最新インプラント症例ブログ

2007年7月10日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』

『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』

朝から雨です。
午後からはさらに降るらしいですね。
イヌの散歩ができなくて残念です。

さて今日はインプラントの話しではなく、『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』について話したいと思います。
最近テレビ等で『いびき』や『睡眠時無呼吸症候群』の特集をしているのを見かけます。
いびきは非常に大きな問題なのです。
いびきをかいている人はおおよそ2000万人以上いるといわれています。
そのうちの約1割の人が寝ている間に呼吸が止まってしまう『睡眠時無呼吸症候群『 と言われています。
『いびき』や『睡眠時無呼吸症候群』は身体に悪いもので、
さまざまな病気に関係してきます。
できれば、防止したいものです。
『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』の対処法については後で記載します。
今日はそんな話です。

睡眠は人間にとってとても大切なことです。
以前見たテレビでは約7時間程度の睡眠をとっている人が最も長生きするそうです。
7時間より多くても、少なくても良くないそうです。
もちろん寝る時間帯も大切です。
これは子供に大きな影響を及ぼします。

日本の社会は世界的にみて夜型になります。
お父さんが遅くまで仕事をしているため、帰宅も当然遅くなります。
帰宅が遅いということは
食事や入浴も遅くなります。
家族みんなで食事をしたり、お父さんと入浴する子供さんも当然遅くなります。
就寝が遅いということはそれに伴い、起床も遅くなります。
子供の成長期にこのような人間が本来もっている生活習慣のリズムが狂うことは成長ホルモンを始め、生体に影響を及ぼします。
先日テレビでこのようなことを報道していました。
ドイツのある家庭では、子供が生まれた時から夜の7〜8時には寝室を暗くし、
静かにするそうです。
そして朝日が昇ると、カーテンを開け、明るくするそうです。
生活のリズムを小さい頃から教えるということです。

日本の場合、どうしても大人の生活リズムに子供を合わせてしまうことがあります。
当然そうしたリズムで育った子供は大人になっても『夜型』になります。

できれば、人間本来の生活リズムで過ごしたいものです。

さて話は戻り、睡眠時間のことですが、
睡眠を取り過ぎるのも良くないという話です。
もちろん個人差はありますが、7時間が適正睡眠時間ということでした。
まあ一般的に仕事をしている方は7時間以上睡眠をとることはなかなか難しいかと思いますが…
ただ7時間の睡眠は必要だということです。
ただし、同じ7時間の睡眠と言ってもその内容によるかと思います。
夜中になんども起きたりする眠りの浅い人はいけません。
そこで問題となるのが今回のテーマである『いびき』と『睡眠時無呼吸症候群』なのです。
『いびき』をかいているのは眠りが浅い証拠で、その代償として日中の眠気をもたらし、仕事の能率低下や居眠り運転事故を起こすなど、 社会生活にさまざまな支障をきたしています。
こうしたことによる事故かと思われることが時々ありますよね。

少し前に電車の運転手が居眠りをしており、停車位置を大幅に超えてしまった
ということもありました。

また現在問題となっている車の長距離運転手の居眠り運転です。
厳しい社会情勢により、過酷な労働時間となっている長距離運転手ですが、
睡眠時間を削り、働き続けていることにより起る問題です。
睡眠時間が少なくなれば、単に眠いというだけでなく、長期的におよぶことによりさまざまな問題を引き起こします。

さらに睡眠時間以外でも問題となるのが『いびき』や『睡眠時無呼吸症候群』です。
長期にわたっていびきをかいていたり、一時的に呼吸が止まる状況が続くと、高血圧、不整脈、心臓病、脳血管障害、などを誘発したり、記憶力や思考力の低下をまねくと言われています。
こうしたことを治療する方法として『いびき防止マウスピース』というものがあります。
このマウスピースは下の顎を若干前方に突き出させた状態で噛合うように作製されたマウスピースです。
この装置を就寝時に口腔内に入れることで、のどの気道がひろがって、いびきや無呼吸がなくなります。
今は多くの歯科医院で作製可能です。
いびきを自覚されている方は一度お近くの歯科医院で相談されてはいかがでしょう。

今日はこれで終了です。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

2007年7月8日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラント手術における骨の硬さ

今日はインプラント治療においてよくある質問です。
インプラント手術における骨の硬さです。

インプラント診査の際、患者さんに『私の骨は硬いのですか?』とか『骨粗鬆症ですか?』というような
骨の状態について聞かれることがあります。
インプラントの骨の硬さは『CT』というレントゲン撮影を行うとインプラントを埋入する部位の詳しい骨の硬さまでわかります。
もし、骨が柔らかいといったことが分かった場合や、インプラント埋入時に骨との安定が悪いだろうと思われた場合には治療方法を工夫していきます。

インプラトを行う際には骨の硬さがインプラントの治癒を大きく左右します。
上顎の骨は多くの場合軟らかいことが多く、インプラントの安定には適しているとは言えません。
しかし、軟らかい骨の方が血液の循環が良いことが多く、治りとしては良いということになります。
一方下顎は骨の質としては硬く、インプラント埋入直後の安定は良いのですが、硬い骨は血液の循環が悪いことがあり、治癒としては良くない場合があります。
しかし、硬いといってもその差はあり、非常に硬い骨でなければ得に問題は起りません。
毎年400本以上のインプラントを行っていますが、治癒がよくないであろうという非常に硬い骨は2〜3ケース程度です。
このように血液循環が良くない(出血が少ないということ)場合には埋入時に出血を多くさせてインプラント周囲に血液が行き渡るようにします。
そうすることにより対応します。

次に上顎の軟らかい骨についてです。
インプラントを埋入する際にはドリルのようなものでインプラントのホール(穴)を開けていきます。
当医院で使用しているI.T.Iインプラントは通常直径4.1mmというものを使用します。
直径4.1mmのインプラントを埋入するためにはドリルによるホール(穴)は直径3.5mmまで開けます。
3.5mmのホール(穴)に4.1mmのインプラントを埋入するためタイト(きつく)に埋入されるため安定します。
しかし、現実にはドリルでホール(穴)を形成する時に若干のブレがあると形成したホール(穴)は予定より大きくなることがあります。
得に上顎のように柔らかい骨の場合にはそのような傾向があります。
そのため軟らかい骨の場合にはドリルで形成する時に、3.5mmよりさらに小さい大きさまでしか形成せず、そのホール(穴)に4.1mmのインプラントのねじ込むように埋入します。
またもっと安定させるためにはドリルはほとんど使用せず、キリのようなものを使用し、骨の中央部にそのキリを刺し、上からたたいて穴を押し広げるようにします。
そしてインプラントを先程と同様にねじ込むように埋入します。

このような形で柔らかい骨や安定の良くない場合には対応しています。
また骨との結合期間を通常よりも長くすることも大切です。

今日はこれで終了です。
また明日。

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2007年7月7日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その6

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その6

今日は土曜日です。
1週間のうち一番忙しい日です。
めずらしくインプラント手術がない日です。

そのかわり『補綴(ほてつ)』と言われる被せ物を行う治療が多くあります。

最近は被せ物の中でも金属を全く使用しない『オールセラミックス』をよく使用します。
ここ数年、オールセラミックの質は格段に向上しており、審美性だけでなく、耐久性に優れています。

この話はまた後日したいと思います。

さて今日も、『歯根破折』についてです。

歯根破折の原因については昨日までいろいろと書いてきました。
その大きな原因は『コア』にありました。
今日は『歯根破折』するその他の原因についてです。

歯根破折する他の原因として『噛み合わせ』があります。
噛み合わせと言ってもいろいろあります。
まず、歯並びに問題があり、歯全体がかみ合っていないような場合です。
歯が全体的に噛み合っていなく、一部分の歯のみが当たっているとその歯に負担がかかります。
もし、そうした歯に神経がない場合には『歯根破折』する可能性が高くなります。
これはこのシリーズで何度も書いてきましたが、『神経のない歯』は血液の循環もなくなり、脆くなっているからです。

また最も問題となるのが、『歯ぎしり』や『くいしばり』です。

『歯ぎしり』や『くいしばり』についてはHPのさまざまなところやこのブログでもよく書きますが、すごく問題があることなのです。

就寝時に歯を『ギリギリ…』とするあの行為です。
場合により『音』として聞こえることもありますが、『音』が聞こえないこともあります。
『歯ぎしり』や『くいしばり』はすごいすよ。
この行為によって歯が次々に折れる場合があります。

歯科治療において口腔清掃(歯ブラシ)と『歯ぎしり』や『くいしばり』が最も注意することです。

現在神経がない歯が多い人は『歯根破折』する可能性が高いため、『歯ぎしり』や『くいしばり』の防止策が必要です。

『ナイトガード』と言われるものです。
簡単に言えば、『マウスピース』です。

これはスポーツをする人が使用しているものと同じような装置です。

ボクシング、ラクビーといったスポーツ選手が使用するものとほぼ同じものです。

『ナイトガード』保険診療が適応されますので、『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されているか、歯科医院で指摘された場合には是非 作製された方がいいでしょう。

それでは今日はこれで終了です。
また明日!

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2007年7月6日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その5

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その5

久しぶりのブログです。
昨日まで締め切りの仕事があり、ブログを書く時間がなく休んでいました。
さて今日は先週話していました『歯が割れないための方法』の続きです。
『ファイバーコアによるボンディング接着システム』の話です。
前回の話を振り返りながら書きたいと思います。

まずおさらいです。
『コア』は歯の中で動くことにより『クイ』として作用します。
そのため『歯質』と『コア』を接着剤で取れないように完全に一体化させることが必要です。
『ボンディング接着システム』とは『ファイバーコア』を『歯質』と一体化させる接着システムのことです。

こうしたことにより神経のない歯を極力破折させないようにします。

まず『ファイバーコア』の硬さは歯質と近似しています。
金属とは違い、『たわみ』がある程度あります。
この『たわみ』が大切なのです。

次に 以前は『金属製のコア』を接着剤で着けていたのですが、この接着剤は歯質と完全に結合しているわけではなのです。
毎日噛む力はすごいもので、それを支えている『歯(ここでは コア とします)』
にも力が加わります。
噛む力により、少しずつ『コア』と『歯質』は外れて(取れて)いきます。
そして歯の中で『コア』が動くことにより『歯根破折』を起こすのです。

ここから新しい話です。
『ボンディング接着システム』とは『ファイバーコア』を『歯質』と外れ(取れない)ようにする方法です。

治療方法としてはまず『コア』をつける根管内部に『プライマー』という薬液を塗ります。
これは歯根内部の表面がくっつきやすい状態にする方法です。
簡単に話しますと、根管内部を『プライマー』処理することにより、表面が凸凹し、接着表面積が増えると思って下さい。
次に『ボンディング』という薬液を塗ります。
『ボンディング』は先程の『プライマー』処理により起った凸凹の内部に浸透していきます。
そして強固に固まります。
その結果、『歯根内部の歯質』と『ボンディング』が一体化します。
この一体化した状態の歯質を『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』と言います。
この『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』がこのテーマである『歯根破折』しないためのキーポイントになります。

『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』ができた後に使用する接着材は
『レジン系接着剤』と言われるものです。
『レジン系接着剤』は『樹脂含浸層 (じゅしがんしんそう)』と非常に強固に結合します。
これも先程と同世に一体化するのです。
また『ファイバーコア』の表面にも『樹脂含浸層』と結合しやすい処理を行います。
この結果、?『根管内部の歯質』と ?『樹脂含浸層』と ?『ファイバーコア』は非常に強固に一体化します。
また『ファイバーコア』は『たわみ』があります。
こうしたことを総合して『歯根破折』を防止するのです。

神経のない歯は脆く通常の噛む力でも割れてしまうことがあります。
そして歯の根が割れた場合には抜歯しなければならないことがほとんどなので、
このような治療法は大変有効です。

基本的には神経を取らないことが大切ですが、虫歯の深さ等でどうしても神経を取らなければ、ならないことは現実問題としてあります。
これはしかたがないことです。
大切なのはその後の治療方法です。

少しでも歯根破折しない治療法を行うことが大切です。

明日は、『歯根破折』するその他の原因についてです。

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2007年7月2日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:4日間ブログは休みです

今日から木曜日までブログを休ませていただきます。

木曜日までの締め切りの仕事があり、なかなか終わらない状態です。
昨日は結局 朝までの仕事してまいした…
眠いです…

それでは次のブログは7月6日(木曜日)になります。
毎日見ていられる方、
すみません。

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2007年7月1日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その4

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その4

このシリーズも今日で4回目です。

今日 初めてこのブログを見られた方は 是非 3日前からの
ブログを見て下さい。
その方が分かりやすいかと思います。

昨日は『コア』とは?
という話でした。
そして『コア』には
『金属のコア』と『ファイバーコア』
があることを書きました。
そして『歯根破折』の原因の一つが『金属のコア』にあります。

『金属のコア』を使用するといくつかの問題点があります。
『金属のコア』と 歯質 は硬さが違います。
この硬さの違いの一つを専門用語で『弾性率』と言います。
簡単に説明しますと『たわみ』です。
歯や金属を“ぐっと”押した時に歪む現象です。
歯は金属と比較し、若干柔らかいものです
そのため力が加わると『たわみ(歪み)』ます。
しかし、金属は硬いため『たわみ(歪み)』が少ないのです。
この『たわみ(歪み)』の違いが問題を引き起こします。

また神経のない歯は“枯れた木”のようであることを書きました。
神経のない歯に『金属のコア』を装着することを例えると
“枯れた木”の真ん中に『金属のクイ』を打ち付けるようなものです。
つまり、『薪を斧で割る』ようなものです。
当然割れそうですよね。

ただし、神経のない歯が全て割れるのではありません。
以下のような条件があると歯根破折を起こすリスクは高くなります。

1 残っている歯質が薄くなっている。
  何度も治療を繰り返している歯は治療のたびに削られ、歯(歯根)自体が
  薄く、“ ペレペラ ”になっているため、強度が弱くなっています。

2 『コア』自体がきちんと合っていない。
  『コア』がぴったりと合っていない状態で 歯根 と接着してあると
  噛む力で、『コア』が“ グラグラ ”と動くことがあります。
  『コア』が動くということは『クイ』として作用しているということです。

3 金属製の『コア』を使用している。
  先程書きましたように『たわみ(歪み)』の違う、金属と歯質を使用するこ
  とにより、『金属性のコア』が『クイ』として働きます。

上記のようなことで歯根が破折していくのです。

そこで『ファイバーコアによるボンディング接着システム』の話です。

まず『ファイバーコア』の硬さは歯質と近似しています。
金属とは違い、『たわみ』がある程度あります。
この『たわみ』が大切なのです。

次に 以前は『金属製のコア』を接着剤で着けていたのですが、この接着剤は歯質と完全に結合しているわけではなのです。
毎日噛む力はすごいもので、それを支えている『歯(ここでは コア とします)』
にも力が加わります。
噛む力により、少しずつ『コア』と『歯質』は外れて(取れて)いきます。
そして歯の中で『コア』が動くことにより『歯根破折』を起こすのです。

『ボンディング接着システム』とは『ファイバーコア』を『歯質』と外れ(取れない)ようにする方法です。

現在の『コア』はこの『ファイバーコアによるボンディング接着システム』なくしてはできない治療法です。

明日もこの続きです。

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2007年6月30日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その3

昨日は『抜随』について書きました。

今日は『抜随』後の治療になります。
『コア』です。

神経を取ると言うことは 歯を削るということです。
そのため歯を削った部分を“埋め”て、その後 被せ物を行うことになります。

その時に削った部分を埋め、歯を補強するための ものが『コア』になります。

下の写真が『コア』になります。

コア






この『コア』はあくまでも『土台』であり、被せ物の『歯』ではありません。
『被せ物の歯』はこの『コア』を装着した後に型を取り、
最終的に装着します。
『コア』はあくまでも『土台』です。
その素材には一般的に
1 金属コア
2  ファイバーコア
があります。
以前はほとんどが金属コアでした。

左側が『金属コア』で
右側が『ファイバーコア』になります。

このコアは『抜随』の治療後に型を取り作製する方法が一般的です。
(ケースによっては型を取らずに直接『コア』を作製する方法もあります)

型を取り完成した『コア』を歯に接着材にて付けます。
* このテーマである『ファイバーコア』の接着方法(ボンディング接着システム)については後日説明します。

『歯根破折』が起る原因として
今まで一般的に行ってきた『金属コア』に問題があります。

それでは明日は『金属コア』を使用するとなぜ『歯根破折』するのか?
という話を書きたいと思います。

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2007年6月29日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その2

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その2

さて今日も 昨日から始まった 歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム)の続きです。
神経のない歯は折れたり、割れたりする可能性があるため できるかぎり、神経を取らない方が良いことを書きました。

今日は神経を取る治療『抜随』についてお話します。

虫歯の治療で歯医者さんに行った時に、「虫歯が深いから神経を取りましょう!」といわれた経験はありませんか?
なぜ神経を取らなければならないのでしょう?
また神経は取っても大丈夫なのでしょうか?

昨日も書きましたように 答えとしては、できるかぎり神経は取らないにこしたことはありません。
神経を取った歯は 神経がある歯にくらべて問題が起こる可能性が高く、
また 神経を取った歯がもし、虫歯になったとしても 痛みを感じないため虫歯が進行しても気がつきません。
そのため かぶせもの等が脱落して 初めて気づくことが多く、そのときには
抜歯しなければならないことが多いのです。
昨日から書いています『歯根破折』もそうです。
神経を取ると問題が発生することは非常に多いのです。

ちなみに 神経を取ると圧倒的に治療の期間も長くなります。
しかし、神経を取らなければならないことも多くあります。
虫歯を取っている時に 虫歯と神経が完全にぶつかってしまった状態の場合は神経を取らなければなりません。
この状態は下記の図のようなC3の状態です。
この状態にならないためには 早期発見 早期治療しかありません。
しかし、虫歯が神経に近いだけの状態であれば保存は可能です。

虫歯のレベル







『抜随』はできるかぎり避けたいものです。
しかし、残念ながら『抜随』になった場合には下記のような治療を行います。

抜随1









上図の説明をします。
治療はまず、歯の上から穴をあけ、リーマーという針金のような器具を用いて根の中にある神経を取り除きます。
次に神経は根の先まで複雑に入り込んでいるので根の先まで確実に神経を取るために歯の根の長さを測定します。
これは上図のように根の中にリーマーを入れ、根の先に到達したかどうかの確認のレントゲンを取ることで長さを測定することができます。
またレントゲン撮影以外にも長さを計測する『器械』があります。
ここまでが、『抜随』当日の治療です。
次の図は『抜随』後の治療内容になります。

抜随2









『抜随』を行なった次の来院時に 痛みがなければ 神経が通っていた根の中に樹脂を入れ 根管を封鎖します。
この時 リーマーで測定した長さと同じ長さの樹脂を根管に入れます。
後はかぶせ物の治療を行います。
神経の治療はその状態によって違いますが、通常は2回で終了します。

さて今日は『抜随』について書きました。
なんとなく『抜随』がどのようなことかわかってきたと思います。

それでは明日は『抜随』が終わった後の治療である『コア』についてです。
この『コア』をいかに行うかが『歯根破折』を防止することにつながります。

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2007年6月28日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム)

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム)

今日は木曜日ですので、病院は休診です。

しかし、昨日も話しましたように、消防署が行う防火管理者の講習会が朝から夕方まであります。


さて、今日から新しいテーマになります。
歯科医院で『歯(歯の根)が割れていますので抜歯しましょう!』と言われた方には大切な話です。
是非御覧になっていただきたい内容です。

『ファイバーコア』を使用した『ボンディング接着システム』は 歯根破折(歯の根が折れること)が起らないための新しい治療法です。

まず、歯根破折について説明したいと思います。
歯(歯の根)が割れた(折れた)場合には“ 抜歯 ”する必要性があり、その後の治療として 『インプラント』を希望される患者様が多くいらしゃいます。

その理由として 天然歯を傷つけなく、違和感がない治療として『インプラント』が優れているからです。
『インプラント』以外の治療方法としては『ブリッジ』と『義歯』が考えられます。
『ブリッジ』は固定式であり、装着後に違和感はありませんが、
欠損部(抜歯部)の両サイドの歯を削る必要性があります。
歯を削ると歯自体が脆くなる傾向があります。
特に神経のない歯は突然、折れてしまうことがあります。
歯が折れて“ 抜歯 ”となったことを経験された患者様の多くは、
次の治療を選択する場合、天然歯を削る『ブリッジ』よりも、『インプラント』を選択されます。

話は戻りますが、なぜ歯が割れるのでしょうか?

ホームページのさまざまなところ や この ブログ(つい この前も書きましたが…)でも書いてありますが、大切なことなので また話をしたいと思います。

『歯根破折』の原因の多くは神経がない歯で起こります。
神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時“ 木 ”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした“ 木 ”はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、“枯れた木”は折れる可能性があります。
神経を取った歯も“枯れた木”と同じような状態になります。
神経のない歯は 血液供給がなくなるため 脆くなってしまうのです。

ここで問題なのが、折れてしまった歯が何とかならないものだろうかと考え、“抜歯”をためらい、時間が経過してしまうことです。
破折したままの状態でいると 破折した部分から感染が起こり、
周囲骨の 吸収 が起こります。
骨の吸収 が大きく起こると その後に『インプラント』を埋入する場合には 非常に不利な状態になります。
もし、『歯根破折』と診断された場合には 早期に対処(“抜歯”となることが多い)する必要性があります。

歯はできるかぎり削らないことが大切であり、神経を取らないことも大切です。

*ただし、虫歯があったり、虫歯が神経まで達していた場合には歯を削ったり、
 場合により 神経を取る治療が必要になります。

今日はこのブログで良く書いてある内容で いつも見ていられる方には知っていることだったと思います。

これからすぐ出かけなければ、ならないので今日はこれで終了です。
明日はこの続きになります。

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2007年6月27日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:抜歯即時インプラント:その5

抜歯即時インプラント:その5

今日はいつもより早い時間にブログを書いています。
朝7:00です。(いつもは朝9:00から書いています)

今日は私は診療しません。(病院は開いています)
と言いますのは『防火管理者資格取得講習会』を受講してくるからです。

病院を管理する者として消防法により資格を取得しなければならないそうです。
今日と明日の2日間、9:00〜17:00まで講習を受けなければなりません。

結構大変です。

さて今日も 抜歯即時インプラント の話です。

昨日のブログを見られていない方は是非 昨日(下)のブログをご覧になって下さい。

抜歯即時7,8








上の 写真7 は金属の“蓋”を取った状態です。
ちょっと見える金属の部分がインプラントの上の部分です。
“ 穴 ”が見えると思います。
この“ 穴 ”にインプラントの土台 を取り付けます。

上の写真8 がインプラントに土台を装着した状態です。
土台の材質はチタンでできています。

ネジでインプラント本体と固定します。

抜歯即時9,10










上の 写真9 と10 は型を取っているところです。
型の取り方にはいくつかの方法があります。
上の写真は『オクタシステムを使用したスナップオン法』という型の取り方です。
インプラントの型はこのような専用の型を取る器具を使用します。
通常、型を取った後約10日後に来院していただきます。
しかし、完成前に歯の形を見るために確認のため一度来院していただく場合があります。

インプラントの被せ物の種類には大きく分けて
『セラミック』と
『ハイブリッドセラミック』があります。
前歯部には審美的な『セラミック』がお勧めです。

抜歯即時11,12









上の 写真11 は最終的な被せ物を装着した状態です。
歯と歯の間に若干の隙間(黒い部分)がありますが、
これは被せ物装着後、1ヶ月程度で閉じてきます。

上の 写真12 はその時のレントゲン写真です。


この症例を2回に分けてお話してきました。
抜歯即時インプラント は患者様にとって負担が少ない治療法です。
縫合もしないことがあります。
しかし、全ての症例に行える治療ではありません。

適応されるかどうかは実際に検査をしてから判断することになります。

また明日から新しいテーマになります。

お楽しみに!


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神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。
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