最新インプラント症例ブログ

2007年8月2日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:ハイブリッドセラミック

前回まで、オールセラミック『ジルコニア』の話をしました。
今日はオールセラミック以外の被せ物の材質についてお話しします。
インプラント治療における『セラミック』と『ハイブリッドセラミック』です。

『セラミック』と『ハイブリッドセラミック』の違いですが、
『セラミック』はいわゆる陶器と同じようなものです。
変色はせず、審美的に最も優れています。
また汚れが付きにくく、歯周病のような方や、ブラッシングが十分出きない方には適しています。
欠点としては非常に硬いため(天然歯よりも硬い)、噛み合う歯が天然歯の場合には天然歯が磨り減ってしまうことがあります。
特にインプラントは、骨と強固に結合しているため噛み合う歯が歯周病にかかっている天然歯の場合には、負担がかかる可能性があります。

次にハイブリッドセラミックですが、素材としてはセラミックにレジンという物を配合して作っています。レジンとはプラスチックのようなものです。
このレジンを配合することにより硬さを天然歯とほぼ同程度にすることができます。
噛み合う歯が天然歯の場合には天然歯を磨り減らしたりする危険性が少なくなります。
またセラミックはその性質から欠けたりすると修復することが困難な材料ですが、ハイブリッドセラミックの場合にはもし欠けたとしてもある程度であれば口腔内で修復が可能です。
しかし、欠点としてはセラミックに比較して審美的には若干劣ります。
レジンは吸水性があるため若干の変色を起すか可能性があります。
またその吸水性のため汚れを付着しやすいという欠点があります。

明日は上記の2つ以外の素材についてです。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。
2007年8月1日

審美歯科の革命:『ジルコニア』オールセラミッククラウン:その4

さて今日はオールセラミッククラウンの最終回です。
患者様の審美に対する要望は年々増しています。
10年前にはほとんど無かった歯を白くする『ホワイトニング』、『漂白』、『ブリーチング』という治療法も今では多くの歯科医院で行われています。
またインターネットや雑誌等の広告ではこうした歯を白くする方法を数多く見ることができます。
テレビのコマーシャルでも、『歯を白くする歯磨き粉』を宣伝しています。
歯が白いというのは一般的なことになってきていますね。

また被せ物の治療を行う際、患者様と一緒に『色』を決めるのですが、明らかに以前より『白い歯』を希望される方が多くなってきています。
通常は周囲の歯と同じ色を選択するのですが、最近は周囲の歯を白くしてからその色に合わせて被せ物も白くしたい という方が増えてきています。
『ジルコニア』は審美性の面でも優れた材料です。
またオールセラミックの最大の特徴として金属をまったく使用しないことです。
これは昨日に今までのセラミックは金属の枠組み(フレーム)の上にセラミックを盛りたしで作製することを説明しました。
この金属が審美性を阻害しているだけでなく、『金属アレブギー』を引き起こしています。
『金属アレルギー』もここ10年程度でずいぶん増えてきたと思います。
歯が部分的に欠損している場合の治療方法としてインプラント以外にはブリッジという治療法があります。
これは欠損している両隣の歯を削除し、橋渡しをした連結した歯を被せるというものです。
こうしたブリッジの場合には、今まで 金属をまったく使用しないオールセラミックでの治療は困難とされてきました。
それは ブリッジは欠損部分を両サイドの歯で支えているため、金属のフレームで補強する必要性があったからです。
今までも、オールセラミックのブリッジはありましたが、その結果は十分満足できるものではありませんでした。
破折したりすることが時々あったのです。
そのため、セラミックによるブリッジは一般的には金属のフレーム上に作製する方法をとっていました。
そのため、金属アレルギーの患者様にとっては部分欠損の治療方法としてブリッジを選択することがあまりできなかったのです。
『ジルコニア』は今までにはない強度を持っているので、金属なしで、奥歯のブリッジにも十分耐えることが可能になっています。
『ジルコニア』は金属フリーであり、審美性と強度を兼ね備えた新しい素材です。
これからは従来のセラミック治療に変わる新しい治療となるでしょう!

最後に『ジルコニア』の特徴を列挙します。

1 従来のオールセラミックスでは使用できなかった、奥歯のブリッジ
  に使用可能
2 従来のメタルセラミックスクラウン(金属フレーム付)よりも透明度があ                          り、より天然の歯に近い仕上がりが可能              
3 金属を使用しないため金属イオンの溶出による歯肉の黒ずみを起こさない。
4 個人に合わせた細かな色調を出す事が出来る。
5 長期間の使用でも変色がない。
6 歯垢(歯石)が付着しにくいため、歯周病の患者様には適しています。
7 歯みがきでは艶が無くなることがなく、磨耗することもない。
欠点としは
いくら強度があると言っても、『噛み合わせが強い人』や『歯ぎしり』、『くいしばり』がある方はかけたりする可能性があります。
実際にオールセラミック『ジルコニア』が適しているかは担当歯科医師にお尋ね下さい。

明日からは新しいテーマになります。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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2007年7月31日

審美歯科の革命:『ジルコニア』オールセラミッククラウン:その3

今日もオールセラミックについての続きになります。
『ジルコニア』の話、その1とその2では、新しいオールセラミックであることをお話しました。
それでは今までのセラミックはどのようなものだったのでしょうか?
従来から使用されてきたセラミックの歴史からお話したいと思います。

歯科界において『セラミック』が登場したのは1960年代です。
特に審美性を重視する前歯部において『セラミック』は被せ物の第一選択肢として世界中で使用されてきました。
通常、この『セラミック』を私達は
『金属焼付陶材冠』または『メタルボンドポーセレンクラウン』と言います。
『金属焼付陶材冠』の作製方法はまず、歯型を取って できた模型上で、金属のフレーム(枠組み)を作製します。
その後、金属のフレーム(枠組み)に『セラミック』を焼き付けて完成です。
『セラミック』とは瀬戸物のお茶碗や皿のようなものです。
いわゆる『陶器』になります。
以前は金属以外の被せ物として『セラミック』は審美性と強度を兼ね備えた唯一の材料でした。
当初、『セラミック』以外の白い被せ物には『レジン』という物がありました。
『レジン』の材質を簡単に説明しますと、
『プラスチック』です。
『レジン』は『セラミック』と比較すると材料費は安くすみます。
しかし、変色することや、柔らかいため、噛む力で、すり減ってしまうことがあり、前歯部では使用されていますが、噛む力が強い奥歯ではほとんど使用されることがありませんでした。

その点『セラミック』は、
金属のフレーム(枠組み)を作製しなければならないこと、
強度の問題以外には臨床上、大きな問題はないため、現在でも主流となっています。

しかしながら、審美性があり、金属並みの強度を持ちながら、強度のある新しい材料の開発が期待されていました。

金属のフレーム(枠組み)を使用しないオールセラミックというのはだいぶ前からありました。
しかし、強度の問題があり、割れてしまうことがたびたび起るため、一般的に普及するにはいたりませんでした。

オールセラミックス『ジルコニア』は今までのセラミックとは比較にならない強度を持っています。
また審美性にも優れています。
これは金属を使用しないため、光の透過性があるからです。
また従来のセラミックである『金属焼付陶材冠』はフレーム(枠組み)に金属を使用しているため、
歯肉が退縮(下がると)すると境目に金属色が見えてくることがあります。
これが審美性に問題を生じていました。
そのためオールセラミックス『ジルコニア』これからの被せ物の主流となっていくでしょう。

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2007年7月30日

審美歯科の革命:『ジルコニア』オールセラミッククラウン:その2

昨日は雨がひどかったですね。
病院周辺は停電がありました。
停電していた時にはちょうど病院で仕事をしていました。

当医院の歯科衛生士が再来週に試験があり、その準備をしていました。
試験とは
日本歯周病学会が行う、『歯周病認定衛生士』という試験です。

私は『歯周病専門医』ですが、
この資格を取るためには、
1 歯周病治療を行っている施設で、5年以上の臨床経験があること
2 実際に行った歯周病の治療症例を発表する(30症例)
3 歯周病学会で研究成果の実績がある
等のさなまざまなことがクリアーして
書類選考や発表等を行い、合否が決まります。
結構大変な資格です。
現在、日本の歯科医師は約9万5千人います。
そのうち『歯周病専門医』を取得している歯科医師は約500人程度です。

歯科衛生士の数はもっといますが、歯科医院で実際に勤務している数は約8万人とされています。
そのうち『歯周病認定衛生士』の資格を取得しているのは約200人程度です。
今回はそうした試験を受けるのです。

既に書類選考による1次試験には合格しており、再来週は最終試験になります。

その資料作りをしている最中に停電がありました。
PCで資料作りをしていたので、停電の暗い中、復旧まで仕事をしていました。
またさほど問題はありませんでした。
冷蔵庫のアイスが溶けてしまったくらいです。

さて今日の本題です。
オールセラミッククラウンの話の続きです。

『ジルコニア』の特徴として破折しにくい(壊れにくい)ということがあります。
今までの『オールセラミッククラウン』は経年変化により、破折する可能性があることが報告されてきました。
その理由としてセラミックの構造上の問題から経年的にわずかな破折線が生じることがあります。
このわずかな破折は『マイクロクラック』と言います。
『マイクロクラック』は始め、目に見えるような状態ではありません。
顕微鏡レベルでの破折です。
しかし、噛む力により、この『マイクロクラック』は少しずつ大きくなっていく可能性があります。
その結果、『破折』を生じます。
それに比較して、オールセラミックス『ジルコニア』は、結晶構造の特殊性により『マイクロクラック』発生時に、『ジルコニア』自体がクラックを打ち消す方向に働き、クラックの成長による破折を防止します。
強度と結晶構造の特殊性により『ジルコニア』の破折のリスクはほとんどなくなりました。

こうした『ジルコニア』の特徴が使用している最大の理由になります。

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2007年7月29日

審美歯科の革命:『ジルコニア』オールセラミッククラウン:その1

今日は日曜日です。
週末の診療はインプラントの手術が多いですね。
昨日の土曜日は3件のインプラント手術がありました。
1件は先週のテーマの『即時荷重』の症例でした。
インプラントを6本埋入し、手術当日に仮歯の装着です。
即時荷重は2日連続ですね。
多い時には続くものです。

さて今日は朝から サイナスリフト法という骨を増大させる治療法です。
最近はこうした骨の増大治療が多いですね。
その理由として、
抜歯時期が遅れるからです。
つまり、歯周病等が進行し、本当はもっと早く抜歯しなければならない状態であったにもかかわらず、抜歯をためらい、病状が進行してしまったため、歯を支えている骨が吸収してしまったからです。
歯の周囲の骨が進行してしまった結果、インプラントを行うにも大きな問題となったのです。

現在、ある程度年齢の高い患者様は 歯がなくてもわりと 骨の幅や高さが残っている場合があります。
つまり、歯周病等の病状がある程度進行しない状態で、早く、抜歯した可能性があるからです。
それに対して、わりと年齢が高くない方は、骨の吸収がかなり進行した状態までこらえる
傾向が強いため、実際に抜歯となった場合、骨のダメージが高いのです。


さて、今日から新しいテーマの話になります。
『オールセラミックスクラウン』です。

近年、審美に対する患者様の要望はどんどんと高まってきています。
『オールセラミックスクラウン』とは
金属をまったく使用しない被せ物のことです。

まず、今までの被せ物(セラミック等)について解説します。
今までの被せ物は まず、歯を削り、型を取ります。
その後、歯科技工士が被せ物を作製するのですが、
通常の作製方法として、
型からできた、歯型模型上で、金属の枠組み(フレーム)を作製します。
そして金属の枠組み(フレーム)上にセラミックを盛り足し、焼き固めて作製します。
なぜこのようなことをするのかと言うと、
セラミックの材料は『せともの』です。
つまり、『お茶碗』や『湯のみ』のようなものです。
そのままでは強度がないため、噛む力には耐えきれず、割れてしまいます。
そのため、一度金属の枠組み(フレーム)を作製し、強度を増すのです。

さてそれでは本題です。
オールセラミックス『ジルコニア』の話になります。

オールセラミックス『ジルコニア』は2005年3月に、国内認可がおり、臨床で使用されてきました。
その後、多くの研究や臨床報告があり、評価は非常に高いものとなっています。そこで当医院でも十分臨床で使用することが可能であると判断し、2007年より導入致しました。
『ジルコニア』は金属をまったく使用しないで、すべてセラミックで製作することが可能な『オールセラミッククラウン』です。
オールセラミックス『ジルコニア』は従来のセラミックの弱点だった強度を完全に克服し、従来のセラミックの3倍の強度(金属と同等)、審美性、耐久性にも優れた材料です。
金属を全く使わないで、すべての歯を治療することが可能です。
この“ 全て ”というのがオールセラミックス『ジルコニア』の利点の一つです。
今までの『オールセラミックスクラウン』は1歯のみでれば、作製可能でした。
しかし、欠損をつなげる『ブリッジ』には強度の問題から適応が難しいものでした。
しかし、強度の向上(セラミックの3倍)から臨床に応用することが可能となりました。
また金属を使用しないため、審美性に非常に優れています。
審美性を求める方や金属アレルギーの方に適しています。

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2007年7月28日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントの即時荷重(負荷):その5


昨日は今回のテーマである『インプラントの即時荷重(負荷)』がありました。

治療した症例は上顎に3歯残存していた患者様です。
この3歯はもう既にグラグラしています。
おそらく、もうちょっとで自然に取れてしまうような状態です。

また、義歯が合わなく、噛めないということでインプラント治療を行うことになりました。
そこで約2週間前に義歯を安定させる目的でインプラントを2本埋入しました。
最終的にこの2本のインプラントは義歯を安定させる目的でした。
しかし、どうしても義歯ではない、完全な固定式を希望されたため、
インプラントによるブリッジを行うことになりました。

そこで治療計画を新たに立て直し、さらに4本のインプラントを追加し、即日に固定式の仮歯を作製することにしました。
『即時荷重』になります。
今回、即時荷重を行った理由として、骨の状態が良いこともありましたが、
患者様は80歳を超えている方で、インプラント埋入後の食事に不安を持っていました。
またできるかぎり早く噛めるようになることを非常に希望されていたこともあり、
診査の結果、即時荷重には問題ないと判断し、昨日行いました。

上顎に4本のインプラントを埋入後、グラグラしている3歯を抜歯し、あらかじめ作製しておいたブリッジの仮歯を装着しました。
インプラント埋入と抜歯は約20分で終了しました。
骨の状態には問題がなかったため、わりと早く手術は終了しました。
その後仮歯の作製には多少の時間はかかりましたが、手術終了後、約1時間で固定式の仮歯を作製することができました。

麻酔が切れたら、すぐ食事が可能です。

患者様も喜んでいました。

インプラントの即時荷重は症例さえ、選べば、十分可能なことです。

さて今日は『インプラント即時荷重(負荷)』の最終回になります。
治療スケジュールについてです。

1 初診時:口腔内検査(噛み合わせ検査、歯周病検査等)、
      レントゲン検査等をおこないます。
      治療時間約60分
      インプラントの診査の詳細はこちら を御覧下さい。
      

2 2回目:治療計画の説明
      検査結果の説明、治療方法、治療費、治療回数、
      保証、注意事項、麻酔方法の話等をさせていただ
      きます。
      治療時間約60分
      治療を行うことになれば、この日に型をとらさせ
      ていただきます。
      この型をもとに手術当日に装着する固定式の仮歯
      を作製します。
      (また、この治療計画書をお持ち帰りになってい
      ただき、次回までに決めていただくか、治療をご
      希望になられてから連絡していただいてもかまい
      ません)
      治療計画の説明の詳細については
『インプラント治療にかかる期間と回数』、 
『インプラントの手術方法(1回法と2回法の違い)』
『歯の欠損別におけるインプラントの使用本数及び治療費』、 
『インプラントの予約から手術後までの注意事項』 
『10年保証』
      を参考にして下さい。 

3 3回目:インプラント埋入と固定式の仮歯の作製
      インプラント手術当日に固定式の仮歯となりま
      す。
      お帰りになる時にはもう義歯ではありません。
      治療時間約120分

4 4回目:抜糸および固定式の仮歯調整
      (インプラント埋入から約10日後)
      * 傷口の状態によっては何度か消毒にいらしてい
       ただく場合があります。
      治療時間約20分

5 5回目:型を取ります
     (インプラント埋入から約2〜3ヶ月後)
      治療時間約60分

6 6回目;噛み合わせの確認
      * 型と取った次の日以降であれば、いつでも大丈
       夫です。
      * 治療期間を短縮されたい方は型取り後、早めに
       いらして下さい。
       治療時間約30分

7 7回目:歯の形態の確認
      * 歯の大きさ、形、噛み合わせ等の再確認を行い
       ます。
      * 噛み合わせの確認後、約2週間になります。
       治療時間約60分

8 8回目:被せ物完成
     *型を取ってから上記以外に確認のために何度か来  
      院して頂くことがあります。
      治療時間約60分
_

早期荷重(負荷)インプラントは現実的に十分可能な治療法です。
それは、基礎研究や臨床研究からも十分な科学的根拠があるからです。
しかし、現時点ではその適応症は限られています。
また行える歯科医師もかなり限定されています。
しかし、早期荷重(負荷)インプラントは治療を受ける患者様において非常に有益な治療法です。
今後、さらなる研究が進めば、その適応症は広がることでしょう。

明日から新しいテーマになります。

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2007年7月27日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントの即時荷重(負荷):その4

今日も『早期荷重(負荷)』の続きです。
今日は『インプラント早期荷重(負荷)』重要な点および問題点を解説します。

まず第一点目ですが、最も大切なことになります。
それはインプラントを埋入した時にほとんど動かないということです。
研究的にはインプラントの動きが50〜150ミクロン以内ということです。
しかし、実際の臨床ではミクロン単位まで計測して手術を行っているのではありません。
インプラントを埋入する場合、骨の状態が悪く、インプラントと同時にGBR法という骨を増大させる治療を併用することがかなりあります。
私が手がける症例において約半分の症例がこの GBR法を行います。
もちろん骨の状態が悪いということはインプラントを埋入しても安定しないということです。
つまり約半数の症例はすでに適応症ではありません。

そして噛む力に耐えきるため、ある程度の本数のインプラントが必要です。
1〜2本のインプラントではまずリスクがありすぎて行うことはほとんどありません。
(ただし、1〜2本で即時荷重を行い、良好な結果を得られたという臨床報告はありますが、
まだ数少歯欠損においてはインプラント埋入後一定の期間を待つというのが一般的な考え方です)
ある程度の本数とは、
6本以上のインプラントになります。
これは早期荷重(負荷)の臨床データから得られた条件です。

またインプラントの長さも大切です。
十分長いインプラントの埋入が必要です。
短いインプラント同士を固定しても噛む力に抵抗することができず、ダメになってしまうことが考えられます。

こうするとさらに適応症は限られてきます。

さらに技術的な問題もあります。
インプラント埋入時に固定式の仮歯を作製する場合、
多くのケースで手術中に型を取り、噛み合わせも行います。
この段階でかなり時間がかかり、感染する可能性が高くなります。
また噛み合わせを調整したり、仮歯を装着する際にも感染する可能性があります。

こうしたことを考えると早期荷重(負荷)インプラントの適応症は骨の高さや幅が十分あり、ある程度多い数のインプラントの埋入が必要であり、
さらに治療としても難しいため、術者自体もインプラント経験が豊富な熟練した技術を持っていることが必要です。

こうなると早期荷重(負荷)の症例はかなり限定されるのが現状です。
下の症例のようなケースが適応症と思って下さい。

case2







それでは次回は『インプラントの即時荷重(負荷)』のまとめです。

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2007年7月26日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントの即時荷重(負荷):その3

さて、今日も『早期荷重(負荷)』の続きです。

『早期荷重(負荷)』の臨床報告についての論文を紹介します。
この臨床報告で良いデータが発表されることが私達 臨床家において最も重視することです。

研究1:研究者 :Tarnow 
    発表論文誌:Int J Oral Maxillofac Implants 1997年
    上顎無顎の患者様に対し、10本のインプラントを埋入し、
    手術当日に固定式のブリッジの仮歯を装着した。『早期荷重(負荷)』
    1年後の評価では問題はまったく認められなかった。

研究2:研究者 :Kinsel 
    発表論文誌:Int J Oral Maxillofac Implants 2000年
    14人の上顎無顎の患者様に対し、各5〜10本のインプラントを埋
    入し、手術当日に固定式のブリッジの仮歯を装着した。
    『早期荷重(負荷)』とした。
    1〜5年後の評価では98%の成功率であった。

研究3:研究者 :Jaffin 
    発表論文誌:J Periodontol 2000年
    17人の下顎無顎および部分欠損の患者様に対し、各4〜8本のイン
    プラントを埋入し、手術当日に固定式のブリッジの仮歯を装着した。
    『早期荷重(負荷)』とした。
    1〜5年後の評価では99%の成功率であった。

研究4:研究者 :Chiapasco 
    発表論文誌:Clin Oral Implants 1997年
    194人の下顎無顎の患者様に対し、各4本のインプラントを埋入し、
    手術当日にインプラントを土台とした義歯を装着した。
    『早期荷重(負荷)』とした。
    2〜13年後の評価では97%の成功率であった。

まだまだこうした『早期荷重(負荷)』の臨床報告はいっぱいあります。
ただし、『インプラントの早期荷重(負荷)』の臨床応用はまだ始まったばかりであり、今度もっと多くの症例数と観察期間での論文報告が待たれます。

それではこうしたデータから考えるとどのような症例でも『早期荷重(負荷)』が行えるのでしょうか?
全ての症例に対して行える治療法ではありません。
『早期荷重(負荷)』は一定の基準を満たした、一部の症例にしか対応できないと言ってもいいでしょう。

明日は『早期荷重(負荷)』の問題点と適応症についてです。

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2007年7月25日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントの即時荷重(負荷):その2

さて今日も昨日と同じインプラントの即時荷重(負荷)についての続きです。

インプラント埋入直後に仮歯を作製する『即時荷重(負荷)』ですが、昨日はこの方法は可能な治療法であることを書きました。
しかし、 骨とインプラントが結合するまでには時間がかかることも書きました。
またインプラントが骨と結合するまでは『安静』にしなければ、なりません。
この『安静』というのはどこまで、注意が必要であるのか?
また『即時荷重(負荷)』は必ず噛む力が加わりますが、どの程度であれば、大丈夫なのでしょうか?
今日はそうしたことの話になります。


『インプラント埋入(手術)直後、どれくらいの力が加わるとダメなのか?』

それでは上記にあったように
『本当にインプラントが骨とくっつく(結合)するまで、安静にしなければならないのか?』
と言うことです。
『ちょっとの弱い力でもダメになってしまうのか?』
『もし、弱い力が大丈夫であれば、その力はどの程度であれば大丈夫なのか?』
という疑問がでてきました。
こうした疑問は整形外科の研究発表からでてきました。

1973年に J Bone Joint Surg Br に発表された Dr Uhthoff の 論文です。
この論文では大腿骨に埋め込まれたスクリューは、『ほんのわずかな動揺(動き)』であれば、骨としっかり結合する
というものでした。
この『ほんのわずかな動揺(動き)』というのがポイントです。
多少の動きであれば、大丈夫(骨とくっつく)ということです。
それでは『多少』というのはどの程度なのでしょうか?
次の論文になります。

その後、歯科でも1998年に Szmukler-Moncler が J Biomed Mater Res に発表した論文ではインプラントの動きが50〜150ミクロン以内であれば、
インプラントと骨が結合(くっつく)のを阻害しないことを発表しました。
そうなのです。
『ほんのわずかな動揺(動き)』とは『50〜150ミクロン』ということです。

その他にも多くの研究によりインプラント埋入直後であっても過度な力でなく、インプラント自体が動かなければ、力を加えても大丈夫であるという発表が数多く報告されました。

こうしたことを元にし、『早期荷重(負荷)』の臨床への可能性が広がっていきました。

その後、臨床においても1998年頃から インプラントに『早期荷重(負荷)』
を行った経過の報告が多数ありました。

近年では、私達、インプラント臨床家もこうしたデータを元に
『早期荷重(負荷)インプラント』を行うようになってきました。

明日は基礎研究データではなく、実際の臨床データをもとにし、『早期荷重(負荷)』の可能性を解説します。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

2007年7月24日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントの即時荷重(負荷):その1

さて今日から新しいテーマになります。
『インプラントの即時荷重(負荷)』です。
このテーマは最近HPでアップした内容ですが、ブログ用にまとめて解説します。


インプラント治療は骨に埋入してから骨とくっつく(結合)するまで時間がかかります。
骨の状態に問題がなくても、上顎で約3ヶ月、下顎で約2ヶ月です。
骨の状態が悪く、 GBR法 サイナスリフト法を併用した場合などはさらに時間がかかります。
そのため、義歯では噛めないという主訴をお持ちの患者様にとっては治療が終了するまで大変なことと思われます。
それではもっと治療は早くできないのか?
という疑問があります。
そこで今日からのテーマは1日で インプラント埋入から固定式の仮歯まで行う『即時荷重(負荷)』というテーマです。
つまり、1日で入れ歯から解放されるということです。

ただし、後で説明しますが、この『即時荷重(負荷)』は全てのケースに対して行える治療法ではありません。
一定の基準のもとであれば可能な治療法です。

それでは、ちょっと難しい話にはなりますが、本当に即時荷重(負荷)が可能かどうかを科学的根拠をもとに説明したいと思います。

『インプラントの即時荷重(負荷)』とは インプラントを埋入した当日に固定式の仮歯を作製し、装着する治療法です。
もちろんこれは仮歯ですが、固定式であり、今までのような取り外しの義歯ではありませんので、食事や審美的に問題があることはありません。
インプラントには興味はあるが、仕事上どうしても食事ができなかったり、会話に支障が生じるのは困るという患者様にも良い治療法です。

インプラント即時荷重(即時負荷)は
『本当に大丈夫なの?』
『インプラントと骨が結合するまで時間がかかるのでは?』
といった疑問があるかと思います。
全てのケースにおいてこの『インプラント即時荷重(即時負荷)』は行えるのではありません。
しかし、一定の基準があれば行える治療法です。

*ちなみにインプラント埋入当日から2日までに固定式の仮歯等でインプラン
 トに負荷(噛む力)をかけた場合を『即時荷重』もしくは『即時負荷』と言 
 います。
 それに対し、インプラントが骨と結合する通常の期間より早い段階でインプ
 ラントに負荷(噛む力)をかけた場合を『早期負荷』と言います。
 例えば、下顎の場合、 インプラント埋入後、骨と結合するまで2ヶ月以上は
 かかりますが、1ヶ月程度で負荷(噛む力)をかけた場合が
 『早期負荷』です。


それでは、なぜインプラントと骨が結合するまで時間がかかるのか?

一言で言えば、インプラントと骨が結合(くっつく)のは、
骨折した腕の骨や足の骨がくっつくことと同じです。
腕を骨折した場合、ギブスをして骨がくっつくまで、2ヶ月とか3ヶ月とか待ちます。
つまり骨折した部位を安静にする必要性があります。
インプラントと骨にも同様のことが言えます。
インプラント手術直後に無理な力が加わることは骨折した腕をギブスもせず、振り回したりするようなものです。
ちょっと考えただけでもくっつかない感じがしますよね。

元々、インプラントと骨が結合(くつく)期間は3〜6ヶ月とされてきました。
この理由となっているのが、1977年にScand J Plast Reconstr Surg Suppl に発表された論文が基本となっています。
この発表をしたのが Dr ブロネマルクです。
世界で最初のインプラントを開発した人です。
インプラントと骨が結合(くつく)3〜6ヶ月という期間は、この論文の1968〜1975年にわたる臨床試験に基づいたものです。

またその後のさまざまな研究によりその安静期間は実証されてきました。
ここはそうしたことを実証する論文を紹介します。

まず、1983年に Dr AlbrektssonJ が Prosthet Dent に発表した論文です。
この論文によれば、インプラント埋入(手術)直後にインプラントに無理な力を加えると、インプラントと骨は結合(くっつく)せず、線維性結合組織(粘膜と思って下さい)に覆われた。
との発表でした。

また、1992年に Dr Brunski が Clin Mater に発表した論文では、動物実験においてもインプラント埋入(手術)直後に力を加えると、インプラントは骨と結合せず、線維性結合組織(粘膜と思って下さい)に覆われた。
との発表でした。

上記のような発表は数多くあります。

しかし、その後多くの研究者により インプラントの開発は急速に進み、現在では最短で6週間で骨とくっつく(結合する)インプラントが開発されました。
この詳細は こちらをクリックして下さい。

この続きはまた明日!

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