最新インプラント症例ブログ

2007年4月26日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:健康保険で歯周病の治療はしにくい?

インプラント 歯周病 専門医のブログ:健康保険で歯周病の治療はしにくい?

ここのところ日本の健康保険についてお話しをしています。

今日もその続きです。

当医院では歯周病の治療は健康保険で行っていますが、歯周病の専門医は自費診療で行っていることが多いのが現状です。

それは保険診療において歯周病の評価は非常に低いこととさまざまなきせいがあり、保険診療では歯周病治療が行いづらいことがあげられます。

何回かにわたり日本の保険診療は出来高払い制度であり、

虫歯を削ったり、

抜歯したりといった行為には保険点数が与えられていますが、

予防という概念が低いのが問題点です。

また歯周病の治療というのもまだまだ十分な体制とは言えません。

歯周病の治療(検査)は先進国の歯科医療からするとかなり遅れています。

そのため私どもの医院に歯周病治療を希望されていらした患者様の多くは、

検査後に治療計画の話をすると

『このような検査は始めてしました』とか

『今まで歯周病なんて言われたことがなかった』、

『昔は歯周病の検査はなかったのですか?』とか

『もっと前に検査をしていたら良かったのに』

と言った言葉を良く聞きます。

歯周病の治療(検査)はまだまだ多くの歯科医院に浸透していないのです。

確かに歯科医師自体の問題もあります。

しかし、保険制度にも問題が多くあります。

先程話ました歯周病治療に対する評価の低さです。

予防には費用をかけない日本の保険制度の典型的なあらわれです。

歯周病治療における保険の問題点を挙げるときりがないのですが、

わかりやすいところで一つお話します。

歯周病の検査後にまず簡単な歯石の除去を行うのですが、

この治療の進め方に問題があります。

簡単な歯石の除去とは歯肉の上にある部分の歯石の除去のことです。

つまり、お口の中に見える部分の歯石を取りましょうということです。

この見える部分の歯石は歯周病の程度(軽度から重度の歯周病までありますが…)にもよりますが、大量についている患者様とさほど歯石が付着していない患者様がいらっしゃいます。

見える部分の歯石を除去するだけでも何回もかかり非常に大変な場合もありますが、重度の歯周病であっても見える部分の歯石はさほどない患者様もいらっしゃいます。

重度の歯周病の場合、歯肉の深い中に歯石が付着していることが多いのですが、患者様の状態にもよりますが、先程お話したように見える部分(歯肉の上)にはさほど歯石の付着が少ない場合もあります。

ここからが問題です。

どのような場合であっても歯石の除去は2回行わなければならないのです。

1回で行ってはいけません。

また簡単な歯石の除去を行わないで次のステップに進むこともゆるされていません。

見える部分の歯石が付着していようが付着していなかろうが、

必ず2回の歯石除去をして下さい

という決まりが日本の歯科保険制度にはあります。

ここで誤解されないように話ますが、多くの歯周病治療の場合、最初に見える部分の歯石を取り除くことは大切なことです。

見える部分の歯石の除去を行うことにより歯肉の炎症を取り除くことができるのです。

さて話は戻ります。

問題なのはあまり見える部分の歯石が付着していない場合です。

それでも2回に分けて歯石を取る“行為”をしなければならないのです。

治療費を支払う患者さんにとっても無駄な治療です。

こうしたことを決める人はなにも分かっていないのではないかと思ってしまうくらいです。

歯周病治療を行っていない歯科医師や臨床現場を知らない人がこうした制度を作るからこうした矛盾が生まれてくるのでしょう。

今日はここまでにします。

続きはまた明日

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インプラント 歯周病の大船駅北口歯科インプラントセンター

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院

I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。

HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

2007年4月25日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:被せ物の再製はタダ?

3e9ece72.JPG被せ物の再製はタダ?

今日は昨日とはちょっと違い、患者様に役立つ歯科保険制度の話です。
知らない患者様も多いと思いますが、
歯科医院で行った被せ物、前歯とか奥歯の金属の被せ物、ブリッジ等がもし、取れたりした場合、
再度作り直すことになる場合があります。
この再製する治療費は2年間であれば無料なんですよ。
保険診療で行った被せ物やブリッジ等です。
全ての歯科医院で対象ということではないですが、ほとんどの歯科医院ではこの制度を導入しています。
これは最初に被せ物やブリッジ等を行った時にダメになった時の再製費用をあらかじめ患者さんからいただいているためです。
これを『補綴物維持管理料』と言います。
約450〜1500円(3割負担の場合)を被せ物を装着した時に追加して徴収させていただいております。
えーそうなの!
始めて知った方いらっしゃるかと思いますが、保険で決まっていることなのです。
被せ物やブリッジ等を行った場合、2年間は治療を行った医院で責任をもって下さい。
という保険上の考え方です。
もし、2年以内に被せ物がダメになった場合の再製費用(被せ物の料金のみ)は歯科医院で負担して下さい。
ということです。
そのかわり被せ物を装着した時に2年間分の管理費をプラスします。
ということです。
これが先程の約450〜1500円(3割負担の場合)です。
患者様にとってはそんな保証はいらないから管理費(『補綴物維持管理料』)は払いたくない!
という方もいらっしゃるかと思いますが、これは患者様ご自身が決められることではないのです。
健康保険上のセット料金と思って下さい。
数年前にこの制度ができた時に多くの歯科医師が反対をしました。
しかし、保険が成立してしまったからには現場サイドは従うしかありません。
でもこの『補綴物維持管理料』は絶対まもらなければならない制度ではありません。
『うちの歯科医院は補綴物維持管理料をもらわない!』という歯科医院も非常に少数ですが、
います。
『補綴物維持管理料』の届け出書類を提出しなければ認められることです。
ただし、多くの歯科医院ではこの『補綴物維持管理料』の届け出を行っています。
最初に反対はしたが、ほとんどの歯科医院でこの制度を導入しているのが現実となった段階では逆に『補綴物維持管理料』を導入していない方が問題が起るためです。
患者さんによっては『ここの歯科医院は保証がないのか?』
と逆に疑問をもたれてしまうこともあります。
消費税が導入された時も最初は反対していても
しだいに一般化してしまうのと似ています。
しかし、これは患者様を保護する制度ですので、
万が一、被せ物等がダメになった時の保険ですから…

ちなみにこの制度を患者様が知らなくても大丈夫です。
もし2年以内に被せ物やブリッジ等がダメになっても保険請求は自動的にできないことになっています。
現在ほとんどの歯科医院でコンピューターによるカルテ登録を行っています。
コンピューターに入力する段階でもしこうした問題があればエラー警告が表示されますし、自動的に入力できないシステムになっています。
そのため治療を行った歯科医院が間違えて2年以内なのに治療費の請求をすることはありません。

なぜ今日はこのような話をしかたと言いますと
何回かにわたり日本の保険制度の問題点を話してきましたが、その一つが
日本の保険は出来払いであることと、予防を考えていないことでした。
補償制度は歯科保険制度にとって始めてのできごとですし、単に治療行為によって保険が決まるだけでなく評価が必要な時代になっていると思います。
きちんと治療している先生にとっては2年で被せ物がダメになるなんて考えられないことです。

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2007年4月24日

インプラント 歯周病 専門医のブログ:現在の日本の歯科事情

4f8bb9e6.JPG現在の日本の歯科事情:大船駅北口歯科インプラントセンター

昨日はブログを書けずにすみません。
急な用事ができまして…

さてこのところ歯科事情についてずっと書いてきました。
今日もその続きになります。

現在の日本の保険医療は大変なことになっています。
ちょっと前のブログでは保険診療で行える治療の範囲が非常に狭くなってきていることをお話しました。
歯周病は非常に行いすらくなっているとか
医科ではリハビリの期間が限定されてしまったとか
いろいろあります。

でもしかたがない面もあります。
実際に健康保険財政が厳しいのですから…

もう一つ日本の保険医療が厳しくなってきたことの話をしたいと思います。
例えば、虫歯の治療を受けた後(歯を削った後)に、痛みが出るかもしれないので薬(痛み止め)をもらいたいと思う患者様がいらっしゃると思います。
これは基本的にダメです。
薬を処方するかしないかは患者様の希望では行えないのです。
今の健康保険制度の中では“虫歯”で歯を削った程度では痛み止めは処方できないことになっています。
医療費を抑えるためです。
また抜歯した後に出す痛み止め(屯服薬:痛い時に使用する)は2錠しか出せません。
これは以前にも話ました神奈川県の保険の暗黙のルールです。
もちろん痛みの程度には個人差があります。
まったく痛み止めを使用されない患者様もいらっしゃいますし、とても2回分では足りない患者様もいらっしゃいます。
2回分の痛み止めでは足らないと患者様が言っても追加で処方することはできないのです。
これは2007年から私達現場で働いている歯科医も知らない間に決まっていたことです。
先程も話ました医療費の削減のためです。
また1回、痛み止めを処方したら同月は2回目の痛み止めは出してはダメというのもかってに決められていたことです。
(神奈川県では…)
1ヶ月に1回しか痛みがでないなんて決められるものではありませんし、痛みの程度も個人差があります。
こうしたことは現場の歯科医師から猛反発があり、1ヶ月に2回ならOKということになりました。(ほんの最近です)
また保険で無理なら追加の痛み止めの分だけ保険以外(自費診療)で行うのはダメかと言いますとこれもダメです。
保険診療と自費診療を同時に行うことは混合診療とされ、禁止されているからです。
歯科医院によっては痛み止めの追加は治療費をもらわないで処方しているところもだいぶあるようです。

また混合診療となるのが、主訴です。
ちょっと話はずれますが…

主訴とは患者様が歯科医院に来院される時に一番問題としていることです。
これもこの前にちょっと書きましたが、
『虫歯があるかないか診て下さい』と患者様がいらした場合には保険はききません。
これは検査希望ですから『病気』ではないためです。
カルテには主訴を記入する欄がカルテの表紙にあります。
ここに『検査希望』と記入すると保険は適応されません。
そのため多くの歯科医師は患者様に問診を行い、なにか問題点を聞きます。
もし少しでも問題点があればそれを主訴とし、カルテに記入しています。
『なんとなく痛い』でも大丈夫ですし、
『時々出血がある』、
『ちょっとしみる』でもりっぱな『歯科の病気』です。
患者様は毎月保険料を支払っているわけですから健康保険で医療を受けることが当然できるわけです。
ですから医療側もできるかぎり保険の範囲内でなんとかしたいと思っています。

今回はちょっと話がズレてしまいましたが、日本の保険制度についてでした。

ちなみに『人間ドック』は病気そのものではなく、『検査』ですから保険はききません。
『検査』の結果、病気とわかれば保険適応です。

今日はこれで終わりです。
また暫くは日本の医療制度(患者様が知らない裏の話…)をしたいと思います。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント歯周病 専門医

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2007年4月22日

良い歯医者の見分け方:大船駅北口歯科インプラントセンター

408a290c.JPG良い歯医者の見分け方:大船駅北口歯科インプラントセンター

昨日は日本の歯科医療の問題点についてお話しました。

それでは良い歯科を見つける方法はないのでしょうか?

基本的に患者さんが歯科医の技術的なことを見極めることは非常に難しいことと考えられます。

ただしいくつかのポイントはありますので書きたいと思います。
1 初診時にきちんとした診査と説明があること
  これは基本的なことですね。十分な説明なしでは治療は受けれませ
  ん。
2 治療計画がしっかりしていること
  ある程度全体的に治療を行う場合、どうしても治療計画が必要にな
  ります。
  治療する歯科医師も綿密な治療計画なしでは行えません。
  まずどのような治療をし、何回くらい治療がかかるのか?
  治療方法の選択肢、将来的なこと、治療費等考えなければならない
  ことがたくさんあります。
  きちんとした治療計画をたてている歯科医院は患者さんに対し、
  治療計画書をお渡しているかと思います。
  治療計画書を患者さんにお渡ししている歯科医院というのは良い歯
  科医院の原則であると思います。
3 口腔内写真を撮っているところ
  口腔内写真というのはレントゲン写真のことではありません。
  通常のカメラで写す写真のことです。
  では何故口腔内写真と撮っていることが良いことなのでしょう。
  口腔内写真には大きな意味があります。
  ます初診時の状態を記録することは大切であるからです。
  治療前にどのような噛み合わせであったのか?
  歯肉の状態(腫れの程度)はどうであったのか?
  等を記録するためです。 
  そうした記録が残っていると後から(何年かたってから)自分自身
  が行った治療を振り返ること
  ができます。自分自身が行った治療をいつも振り返ることは大切な
  ことです。 
  また私達は難しい症例は多くの先生と話合いどうしたらベストな治
  療ができるかを決めます。
  その時に口腔内写真がないとディスカッションできません。
  きちんとした先生は必ずと言っていいほど多くの学会に参加してい
  たり、多くのスタディーグループと言われる勉強会に参加していま
  す。
  その時に口腔内写真や詳しい検査データがないとディスカッション
  できないのです。
4 歯科衛生士によるブラッシング指導がしっかりと行われている。
  歯周病の治療はとくにそうですが、予防なくして治療はありません。
  歯周病や虫歯が再発しないためには予防が大切なのです。
  そのためには毎日の歯ブラシがどれだけ正確にできているかが重要
  です。
  歯周病や虫歯になるということは多くの場合、毎日のブラッシング
  に問題があることが多いのです。
  特に歯周病の治療を行う場合にはラッシングがきちんとできないと
  治療だけ行っても必ずと言っていいほど再発をします。
  そのため歯周病治療を行う前に歯科衛生士によるブラッシング指導
  を行います。
  ブラッシング指導を行わないで歯周病治療を行う歯科医院は良い歯
  科医院とは言えません。
5 衛生管理がきちんとしている歯科医院
  病院が汚れていたり、治療器具が汚れていたりする医院は良いとは
  いえません。
  衛生管理はが悪いと必ず治療に影響を及ぼします。
  真剣に治療に取り組んでいる先生は病院の衛生管理にも気を使って
  いるはずです。
  また感染予防上グローブをして治療を行うことは基本中の基本です。
6 専門医を取得している先生であること
  歯周病の専門医(認定医)やインプラントの専門医(認定医)を取
  得していることは病院を選択する一つです。
  ただし、専門医を取得していないからといってその先生が治療がで
  きないということはありません。
  専門医を取得していなくてもすばらしい先生はいます。
  しかし、そうした先生を探し出すのは困難なことです。
  どこの医院に行ったら良いかと悩んでいる方はまず専門医にかかっ
  た方が無難です。
  専門医は医院を選択される一つの目安となります。
  しかし、逆に専門医を取得していてもダメな先生もいます。
7 最後に…
  最後に治療の説明の際に先生の真剣さが伝わるかどうかということ
  です。

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2007年4月21日

日本医療の悪いところ:大船駅北口歯科インプラントセンター

baead645.JPG今日は土曜日です。

土曜日は非常に混んでいる日です。

さて今日も昨日の続きになります。

日本医療の悪いところ

日本の医療は保険料を支払っていればある程度の費用で治療を受けられるという利点があります。
これは世界的にみて非常に優れた制度です。
もちろんこれによって多くの人が救われています。
しかし、日本医療の問題点も多くあります。
虫歯を例にとってお話します。
まず日本の保険制度は出来高払いです。
つまり、歯を削ってなんぼです。
歯を削らないとお金にならないのです。
神経を取ればさらに治療費は高くなります。
また歯科医師によって技術的な差があっても治療費(保険医療費)は変わりません。
極論をお話します。

あまり大きな声では話せないようなことですが…

しかし、言ってしまってもいいでしょう。

小さな虫歯でもどんどん削ってしまえば歯医者は儲かります。
取らなくても良い神経を取ればさらにもうかります。
一つの治療に1時間かかるようなことを15分で終わらせればもっと儲かります。
適当にすればするほど歯医者は儲かっていきます。
小さい虫歯があった場合に『これは削るのでは予防をしていけば大丈夫です』と丁寧に説明している歯科医師は利益がありません。
『虫歯ですからけ削りましょう』と言ってしかも短時間で行う歯科医師はもうかりますし、治療が早いので評判も良くなります。
治療が早い早く痛くないということはもしかしたら適当に虫歯を取っているのかもしれません。
虫歯を徹底して取ると時間がかかりますし、後で痛みが出ることもあります。

どんな治療をしても治療費は同じです。
しかも数を診れば診るほど利益はあります。

これが日本の保険制度の悪いところです。

ただ誤解されないようにしますが、こんな悪いことをしている歯医者はほんの一部です。
でも実際にはいます。
私の周りではいませんが、聞いたことがあります。
先週『根管治療』の話をしました。
非常に時間がかかり大変な治療です。
適当に行うこともできます。
患者様には治療内容がわからないこともあるのですから…
でも適当にすればその結果は必ず後になってあらわれます。

今日はなにか日本の歯科医療の悪い点ばかりになって逆に不安をもたせたかもしれません。

もちろんこうした悪い歯科医師だけではありません。

また明日もさまざまな話をしたいと思います。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
2007年4月20日

日本の予防:大船駅北口歯科インプラントセンター

b73aa7b3.JPG今日はいい天気ですね。
暑いくらいです。
昨日は寒かったのに…
毎日気温が違うのでこまりますね。

それでは今日の話です。
また昨日の続きになります。

日本の歯科医療に予防という概念が低い理由として保険制度が挙げられます。
日本の歯科健康保険には予防は基本的にないからです。
簡単に言いますと病名がつかないからです。
例えば、患者様が『歯周病の検査をして下さい』と来院します。
これは保険がききません。
なぜかと言いますと痛みや義歯がこわれたといったことがないと病名がないからです。
ですから単に『虫歯があるかないか診て下さい』
というのは保険がきかないのです。
『虫歯にならないように予防して下さい』
と患者様から言われても予防に対することはできないのです。
虫歯に関して言えば、予防(虫歯にならない)は十分可能です。
虫歯の予防に関してはまた別の日に詳しくお話したいと思いますが、
まず、虫歯のリスク検査を行います。
これは唾液中の虫歯菌を調べることから始めます。
虫歯の細菌の種類と数を調べることにより患者さん個人の虫歯リスクを判定します。
そして虫歯リスクの状態により予防処置内容が決まります。
毎日のブラッシングもそうですが、虫歯予防薬(フッ素)の応用を行います。
フッ素の応用についてはさまざまな方法があり、フッ素を応用する期間についても個人差があります。
しかし、こうした虫歯予防プログラムを行えばかなりの割合いで虫歯は予防できます。
つまり虫歯がない子供ができるのです。
すばらしいことですね。
子供の時に虫歯にならなければ、大人になってもその効果は高いものです。
歯がなくなる原因は虫歯と歯周病がほとんどですから虫歯にならないことが歯を失わない秘訣です。
こうした予防を日本の歯科医療は今までしてこなかったのです。
本当は虫歯予防は十分できたのに!
残念です。

明日もこの続きです。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
2007年4月19日

日本の歯科レベル:大船駅北口歯科インプラントセンター

af4d4c5f.JPGここしばらく続けている医療の話シリーズでは日本の歯科保険医療にはさまざまな制限があることをお話してきました。
歯科医師が診療に十分な時間をかけられないというのも現状です。
それでは日本の歯科レベルは世界から比べるとどうなのでしょうか?
レベルは高い?
低い?
世界的にみてこれだけ保険医療が充実している国はあまりないでしょう。
医療が受けられない国が多いのも現状です。
ただし、考えていかなければならないのは日本の経済レベルと医療の質です。
日本の同等の経済レベルをもっている国との比較になります。
いわゆる先進国の医療と考えて下さい。

先進国において日本の歯科レベルは決して低いものではありません。
ただし、予防は非常に遅れています。
ものすごく遅れているといってもいいでしょう。

日本国民は健康保健法によりほとんどの方が医療を受けることができます。
病院の数も充実しています。
しかし、予防(ここでは歯科の予防)においては非常に遅れているのです。
それは健康保険上、予防というのはあまり重要視されていないからです。
近年では若干ではありますが、予防という概念が保険に組み込まれていますが、基本的にはありません。

例えば虫歯予防です。
日本の医療は虫歯になったり、歯肉が腫れたり、入れ歯がすると歯科医院に行きます。
当たり前ですね。
しかし、他の先進国では予防のために歯科医院におくことは普通なことです。
最近は日本でも予防のために歯科医院に通院される方も増えてきましたが、まだまだです。

当医院ではメインテナンスというかたちで3〜6ヶ月(問題がなければ1年に1回)に1回の間隔で多くの方に来院していただいております。
予約に関しても『3ヶ月先にいらして下さい。』
ということではなく、だいぶ先になりますが、実際に予約をとっていただきます。
だいたいこの曜日のこの時間帯であれば可能という日にとっていただいております。
そして当医院からはその予約日の1週間前にハガキでメインテナンスの通知を行います。
もちろんその時に都合が合わない場合にはキャンセルしていただいてかまいません。
あらかじめメインテナンスの予約をとっていただくことにより予防のために歯科医院に行くことの動機になります。
痛み等がないとなかなか定期的には行きにくいものです。

話は戻りますが、予防のために歯科医院に通院することが海外では一般的なのに対し、日本では患者様も歯科医師側も予防という概念が低かったのです。

明日は日本の歯科予防の現状についてお話します。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター

2007年4月18日

日本の保険診療の現在:大船駅北口歯科インプラントセンター

65b18af3.JPG今週の日曜日は医院内の大掃除のため休診です。
3ヶ月に1回、1日かけて医院内の大掃除を行います。
清潔であることは病院にとって大切なことです。
そのため通常木曜日は休診ですが、今週は診療致します。

さて先週から続けています、医療に対するシリーズです。

昨日はだいぶ長くなってしまった話でした。
今日も昨日の続きになります。
タイトルは『日本の保険診療の現在』です。

前回歯科医院の保険診療において『根管治療』や『歯周病』の治療は時間や行える治療に制限があり、進めにくいことをお話しました。
同じようなことが医科の分野でもいっぱい起っています。

医科ではすでに保険診療で行える治療の範囲がだいぶ狭くなってきています。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
例えばリハビリです。
リハビリの日数というのが決まり、ある日数以上になるとリハビリは保険適応外になるというものです。
つまり決まった日数以内に治せというものです。
その日数を超えた場合には治っていなくてもリハビリはできません。
というものです。
現在リハビリを受けている患者様にとっては大変なことです。
他にもさまざまなところで規制がかかっており、十分な医療を受けられない患者様も増えてきています。
日本の医療のいいところがなくなっています。
私達医療現場でも非常に混乱しています。
最近テレビで報道している小児科の問題もそうです。
小児科医がどんどんと減ってきています。
保険の規制により小児科の開業医は事実上経営が難しくなってきているのです。
そのため、新たに大学を卒業する若い先生は生活が厳しく、将来的もどうなるかわからない小児科を選択しなくなっているのです。
医療人いえども無理して苦労はしたくないものですからやはり安定や将来性を考えた選択をしたくなるのは当然のことです。
しかし、『根管治療』でも書きましたように単に利益たけで考えることには問題があると思います。
医療人が受けた社会的責任や人としての倫理観から考えるとやり遂げなければならないことはいっぱいあります。
なんでもかんでも国や保険制度のせいにしてはいけません。
どのような状態であってもやらなければならないこともあるのです。
国の制度や考え方にとられわれず、医療人としてできることはがんばりましょう!
と全ての歯科医師に言いたいですね。

それではまた明日。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
2007年4月17日

日本と世界の保険事情:大船駅北口歯科インプラントセンター

ac519821.JPG今日は昨日の続きです。

昨日はちょっと愚痴のような話しになってしまいました。
日本の保険診療において『根管治療』を行うことは海外の一般的な評価と比べると何十分の1とうことでした。
そのため『根管治療』にかけられる時間に制約があるもの事実なことでした。
しかし、それでもがんばっている歯科医師はいっぱいいます。
その反面、『根管治療』に十分な時間をかけていない歯科医師もいることも事実です。

『根管治療』をしっかり時間をかけて行っている歯科医院は良い歯科医院の一つの基準になるかと思います。

それでは今日も昨日の続きになります。
今日のタイトルは日本と世界の保険事情です。

それでは日本の医療はダメでアメリカの歯科医療は良いのかということですが、そうではありません。
確かにアメリカの歯科医療は十分な時間をとって診療できます。
使用する材料も厳選できます。
しかし、高い治療費のため全てのアメリカ国民が受けられるというわけではありません。
多くの国民が歯科治療を受けられない状態でいます。
その点、日本ではほとんどの方が歯科医療を受けることができるのです。
(もちろん日本においても健康保険料を納めることができず、歯科治療を受けられない方もいらっしゃいます)
最近では保険料負担も3割ですが、以前は1割負担でしたし、その前には老人に限って負担率0%という時代もありました。
日本の保険診療にはいい点もいっぱいあります。
しかし、健康保険では十分な歯科医療を受けられないこともあります。
インプラントや審美的な被せ物(奥歯は金属製の被せ物です)です。
歯周病は基本的に保険診療で行えますが、規制がかなりあります。
今後はもっと厳しくなることが予想されます。
簡単に言えば、保険診療では歯科治療が行える範囲がだんだんとなくなっていくということです。
私は歯周病専門医であり、歯周病治療は保険診療で行っています。
しかし、保険上では制限が非常にあるのが現状であり、実際には保険で行うのが難しいのです。
なにが難しかと言いますと、
歯周病の治療の基本的な治療(初期治療と言います)にルートプレーニング(歯周病細菌除去療法)
があります。
この治療を行うためには歯石の除去を2回に分けて行う必要性があります。
歯石の除去は2回ではなく、もっと何回にも分けて行う場合にありますし、1回で十分済む場合もあります。しかし保険ではルール必ず2回以上に分けて行って下さい。
というルールがあります。
また歯石の除去から先程のルートプレーニング(歯周病細菌除去療法)を行うまでにまた1ヶ月間隔を開けて下さいというルールがあります。
つまり決まったルールが1つしかないことが問題です。
医療は人に対して行うものですからさまざまな状況があります。
症状にもよりますが、治療方法は患者様によりまったく違います。
しかし、保険上は治療の進め方は1つしかないのです。
こうしたことはいっぱいありますが、
例えば、被せ物(歯を削って型を取り、被せるものです)は歯周病の治療前や治療中には行ってはいけないといルールがあります。
もし初診時に患者さんが被せ物が取れてしまっい来院された時、最初の段階でその被せ物の治療を行ったらその後には歯周病の治療はできません。
ということです。
被せ物は歯周病の治療後でないとできないということです。
もちろん、治療の基本的な考え方として歯肉の状態が良くなってから被せ物の型を取った方が良いこともあります。
しかし、歯周病の治療が終了するまでずーと仮歯のままでは都合が良くないこともあります。
(噛み合わせの安定の点からも…)
もちろんこうしたことは患者様の歯周病の状態やご希望(まず被せ物をきちんと入れたい、その後時間があれば歯周病の治療も考えたいが、現時点では被せ物を作る時間しかない)等により全く違います。
しかし、保険上からは歯周病治療の進め方は一つしかありません。
またこうしたことは暗黙の了解があり、ルールとして記載されているわけではありません。
これがまたやっかいなことです。
歯科医師が『こんなルールでは歯周病の治療はできない!』と保険機構に文句を言っても、『絶対にできないなんて書いてない』と言います。
確かに100%このルールに従わなければいけないとは明記されていませんが、現実の話、そうなっているのです。
またこれは『県』によって違います。
私は『神奈川県』で開業していますので、上記は『神奈川県ルール』になります。
住んでいる『県』により患者様は治療を受けられる内容が違うということです。
私は2006年に現在の大船(神奈川県)に移転しましたが、その前は東京で開業しておりました。
ちなみに東京では先程のようなルールは基本的にありません。
この差は保険を審査する人により違うのです。
警察でいうと
『神奈川県警』と『警視庁』では違うということです。
うちでは駐車違反はこんなふうに取り締まっているが、他ではこんなように取り締まっている
という感じです。
そのため歯周病の専門医といわれる先生や歯周病に重点をおいて診療している先生は保険診療では行っていない人が多いのです。

歯周病の保険ルールでは治療ができないというよりは非常にやりにくいのです。

また保険診療にて歯周病はあまり重要視されていないので、保険診療費にも問題があります。
このテーマで書いていました『根管治療』と同様に世界的にみて非常に低い評価しかありません。
これでは歯周病の治療が一般的に広がっていかないはずです。
当医院に来院する患者様の多くは歯周病の検査と説明を行うと今までこんな検査や話を受けたことがないとびっくりされています。
どうしてもっと早く検査をしてくれなかったのか?
等疑問をもつ患者様も多くいらしゃいます。
これは先程書きましたように保険診療では歯周病の治療は行いにくい現状があるからです。

長くなってしまいましたが、今日はこれで終了です。
インプラントや歯周病の情報だけでなく、こうした歯科裏情報もおもしろいものです。
また明日もこの続きです。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
2007年4月16日

日本の歯科事情:昨日の続きです:大船駅北口歯科インプラントセンター

353e9ed4.JPG今日は月曜日ですので休診です。

休日であっても朝はいつも同じ時間に起き、ブログを書いています。
もう習慣になっています。

さて今日のブログの話ですが、昨日の続きです。

昨日は日本と海外(アメリカ)では治療費、そして歯科医師が1日に診療する人数にはだいぶ違いがあることをお話ししました。

日本の歯科医師は保険制度から1日に多くの人数を診察することが当たり前のようになっています。
十分時間をとることができないからです。

しかし、日本の保険診療には非常にいいところもあることもお話ししました。

保険料を支払っていればある程度の治療費で医療を受けることができるというものです。

今日はその続きなります。

当医院では1人のドクターが1日に診察する患者様の人数は5〜6人です。
虫歯一つといった治療より口腔内全体的な治療が多いこともあり、またインプラント手術や歯周病外科治療が多いため1人のドクターが診察できる人数には限界あります。
ずっと書いてきました『根管治療』にも時間がかかります。
十分に時間をとって『根管治療』を保険診療で行うことだけを考えると歯科医院の経営上からは完全に赤字です。

話は違いますが、最近シャンプーなしのカットのみの床屋(美容室)がありますよね。
10分で1000円とか
あれを見ると考え深いものがあります。
先程も書いたように奥歯に『根管治療』を行い、1時間というのは結構当たり前です。
1時間〜1時間半診療して何百円というのは結構あることです。

こんな話をすると『でも歯科医院は儲かっているんじゃないの?』
と思うかもしれません。

実際に昔は利益があった職業かと思います。
先程お話しました1人100人以上診察している頃とは違いますし、
ご存知のように保険機関が破綻状態に近いため保険診療の制限がかなりでてきました。

東京都内では閉院する歯科医院もかなり増えてきています。
現在、歯科医院の数はコンビニより多いのですから。

愚痴のような話でずれてしまいましたが…

だからと言って『根管治療』を適当に行うことはできません。
『根管治療』は重要な治療だからです。

『根管治療』に十分な説明と時間をかけて十分行っている歯科医院は『良い歯科医院』といっていいでしょう!
今日は愚痴ばかりの話になってしまいましたが、明日もまたこの続きになります。

今回は歯科医療についてのシリーズで書いています。
この前に歯周病についてその前は1ヶ月程度かなりマニアックな話も書いていました。
できるかぎり他にはない情報をお届けしたいと思います。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。
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