎしりに弱い とか
ブリッジだから 歯ぎしりに強い ということではありません。

『歯ぎしり』の影響は大きいものです。
『歯ぎしり』の強い方ですと、神経のない歯は折れてしまうことがあります。
こうしたことは稀なことではありません。
神経のない歯はかなりの確率で折れます。

ただし、インプラントの場合、ご質問にもあったように、 『歯根膜』(歯と骨との間にあるクッションのようなもの)というクッションが存在しないために、噛む力は、直接インプラントに加わってしまいます。
そのため、 『歯ぎしり』が強い場合には、インプラントは適応症とは言えません。

それでは、 『歯ぎしり』が強い場合、ブリッジが適応かというと
状況により違います。
ブリッジを選択される場合には、ブリッジの土台となる歯が
『神経があるか』
『神経がないか』
によっても変わります。
ブリッジは、欠損部に加わる力を残っている歯で支えるものです。
そのため、土台となる歯には、通常より過大な力が及びます。
もし、この土台に、神経がなかった場合には、将来的に、 歯根破折になる確率はさらに高くなります。
神経がない歯をブリッジの土台とするのであれば、インプラントの方が良いでしょう。

『歯ぎしり』が強い場合には、
インプラントか ブリッジか という選択肢の前に、『歯ぎしり』の対策を検討することが必要です。
これは、『ナイトガード』という『マウスピース』のようなものを就寝時にしていただきます。

結論として、噛み合わせや、残っている歯の状態等によって、
どちらの方法が優れているとどうかの判断をします。
ただし、基本的には、歯を削らないインプラントの方が優れている点が多いのも事実です。

『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯)の平均寿命』については、以下を参考にして下さい。
  ・ 『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯)の平均寿命』


『歯ぎしり』があることは
インプラント、ブリッジの両方にとって良くないことです。
どちらの治療法を行うかどうかの判断は、
治療期間、
治療費、
将来性、
噛み合わせ、
残存する歯の状態
等をふまえ判断するものです。

また、個人個人により『リスク』というのは違います。

担当医と十分にお話の上、お決めになることが大切です。
ブリッジの場合、削ってしまった歯は、二度と元に戻りませんので…
治療内容を十分ご理解することが必要です。

次回のブログは9/29(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その13』です。


今週(9/24)のインプラント手術報告

それでは、昨日のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

いつも難しいケースを紹介していますが、今回のケースは、簡単でした。

簡単な理由は、『骨の高さや幅が十分ある』ということです。

骨の幅や高さが十分あれば、インプラント治療はさほど難しいものではありません。

1本のインプラント埋入であれば、
 ・麻酔時間に5〜6分程度、
 ・麻酔が効くまで少し待っていただき、
 ・実際の治療(インプラント埋入手術)は、5〜6分程度、
  (仮歯や義歯の調整があれば上記以外にかかります)
 ・治療後の注意事項等の説明に3分程度
ですぐご帰宅できます。

骨が吸収しないうちに的確な判断が大切です。
歯根破折の放置や
歯を欠損のままにしないこと
歯周病を放置しないこと
が大切です。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが1本でした。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)になります。

このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年9月22日

患者様から受ける質問特集:その11

9/22(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その11』になります。

今回の質問も患者様からよく受ける内容です。
治療期間についてです。
何回くらいかかるのか?
どれくらいの期間がかかるのか?
…等です。
特に現在歯がない方にとっては、早く歯が入り、噛めるようになりたいものです。
今回は、そうした内容になっています。

質問16
 下顎の奥歯2本がないのですが、何回くらい治療回数(治療期間)がかかるのでしょうか?

回答16
 まず、インプラントの治療回数を解説する前に
インプラントの手術方法には、1回法と2回法があることを説明します。

1回法は、インプラントを埋入した時点(手術時点)で、インプラントの上の部分が見えます。
上に見える部分は、インプラントではなく、インプラントの“蓋”です。
この“蓋”を取ると、中に穴があいています。
この穴は、インプラントの“土台”を付けるためのものです。
インプラントの構造は、
1 インプラント本体(フィクスチャー)
2 土台(アバットメント)
3 セラミック等の被せ物(上部構造:補綴物)
に分けられます。
インプラント手術時に行うのは、インプラント本体(フィクスチャー)のみです。

2回法は、インプラント手術時に、インプラント本体(フィクスチャー)を歯肉の中に完全に埋め込んでしまいます。
手術後に口腔内を見ても どこにインプラントが埋まっているかは分かりません。
そのため、型を取る段階で、再度麻酔をし、埋まっているインプラント部分を見えるようにします。

なぜこのような違いがあるのでしょうか?

もともとインプラントは1950年にスウェーデンの化学者ペル・イングウァール・ブローネマルク博士によって発見されたもので、その当時は2回法でした。

しかし、2回法では、2回目の手術(実際には、手術という程大変なことではありませんが…)が必要になります。

そうしたこともあり、1回法が開発されたのです。
(他にも1回法の利点は多くあります)
これが ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)です。
現在日本において30種類以上のインプラントが使用されていますが、I.T.Iインプラントはその中でも最も研究報告が多く、優れたインプラントと言えるものです。
つまり、1回法、2回法というものは、もともとはインプラントの開発コンセプトの違いから生じたものです。
現在のインプラントの多くはブロネマルク、I.T.Iを模範して作られたものです。

さて話は、インプラントの治療期間に戻ります。
通常、初診時にレントゲン撮影を行い、歯周病の検査や、噛み合わせの検査等を行います。
そこで問題がなければ、インプラント治療を行うことができます。

以下は、下顎の奥歯にインプラントを行った場合(1回法)の治療回数です。
1回目 インプラントの埋め込み手術
2回目 抜糸(約1週間から10日後)
3回目 型取り(手術から約2ヶ月後)
    *骨の状態により若干変わります
4回目 セラミック等の被せ物を装着(型取りから約10日後)
    *本数等により異なります。
以上です。

以下は、2回法(下顎の奥歯)の治療回数です。
1回目 インプラントの埋め込み手術
2回目 抜糸(約1週間から10日後)
3回目 2回目の手術(手術から約2ヶ月後)
  (埋まっている部分を見えるようにするための簡単な手術)
    *骨の状態により若干変わります
4回目 型取り(2回目の手術から約2週間後)
5回目 セラミック等の被せ物を装着(型取りから約10日後)
    *本数等により異なります。

しかし、どのようなケースでも同じ治療回数ではありません。

まず、 歯周病の問題がある場合には、インプラント治療前に 歯周病の治療を行う必要性があります。
インプラント手術前にきちんと歯周病の治療を行っていかないと
インプラントに歯周病の細菌が感染してしまいます。
インプラントに歯周病細菌が感染した状態を インプラント周囲炎と言います。
歯周病の治療の回数は、症状により違いますので、歯周病の検査後に担当医に治療内容や治療回数を聞いておくことが必要です。

また、噛み合わせ等に問題がある場合、状況によってはインプラント手術前に完了させておく必要性があることもあります。

さらに、インプラント手術に際し、最も大切なのは、骨の状態です。
つまり、インプラントを埋入するための、骨幅や高さ等がしっかりしているかどうかです。
歯根破折 歯周病 歯を欠損のままにしていた期間が長かった(長期間欠損)場合には、骨が吸収してしまっている可能性があります。
この場合には、骨を増大(骨を再生)させる治療法等を行うことが必要になります。
『GBR法』 『ソケットリフト法』 サイナスリフト法等です。

このような治療では、インプラント手術は、2回法になります。
インプラント埋入と同時に骨の増大法を併用した場合には、基本的にインプラント自体を歯肉の中に埋め込むことになります(2回法)。

しかし、骨の吸収が大きく、インプラント自体を埋入できないような場合には、
インプラント手術の前に 『GBR法』等の骨の増大(再生)を行う処置のみ行うことがあります。
この場合には、治療回数は、上記以上にかかります。

まとめますと、下顎の奥歯が少数歯欠損しているようなケースで、
骨の状態もよく、1回法のインプラントを使用すれば、
治療回数は最短で4回です。(2回法では、5回)

しかし、歯周病に問題があったり、骨の吸収が大きい場合には、さらに治療回数はかかります。

どの程度の治療回数が必要かどうかは、検査を行うと分かりますので、担当医にご相談されて下さい。



次回のブログは9/25(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その12』です。


今週(9/19〜21)のインプラント手術報告

今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

今週のインプラントは、骨幅も十分にあるケースもあったたのですが、ご紹介するケースは、骨が非常に少ない状態でした。

上顎の左右奥歯に合計5本のインプラントの埋入でした。

5本のうち2本は、骨幅が3ミリ以下と骨が非常に吸収している状態でした。
また、3本は、骨の高さが、4〜6ミリ程度と高さが少ない状態でした。

上顎の奥歯にインプラントを行う場合、
必要な骨の幅は約6ミリで、高さは10〜12ミリです。
つまり、今回のケースは、骨の幅も高さも半分程度であったということです。

骨幅が少ない部位については、まず、 『スプリッティング法』を行いました。
この方法は、ドリルをさほど使用せず、骨の幅を押し広げながらインプラントを埋入するこの方法は骨にダメージが加わりにくく、術後の腫れが少ない治療法です。
その後、さらに骨の増大を行うために、GBR法も併用しました。
ただし、この部位は、高さは十分あったため、12ミリの長さのインプラントを埋入することができました。

次に、骨の高さが少ない(4〜6ミリ)3カ所の部分ですが、 ソケットリフト法を行い、長さ10ミリのインプラントを埋入しました。
ソケットリフト法もダメージが少ないため、術後の腫れが少ない治療法です。

以前は、上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ以下の場合には、 サイナスリフト法という 骨移植を行うことが一般的でした。
しかし、 サイナスリフト法は治療後の腫れ等を伴い、治療としては大変です。

そのため、患者様にとって極力腫れ等が少ない治療法が行われるようになってきています。

しかし、上顎の奥歯において、あまりにも骨の吸収が大きい場合には、 サイナスリフト法を行うしか方法がありません。

今回使用したインプラントは、全て ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプでした。


麻酔は、 『静脈内鎮静法』 でした。
この麻酔方法は、完全に寝ている状態で行えますので、
インプラント手術に不安がある方や
手術時間がかかる場合等には、適した麻酔方法です。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取りを行います。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×5本になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のスプリットクレスト法、GBR法、ソケットリフト法の費用も全て含まれています。


このブログが難しいという方に非常に簡単な『基礎から始めるインプラントブログ』 を開設しました。
・『基礎から始めるインプラントブログ』
基礎ブログは毎週金曜日になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
2008年9月18日

今日は、お休みです。

今日は、急用があり、ブログを休ませていただきます。

明日の・『基礎から始めるインプラントブログ』 は通常どおりアップします。

最近の投稿
カテゴリ
アーカイブ

PAGE TOP